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3/5 NHK日曜討論で「アベノミクスは失敗ではない」と妄言の世耕参院幹事長 / 「2度の消費税引き上げは政府のオウンゴール、財政政策失敗を反省し直ちに消費税廃止、インボイス中止」と長谷川ういこ氏

 3月5日に放映されたNHKの日曜討論で自民党の世耕弘成参院幹事長が「アベノミクスは失敗ではありません。」と妄言を吐いていて吹き出しました。自民党議員は日曜討論に出るとヘンなことを口走る法則があるのか? しかもその理由が「もし失敗して経済が悪くなっているんだったら、我々、とっくに選挙大敗して政権を失っています。」という頓狂なもの。データをつまみ食いしたり、ごまかしたり、さんざん改ざんをやっても日本のGDPが一人負けなことを隠せず、今や韓国にも抜かれようとしています。非正規雇用を増やして失業率が改善したと言い張り、実質賃金がダダ下がりなのが日本だけなのも今や有名です。この発言のテーマは「金融緩和10年 アベノミクスの評価は」というものだったようで、金融緩和とアベノミクスをセットで評価しようとする姑息さが透けるようです。
 これについて、れいわの長谷川ういこ氏が実体経済を見据えた本質を突くコメントをされていました。
「今、中小企業や個人事業者の皆さんはコスト高に加えて、コロナ融資の返済が始まって非常に苦しんでおられます。ここで金融引き締め、つまり金利を引き上げるということは、倒産しろと言っているようなもの。当然、失業も増え、賃金も下がります。ですから日銀総裁には安定的、継続的な賃上げが実現するまで断固として金融緩和を継続することが求められると思っています。」「問題は日銀の金融緩和ではなく、政府の財政政策の方です。政府が2度の消費税引き上げを行ったから、効果が十分に出なかったのですね。日銀がせっかくパスを出しているのに、シュートをミスするぐらいだったらまだしも、オウンゴールを2回も決めている。これで効果が出るわけがありません。」「これを強く反省していただいて、直ちに消費税廃止、そしてインボイスも中止していただきたい。」
金融緩和策ではなく、アベノミクスも含めた政府の財政政策こそが失敗だったことを指摘しました。
(まのじ)
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[民の声新聞] 南相馬市に住む女性の「3.11」の体験談 〜 情報がないまま被曝の危険にさらされた市民、12年後の今なお分断される人々

  2011年3月に何度も何度も耳にした「南相馬市」、とても線量が高いエリアだったと記憶しています。その南相馬市に住む高村美春さんが、12年前の3月11日からの体験を語る活動をされています。ずっと手弁当で「3.11」を取材されている「民の声新聞」が、その語りを「自分事として」伝えていました。
 地震直後の様子は文字を追っただけでも恐ろしいです。“放射能のことは分からない。逃げろと言われても、なぜ、どこに逃げれば良いのか分からない。自宅の電気やガスなどライフラインは無事で、あえて避難する理由はない。避難指示が出たのは20km圏内だったけれども、自宅は25kmなので対象外”。友人たちからのメールも事態が掴めず混乱している中「東電の人たちは逃げてるよ」というメールが目につきます。市民には原発事故が知らされていないことが分かります。高村さんは3人の子供達を連れて逃げることにしますが、向かった先は、後に全村避難になる飯館村でした。しかし避難所がいっぱいで入れず、翌朝には自宅に戻ろうとして再び南相馬に向かって走ります。なぜか反対車線は渋滞しています。反対車線の渋滞の中から「お前何やってんだ!逆だ!早く逃げろ!」と、同級生が怒鳴ったそうです。しかしその時の彼女は、その「早く福島から出ろ!」という意味が分からなかったそうです。怒鳴った同級生は東電関連の人で情報を持っていた。
 地震直後で混乱している上に原発事故が知らされず、正確な情報も届かず、国は「安心しろ」とアナウンスする状況で、なんの罪もない市民が被曝の危険にさらされていました。3月12日には南相馬市で12μSvの数値が出ていました。
 そして最も恐ろしかったのがこのシーンです。「目の前をたくさんのバスが通り過ぎていきました。警察や自衛隊の車両もありました。近くにいた人がバスに向かって『止まってくれ、乗せてくれ!』と叫びましたが、1台も止まりませんでした。」バスで逃げたのはどういう人々だったのでしょうか。終戦時、外地に置き去りにされた人々の体験談と重なります。
 高村さんの語りは、福島県外に避難した人々の苦悩、わずかでも賠償金を受け取った人々への陰湿な攻撃、逆に賠償金が出ない人々の訴訟という戦いにも言及されて、12年後の今も人々が分断され、本当の復興に向かっていないことが伝わります。高村さんは聴衆に向かって「想像力を働かせてください。自分事として考えてください。」と訴えました。自分の身に降りかかったら、と想像すると福島を見捨てることはできません。福島への見方が変わると、国や東電への見方も変わってきます。国民が、利権事業ではない本当の福島救済への意志を固めましょう。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【12年目の福島はいま】南相馬の語り部が伝える原発事故被害のリアル 「想像力を働かせて、自分事として考えて」「放射能汚染は〝距離〟じゃない」
引用元)
(前略)
【届かぬ「バスに乗せてくれ」】

