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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第7話 ― ナチス・ドイツ誕生へ

 明治以降、日本は明らかに国家全体を挙げてのカルト国家になっていました。元々の神道とは全く異質で、大神官たる天皇が禁じた鬼神祀りを常務とするのが国家神道であり、この国家神道という名のカルトに日本国民は支配されていきました。皇国日本とは、現人神である天皇を戴く日本こそが理想国家であるとし、その神聖なる皇国日本の形態を周辺国に、アジアに、世界に広げていこうとするものだったでしょう。
 日本と同様に、国家全体を挙げてのカルト国家となったのが、後に日本と同盟国となるアドルフ・ヒトラーをフューラーに戴くナチス・ドイツです。ナチス・ドイツの思想はアーリア人種至上主義、ゲルマン民族はアーリア人種であり、アーリア人種は神人であって、最も優れた人種のアーリア人種がこの地上世界を制覇し、運営していかなければならないというものでしょう。
 ナチ党の母体になっていたのがトゥーレ協会でした。ここには一貫してアーリア人種至上主義がありました。そしてトゥーレ協会の前身の一つであったリスト協会は、アーリア人種至上主義と、世界を救済する一種の超人的指導者(フューラー )の出現を予言していたのです。ヒトラーこそがリストが予言していた人物に当たるであろうし、ヒトラー自身が「自らがこの地上世界の救世主である。」との強い自覚を持っていたようです。
 このヒトラーの自身に対する自覚の大きな要因となったのがカール・ハウスホーファーの存在です。1918年にヴリル協会を設立したハウスホーファー、彼はクンダリニー・エネルギーに相当するヴリル・エネルギーを体験した上に、ヴリル・エネルギーを駆使する地底民族と実際にコンタクト体験もあったようなのです。
 こうしたハウスホーファーには、「ヴリル・エネルギーを獲得し、自在に駆使できるものがこの世界を制覇する。」との確信と「ヴリル・エネルギーを自在に駆使できるのが自分たちアーリア人種である。」との確信があったのです。このハウスホーファーの確信がヒトラーの自身に対する自覚へと繋がっているのです。
 これにドイツは国家ごと衝き動かされていくのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第7話 ― ナチス・ドイツ誕生へ

ハウスホーファーの足跡 〜ヴリル・エネルギーの体験


*1908年直近 カール・ハウスホーファー、ラマ僧から奥義を授かる。
*1908〜10年 カール・ハウスホーファー、日本に駐在し、この期間に緑龍会に入会。
*1918年 トゥーレ協会、ヴリル協会設立される。
*1919年 ヒトラー、トゥーレ協会に潜入。ナチ党結成へ。
*1921年 カール・ハウスホーファー、ヒトラーと出会う。
*1923年 ハウスホーファー、ミュンヘン一揆で収監されたヒトラーと『わが闘争』を共同執筆。
*1926年〜 ナチス、チベット奥地への探検隊派遣開始。
*1933年 ヒトラー政権誕生。

上記は、一般的に公開されている情報によるヒトラー政権が誕生するまでの簡単な年表です。

ヒトラーがナチ党のフューラーとして台頭して政権奪取し、ドイツがその独裁国家として展開していくのに決定的な役割を果たしていたのがカール・ハウスホーファーだったのです。

ウィキペディアのハウスホーファーの記事では、ハウスホーファーは1908年から1910年まで駐日ドイツ大使館付武官として勤務。その後日本に関する論文等の幾つもの書物を著し、1919年にハウスホーファーは教え子としてルドルフ・ヘスと知り合い、1921年にはアドルフ・ヒトラーと出会ったとしています。

アドルフ・ヒトラーとルドルフ・ヘス

幾度も、ハウスホーファーは八咫烏直属の五龍会の一角である緑龍会の会員であると記してきました。ハウスホーファーが緑龍会に入会が許されたのは、日本に駐在していた1908年から1910年の間になります。このあたりからドイツ敗戦あたりまでの年月日を含めた詳細で正確な情報は、映像配信「宗教講座 第267回」で確認頂きたいのですが、『ヘブライの館2』の「ナチスとチベットの妖しい関係」記事には次のようにあります。

