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まみむのメモ(57)〈食べられる野草図鑑〉(番外編)竹・笹

 昨年、庭の黒竹が一斉に花を咲かせました。60〜120年に一度咲くといわれる竹の花です。 一生に一度見られるかどうかです。花が咲くと一旦枯れ、再生までに何年もかかることがあることや、竹の実を食べた野ねずみが増えて農作物被害が出たことがあり、不吉とされるようになったそうですが、エネルギーを使い切って花を咲かせる竹を祝ってあげたいです。

 竹について調べていると、古くから日本に自生しているとされるマダケ、ハチクなどの花が咲いても根は枯れないで残る種類もあるようで、現に庭の黒竹は全部は枯れないで残っていて、少ないのですが今年も新しい竹が生え、種から生えたと思われる細い竹も出ています。
 また、エグミが強いタケノコはマダケのタケノコのようです。エグミの原因物質はシュウ酸で、尿路結石の原因物質の一つといわれていますが、シュウ酸を含む食品はホウレンソウやタケノコだけではなくて、ココア、コーヒー、緑茶、紅茶やパセリ、レタス、ブロッコリーなどいろいろな食品に含まれており、結石予防にはむしろインスタントラーメン・コンビニ弁当・カップ麺・脂身の多い肉や皮・肉加工食品(ベーコン・ハムなど)・動物性油脂(バター・ラード)・スナック菓子(クッキーなど)・洋菓子(チョコレート・ケーキ・ドーナツなど)の食品を避けるのが有効だそうです。
 ちなみに我が家では、10年近く下茹でをしないで美味しくいただいています。「タケノコの栄養成分は水溶性なので下茹でしないほうが良い」とたしか村上光太郎先生のお話だったと思いますが、読んだことがあります。(掘ってすぐが良いとされますが、1週間以上経ってもエグミは出なかった経験もあります。)
 シュウ酸はカルシウムと一緒に食べると、排出しやすいそうで、タケノコをイリコ出しで厚揚げなどと一緒に煮付けると良さそうですよ。
(まみむ)
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まみむのメモ(57)〈食べられる野草図鑑〉(番外編)竹・笹


モウソウチク(孟宗竹)


時期 タケノコは4月頃に地下茎から発芽する。2ヶ月〜半年で最大まで生長する。67年に1度花が咲くとされる。
場所・環境 アジアの温暖湿潤地域に分布する。中国江南地方原産で日本では栽培により北海道函館以南に広く分布する。

タケには草のような特徴もあれば樹木のような特徴もあり、草とも木とも違う生態を持っている。タケは稈(かん:イネ科植物に見られる節と節の間が中空の茎)が木質化し、地下茎からタケノコが直接生える無性生殖の一種で遺伝子が同一のクローンで増えていく。60〜120年に一度竹林全体が一斉に花を咲かせ、有性生殖を行い子孫を残して枯死するものが多い。

日本に生育するタケ亜科(タケ類とササ類)の植物は約130種類、そのうちタケ類は種としては20種ほど、変種なども含めると50種ほどではないかといわれている。
花は、退化した花被、雄しべ3~6、雌しべ1、一度花が咲くと枯れる 。花が咲くときは4月から5月にかけてで、日本におけるモウソウチクの例では、種をまいてから67年後に一斉に開花・枯死した例が2例(1912年→1979年・1930年→1997年)記録されている。

枝から4~8枚、披針形、葉質は薄く葉脈は平行線が明瞭。日本のタケ類の中で最大で、高さ25メートルに達するものもある竹の大きさの割には短い。枝先に8枚ほどまで付き、裏面基部にはわずかに毛がある。春に黄葉して新しい葉に入れ替わる。竹の幹は生長を終えると、木のように太くならずに、枝が毎年枝分かれしながら先へ伸びる。木での年輪の代わりにこの節数を数えるとその竹の年齢を判定できる。年を経ると稈の枝分かれ数が多くなり、葉が増えた結果、稈の頭が下がる。
モウソウチクのタケノコは大型で肉厚で柔らかく、えぐみが少ないため食用に供される。湿潤で粘土質の竹林では良質のタケノコが採れる。種もジャガイモに匹敵する栄養価があるとされ、古来竹米と呼び、米とともに飯、または粥に煮る。その味は淡白。

