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”暴走するゲノム操作技術” (前編) ~分子生物学者からの警告~ 河田昌東氏

 ゲノム編集(操作)された作物には危険がある!という分子生物学者である河田昌東(かわだまさはる)氏からの警告です。驚きました!!
 ゲノム編集には生命操作に関しての倫理的な問題があるのはもちろんのことですが、それ以前にその手法に関して遺伝子組み換えと同様の危険があり、そしてその他にも検討すべきだとわかっている問題が多々あるにもかかわらず規制がまるっきりないというのです!
 遺伝子組み換え作物は、他の作物からの遺伝子を導入するために予期せぬ危険が想定され得るとして安全規制(まがりなりにも)がありますが、ゲノム編集ではそれ自体の遺伝子をピンポイントで操作するためにそうした危険は無いとして規制が無いようです。しかしこれはとんでもない話なのです。
 河田氏はゲノム編集の手法をつぶさに調べてみて、公表されていない危険な事実を知りたいへんに驚かれ、こうして警鐘を鳴らすために立ち上がられました。こうした真実を暴露してくれている研究者は、河田氏しかいないのではないでしょうか。(少なくとも日本では)

 DNAの難しい話もありましたが、かいつまんで素人なりに理解したことをお伝えさせていただこうとおもいます。ゲノム編集、RNA編集、DNAを切断しないゲノム編集等々、新技術はどんどん出てきています。専門的とはいえ、問題点を理解するのに必要なワード等もありますので、まずはDNAの構造から追ってみたいとおもいます。
(しんしん丸)
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『ゲノム編集を考える』(前編)

・遺伝子組み換え食品が商品化されたのは1996年です。当時、名古屋大学で遺伝子組み換え技術の研究に取り組んでいた河田氏は"これは大変なことになるな!"と感じたそうです。以来、その危険性を世に問い続けています。遺伝子組み換え食品を考える中部の会代表をされています。

1.タンパク質の生合成プロセス(セントラルドグマ)


DNAの遺伝情報がタンパク質へと生合成するプロセスをセントラルドグマといいます。分子遺伝学の基本原理です。
・生命活動はタンパク質の調節によって行われていますが、その調節の情報はDNAが持っています。
・いわば、DNAという設計図でタンパク質(細胞)という家を建てるのです。途中、RNAによるさまざまな段取り(触媒の作用)があるわけです。近年、このRNAには重要な働きがあるということが次第に解明されてきました。

RNAの役割
tRNA(トランスファーRNA)
...DNAの塩基配列をタンパク質のアミノ酸配列に翻訳する。
mRNA(メッセンジャーRNA)
...DNAの塩基配列をタンパク質に伝達する。直接タンパク質に反映されるRNA。
rRNA(リボソームRNA)
...タンパク質を合成(アミノ酸どうしを繋げたり)する、いわば工場
miRNA(マイクロRNA)
...どういう遺伝情報をどういうタイミングで発現するか等を調節する。重要な働きをすることが近年わかってきた。イントロン(後述)からつくられる。
snRNA(スモールニュークリアRNA)
...スプライシング(後述)により、一個のDNAから複数のタンパク質を生成する。

※十数年前までは、遺伝情報をタンパク質に伝達するmRNA(2%)だけが重要で、その他の98%はジャンクだと考えられていました。しかし用無しとみられていたそれらの部分も実は調節機能を持つ等の重要な役割があったのです。

2.遺伝子の基本構造


遺伝子はエキソンとイントロンで構成されています。
エキソン・・・タンパク質になる
イントロン・・・調節の働き
スプライシング(切り貼り。イントロンを除去する)により、一個の遺伝子から複数のタンパク質ができます(エキソンの組み合わせによる。mRNAはエキソンだけで作る)

3.タンパク質合成のまとめ


DNAの遺伝情報は、スプライシングにより成熟したmRNAとなり
核膜を通り細胞質へと輸送されて、タンパク質となります


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米コロラド州では、“保護者の許可と医師の処方箋”があれば、学校の看護師が「医療用大麻」を生徒に渡しても合法に