緑龍会とは、ハウスホーファーが日本駐在の武官時代に入会した秘密結社である。

緑龍会の会員たちは人間に内在する神秘能力を修行によって開花させようとしていたと言われている。また、この会の起源はチベットにあったという。そしてハウスホーファーは「緑龍会」に入会を許された、たった3名のヨーロッパ人のひとりだったという。

記事の「『緑龍会』の会員たちは人間に内在する神秘能力を修行によって開花させようとしていた」、この「神秘能力」は、ハウスホーファーが1918年にヴリル協会を設立し、獲得と駆使を追求していた「ヴリル・エネルギー」に相当するでしょう。

また記事には、「来日前、インドやチベットで諜報活動に従事しており、チベットでラマ僧から奥義を受けたと主張していた。」ともあります。

ハウスホーファーがチベットでラマ僧から奥義を受け、その後に来日して緑龍会に入会したのは事実で重要な部分です。ラマ僧から受けた奥義、これもヴリル・エネルギーと関係するでしょう。

つまり、ハウスホーファーは実際にヴリル・エネルギーを体験したうえでヴリル協会を設立しているのです。

協会設立は緑龍会入会から約10年後です。その間にもハウスホーファーは重要な体験をしていたようなのです。

ヴリル協会設立のもとにあったのが、エドワード・ブルワー・リットン著の『来たるべき民族』でした。ここにはヴリル・エネルギーによって、サイキック能力と超科学を獲得した地底民族「ヴリル・ヤ」が描かれています。

実はハウスホーファーは、ヴリル・エネルギーの実際の体験だけでなく、現実の地底民族の知識の収集、そして実際の接触を体験した上でヴリル協会を設立したと見られます。

詳細はこちらを参照。

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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第6話 ― 差別思想の現出

 日本編の題にしては少し寄り道になりますが、今回は予定を少し変え、ナチスの母体になったトゥーレ協会の一貫した強烈な差別思想、その差別思想がどこから来たのかを見ていきます。現在社会でのこの差別思想の現実化が強く懸念されるからです。
 世界人類家畜化のための計画、世界人類にマイクロチップを埋め込む計画は、既に911テロ以前から存在していたものです。それが今回の新型コロナにより、私達の身に現実化しそうになっています。
 今国会ではコロナワクチン接種の法案が出されていて、ワクチン接種が強制化されれば、ワクチン接種と併せてマイクロチップが私達に埋め込まれることになりそうです。
 コロナワクチン接種には、ワクチンそのものの問題とマイクロチップの埋め込みの2つの問題が潜んでいます。今年10/05の竹下さんの記事で既に指摘されていますが、ワクチン接種の背後には「ID2020」プロジェクトがあり、その目的は「RFIDマイクロチップを全ての人に埋め込み、国際的なデジタル認証システムを構築することである」ようです。世界人類にマイクロチップを埋め込み、管理するということです。
 一方、ワクチンそのものの問題ですが、遺伝子組み換えの生物はそれを行った者の所有物となっています。時事ブロクでは、ファイザー社などの新型コロナワクチンが人間の遺伝子情報を改変するものと明かしています。つまりワクチン接種は人類の遺伝子の組み換えにより、世界民衆を所有物とする目的からでしょう。
 ワクチンとマイクロチップ、人間を勝手に所有物として更にマイクロチップも埋め込み完全管理する、家畜人間完成へのとてつもない野心・振る舞いです。
 こういった差別思想の大元が、既に消滅してはいますが聖白色同胞団(ホワイト・ロッジ)の大師たちだったのです。その下にはいくつもの組織や出先機関と宇宙人や人間たちが存在し、その差別思想を地上で現実化させていたのです。
 それにしてもID2020の参加組織、マイクロソフト社、製薬会社、ロックフェラー財団、GAVI(ワクチンと予防接種のための世界同盟)と複数の国連機関…、これらその多くがホワイト・ロッジの、より具体的には僅かに残存している光の銀河連邦の出先機関だったんでしょうな。ID2020などは既に消滅した聖白色同胞団(ホワイト・ロッジ)の「負の遺産」というべきなのか…。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第6話 ― 差別思想の現出


トゥーレ協会の変質とは? 〜「光の勢力」が「闇の手先」に


トゥーレ協会について前回に微妙な言い回しをしました。

前回の冒頭コメントの
①「トゥーレ協会がナチスの母体です。そして、最終的にはそのトゥーレ協会はヒトラーによって解散命令が出されてナチスに一旦は吸収されています。」