日本のタケ類がなぜ開花してもあまり実をつけないかは、実は明らかになっていない。考えられるのは、自家不和合性(同じ植物体の花粉を排除する性質)。開花はしても、雄しべと雌しべが、もとは1個体から発育したもののため、減数分裂ができても何らかの原因で花粉管が伸びなかったりするなど、受精が行われないのではないかと考えられている。また、果皮が薄く、種子と区別がつきにくい。


タケ類の実は採取後、一度でも乾燥すると発芽力がなくなってしまう。そのため撒いて発芽させるには採り蒔き(種を保存しないで播くこと)をしないといけない。
そうすれば4~5日で発芽させることができる。

熱帯産のメロカンナ属などでは果皮中にデンプンを蓄えているため厚く、種子との区別が明らかで、直径5~6cm、長さ10cmにあまる巨大なものもある。
地中を水平方向に伸びる横走根茎で、節から根を生じる。地下茎で繁殖する温帯性のタケと熱帯性のバンブーと呼ばれる株立ちで繁殖するタケ類がある。

タケは節ごとに、細胞が分裂して成長する「成長点」と呼ばれる部分があり、例えば1節が1日1㎝伸びれば40節で1日40㎝成長することになり、1日1m以上、1年で10m伸びることもある。さらに地下茎も最大で1年に5メートルから8メートルも伸びた記録がある。
見分けるポイント 日本における最大の竹で、マダケやハチクが太さ15㎝前後に対して、モウソウチクは20㎝前後になる。節に出来る環が1つ(マダケ、ハチクは2つ)。タケノコの出る時期が早く、5月中旬以降に出るマダケやハチクに先んじて、4月頃に出る。竹の皮に黒い斑点模様がある。(マダケにも斑点模様があり、ハチクは赤っぽくて斑点がない)。
なお、マダケとハチクの違いは表皮全体に粉を吹いているように白っぽいのがハチク。

マダケ

間違えやすい毒草 なし
生え方 常緑性の多年生植物。各地で農家の裏や耕作地の周辺などに植栽され、竹林として維持・管理されてきた。
学名 Phyllostachys heterocycla f. pubescens
科名・属名 イネ科・マダケ属
採取方法 タケノコの掘り方のコツは地面に出ている先の葉の向きと同じ方向に鍬(タケノコ唐鍬)を入れ、テコの要領で掘り起こす。

竹の伐採年齢は4年以上のものが強度、収縮率、比重などから良いとされている。また、伐採時期については、夏から初秋にかけての地下茎の成長期に貯蔵栄養分が糖として利用されるため、2月から8月(にっぱちと俗にいう)に伐採すると害虫の影響などで耐久期間が短く長期保存に向かなくなるといわれている。
あく抜き 掘り取ってすぐはエグミが少なく時間が経つとエグミが出て来るとされ、糠(+タカノツメ)を入れた水、又はお米のとぎ汁で茹でて下処理をするのが一般的。ただし水溶性の栄養成分パンテント酸やカリウムなどが減少し、下茹でしないほうが味が濃い。(マダケは苦竹ともいいあくが強く、一般的には流通しないがメンマ作りに使われる。逆にハチクにはあくがないので下茹でしない。)

あくの成分はシュウ酸で尿路結石の原因の一つとされるが、カルシウムと一緒に摂ることで結石を防ぐ。
調理法 煮もの、木の芽(酢味噌)和え、天ぷら、汁の実など。
他の利用方法 マダケに比べ密度や材質の脆さなどがあり表面の緻密さも劣るが、花器、ざる、かご、すだれ、箸の他、鉄製品やプラスチック製品が普及するまでは建築材料、農業資材、漁業資材などとしても用いられてきた。2000年代以降、野球で使用されるバットの原材料としての利用も盛んとなっている。繊維を利用して竹紙も作られている。竹酢液や竹炭としても利用される。