 渋滞の車列からこちらに向かって怒鳴る人がいた。同級生だった。
 「お前何やってんだ!逆だ!早く逃げろ!」
 「俺は今から新潟に逃げる。だからお前も早く福島から出ろ!」
 その同級生が東電関連の仕事に就いていたことを後に知った。「彼には知識と情報があったんです。ですが、当時の私は全く分かりません。何でそんなことを言われなければいけないの?と思いながら自宅に戻りました」


 多くの浪江町民が汚染の酷い津島地区に逃げたのと同じ構図。その日、当時の枝野幸男官房長官は午前の記者会見でこう呼びかけている。
 「人体に影響を与える放射線が放出をされているものではございませんので、ご安心を」
 だが、このとき既に南相馬市にも放射性物質が降り注いでいた。
 「南相馬市立総合病院の入り口では、3月12日20時に医師が毎時12マイクロシーベルトを計測しています。それでも『避難しろ』とは一度も言われませんでした」

 2人の子どもたちだけ避難させて職場に復帰したが、3月14日には自宅に残った長男とともに南相馬を出た。前回と同じように県道12号線を通って飯舘村に向かったが、コンビニの駐車場で驚くべき光景を目にしたという。
 「目の前をたくさんのバスが通り過ぎていきました。警察や自衛隊の車両もありました。近くにいた人がバスに向かって『止まってくれ、乗せてくれ!』と叫びましたが、1台も止まりませんでした」

 高村さんの声が一段と大きくなった。
 「何で私たちはあのバスに乗って逃げることができないの?何で誰も助けに来てくれないの?原子力発電所は安全だって言ったでしょ?爆発なんかしないって言ったじゃない。あのとき初めて国や東電を恨みました。恨んで恨んで、実は今も心ではその想いがくすぶったままです

 福島市に避難をし、福島県内を転々とした。しかし、3月末には自宅に戻った。
 「避難先の方が自宅よりも放射線量が高かったからです」
 放射能汚染は同心円状には拡がらないのだ。距離で線引きなどできないことがよく分かる。
(以下略)

メキシコのオブラドール大統領が辛辣にアメリカを批判「米国務省は、自分たちとは関係のない事柄に常に介入してきます。…自分たちが世界の政府であるかのように考え、振る舞っています。…米政府とそのエリートたちの本性、少なくとも習性であり、何世紀にもわたって続いています。」

竹下雅敏氏からの情報です。
 「メキシコ国営石油会社ペメックスが運営するメキシコとアメリカの施設で 2月23日に 3件の火災が発生し、この夜の時点で 5人が行方不明となっており、8人が負傷した。」というニュースをロイターが報じています。大規模火災の様子は、2月25日のShortShort Newsさんのツイート動画をご覧ください。
 冒頭にあるメキシコのロペス・オブラドール大統領の動画の2分の所で、「例えば昨日、経済や金融の面でおそらく世界で最も影響力のある新聞(WSJ)が、8つのコラムを使って、腐敗した人たちの抗議デモを大々的に報道しました。この新聞や米国の主流メディアは、経済マフィアの権益を守り推進する役割だからです。」と話し、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の「Protesters Go Pink in Mexico in Clash With Ruling Party(与党との衝突で抗議者はメキシコでピンク色になる)」という記事の画像(2分8秒)を出しています。
 この記事は2月27日に出ているので、このオブラドール大統領の動画は2月28日に撮影されたものだと思われます。要するに、メキシコ国営石油会社の大規模火災の後の映像だということです。
 温厚なオブラドール大統領が、ここまで辛辣にアメリカを批判しているのはこのためかも知れません。
 「この機会に、米国政府の国務省に反論したいと思います。米国務省が何をしていて、どういった悪い習性を持っているかについて。米国務省は、自分たちとは関係のない事柄に常に介入してきます。…自分たちが世界の政府であるかのように考え、振る舞っています。…こういった問題は国務省だけの問題ではなく、米政府とそのエリートたちの本性、少なくとも習性であり、何世紀にもわたって続いています。」と言っています。
 “続きはこちらから”の映像をご覧になると、アメリカがどういう国なのかが、より一層分かると思います。
(竹下雅敏)
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軍事費「爆増」予算案が通過した途端に憲法審査会が開かれた 〜 緊急事態条項を新設しようとする議員は国民の基本的人権を奪う者、次回の選挙で必ず落選を