また前回本文の、ヒトラーがそこに潜入し頭角を現すことで
②「トゥーレ協会が変質し、やがてトゥーレ協会全体がナチスに取り込まれていったのです。」

この①と②の部分です。

先に②の「トゥーレ協会が変質」についてです。
時事ブログでしばしば「コブラ情報」が取り上げられています。「PFC-JAPAN OFFICIAL」サイトにコブラ情報をまとめた「コブラによる地球解放年表」があり、そこに次のようにあります。

1917 光の勢力がドイツでトゥーレ協会を結成。
(中略)
時をおかず、アルコン支配下のロスチャイルド工作員、その名をアドルフ・シックルグルーバー(ヒトラー)が潜入。
(中略)
1920-1930年代 トゥーレ協会は闇の手先になり、さらにブリル協会(Vril society)に姿を変え、秘密裏にドイツの宇宙プログラム(SSP)を発達させた。
「コブラによる地球解放年表」より抜粋

このコブラ情報には光の勢力」「アルコン」「闇の手先」という言葉が出てきています。これのそれぞれの意味を把握しておかないと文意が掴めません。

まず「光の勢力」ですが、コブラたちのグループはホワイト・ロッジのハイアラーキーの残党で、自らを「光の勢力」と称しています。つまり、コブラ情報で示される光の勢力」とは、ホワイト・ロッジに所属する組織ということです。

続いて先に「闇の手先」と記されている闇の勢力ですが、これはブラック・ロッジを意味します。コブラ情報で「光の勢力」とされるホワイト・ロッジの敵対勢力はブラック・ロッジとなるからです。

そして「アルコン」ですが、アルコンとは「闇の勢力」の支配層を意味する言葉のようです。コブラ情報のアルコンとは、簡単にはブラック・ロッジの首領たちを指すと見ていいでしょう。

アルコーンとは、支配者を意味する言葉ですが、チャネリング系では、闇の連中の支配層を意味する言葉になっています。アルコーン達を頂点として、その下にドラコニアン・レプティリアン(爬虫類人)、さらに下にグレイ達という支配構造になっているようです。
2017/11/13 時事ブログ)
コブラ情報によれば、彼ら(プレアダマイト)はアルコンファミリーで、イルミナティの中核を形成している派閥だとのことです。
(中略)
地球に転生しているアルコンとして、最も影響力のあるフランシスコ法王はすでに改心しています。
2016/01/21 時事ブログ)

以上を踏まえると、先に示したコブラ情報は以下のことを伝えていると判ります。

  • 1917年にホワイト・ロッジの勢力がトゥーレ協会を結成
  • しかし間もなくブラック・ロッジの首領たちの配下の工作員・ヒトラーがトゥーレ協会に潜入
  • その後1920-1930年代にかけて、トゥーレ協会はブラック・ロッジに乗っ取られ「闇の手先」に、そしてそのトゥーレ協会はヴリル協会と一体となって密かにナチスの宇宙プログラムを進めた。

このコブラ情報は事実でしょう。
元はホワイト・ロッジ所属のトゥーレ協会がブラック・ロッジに奪取されたわけです。それで「トゥーレ協会が変質」したと記した次第だったのです。

アイコンの出典:Sphere-Being Alliance

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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第5話 ― ナチスの形成

 大本教の印の○十字とは薔薇十字であり、ナチスのハーケンクロイツも薔薇十字であったことを前回に見、緑龍会(大本教)がナチスの創設に大きく関わっていたと指摘してきました。
 全体としては、ナチスとは結局グノーシス ≒ ミトラ教 ≒ カバラ ≒ 神智学の流れの上に作られていたのです。ナチスもやはり秘教徒(グノーシス)組織の一つであり、この秘教徒のシンボルがカバラの中核の「性錬金術」のマーク、薔薇十字だったのです。
 「国家社会主義ドイツ労働者党」つまり「ナチ党(ナチス)」のウィキペディア記事には以下のようにあります。

1919年1月に(ナチ党の)前身のドイツ労働者党(DAP)が設立され、1920年(ナチ党)に改称した。1921年に第一議長に就任したアドルフ・ヒトラーは、党内でフューラー(独:Führer、指導者、総統)と呼ばれるようになり、指導者原理に基づくカリスマ的支配を確立していった。