竹全体では生活用具から楽器、おもちゃまで多岐に利用されている。竹小舞、竹垣、調理器具、そうめん流し樋、ししおどし、水鉄砲、尺八、篠笛、能管、上総掘り(かずさぼり:井戸の代表的な工法で割り竹を長くつないだものを使う)、耳掻き、串、行李(こうり:衣類などを入れる)、茶筅、竹箒、熊手、簀(すのこ)、孫の手、草履、杖、うちわ・扇子の骨、和傘の骨、竹細工、白熱球のフィラメント、蓄音機用レコード針。ものさし、竹とんぼ、竹馬、釣竿、竹刀(しない)、和弓と矢、竹炭、竹紙、竹布、バイオ燃料(発酵させるとエタノールが得られる)、竹酢液は除菌、殺菌、消臭、防虫に使用、表皮抽出物から殺菌剤、ハンドソープを製造。

榊(さかき)とともに清浄な植物とされ、地鎮祭や神事に使用、門松、七夕飾り、家紋等々。
効能 モウソウチク表皮の緑色部分に最も多い抗菌成分・・・2.6ジメトキシ、1.4ヘンジキノン、パラベンキノン、タンニン。
消臭成分・・・フェノール、フラボノイド。
抗酸化成分・・・フロフラン型リグナン、ポリフェノール。
その他有効成分・・・クロロフィル、キサントフィル、βカロチン、ビオラキサンチン。

これらの成分により、食中毒のおもな原因物質であるノロウイルスの代替ウイルスのネコカリシウイルス及び鳥インフルエンザウイルス(H5N3)の99%以上の不活化効果を確認(株タケックス・ラボと鳥取大学の共同研究による)。(※不活化とはウィルスの感染力が無力化されて、増殖が出来ない状態のこと)。

タケノコには炭水化物、たんぱく質、チロシン、パンテトン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、ビタミンC、ビタミンB2、リン、カルシウム、カリウム、亜鉛、食物繊維(セルロース)、マンガン、葉酸など多様な栄養素が含まれる。

チロシン・・・アミノ酸の一種で、アドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質のほか、皮膚や髪の毛の色素になるメラニンの原料になる。体の成長・代謝を促すホルモンや、集中力を高めるホルモンの材料になる。体内でも合成されるが、積極的に摂取することで、やる気や集中力を高めるのに効果的とされる。

パントテン酸・・・水溶性ビタミンの一種。糖質、脂質、たんぱく質などほかの栄養素の代謝とエネルギーの生成に関係していて、不足すると、成長障害や神経の異常、全身の疲れなどの症状が現れることがある。

食物繊維(セルロース)・・・食物繊維には、腸を刺激して便通を促す不溶性食物繊維、腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維があり、便秘改善に役立つ栄養素。たけのこには不溶性、水溶性どちらの食物繊維も含まれている。腸を刺激して排便をスムーズにするほか、水分と一緒に人体にとって不要なものを吸着して排出する。

アスパラギン酸・・・アミノ酸の一種で、即効性の高いエネルギー源として知られており、スポーツ飲料や疲労回復ドリンクなどで良くつかわれている。

グルタミン酸・・・うまみ成分。たんぱく質を構成する酸性アミノ酸の一種であり、神経伝達物質としても機能するなど幅広い働きをする。例えば、アンモニアの排出を促し、疲労回復や認知症の予防に役立つほか、皮膚の保湿力を高める美容効果などが確認されている。

亜鉛・・・必須ミネラルの一種で、たんぱく質の合成や遺伝情報の転写にかかわる。骨、筋肉、内臓といった人体を構成する各種細胞の生成と新陳代謝に関係する重要な栄養素。また、味覚に作用するとされ、不足すると味覚異常を起こすことがある。

カリウム・・・塩分の排出を促す働きがあるので、特に塩分の摂り過ぎが気になる方に役立つ。塩分を摂り過ぎると、体内の塩分濃度を下げるために余分な水分を溜め込み、むくみの原因となってしまうことも。カリウムはむくみ解消に役立つ栄養素。

竹炭は、有害化学物質を吸収する作用があるという。竹酢液は、竹炭を焼くときに出る煙を冷却した、竹のエキスといわれ、殺菌、止痒、消臭、抗酸化性の作用があるという。

利尿には、葉を乾燥して、適量を煮出して、お茶のように飲用、タケ特有の香りが楽しめる。

竹皮は、防腐効果があり、昔は、食べるものを包むのに用いられた。
(ハチクまたはマダケの葉は、竹葉(ちくよう)という生薬で、解熱や利尿の作用がある。葉を酒に漬けて香りを付けた竹葉青というリキュールが中国にある。ハチクまたはマダケの茎の外層を削り取った内層は竹茹(ちくじょ)という解熱、鎮吐の生薬で、タンチク、 ハチクの茎を火で炙って流れた液汁は、竹癧(ちくれき)という生薬である。)
その他 「生物の耐用年数表」によれば平成20年4月1日以後開始する事業年度にかかるモウソウチクの法定耐用年数は20年となった。