 2月28日、国民不在の軍事費「爆増」予算案が衆議院を通過しました。そして次にすぐさま手をつけてきたのが、3月2日、衆院憲法審査会です。自民党は緊急事態条項の新設を含む憲法改正案を打ち出してきました。緊急事態条項さえ手に入れてまえば、国民の基本的人権を奪い、現政権の好き放題ができます。「預金封鎖や財産没収」「兵役の義務・強制」だって可能です。ウクライナが現在、成人男性どころか18歳未満の若者までも無理やり拘束して戦場に送り出すことができるのは、緊急事態条項があるからです。電話もインターネットも監視下に置かれ、国民の知る権利も奪われます。言論封殺もセットで行われます。取り上げた動画には「ワクチン接種の強制」の危険ももれなく入っていました。愚かな政府に独裁を許すと国民の生殺与奪の権を握られてしまいます。統一教会が「緊急事態条項は世界の常識」「緊急事態条項は国家の責任」と強調していることも見逃せません(動画22:15〜)。「今後の緊急事態条項に関する動き(予想)」として、今年2023年の夏以降に議員立法が予想されています。改憲勢力は現在3分の2以上あるので議員立法は衆参を通過し最短60日後に国民投票となります。現実の危機として迫っています(31:00〜)。「騙されないでください」として、今後さまざまな危機を演出して緊急事態条項が必要だと思わせる空気が作られると予想しています。「台湾有事」「パンデミック」「北朝鮮ミサイル」「尖閣問題」おまけに「安倍元総理の悲願」まで利用されるかもしれません。3/3時事ブログ記事で伝えた「WHOの国際保健規則」「パンデミック条約」締結など計ったようなタイミングです。
万一、改憲の国民投票に持ち込まれたら一人でも多くの「反対票」を得なければ、国民は一巻の終わり。
 もう一つ、今この緊急事態条項の新設や改憲に血道を上げている議員をしっかりチェックしておき、次回の選挙では必ず落選させること。これは思想信条を超えてやらねばならない国民の権利を守るための戦争です。
(まのじ)
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緊急事態条項の危険性について
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参院予算委員会でCIA、日米合同委員会、日本の隷属を論じた山本太郎議員「今必要なのはアジア重視の外交と国内への徹底した積極財政」

 2023年度予算案の衆議院採決の場で、れいわ新選組は牛歩を行いました。「負けると分かっていても戦わねばならない時がある」という言葉を思い出します。今の国会で少数政党の意見が予算案に反映されることはないと分かっていても、国民の付託を受けた代議士たちは国民の意思を最大限に尊重してくれた。
 3月2日参議院での山本太郎議員の質疑は、聞く耳を持たない政府ではなく国民に向けて日本の真相を訴えました。
総理個人への「外国人献金」の有無を問うことから始まった質問が、CIAから自民党への資金援助に繋がり、CIAと統一教会、そして日本のかつての総理の間で交わされた密約が存在し、日本の政策の意思決定は「外国人勢力」の指図そのものだったことを指摘します。日本だけでなく世界中で「第二次世界大戦以降、アメリカは50カ国以上の外国政府の転覆、50人以上の国家指導者の暗殺を試み、30カ国以上で人々の頭上に爆弾を投下したという。総理、日本は今でもアメリカの植民地だと思われますか。」
今なお残る国連憲章の敵国条項によって、今の日本の軍備増強は「合法的に日本を武力攻撃してくださいと自爆する行為ですよ。」特に中国とは、緊張が高まることでたった2ヶ月輸入が止まっただけでも、日本側は53兆円分の生産額が消えてしまうという試算を見せて「(紛争がなくても)経済的打撃だけで人が死にます。」今の日本の危機を脱し、立て直すには「アジア重視の外交と国内への徹底した積極財政ですよ。」と論じてみせた稀有な質疑でした。
(まのじ)
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山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会 (2023年3月2日 15:22~)
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