 ナチ党(ナチス)となったドイツ労働者党(DAP)とは、トゥーレ協会の内部の政治部門、つまりトゥーレ協会がナチスの母体です。そして、最終的にはそのトゥーレ協会はヒトラーによって解散命令が出されてナチスに一旦は吸収されています。このトゥーレ協会はアーリア人種至上主義を広げていた組織ですが、神智学をベースとした秘密結社だったのです。
 またトゥーレ協会とは別にナチスの形成に大きく関わっていたのが、ブリル協会であり、ブリル協会の創設者ともされるカール・ハウスホーファーです。
 トゥーレ協会と同年の1918年に創設されたブリル協会は、未知のエネルギー「ヴリル・パワー」の探索・獲得、その駆使を目的として創設された組織です。これはブリル協会創設者ともされるカール・ハウスホーファーが「ヴリル・パワー」を探索していたことによります。
 「ヴリル・パワー」とはインドで言う「クンダリニー・エネルギー」、つまり非常に簡単に言うと「性エネルギー」とも言えます。当然、薔薇十字の「性錬金術」と重なります。
 カール・ハウスホーファーは地政学者でしたが、それ以上にオカルティストで秘教徒だったのです。ヒトラーに甚大な影響を与えたカール・ハウスホーファーは「緑龍会」の会員でもありました。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第5話 ― ナチスの形成


ナチスの母体となったトゥーレ協会 〜トゥーレ協会のアーリア主義


ナチスの結党に直接的に繋がる組織がトゥーレ協会とブリル協会です。先にトゥーレ協会ですが、ウィキペディア記事によると以下のような組織です。

*1918年1月に右翼政治結社・ゲルマン騎士団の委託を受けたルドルフ・フォン・ゼボッテンドルフにより、騎士団の非公式バイエルン支部として設立された。
鉤十字(ハーケンクロイツ)と剣をシンボルマークとした秘密結社

トゥーレ協会の紋章
画像はシャンティ・フーラが挿入

*設立の目的には、ゲルマン騎士団員ギド・フォン・リストが提唱した神智学を元にしたアーリア主義が大きく関わっていた。
*具体的には民族主義と結びついた異教的神秘主義・人種思想・反ヴァイマル共和国的扇動、反ユダヤ的プロパガンダを広めることだったとも言われている。
*また秘密のセクションを設けて、そこに集めた学者達に騎士団の依頼でアジア(インド北方から中国南西部にかけて)の古代遺跡や古記録保存所から発掘した文献類を分析・研究させていたとも言われている。

トゥーレ協会はゲルマン騎士団によって設立された組織で、アーリア主義(アーリア人種至上主義)を広めることがその目的にあった様子です。そのアーリア主義は神智学から取り入れたようで、トゥーレ協会には神智学が強い影響を与えていたことが見えます。

しかし少し注意が必要です。ブラヴァッキー夫人が興した神智学は、確かにアーリア人種のことを記し、また神智学には人種差別の要素も濃いのです。しかし、元々の神智学でのアーリア人種とは、地上の人間がレムリア人種、アトランティス人種、そしてアーリア人種という順番で出現したとするもので、優劣を明確に主張しているものではないということです。

神智学では、地球上に、第一根幹人類に始まって、将来第七根幹人類までの七つの根幹人類が現れるとしています。それぞれの根幹人類は、七つの亜人種に分かれるとしています。
現在は第五根幹人類で、これをアーリア人種としています。
(中略)
第五根幹人類(アーリア)は、現在の地球人の8割を占めます。亜人種は次の通りです。
1.ヒンドゥー族
2.アーリヤ・セム族
3.イラニヤ族
4.ケルト族
5.チュートン族
6.世界の各地に出現開始
7.未だ出現していない
2016/08/16 時事ブログ)
現在の地球人の8割方は、神智学で言うところの第5根幹人類(アーリア人種)です。彼らは約10万年前に初めて人間として転生に入りました。彼らが生命体として高次元の私たちの太陽系に入って来たのは、約122.9億年前です。膨大な時間をかけて、約39.6億年前に鉱物として初めて物質次元の太陽系に転生に入りました。
2016/08/11 時事ブログ)

そのアーリア人種を「新たな文化を創造できる優れた人種」としたのがギド・フォン・リストであり、トゥーレ協会が展開したアーリア人種至上主義、それが後のナチスによるユダヤ人排斥に繋がったのが見て取れます。

