リンカーン暗殺 〜グリーンバックス廃止・金本位制へ
グリーンバックス(緑背紙幣)の発行継続は銀行家の破滅に直結します。
そのためロスチャイルドたち国際銀行家たちは、グリーンバックス(緑背紙幣)の発行に対して総攻撃を行ったのですが、その最大の攻撃といおうか、
トドメとなったのがリンカーンの暗殺でした。
リンカーンは1865年4月14日、フォード劇場で妻や従者を伴っての観劇中、俳優ジョン・ウィルクス・ブースに至近距離から拳銃で後頭部を撃たれたのです。リンカーンが大統領に再任の就任式から41日、南軍のリー将軍が降伏してから5日後のことでした。
その後2ヶ月足らずで
南北戦争は終結します。リンカーンを狙撃した俳優ブースは、
秘密結社ゴールデン・サークル騎士団に所属していたようで、ロスチャイルドたちとの繋がりを示す多くの情報があります。
リンカーンの暗殺はロスチャイルドたちの差し金であったと見て間違いがないでしょう。
リンカーン暗殺後、直ちにロスチャイルドたち国際銀行家たちは既に支配下においていた米議会を動かし、グリーンバックスを葬るべく、そして
米国の通貨の完全支配に向け行動に出ます。『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』P85に次にようにあります。
「1866年4月12日、議会は「通貨緊縮法」を可決した。この法律の立法趣旨は市場に流通しているすべての緑背紙幣を回収し、金貨に交換させ、緑背紙幣を流通市場から追放し、国際金融カルテルが絶対的優位に立つ金本位制に戻すことであった。」
この当時まで、アメリカは多くの銀を持っていて、
金銀複本位制を取っており、大量の銀貨が市場に流通していたのです。
国際銀行家にとっては不換紙幣のグリーンバックスは当然ですが、
大量の銀貨の存在もコントロールが難しいものだったのです。
そこで、
米国の通貨を完全に支配して管理下に置くために、グリーンバックスの廃止と共に銀貨をも廃止しての金本位制がその狙いとなっていたのです。
銀貨廃止は次回にでも見るとして、「通貨緊縮法」について『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』は続けて次のように語ります。
「内戦で疲弊した国家が復興を目指しているときに、通貨緊縮政策を行うほど馬鹿げたことはない。1866年には18億ドル(一人あたり50.46ドル)あった通貨流通量が、1867年には13億ドル(一人あたり44.00ドル)、さらに1886年には4億ドル(一人あたり6.6ドル)まで下がってしまった。」
通貨緊縮について『闇の世界史』p171でも、1866年に一人あたり50.46ドル流通していたドルは、10年後の1876年末には全体で6,525億ドル一人あたり14.6ドルに縮小したと指摘。その上で現金投資で22億4500万ドル以上失われ、それが
通貨を縮小し貸付制限した銀行家の利益となったとしています。
南北戦争の勝者はやはり国際銀行家であり、敗者はアメリカ国民全体だったのです。
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みんな、なにもわからず、手探りで生きている現状・・・。
このままで、いいはずがない。