葉を食料として利用する動物もおり、ジャイアントパンダはこれを主食としている。

801年(延暦20年)、京都府長岡京市の海印寺、寂照院の開山・道雄上人が唐から持ち帰った、また1228年(安貞2年)に曹洞宗の開祖・道元禅師が宋から持ち帰った、など諸説あるが全国へ広まったのは薩摩藩による琉球王国経由の移入によってと考えられている。

モウソウチクの名は冬に老齢の母がタケノコが食べたいといい、母のために寒中筍を掘り採った三国時代の呉の人物、孟宗にちなむ。

戦後の里山管理の衰退に伴い、放置されていたり逸出していたりして、生育域は拡大する傾向にある。
参照サイト・文献 農林水産省
生活情報しぼりたて
株式会社タケックス・ラボ
知っていますか?【メンマ】は発酵食品!!「塩漬け」「発酵」「乾燥」から生まれる本物の味と食感 【発酵メンマの作り方】
【竹の見分け方】孟宗竹、淡竹、真竹の見分け方
環境めぐり
サントリーウエルネスOnline
イー薬草・ドット・コム
ウィキペディア「」「モウソウチク
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[深田萌絵氏] 与野党合意ができているLGBT法案成立のシナリオ / 女性と子供の権利を奪うLGBT法案の隠された危険を拡散し、直筆の反対署名で阻止しよう

読者の方からの情報です。
 読者のほおほおどり様から、緊急情報をお寄せいただきました。
 5月26日の時事ブログで「自民党は地雷を踏んでしまったのではないでしょうか。」とコメントされた深田萌絵氏の動画がありました。「LGBT法案、女子トイレ危機のチラシ」を配る活動をしていた深田氏に対して、自由民主党の「何者かわからないところから」“投稿やチラシを削除し、不特定多数の者にチラシを配布させ、名誉棄損行為を拡大させることのないように強く警告します。もし、この警告に反した場合には、法的措置を含み厳しく対応をせざるを得なくなることをあらかじめ通知します”という警告文が届きました。「女子トイレくらい残してほしい」という切実な思いを込めた運動への言論弾圧に、深田氏は毅然と抗議されました。
 一見、LGBTの人々への差別を無くそうという良さそうな法案の裏に、実は深刻な人権侵害と分断が潜んでいることがなかなか理解されません。しかし今回の深田氏の発信は、法案に反対する主旨が明確でした。
 これまでの経緯として、5月12日に開催された自民党政策調査会の内閣第一部会で、LGBT法の草案の審議がありました。そこでは法案に反対多数であったにもかかわらず、古谷圭司議員含む幹部が賛成で押し切り、政策調査会の長である萩生田政調会長がそれを強引に容認し、国会への法案提出となりました。通るはずのない草案を古谷議員と萩生田議員がゴリ押ししました。
さらに自民党内部からの情報では、6月16日のLGBT法成立に向けて猛烈な速度で進行しているらしい。"与党と野党の間ではほぼ合意ができているので、最後の文言調整をちょろっと国民のガス抜き程度にやって、それで成立させてシャンシャン、よかったね、保守派の意向も汲まれましたね。"というシナリオだそうです。
 「もしこれを止められるとしたら、女性と子供の権利を侵害したままでいいのですかという議論を国内で巻き起こさないといけない」と深田氏は訴えています。
"女性、子供たち、少女たちは安心安全な女子トイレ、女子更衣室、女性用のお風呂を使う権利がある。ところがLGBT法案は女性や子供たちの権利が侵害されるような法の建て付けになっている。憲法において差別はあってはならない。このような法案が成立してしまったら女性たち、子供たちの身体に危険がある。そのことを知っていますか? 女子トイレや女性用の風呂に入ってきた男性に抗議した方が違法行為になり、逮捕され、訴訟されるリスクがある。こうした内容を一度知れば、許せるはずがない"
 "YouTubeの説明欄とコメント欄にリンクを貼ってある署名用紙をダウンロードして、皆さんの直筆で署名して、深田萌絵事務局まで送ってください。法的に効力を発する誓願書の署名というのは全部直筆が求められます。周りの人に署名を集めて回ってほしい。できたら6月11日までに速達で事務局まで送ってほしい"と訴えておられます。
 ラーム・エマニュエル大使が強要し、売国奴議員が成立させようとしているLGBT法案を、日本中の女性で叩き潰したいではありませんか。
(リンク先はギガファイル便というサービスで、LGBT署名PDFというファイルがあります。)
(まのじ)
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岸田首相へ内容証明郵便送付。私は弾圧に屈しません。『民主主義と女性の運命を掛けた闘い』だからです。
配信元)