ヒトラーとトゥーレ協会の関係ですが、「世界史の窓」に以下のようにあります。

戦争から復員したヒトラーは、1919年9月、軍司令部から与えられた任務としてミュンヘンの小さな極右の政党だったドイツ労働者党の活動を観察するために参加、まもなくその指導的役割を演じることになった。

ヒトラーは第1次世界大戦時に志願してドイツ軍に入隊、勇敢なドイツ兵として幾多の実際の戦闘に臨み叙勲を受けています。そのヒトラーが「活動を観察するため」参加したというドイツ労働者党は、トゥーレ協会の中の政治部門です。つまり、ヒトラーは軍からの命令でスパイとしてトゥーレ協会に潜入したのです。

そして、そこでヒトラーが「その指導的役割を演じることになった」と頭角を現し、ドイツ労働者党がナチ党へ。それによってトゥーレ協会が変質し、やがてトゥーレ協会全体がナチスに取り込まれていったのです。

ヒトラー入会後、トゥーレ協会はゆっくりと変質を始め、事実上、ヒトラーに乗っ取られていく。霊的な視点で見ると、本物の悪霊たちの秘密結社になってしまった。トゥーレ協会がナチ党のバックであることを知られたくなかったため協会は解散。その後合法的に政権を獲得し、ヒトラーは総統に就任する。

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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第4話 ― 薔薇十字再び

 改めてですが、本文冒頭の絵図を施したような一連の薔薇十字文書が、17世紀初頭に薔薇十字団から出されました。そして実際にこの絵図のように、薔薇の蜜は多くの有象無象を引き寄せました。
 外伝21で見たように、薔薇十字が「多くのオカルティスト、錬金術師、学者、文人、貴族等」を参入させ、これが近代フリーメイソン結成の元になってもいます。
 薔薇十字とはキリストを生みだす技法ともいえるのですが、欧州の秘密結社などが薔薇十字をシンボルとして掲げて、NWOに向けた運動を進めていったのです。薔薇十字の同意味の変形の一つが赤十字であり、こういった紋章を持つ組織は非常に多くはあるのですが、実はこういった紋章を掲げる組織は、少なくともハルマゲドン計画の一端を担っていたと見なしても良いでしょう。
 大正時代に設立された世界紅卍字会とナチス、そのそれぞれの紋章は「紅卍」と「ハーケンクロイツ」です。このそれぞれの紋章の正体は私達にとっては既に明らかです。どちらも要は薔薇十字です。そして、世界紅卍字会とナチスがその紋章を持った元には大本教があります。
 大本教は「ミロクの世が来る」ことを説いています。そのミロクですが、出口王仁三郎の口術で記された『霊界物語〈第19章〉』に、「世を救う弥勒の神の標章(みしるし)は ○に十字の神定めなる」とあるようです。つまり、王仁三郎はミロクは○十字であるとしたのです。
 ○十字もまた薔薇十字ですが、注目は「世を救う」のはミロクとしている点です。○十字も考慮し別の言い方をすると、ミロクがキリストであると表明したことになるでしょう。
 大本教の根幹となるであろうミロクとはマイトレーヤです。ハルマゲドン計画とは救世主マイトレーヤの降臨計画でもありました。大本教が何を目的にしていた組織か?はここから明らかでしょう。
 また結論のみ記しますが、世界紅卍字会の会長に堀川辰吉郎が就任したのですが、これは辰吉郎が世界王の候補者だとの宣言だったでしょう。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第4話 ― 薔薇十字再び


Wikimedia Commons [Public Domain]
薔薇が象徴的に描かれた薔薇十字文書『至高善』の絵。上の文字は「薔薇は蜜を蜂に与える」と訳すことができる。

卍の紋章はどこから? 〜大本教=世界紅卍字会?


