注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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マティス氏は2019年2月28日に退任する考えを示した。トランプ氏は「マティス氏の任期中には、特に装備品の新規調達などで素晴らしい進展があった。同盟国などに軍事負担を求める上でも、大きな助けになった」とツイッターに書き込み、マティス氏の後任を「すぐに指名する」とした。
先にトランプ氏はシリアからの米軍の完全撤退に近く着手するよう命じる命令を出したと伝えられていた。 トランプ氏は10月にマティス氏が「ある意味で民主党員」、つまり野党に所属しているため、長官が辞任する可能性を排除しなかった。
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大統領は「撤退についてだが、それが何であるのか私にはわからない。米国はアフガニスタンに(駐留してから)もう何年になる?17年?そしてほぼ毎年、自国の軍隊をそこから撤退させると言っている」と述べた。
またプーチン大統領は、今のところロシアは撤退の兆候をとらえていないが、その可能性を認めるとした。同時に大統領は、米軍はシリアに違法に駐留していると指摘、どこかの国に外国の軍隊が合法的に駐留するための選択肢は2つのみであり、それは国連安全保障理事会の決定、あるいはその国の合法政府からの要請だが、「米国にはそのどちらもない。したがって米国が自国部隊の撤退を決めたのであれば、それは正しいことだ」と述べた。
(以下略)
マティス大将は功績の下、国防長官として2年間働き、2月末に退任する。彼の在職中、素晴らしい進展をし、特に新戦闘機器を購入した。続く。#トランプ大統領 訳
— トランプ 大統領ツイート日本語訳(📝 解説付き)非公式 (@TrumpTrackerJP) December 21, 2018
(解説)マティス大将の辞任の手紙で「貴方は、貴方の考えと同じ国防長官を持つ権利があり、私は辞職するのが正しいと思う」と記載。 https://t.co/AeMltwv6oW
続き。マティス大将は同盟国に公平な防衛費を負担させる事に大きく貢献した。新国防長官は近々発表する。ジムの働きに大きく感謝!#トランプ 訳
— トランプ 大統領ツイート日本語訳(📝 解説付き)非公式 (@TrumpTrackerJP) December 21, 2018
(解説)本人の辞任書面↓「世界の警察官」は否定するが、露、中国に対抗し、同盟国と協力する従来通りの政策を主張している。https://t.co/zijgL82dO8 https://t.co/Sp5yd11RNg
Joe M:Qが思い出させた、以前大統領が兵士を引き上げると言ったとき、連中は偽旗化学兵器攻撃を仕掛け、トランプを引き返させた。今回は無いぞ、ビッチめ。 https://t.co/ph6A60PwiR
— 字幕大王 (@jimakudaio) December 21, 2018
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マティス長官は、カバール側の人間ではないのですが、カバールの偽旗科学兵器攻撃で、ホワイトヘルメットの演じる茶番劇を利用してまで、米軍のシリア駐留の理由としていました。マティス長官にすれば、シリアの油田を手放すわけにはいかないという思いが強かったのだと思います。
しかし、プーチン大統領も言っているように、“米軍はシリアに違法に駐留している”わけで、その米軍が撤退するのは当然のことであり、プーチン大統領は、“米国が自国部隊の撤退を決めたのであれば、それは正しいことだ”と言っています。
私がわからないのは、トランプ大統領ではなく、むしろマティス長官の方です。私の考えに間違いがなければ、マティス長官はコーリー・グッド氏の言うSSP同盟のメンバーで、彼らは情報の全面開示を目指しているはずだからです。
米軍のシリア駐留に利用されたのはクルド人たちで、米軍が撤退すれば、“クルドはシリア政府を裏切った代償を支払うことになる”わけです。なぜ、彼らが将来裏切られるに違いないアメリカを信用したのか。自国を持ちたいという欲望が、正常な判断を誤らせたのでしょうか。
彼らが救済されるとすれば、シリア政府への忠誠を態度で示さなければならないでしょう。そうなると、シリア政府の敵との最前線に、クルド人たちが立つという可能性も出てくることになります。