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「費用をケチらなければ」汚染水の地上保管は可能、あと110年でトリチウムについては1000分の1に / 東電は「内々にタンク増設を検討」

 福島第一原発の汚染水を海洋放出するという政府方針が報道され、国内外から厳しい反対の声が伝えられています。韓国ハンギョレ紙の社説では「日本政府は、汚染水の放流問題を自国民と隣接国家だけでなく全世界が深刻に見守っていることを肝に銘じ、国際社会が容認できる解決法を出さなければならない。『責任をもって』とは、まさにそういうことだ。」と日本のメディアができない当たり前の指摘をしています。また国会では常に他人事のような機械的答弁しかしない東電ですが、今回の海洋放出についても「政府一任」の無責任な姿勢が報じられる一方、東電が汚染水タンクの増設を「内々に検討していた」とも伝えられました。海外からの提訴は恐れるのでしょうか。
 植草一秀氏は、今、政府が汚染水の海洋放出を明らかにしたのは「次の衆院総選挙からできるだけ離した時期が得策と判断」したためで、NHKも政府に追従して「安易な海洋放出の方式しか伝えない」と厳しく批判されていました。費用をケチらなければ地上保管は可能で、1km四方、深さ6mのプールを造れば120年分の汚染水をひとまず保管できるそうです。あと110年貯留すればトリチウムだけは1000分の1になり海洋放出も可能になります。まさか日本政府があと110年もポカンと解決策を講じない、などということはありますまい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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処理水タンク増設へ 東電、政府方針決定後に表明
引用元)
 東京電力福島第1原発の処理水を巡り、東電が政府の処分方針決定後に保管タンクの増設を表明する見通しになったことが9日、分かった。政府は13日に関係閣僚等会議を開き、海洋放出方針を決める方向で調整している。政府が「先送りできない」と強調してきた前提となる満杯時期は曖昧なまま、10年越しの難題は重大な局面を迎えた。
(中略)
 20年12月完成のタンクを最後に建設作業を終えたが、東電は「1基も増設できないわけではない」とする。増設には1年程度かかり、東電は増設の可否を内々に検討していた。増設した場合の「真の満杯時期」は不明だ。
(以下略)
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最後は金目の菅放射能汚染水放出 植草一秀氏ブログ「知られざる真実」 
引用元)
 NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事を抜粋して紹介する。今回は、「菅義偉氏は、予算が国会で成立したいま、次の衆院総選挙からできるだけ離した時期が得策と判断して、このタイミングで放射性物質の海洋放出を決定する算段だ」と訴えた4月8日付の記事を紹介する。

(中略)
政府は「処理水」と称しているが、トリチウムなどの放射性物質は除去できていない。
原子炉格納容器に大量の水を注入し続けているが、原子炉内の水位が低下する事態も発生している。
格納容器から大量の水が外部に漏出している。
すでに高濃度汚染水が原発敷地外に流出している疑いも強い

(中略)

NHKは原発推進勢力が定める安易な海洋放出の方式しか伝えない
放射性物質の海洋放出に反対する科学的知見を紹介しないのは明白な放送法第4条違反行為である。
(以下略)

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4/1からの看護師日雇い派遣解禁の裏に菅政権「規制改革推進会議」による茶番があった 〜 謎のNPO法人、謎の「看護師」捏造の提案だった可能性

 4/8参院厚労委員会での石橋通広議員の質疑に、ネット上で驚きの声が上がっています。4/1から看護師の日雇い派遣ができるようになったことはすでに見ましたが、ここに至るまでのプロセスが犯罪的なヤラセによるものであることが明らかになりました。NHKは、看護師の有資格者から日雇い派遣を望む声があるかのごとき報道をしていましたが、どうやらこの報道自体も政府のご意向だったかもしれません。石橋議員の質疑の要点を毛ば部とる子氏がまたまた見事にまとめておられました。
 のっけに「そもそも内閣府の規制改革推進会議に乗り込んで、日雇い派遣を提案したNPO法人は実在しているのか?」という驚く質問です。内閣府側はこのNPO法人についての説明から逃げます。こんなニーズがあるからと内閣府から厚労省に持ち込まれ、さらにそこで議論をされたはずですが、議事録はもちろん無く、内閣府側からの「言いつけ」に従って厚労省が進めたのが実態のようです。厚労省としては昨年7月、まだ安倍政権の時点では日雇い派遣など認めるわけにはいかないと頑なに反対していたそうです。ところが菅政権になり、内閣府の意向に各省庁が逆らえないようになった中での方針転換ではないかと毛ば部氏は推察されています。さらに内閣府と厚労省に日雇い派遣のプレゼンをしたという謎のNPO法人の一人は本物の「看護師」だったのか?という質問で仰け反ります。ある時は「看護師」ある時は「ライター」という奇妙な人物に提案をさせていたらしい。看護師日雇い派遣解禁の結果有りきで形だけの審議会を経て、国会にかける必要もない政令を、いかにもヘイゾー的な内閣府「規制改革推進会議」が改正をさせたということのようです。こんな汚い茶番は平時でも許されませんが、コロナ対応の今、政府が、厚労省が、看護師さんを雇用の調整弁のように粗末に扱うことの意味が分かっているのだろうかと言葉を失います。
 「大木の枝葉まで腐りきっている」と感想されていましたが全く同感です。
(まのじ)
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まみむのメモ(34)〈人生のステージ〉