1920年頃(大正8年)の同時期に、卍をその印とする地上世界に大きな影響を与える組織が2つ、東洋と西洋に設立されます。1922年に中国で設立された世界紅卍字会と、1920年にドイツで設立されたナチスです。

世界紅卍字会の紋章
Flags of the World
[Public Domain]
ハーケンクロイツ
Wikimedia Commons
[Public Domain]

世界紅卍字会とナチス、この2つの組織それぞれの設立に深く関与したのが上田サンカ、つまり緑龍会です。

2018/05/21の竹下さんの引用記事の中には、

  • 緑龍会とは、日本皇室始祖鳥の一派である。
  • その下に大本教=紅卍会がある。
  • ハーゲンクロイツ鍵十字は紅卍会から来ている。

  • という部分があります。この記事の内容によると次のようになります。

    大本教=世界紅卍字会、両者は共に緑龍会に所属していた。
    ナチスのハーケンクロイツは紅卍会の紅卍から来ている。

    ①については、前回見た落合氏の「大本教が大正時代には中華民国に実質支部の紅卍会を創設」、そしてウィキペディアの「堀川辰吉郎」記事の中にある辰吉郎が「奉天の世界紅卍字会の会長に(就任)」という部分にピタリと符合します。

    しかしこの記事での内容は、一般的に認識させられている事実とは相当の相違があります。一般的認識とは?

    ウィキペディアの「世界紅卍字会」記事には、世界紅卍字会は1922年に道教系の宗教団体「道院」に付随する修養慈善団体として設立、その「道院」は1916〜17年に下ろされた神託がその起源だとあります。そして公的には世界紅卍字会が大本教と提携するのは1923年(大正12年)以降からです。

    一般的認識のこの通りならば、先ず“②ナチスのハーケンクロイツは紅卍字会の紅卍から来ている。”とは齟齬が生じます。設立はナチスが1920年、紅卍会は1922年とナチスのほうが早いので、ナチスのハーケンクロイツが紅卍から来ているというのは成立しません。

    そして大本教の世界紅卍字会と提携については大本教信徒連合会のHPの「あらゆる障壁を超越して」との題の中で次のようにあります。

    大正12年(1923年)の秋、関東大震災の救済活動のため、中国から道院(どういん)・紅卍字会(こうまんじかい)の人たちが(中略)...フーチ(複数人で行なう一種の自動書記)による神示で、日本に道院と合同すべき宗教団体があると教えられ、綾部を訪れました。ここに大本と道院は相提携することになったのです。王仁三郎もフーチにより「尋仁」(じんじん)という道院名をもらっています。

    これが一般的認識となるはずですが、こうであると世界紅卍字会と大本教はそれぞれ別々の独立組織であったが、世界紅卍字会のフーチで大本教が提携先に選ばれ、また王仁三郎も世界紅卍字会から道院名をもらっているとなっています。

    この説明では明らかに大本教と世界紅卍字会の関係は、世界紅卍字会が“主”で大本教が“従”の関係となりそうです。

    しかしそうであれば、堀川辰吉郎が「奉天の世界紅卍字会の会長に」推されて就任したことの説明がつきません。世界紅卍字会の設立と大本教との関係はウィキペディア記事のような一般的に認識させられているようなものと実態は相当異なるでしょう。

    そしてこの問題を解くキーが○十字なのです。

    いろいろな○十字の紋章

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    ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第3話 ― 緑龍会の中国大陸での暗躍

     前回、大日本皇道立教会の設立は、日本の裏天皇を世界天皇へと君臨させることを見据え、日本を中心としたハルマゲドン計画を本格的に稼働させていったであろうことを見ました。
     ただし、日本を中心とするハルマゲドン計画といっても、地域としては日本を中心とする計画であったとは限りません。もし地域としても日本を中心にするとなれば、当然その中核は京都にはなるでしょう。京都=平安京=エルサレムですから。
     しかし、ハルマゲドン計画の成就によって建設される新エルサレムは、地域としてはどちらかといえば満洲にするつもりであったような気がします。昭和期もそうだったのですが、明治期、大正期の五龍会の動きを見ているとそう思えるのです。この場合、その中核となるのは奉天だったでしょう。
     明治編で既に見てきたように、特に玄洋社=白龍会の満洲を志向した動きは顕著でした。日露戦争では、その多くのメンバーが玄洋社に所属していたであろう「満洲義軍」が満洲の馬賊と共にロシア軍を後方撹乱していました。これは、それまでに玄洋社は満洲に進出していて、それだけの準備工作をしていたということです。
     また、玄洋社所属の内田良平は黒竜江省にちなんで「黒龍会」を立ち上げ、また内田が韓国併合に奔走したのもその先に満洲を見ていたでしょう。
     更に決定的なのが、満鉄の権利獲得で満洲経営の絵図を描いたのは杉山茂丸、初代白龍会総裁だったことです。ただし、満洲に進出し工作し、日本を中心したハルマゲドン計画の準備をしていたのは白龍会だけでなく、アヤタチ上田サンカの流れの緑龍会もそうだったのです。
     緑龍会は大江山霊媒衆とも呼ばれますが、彼らもまた清朝の内部に潜入し、満洲では馬賊に転じてもいた模様です。落合莞爾氏によると、上田サンカ・上田音吉の稼業は皇室・公家専門のいわゆる忍者だったとのことです。身を隠しての工作が必須であり、従って緑龍会の工作は白龍会の工作以上に裏の見えない工作だったようなのです。
    (seiryuu)
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    ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第3話 ― 緑龍会の中国大陸での暗躍