竹下雅敏氏からの情報です。
 スプートニクによると、米コロラド州は、米国で最初に大麻が解禁された州だということです。今回、“保護者の許可と医師の処方箋”があれば、学校で、“疾病を患う生徒の体調を良くする助け”として、学校の看護師が医療用大麻を生徒に渡せるようになるとのことです。アメリカは、日本と違って随分進んでいるようです。
 大麻に様々な治療効果があるのは、下の記事でも明らかです。大麻の主成分THCは、“非腫瘍細胞に対しては、どんな毒性効果ももたず”、がん細胞の自殺を促進するということです。大麻に関しては、Now Creationさんが「大麻の解放は日本の解放」という、大変わかりやすく、優れた記事を書いています。
 記事を読むと、日本が持つ歴史と大麻の効能から、大麻は“神の植物”と考えても間違ってはいないように感じます。
 偶然ですが、ザウルスさんが今日、現代人のクスリ信仰を批判する記事を書いています。大麻を悪と決めつけ、薬に頼る現代人の姿は、神を捨てて、科学や奇妙なカルト宗教を信じる姿に重なって見えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米コロラド州、医療用大麻を生徒に渡しても合法に
転載元)
米コロラド州のジョン・ヒッケンルーパー知事は、保護者の許可と医師の処方箋を持つ生徒に限り、学校の看護師が医療用大麻を渡せる州法に署名した。デンバーポスト紙が報じた。
スプートニク日本
保護者が大麻を学校に持ちこみ、大麻は鍵のかかった特別な棚に保管される必要がある。さらに、保護者が服用量とスケジュールの書かれた医師の処方箋を提出しなければならない。

新法の下でも、生徒が学校に向かうバスや学校に大麻を持ち込むことは禁止される。この州法は、学校でも一連の疾病を患う生徒の体調を良くする助けになると見込まれている。

コロラド州は、医療用目的だけでない大麻の栽培、販売、使用が米国で1番早く解禁された州。5月にはニューヨーク市長が警察に、公共の場での大麻喫煙で逮捕することを止めるよう呼びかけた。
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研究:癌細胞はカンナビス(大麻、マリファナ)に触れると自殺する
THC に触れたがん細胞は増殖をやめ、自壊することを科学者が発見
転載元)
(前略)
Daniel Newton, www.neonnettle.com
May 29, 2018
(中略)
マドリッドの Compulutense 大学の分子生物学者クリスチーナ・サンチェスは、マリファナ(大麻)の主たるサイケデリック成分である TetraHydroCannabinol (THC)は、健康な非腫瘍細胞はそのままにして、成長細胞の自殺を促進するという報告を、初めて行った。
(中略)
たった 3 週間の THC の投与が、マウスの肺がん腫瘍の発達を半分に抑え、がん病巣をもっと大幅に減少させることがわかった。 http://woked.co/cancer-commitssuicide-exposure-cannabis/
(中略)
 「細胞はいろいろな死に方をすることができ、カンナビノイド治療をすると、彼らはきれいな死に方をする、すなわち、自殺をする。
 「カンナビスノイドの利点の一つは、彼らが特に、腫瘍細胞を狙うというこである。
 「彼らは、通常の、非腫瘍細胞に対しては、どんな毒性効果ももたず、これは、基本的にあらゆるものをターゲットとする標準的な化学療法に対して、大きな利点である。
  (中略)…
連邦政府はごく最近、マリファナが、特別の種類のがん細胞を縮小させる、確かな薬効をもつことを認めた。(中略)… NIDA(薬物乱用研究所)の声明はこう言っている:——「最近の動物調査研究によると、カンナビスは、がん細胞のあるものは殺し、他のものはサイズを縮小させることができることを、現実に示している。」
(中略)
科学者たちはまた、カンナビスの別の抽出物、CBD オイルもまた、がん細胞と戦う能力をもっていることを発見した。(中略)… CBD は、THC がもっているような、サイコ・アクティブな効果は全くもっていない。
(中略)
「実験医学ジャーナル」に発表された 2012年の研究によると、CBD は、ネズミにおいて、痛みを発することなしに、慢性の炎症と神経症的不快を、かなり改善することが発見された。

研究者の示唆するところでは、CBD や、マリファナの他の非サイコ・アクティブな成分は、慢性的な痛みの治療にとって、比類のないヒーリングの、代表的手段になるかもしれない。 
(以下略)

日本はベトナム戦争の枯れ葉剤の大幅規制緩和へ? ~印鑰智哉氏のブログより~

 今度は、グリホサートよりも危険な枯葉剤(主成分が2,4-D)の大幅規制緩和を日本政府は行おうとしているとのことです。情けないことにこれもまたアメリカ追随です。印鑰氏は、怒りを通り越して呆れるしかない!といってますが、このポチ政権はもういい加減に何とかしないと危険です。本当に危険です。枯葉剤ですから!
 こういった情報をマスコミが大きく報じることは期待できないので、ぜひまわりに拡散していきたいものです。TPP11では、このような国民生活において危険な事態があらゆる分野で起こってしまいます。
 先日の"オールジャパン総決起集会"における機運の高まりはとても心強いです。ぜひこの発芽した種子が健やかに成長して開花しますように!!
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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日本はベトナム戦争の枯れ葉剤の大幅規制緩和へ?
引用元)
 世界が規制を強めるグリホサートを大幅規制緩和した後に日本政府が行おうとしているのはベトナム戦争で使われた枯れ葉剤の主成分2,4-Dの大幅規制緩和。怒りを通り越して呆れるしかない。

