注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・森友学園の籠池夫妻と近畿財務局による土地交渉の”核心部分”の音声データをFNNがスクープ報道した。
・音声データには、籠池夫妻と池田靖国有財産統括官が土地売買の価格設定について話し合われた様子が収められており、籠池夫妻の経済状況に合わせて割引額とゴミの撤去費用を算出した疑いがますます高まってきている。
池田 靖国有財産統括官(当時)「できるだけ早く価格提示をさせていただいて、ちょっとずつ土壌も処分しているけど、ですので、そこそこの撤去費を見込んで、価格計上をさせてもらおうと思ったんですよ。だから、われわれが見込んでいる金額よりも、(撤去費が)少なくても、われわれは何も言わない」
この音声は、国有地の正式な鑑定価格が出る前、直前、2016年5月中旬から下旬にかけての近畿財務局と森友学園側の国有地売却の交渉が録音された音声データ。話をしているのは、近畿財務局の池田 靖前国有財産統括官とみられる。
池田 靖国有財産統括官(当時)「理事長がおっしゃられる『0円に近い(価格)』が、どういうふうにお考えになられているのか、売却価格が0円ということなのかなと思うが、私ども、以前からちょっと申し上げているのは、有益費(ごみの撤去費用)の1億3,000万円という数字を、国費として払っているので」
諄子容疑者「それは当たり前やん」
池田 靖国有財産統括官(当時)「その分の金額ぐらいは少なくとも、売却価格は出てくる、と。そこは何とかご理解いただきたい」
国は、国有地を森友学園側に払い下げる前に、地中から見つかったごみの撤去費用、有益費として、およそ1億3,000万円を支払っている。
この音声記録からは、土地の売却価格が国が支払った金額を下回ることができないと、国が説明していることがわかる。
籠池泰典容疑者「(池田氏が)言っているやねえ、『1億3,000万円がうんぬん』というものよりも、ぐーんと下げていかなあかんよ」
実際に売却された金額は、およそ1億3,400万円で、ごみの撤去費用より、200万円ほど高いだけだった。
(中略)
【FNN 2017.8.1.】
(中略)
籠池さん逮捕されても弾はちゃんと用意しておいた。ここで幕引きと思わせるとこだけど、本気で国、関係者の不正を明るみにしたいという気持ちが伝わるね。
— Taila (@sakodevil) 2017年8月1日
籠池夫妻「値下げ求める」一部始終https://t.co/UV12bMsmoA
籠池逮捕は口封じにならんかったいうことやね。https://t.co/4grMV2OHci: 籠池夫妻「値下げ求め... https://t.co/W1NOyCUZ3e
— 菅野完 (@noiehoie) 2017年8月1日
(中略)
⚡️大スクープ
— 盛田隆二📎🖇 (@product1954) 2017年8月1日
◆籠池氏「値下げ交渉」音声データ
◆検察、いよいよ財務省本丸の捜査かhttps://t.co/ke8xbj0XWk
◆池田統括官「そこそこの撤去費を見込んで、価格計上させてもらおうと思ったんですよ。だから我々が見込んでる金額より、撤去費が少なくても何も言わない」
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内容は、正式な土地鑑定価格が出る前の2016年5月、近畿財務局の池田前国有財産統括官とみられる人物と籠池夫婦の国有地の売買価格交渉です。籠池氏は国有地をタダで得ようとし、国は、すでに支払った有益費1億3200万円は下回れないとしています。この交渉後に査定された鑑定価格は9億6000万円でした。それ以前の4月に、国側はゴミ撤去費用を8億2000万円と算出していますから、1億3000万円と同額程度の売却価格ありきで事前に籠池氏と調整し、8億円の値引きは、その辻褄合わせだったという流れをバッチリ証明するものとなりました。この不自然な状況が、ひとり籠池氏、あるいは国有財産担当者だけで可能なのか? さあさあ、大阪地検特捜部、どうする?