    大日本皇道立教会の顔ぶれ 〜会員には上田音吉の肉親が


    ウィキペディアの大日本皇道立教会」の記事には、その会員として冒頭から次のような人物が出てきます。

    大隈重信、一木喜徳郎、牧口常三郎、戸田城聖、(中略)...児玉誉士夫

    1911年に創立された大日本皇道立教会
    立正安国 [Public Domain]

    この内、牧口常三郎は創価学会初代会長、戸田城聖は創価学会2代目会長です。児玉誉士夫は笹川良一のいわゆる弟分で、太平洋戦争時には「児玉機関」を稼働させ、戦後は右翼、ヤクザの総帥とも目された人物です。続いて記事には以下のようにもあります。

    中山忠英の三男中山忠徳(ただのり)は神道研究に努め、その門下には大本教の開祖・出口王仁三郎、PL教団開祖・御木徳近、戦前戦後の陽明学の大家・安岡正篤、そして山蔭神道宗家の山陰基央ら。

    要は創価学会もそうですが、少なくとも大本教、PL教団なども大日本皇道立教会に所属していることがこの記事から分かるのです。

    更には大日本皇道立教会役職者として、次のような人物の名も並んでいます。幹事長として頭山満、言わずと知れた玄洋社=白龍会の杉山茂丸と並ぶ総帥です。

    左側から大本教主輔 出口王仁三郎、玄洋社総帥 頭山満、黒龍会主幹 内田良平。
    Wikimedia Commons [Public Domain]

    幹事には梅屋庄吉と内田良平の名があります。内田良平これまで見たように、玄洋社所属でアムール川のほうの黒龍会の総裁です。梅屋庄吉実業家で頭山とは共闘関係にあり、孫文の支援者で、孫文と宋慶齢との結婚の後押しをした人物です。

    また顧問の中には東郷平八郎の名が眼につきます。

    大日本皇道立教会は2代目裏天皇の堀川辰吉郎、もしくはその子孫をゆくゆくは世界天皇に押し上げようとしていたはずで、そのために実際に日本をアジアへ進出させてアジア再編を見越しており、その趣旨のもとにこのようなメンバーが集っていたわけです。

    大日本皇道立教会の会長は黄龍会総裁の中山忠英が就任していますが、大日本皇道立教会の会員には五龍会のそれぞれのメンバーが所属していたでしょう。


    その中で特に玄洋社=白龍会は「大アジア主義」を掲げ、アジア進出、そして対外国戦略に大きな役割を果たしていました。日露戦争、満洲鉄道による満洲経営、韓国併合、これらには玄洋社=白龍会が裏工作をしていました。

    そして実は玄洋社=白龍会に並んで、アジア進出や対外国工作に大きな役割を受け持っていたのが緑龍会です。白龍会より更に裏の工作で暗躍していたのが緑龍会の感が強いのです。

    緑龍会は別の言い方では「丹波大江山霊媒衆」とも言います。アヤタチ上田サンカの流れが緑龍会となっていて、緑龍会総裁も代々アヤタチ上田サンカの血流です。現在もそうです。

    八咫烏は表雑賀で、頭は川端の姓。天皇を守護していた結社で、明治以降は裏天皇の堀川辰吉郎を守護。八咫烏には真、贋があり、本物は修験者。偽物は大江山霊媒衆と言い、大本教を中心とする宗教団体の霊媒達の集団だと推察されます。記事によると裏天皇に従う勢力がいくつか記述されていますが、さらに神社本庁、日本会議、統一教会が含まれると思います。
    2014/12/23 時事ブログ)

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