 本日6月7日、(中略)2,4-Dの大幅規制緩和案が審議される。もし、これが承認されて実現したら、日本列島の住民は小麦を媒介に枯れ葉剤により汚染させられることになってしまうだろう。
 危険な順に、小麦、肉、ばれいしょとなる。
(中略)
この大幅規制緩和の目的のメインは収穫前散布(プレハーベスト)だろう。
(中略)
長い期間、2,4-D耐性の遺伝子組み換え作物は承認されなかった。しかし、(中略)いよいよ2,4-D耐性遺伝子組み換えコットンの栽培が始まろうとしている。

(以下略)

メキシコ便り(12):NAFTAも溶ける?!

☀️メキシコは今、溶けています ☀️
まずは真夏の異常気象ニュースとファレスの気候(理科の授業で習ったことが覆された😨)
アメリカに鉄鋼・アルミニウムの関税開始されたメキシコの状況
NAFTAの真実とpopoちゃんの覚悟
メキシコ大統領選の近況報告
Jim Stone氏によるメキシコ大統領候補2名についてのご意見のざっくり訳

なんだかあれもこれも無理やり全部詰めてのメキシコの近況報告です♪
(popoちゃん)
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メキシコ便り(12):NAFTAも溶ける?!


メキシコの強烈な太陽の光


先週、メキシコ北部(トレオン市、コアウイラ市、ゴメス パラシオ市、デュランゴ市)ではあまりの暑さに信号機(を囲ってるプラスチックの枠)が溶けちゃったとか。。。信号機はちゃんと作動し続けてたそうです。(えっ信号機って溶けるの?!😨初耳!これって素材の問題ではなくて暑さの問題?!信号機まで溶かしてしまう真夏の太陽さん、そのいきおいでメキシコの汚職、麻薬犯罪も溶かしてぇ〜。。。)そしてpopoちゃん在住のチワワ州では最高気温48度にもなり、熱中症などで17歳と18歳の少年2人が死亡。今後も暑さは続くようで警戒が出ています。
https://mexiconewsdaily.com/news/in-coahuila-the-heat-is-melting-the-traffic-signals/


確かにここファレス(popoちゃん在住)の暑さは半端なく、まるで街全体がオーブンの中にいる状態🔥🔥🔥(特に車内!)外に放置した車の上では絶対に目玉焼きが焼けると思うほど暑い。。。そしてファレスに住んでしばらくして気がついたこと。。。それは真夏が6月🌞(メキシコシティは4〜5月)そして1日の最高気温がもっとも高くなるのは16時から17時の間!なんだか理科の時間にならった常識がすべて覆されます。。。こんな風に外国に住んだり、旅行したりすると自分のもってる常識がぶち壊されること多々ありで、またそれが面白くて海外生活が病みつきになっちゃうpopoちゃん♪

pexels[CC0]


ちなみにファレスでは春は2月初旬頃からスタート、4月は一番風が強く(突風・強風が吹き、空は砂が舞って砂漠色。窓の隙間から砂がこんもり入って家中が砂埃、ここでは質のよい窓(窓枠)はMUST!)暑さは5月から9月あたりまで。降水量が一番多い月は7月(ほとんど雨ふりませんが。。。)、冬はクリスマスあたりから1月までで短い!
https://www.timeanddate.com/weather/mexico/ciudad-juarez/climate

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遂にダーウィン進化論が「全否定」!?〜現在地球上に存在する生命種のほとんどが、10万から20万年前に人為的に改良され、現在もその改良は続いている!?

竹下雅敏氏からの情報です。
 私もIn Deepさんと同様、ダーウィンの進化論を全く信用していませんが、新たな科学論文が出て、ついに、ダーウィン進化論が「全否定」されそうだということです。
 進化論がおかしいと思うのは、適者生存で進化が偶然に起こるとしているところです。
 ちょっと考えてください。私たちが現在食べている野菜は、ほぼ全て品種改良されたものです。これらの植物が偶然の突然変異でないのは明らかで、人間が自分たちに都合の良い品種を意図的に作り出した結果です。こんな事は誰でもわかります。
 金魚も同様で、人間が観賞用に改良したもので、自然の産物ではありません。
 新しい発見によれば、“ほぼすべての生物種が10万年から20万年前に地球に登場している”とのこと。これは私たちが目にしている野菜や果物、そして園芸種などのほぼ全てが、人為的に改良されて市場を席巻している様に似ています。
 今回の大発見は、現在地球上に存在する生命種のほとんどが、10万から20万年前に人為的に改良され、現在もその改良は続いている可能性を示唆します。品種改良のレベルではなく、遺伝子操作された可能性も高いのではないでしょうか。
 こうなると、かつて高度な文明があったか、それとも宇宙人が関与していたかという話になってきます。
 いずれにしても、現状の科学界では無視したい内容です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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[特報]ダーウィンの進化論が崩壊 : かつてない大規模な生物種の遺伝子検査により「ヒトを含む地球の生物種の90%以上は、地上に現れたのがこの20万年以内」だと結論される。つまり、ほぼすべての生物は「進化してきていない」
転載元)
(前略)