 昨年末頃の寒波の到来とともに、みぃ(母)が要介護状態になって、生活が一変したけれど、その頃しきりに「蛍の光〜♪」と歌が浮かんできていて、人生のステージが変わったのがわかりました。
 自分のことが自分であまりできなくなった母のお世話に加えて、今まで母がしていた仕事も全部しないといけないから大変なんだけど、何気にスムーズにできる自分がいて驚きました。
 むしろ母のためにという思いが一層家族愛を育んでくれていて、母への愛しさが増した気がします。
(まみむ)
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まみむのメモ(34)〈人生のステージ〉


花桃

日向ミズキ


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むぅ

人を生産性で測り、お年寄りを粗末に扱う社会って、人生の目的がちがっているのがよくわかりますね。愛を高め幸せになることが望みなのでしたら、お年寄りを大切にすることで、愛を育むことができますよね。


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まぁ

母のお世話をする時に、赤ちゃんの頃、自分がこんな風に世話をしてもらって、育ててもらったんだと思い、ありがとうありがとうと心で思っているんだ。そうするとトイレのお世話もありがとうという感謝の気持ちになるから不思議。



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みぃ

それはそうと、年をとって栄養の吸収力が下がっているのに、断食をしてはいけないね。神様が断食ができる体ではないとおっしゃったのが良くわかった。

今回急に介護ベットが必要になったのも、ヤギの乳を配達してくださっていた方が急病でヤギを手放されてから1年近く、たんぱく質といえば豆腐や赤飯を少しずつ食べるだけだったからタンパク質が不足していたのが血液検査でわかった。たんぱく質成分のアルブミンが減ると血管から液が漏れ出すとお医者さんが話してくださった。


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まぁ

この頃はタンパク質多めの食事にしてる。母の好きな牡蠣を毎日いただくようにして、卵やかつお生節や黒豆や豆乳も常食するようにしているよ。以前豆乳にヨモギの葉を入れてヨーグルトを作っていたのを思い出して、今回は柿酢でヨーグルトにしているんだ。できたヨーグルトを少し残して次の豆乳を入れておくと、1日くらいでヨーグルトになる。
シャンティ・フーラの黒にんにくCBDオイルも母にあげている。


豆乳ヨーグルト


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日本の貧困がお家芸のアニメをも追い詰める 〜 かつてはアジアが下請け、現在は逆に日本が下請けとなり、いずれはその発注も失うかもしれない

 国民一人当たりのGDPで日本は下落を続け、今は世界で26位とも28位とも言われています。日本の「失われた30年」が世界と同様に成長を続けていたとすると、現在日本人の年収は2〜3倍になっていたはずとも言われます。失われた富はどこかへ移転しているのですが、日本人は生活の厳しさを「自己責任」と思わされています。
 日本のお家芸、アニメの厳しい状況を伝える記事に目が留まりました。日本のアニメーターの待遇があまりにも劣悪で、優秀なアニメーターを求める中国などは軽々と日本の3倍の年収で引き抜くそうです。一方、日本のアニメーターの「平均年収は440万円、新人では年収110万円、1ヶ月の休日は5.4日」とあり、当然のごとく老後の不安や精神的疲労を抱えた方が多いそうです。若者の夢をエサにした「やりがい搾取」の典型のようです。現場のアニメーターは疲弊しきって新たな技術を磨く余力もなく「日本の待遇の悪さは質の低下、最終的には業界の停滞につながりかねない。」いずれは「海外からの発注もなくなる」とありました。
 一コマ一コマに想いを込めて制作されるアニメは幸せな職場から生まれてほしい。陰惨なグロテスクな作品ばかりではなく、人々の奥底にある美しさや喜びを表現するものであってほしい。豊かな文化を生み出すためには日本自体が生き返らなくては。
 美しいアニメを好まれるぴょんぴょん先生にも、いつかお話を伺ってみたいと思いました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ついに福一の汚染水を「海洋放出する」と本音を出した菅政権、「安全だというなら東京湾へどうぞ」

 「福島第一原発の増え続ける汚染水をどうするのか」、これまで政府はごまかしのためか公聴会を開いて見せたり「専門家」の提言を受けて見せたりのポーズを重ねてきましたが、結局のところ海洋投棄をすることに決めていたのでしょう。有無を言わさぬ形で海への放出を発表する方針です。地元住民の不安は「風評被害」と決めつけています。
 時事ブログ上でこれまで見てきたように、汚染水はトリチウムだけでなく様々な核種を含んでおり「単に『政府の基準を下回っている』にすぎない」もので、決して安全ではありません。おまけに福一の敷地内には十分な敷地が存在し、わざわざ海に放出する必要がないことも確認されています。「そんなに安全というなら東京湾で放出を」というコメントはごもっともで、そう言えば「大阪湾へどうぞ」と言った首長もいたような記憶が。
 誰が何をしようとしているのか隠しようのない時代です。汚染水をぶちまけようとする者、それに賛成する者、本気で反対する人も。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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福島第一原発 処理水 来週にも海への放出決定で調整 政府
引用元)
東京電力福島第一原子力発電所で増え続けるトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分方法について、政府は来週にも海への放出を決定する方向で調整しており、風評被害対策に万全を期すほか安全性などの情報発信を強化する方針です。

トリチウムなどを含む水の処分方法をめぐっては去年2月、国の小委員会が基準以下の濃度に薄めて海か大気中に放出する方法が現実的だとする報告書をまとめ政府が処分方法を検討してきましたが、地元などからは懸念の声が出ています
(以下略)
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