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メキシコ便り(1):メキシコ紹介♪
メキシコってどんな国?
[人口]
メキシコの人口は日本とほぼ同じくらい約1億2227万人(2016年)。以外に多い!でも広さは日本の約5倍。たしかに自然のスケールは桁外れ!首都メキシコシティの人口は約2116万人(2016年)。都会に人口が集中していて、特にメキシコシティの渋滞は大問題。
メキシコの平均年齢はなんと28.3歳!わっかい!(日本は47.3歳)
たしかにあっちにもこっちにも赤ちゃん、赤ちゃん、赤ちゃん!
ちなみにpopoちゃんの知り合いは16人兄弟!こっちではたまにこういう人に出会います。
平均寿命は76歳。
[人種]
メキシコは1521〜1821年の300年間、スペインの植民地だったので、欧州民族(スペイン系など)と先住民の混血メスチソが60%、先住民30%、欧州系9%、その他1%。言語はスペイン語、そして68の先住民諸言語あり。
メキシコ南部、東南部は先住民の割合が多く、先住民言語、古き良き伝統、食文化など根強く残っているためpopoちゃんは大好き♡
植民地時代はスペインから来た白人、メキシコで生まれた白人、白人と原住民の混血メスチソ、原住民の順で身分の格差があったようです。この名残のためか、今でもメキシコは世界トップクラスの階級社会だとか。。。
[宗教]
外務省のサイトでは9割はカトリックとなっていますが、最近の傾向では、カトリックからキリスト教をベースにした新しい宗教に改宗する人が多いとも聞いています。が、まだまだ多くの人は週末、ドレスアップして教会のミサに出席し、その後、家族みんなでレストランでお食事するようです。
メキシコではPapa Francisco(フランシスコ法王)は大変崇拝されています。2年前Papa Franciscoが街に来たとき何ヶ月も前から街はPapa Franciscoの巨大ポスター広告で埋め尽くされ、当日は一目見ようと街道に人が溢れていました。ほとんどのお家には必ずといっていいほど、十字架、マリアさま、イエスさま、大天使などがあちこち飾られています。(う~ん、複雑。。。😓)
久しぶりにメキシコに到着したある日、寝室のベッドの頭上に義母さまから贈られたで~っかいイエスさまのお顔の肖像画がど~んっと飾られたのを見たとき、popoちゃんは。。。ドン引きしちゃいました。😱
[経済]
メキシコの経済は現在、お隣アメリカ経済にほぼ依存している状況です。トランプ大統領就任当時はトランプ氏のツイート発言でペソが上がったり下がったりするのは日常茶飯事でした。メキシコでは「アメリカが風邪を引くとメキシコは肺炎になる」と言われています。2008〜2009年はリーマンショックと麻薬カルテルの大暴れでメキシコはかなりの大打撃を受けましたが、現在は持ち直し、安定した経済成長を保持しています。
つい先日のニュースではメキシコがアメリカに対し今までとは違う態度を取り出しました。米の商務長官がアメリカがNAFTAを離脱するとメキシコは大打撃を受けるとのコメントに対して、メキシコのグアバルド経財相は短期的には影響をうけるかもしれないが、メキシコはそれに対応できる十分な力を備えていると強気発言! 今後のNAFTA交渉がどのような展開になるのか見守りたいです。
広瀬隆雄「わかりやすいグローバル投資レポート」第89回メキシコ経済の近況 より抜粋
メキシコは中南米でブラジルに次いで2番目に大きい経済。
人口の52.3%が貧困層。
1994年に発効したNAFTAによりアメリカ、カナダの経済と結びつきを強めています。
メキシコは他の南米諸国のように中国に対するコモディティの輸出に依存していないため、中国経済の減速の影響を受けません。
人口の52.3%が貧困層。
1994年に発効したNAFTAによりアメリカ、カナダの経済と結びつきを強めています。
メキシコは他の南米諸国のように中国に対するコモディティの輸出に依存していないため、中国経済の減速の影響を受けません。
メキシコ経済の現状と今後の展望 - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング より引用
メキシコと米国の経済統合が進み、メキシコ経済の米国経済への依存度が高まっていった。このため、「メキシコ経済は米国経済次第」と言われるほど、メキシコは米国景気の影響を受けやすくなっている。
実際、メキシコと米国の経済成長率の動きを比較すると、特に、2000年以降、両国の景気変動サイクルがほぼ同じになっていることが読み取れる。
実際、メキシコと米国の経済成長率の動きを比較すると、特に、2000年以降、両国の景気変動サイクルがほぼ同じになっていることが読み取れる。
外務省 より引用
1994年のNAFTA発効以降、米国との経済関係が強まり、輸入全体の約47%、輸出全体の約81%を米国が占める。(2016年メキシコ経済省)
さて、ここでショッキングなニュース🌟
【世界の過酷な労働環境の国ワースト10】でメキシコが1位に!!!
メキシコ:年間の平均就労時間:2317時間、平均年収:9885ドル(約102万円)
日本よりも労働時間が552時間も長く、給料は日本の3分の1以下。ちなみに日本はワースト9位。メキシコの労働者全体の平均月収は4万円半ばほどと言われています。
これはまずい! なぜかのんびりしてあまり働かないイメージのあるメキシコですが、実は大違い!
たしかに残業代なしで扱き使われてだまって働いてるメキシコ人はいますが、まさか世界ワースト1位とは。。。週中はフルタイムで普通に働き、週末は他の仕事をしたり、自分でタコス販売をし、休みは一年に1週間だけ。。。。という人たちをpopoちゃんは何人か知っています。
2010年から2013年と世界一のお金持ちはメキシコ人でした。貧富の差ありあり!これはメキシコも怪しいことたくさんありそう。。。
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初めてメキシコを訪れたのは21年前。それ以来、何度も日本、アメリカ、メキシコをあちこち行ったり来たりして計6年くらいメキシコに住んでいます。これから少しづつ皆さまにメキシコの現状をリアルにお届けできたらなと思っています。
メディアで言われているメキシコ事情、実際に住んでみて肌で感じるメキシコ事情などなど。。。アボカド、サボテン、テキーラ、タコス、ルチャリブレ(メキシコのプロレス)、サッカー、ボクシング以上にもっとメキシコのことを知ることで、よりメキシコを身近に感じていただけたら幸いです。
まずは簡単なメキシコ紹介♪