「ダーウィンの進化論」について、それが、ついに「全否定」される可能性が強くなったことについての報道です。

(中略)

それは、10万種以上の生物種のDNAと、アメリカ政府の遺伝子データバンクにある500万以上のDNAの断片を「徹底的に調査した」というものなのです。

(中略)

「現行の科学で言われている人類誕生までの地球の歴史」というものは下のようにされています。46億年前から始まり、35億年前くらいの最初の生物が誕生し、そこから「徐々に」進化してきた……というものです。


しかし、今回の大調査の結果からわかることは、
(中略)...
ほぼすべての生物種が10万年から20万年前に地球に登場しているという可能性が極めて強くなったのです。

(中略)

これから科学界はどうするのか……とも思いましたが、このニュースが出て以来の日本の報道を見て少しわかりましたが、どうやら、今は、
「できる限り無視する」
という姿勢なのかもしれません。
何しろこれだけの内容が提示されているニュースなのに、日本語の報道がほぼないのです。

(中略)

Sweeping gene survey reveals new facets of evolution
phys.org 2018/05/28
生物種の全面的な大規模遺伝子調査により、生物進化の新しい側面が明らかに

かつてない生物種の遺伝子大調査が開始された時に、そこから、このような結果が出てくることを誰が想像しただろうか? (中略)... アメリカ政府が運営する遺伝子データバンク(GenBank)にある、世界中から数百人の科学者たちによって集められた 10万種の生物種のDNAと、500万の遺伝子断片であるDNAバーコードと呼ばれるマーカーが徹底的に調べ尽くされたのだ。

(中略)

おそらく、この研究の最も驚くべき結果は、人間を含む現在地球上に存在する生命種のうちの10種のうち9種が10万〜20万年前に出現したことが明らかになったことだろう。(中略)... 地球上にいる生物種の90%は「ほぼ同じ頃に地球に現れた」ことになるのだ。これをどう説明すればいいのだろうか?
(中略)...
知られているところでは、最後の地球での大量絶滅事象は、6550万年前に小惑星だと思われる巨大天体の衝突によって発生した。この時の大量絶滅では、地球上の恐竜と、すべての生物種の大半が消滅した。
今回の研究者のひとりであるタラー氏は以下のように述べた。

「最も簡単な解釈は、生命は常に進化しているということです。進化の過程の中では、いつでも、その時点で生きている動物が比較的最近出現したものであるという可能性が高いのです」

(中略)

今回の種の研究からは、予期せぬ別の発見も得られている。それは、「生物種には非常に明確な遺伝的境界があり、2つの間に位置する中間種は何もなかった」ということだ。タラー氏は「中間にあるべきはずの種がない」ことについては、ダーウィンも困惑しているのではないか述べた。

(以下略)

ここまでです。なお、この後半の部分にあります、
> 「生物種には非常に明確な遺伝的境界があり、2つの間に位置する中間種は何もなかった」
というのも印象深い発見で(中略)... 簡単にいえば、
「この世の生物は、遺伝子的にまったく新しい形で10万年から20万年前の間に突然登場した」
ということになりそうです。

(中略)

ちなみに、私が「生物の進化においての《自然選択》という乱暴な理論」を完全に否定するようになったのは、それほど昔のことではなく、数年前に、フレッド・ホイル博士の著作『生命はどこからきたか』の下のくだりを読んだ「瞬間」でした。

(中略)

フレッド・ホイル『生命はどこからきたか』 第14章 より

30個の不変なアミノ酸を持ち、100個の結合部分からなる短いポリペプチド鎖でさえも、20の30乗、約10の39乗回にもなる試みが行われて初めて機能を持つ酵素となる。
300個の不変部分を持ち、1000個の結合部分からなる酵素の場合は、要求される試みの回数は20の3000乗で与えられ、それは1の後に0が390個も並ぶ数である。
さらに、われわれはただ一種類の酵素だけを取り扱うのではなく、最もシンプルな有機体でさえ2000種類、われわれのような複雑な生物では約10万もの酵素と関係しているという点でも超天文学的な数である。

(中略)

どうして地球の動物が20万〜10万年前に突然のようにあらわれたのか、その理由はわかりません。しかし(中略)... それよりも、科学が少しずつ事実に近づいていく様子にしみじみとした喜びを感じる部分があります。