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トラブルが続くマイナンバーカードをよそに国会では健康保険証との一体化を強制するマイナンバー法改正案が可決、自民、公明、維新、国民民主の賛成で

 マイナカードのトラブルがとどまるところを知らず、毎日のように新たな問題が報じられます。今度はついに持ち主を「殺して」しまったマイナちゃん。妻の死亡手続きで、誤って夫を死亡と処理してしまったそうですが、このケースでは再発行の手続きになるそうです。通常、再交付までには3〜4週間かかるそうな。また、車椅子を利用されている人がマイナンバーカードの申請を行おうとすると「車椅子のヘッドレストが証明写真に映っているから認められない」とか、病気のために黒目のない方が申請しようとすると「顔写真に黒目がないから写真を撮り直せ」などという無茶なケースが国会で紹介されています。
 「もはや決定的」と話題になっているのが、「マイナンバーカードのQRコードが平文」だということです。平文とは暗号化されていないデータのことらしく、カードの数字は目隠ししていても「スマホのQR読み取りでナンバーが丸見え」なのだそうです。「そんなバカなー!」と思った方が「やってみたらマジだった」とのことです。アメリカでSSN(社会保障番号)を漏洩してしまった経験を持つHiroshi Makita氏は「写真付きのうえにQRコードまで露出しているマイナンバーカードは、カード型の火薬庫と言って良い。 とんでもない代物だ。」とツイートされていました。
 さて国会では、厄介もののマイナンバーカードと健康保険証の一体化などを含むマイナンバー法改正案が、自民、公明、維新、国民民主の賛成で可決しました。またこのメンツかい。
(まのじ)
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配信元)

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原発の運転期間の制限をなくす危険なGX法が可決成立 / 法案は2022年参院選での自民党の公約に基づいて作成され、エネ庁と規制庁が談合

 老朽化著しい原発を、運転期間60年の上限を超えてさらに運転できるようにする法律が31日、参議院で可決成立しました。世界に類のない危険な内容を国会での議論も尽くさないまま、数にモノを言わせての成立です。おしどりマコさんがエネルギー庁からの内部リーク文書に基づいて、この法案の背後にある談合を解説しておられました。2022年に資源エネルギー庁と原子力規制庁がいきなり「運転できる期間に制限なし」「延長する回数に制限なし」と決めて法案を進めたのは、その背後に「自民党提言」があったことが発覚しました。2022年参院選の自民党の公約を資料にして、エネ庁が規制庁に対してレクチャー(事前の説明)をしていたのが実態でした。このような事前協議は原子力規制庁の独立性を失わせるもので、しかも悪質なことに「規制庁が"言い出しっぺ"に見えないような法構成にする必要がある」「安全規制が緩んだように見えないことも大事」など、国民を騙し、国民の安全のことはまるで念頭にないことが露呈していました。この法案に賛成したのは、自民、公明、維新、国民民主です。
 今は故人となられた平井憲夫氏の動画がありました。福島第一原発建設技術者であり、監督を20年以上勤められた専門家が、1996年の時点での恐ろしいまでの杜撰な状況を話しておられました。(4:00〜)当時すでに毎日のように原発では事故や故障が起こっていました。なぜかというと原発の工事に関わっている人の中に「職人」と言われるような技能技術者がほとんどいなくなってしまい、全体の98%くらいは全くのシロウトが工事をやっているからだと話されています。国の役人が作成した間違ったマニュアルでも現場の職人さんが経験に基づいて事故が起こらないように加工していましたが、熟練工の職人がいなくなった現場では事故が防げない。それから30年近く経過した現在、平井さんのように警告される方も居なくなり、原発はますます脆くなり、危険な原発を補修する人材はますます不足している状況です。それが改善されることもなく運転延長するなど、日本を破壊するつもりなのか、自民党、公明党、維新、国民民主。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【詳しく】原発運転期間 実質延長へ 法律が可決・成立
引用元)
(前略)
電気事業法や原子炉等規制法などの一部を改正する法律は、現在の法律で最長60年とされている原発の運転期間について、審査などで停止した期間を除いて、実質的に上限を超えて運転できるようにします

また、運転開始から30年以降は10年を超えない期間ごとに機器や設備の劣化状況を確認して管理計画を策定し、原子力規制委員会の認可を受ける必要があるとしています。
(中略)
31日の参議院本会議で行われた採決では、自民・公明両党と、日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決・成立しました。
(中略)
さらに、今回の法改正では、原子力利用の基本方針を定め「原子力の憲法」とも呼ばれる原子力基本法も大幅に改正されました

原子力基本法は、1955年に、日本が原子力の利用を始めるに当たって目的を平和利用に限定し、安全確保や情報公開の重要性を明記した法律ですが、今回の改正で、原発を活用して電力の安定供給や脱炭素社会の実現に貢献することを初めて「国の責務」と位置づけました。
(以下略)

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「五公五民」の「国民負担率」のカラクリと解決策 〜 三橋貴明氏「社会保障支出はすでに半分が国債、全部国債で良くね?」

 しばらく前に、2022年度の「国民負担率」が47.5%の見込みと報じられ、ネット上では「五公五民」が話題となりました。「国民負担率」とは「国民所得に占める税金や社会保険料(年金・医療保険など)の割合で、いかに公的負担が大きいかを国際的に比較する指標の一つ」とあります。所得のおよそ5割を国に納めていることになります。「五公五民」は江戸時代の収穫米の年貢率で、5割の米を納めます。当時の5人家族の場合「三公七民」でかろうじて生活が成り立ち、「四公六民」では農民の生活に不足をきたしたそうです。まして「五公五民」となれば年貢減免の一揆が起きたそうです。"現代の日本は一揆を起こすレベルだ" "このままでは六公四民になる"などのコメントが見られました。
 ところが日本の実態は「五公五民」よりも、もっとひどい重税国家だという見解がありました。国民負担率の算出方法が諸外国と異なり、低く見せるようなカラクリがあると言うのです。
 これについて、三橋貴明氏がわかりやすい説明をされていました。
そもそも国民の病気や介護など不測のリスクに対して政府がセイフティネットを設けたのが「社会保障支出」で、医療、年金、福祉などの目的のために国民から徴収しているのが社会保険料です(1:40〜)。けれど徴収分では全然足りないので国債で半分賄っているのが現実だそうです。三橋氏いわく「だったら全部国債で良くね?」社会保険料をゼロにして年金給付を倍増しても国債で賄えるという、明快な解説です。
 さらに10:55からは、財務省が仕掛けている2つの「国民負担率のワナ」を説かれています。「国民負担率」という指標は実は日本だけで、OECD諸外国では保険料や税金を合計してGDPで割るだけです。しかし財務省はあえて国民所得と比べた数字を諸外国と比較しています。すると付加価値税の割合の多いヨーロッパなどは国民負担率が大きく算出されることになります。「日本はまだまだ低い、耐えられる」ように見えてしまう。もう一つの狡猾なワナは、なぜか財政赤字を国民負担率のマイナスに加えて「潜在的な国民負担率」を演出しています。これは緊縮財政のプロパガンダに利用されると三橋氏は睨んでいます。消費税などの増税をしたい時には、国民負担率はまだ低いと言い、緊縮財政をやりたい時は、潜在的な国民負担率はもうすでに6割だと脅す、という相反する2つのプロパガンダが可能になるようです。国民から集めた金で国家が運営されているという幻想を解かねば、いつまでも搾り取られるままです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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