月別アーカイブ: 9月, 2017

[長周新聞]皆伐・都市化が招く豪雨災害の激甚化 ー『ウェブ論座』で専門家ら指摘ー

 冒頭の動画は興味深く、次のFacebookの記事で内容を解説してくれています。「左の土は健康なもの、スポンジのように水を吸収して蓄えることができる。右の土は水を吸収できず、そのまま河川を氾濫させてしまう」ということで、動画でその様子を実験しています。さらに1分30秒あたりから、水を吸収できない不健康な土壌が豪雨災害の激甚化を招いていることが視覚的に分かります。
 下の長周新聞の記事では、昨今の豪雨災害の激甚化の原因を専門家が指摘しています。現在の林業は、1億円以上するような高性能機械を導入しているため、採算を合わすために山肌の木を全部伐ってしまう皆伐(かいばつ)や列状間伐(れつじょうかんばつ)が行われています。こう言った手法は、土砂崩れを防ぐ作用を果たす森林が破壊されるため災害を大きくしてしまうようです。記事に“少しでも減災につながる森林管理を模索すべき”とありますが、個人的には森を守りながら持続可能な林業を営むことができる「自伐型林業」を普及させることが一番良いのではないかと思っています。高知には「土佐の森方式」というのがあり、かなり面白い取り組みだと思います。地方行政が地元の若者や移住者に相応の森林をあてがうことが出来れば、雇用創出・地元活性化につながる起爆剤になると思います。自伐型林業は面白いのでまた別の機会に記事にしてみたいと思います。
 長周新聞の記事後半では、地方都市の災害の原因として、水をたっぷりと蓄えることができる水田がコンクリートで覆われた住宅地等に転用される一方で、遊水池は増えず、「同じ降雨量でも水位があがる」傾向にあり、“集中豪雨というより人工構造物が原因”で災害を招いていると指摘しています。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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Turning Soils into Sponges
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皆伐・都市化が招く豪雨災害の激甚化 ー『ウェブ論座』で専門家ら指摘ー
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流木による被害を受けた福岡県朝倉市街


 7月に九州北部をおそった集中豪雨は、山の斜面を同時多発的に崩壊させ、濁流が大量の土砂や流木とともに集落に流れ込んだことで、河川流域に甚大な被害をもたらした。

 森林ジャーナリストの田中淳夫氏は『ウェブ論座』(8月30日)で、「水害の発生や被害の激甚化の一因に林業がある」という報道に対して、「水害と森林のかかわりについての長年の研究で積み重ねた科学的な知見」に反すると批判している。

 田中氏は、豪雨と土砂崩れの基本的メカニズムを明らかにしたうえで、専門家による現地調査の結果、「切り捨て間伐や山土場が流木を増やした」という説にはなんの根拠もなかったことを明らかにしている。そして、「(このたびの北部九州豪雨による)崩壊地直下の渓流に残る流木を調べると、ほとんど根がついていた。つまり流木は崩壊土砂とともに流された立木だと考えられる」とのべている。

 田中氏はそこから、問題は林業にあるのではなく、「近年林業地で進む皆伐」の方が大きいと指摘している。「山肌の木を全部伐ってしまう」ことで、本来、土砂崩れを防ぐ作用を果たす森林を破壊してきた。つまり林業を奪うことで、土砂崩れを引き起こしているのである。

 田中氏は「木材を必要とする人間社会に林業は欠かせない存在である。“不伐の森”がかならずしも水害を防ぐわけではないが、人は木材を収穫させてもらいつつ、少しでも減災につながる森林管理を模索すべきだろう」と訴えている。

 これに関連して、地球太陽系科学者の山内正敏氏(スウェーデン国立スペース物理研究所研究員)が同誌で、何回かにわたって、洪水対策に関連して別の側面から論じている。それは、水田や遊水池の減少とかかわった問題である。

ダムより有効な水田の役割 

 山内氏は、森林は、水田と並んで「重要な保水地」であると指摘する。とくに、「河川敷の樹木は流れを妨げるマイナス面があるが、深い土壌と森林活動で、多くの水を吸収するから、遊水池として機能する」ことを明らかにしたうえで、次のように続けている。

 「かつては、上流から流れ込む量を減らすべく、防災ダムの建設で水をせき止めるという発想が治水の根幹にあった。しかしダムよりもはるかに有効な遊水池を日本は昔から持っている。水田だ。収穫期の洪水こそ深刻な被害をもたらすが、他の季節なら、どの農産物よりも水稲が洪水に強い。ちなみに、WTO等で問題になる農業への補助金だが、水稲に関しては洪水対策費という面があり、そのついでに米を作っているのが日本の文化であって、そういう視点だと、日本の米は実質的に非常に安いとも言えるのである」と。

 山内氏は、「日本人の過去の知恵とも言える遊水池=水田」が、地方都市ですら住宅等に転用されてきたため、「同じ降雨量でも水位があがる」傾向にあることを明らかにしている。また、そうした「急速に都市化が進んだ場所」が、「氾濫で一番被害額が大きくなりそうなインフラが集中している」と指摘する。川の近くは「洪水リスクはあるけど地価が安い」ということで都市化が進んできたのである。

 山内氏は続けて、「都市部を中心に田んぼや森林は年々減り、その代わりとなる遊水池は一向に増えず、せいぜい小川に十分な河川敷を与え高い堤防で覆って川自体を遊水池としても活用している程度だ。そればかりかミニ開発で土の庭が減り、住宅地であっても地表がコンクリートで覆われて、都市型の鉄砲水が出やすくなっている」と懸念を示している。そして、「保水力を失ったはげ山で起こる鉄砲水の都市版である。この手の洪水は、集中豪雨というより人工構造物が原因と言っていいだろう」と警鐘を鳴らしている。

 山内氏はそこから、「ミニ開発の原因の一つは、田畑や木立など、遊水池・保水地としての公共的な役割を持つ土地が、相続税や固定資産税の制度に考慮されていないことにある。掛け声だけでなく、税制という面から遊水池を守らないと、都市型洪水はますます広範囲に広がるだろう」と警告している。さらに、「現在存在する堤防(自然堤防を含む)から一定距離以内での新築を禁じ、他の土地利用も許可制にすることだ」「川にむかう景色が良いからとマンションを建てるなどもっての他である。治水はまさに百年の計だ」と訴えている。

“異次元の男”あべぴょんが国のトップという恐ろしい現実…

竹下雅敏氏からの情報です。
 名もなき投資家さんのツイートの通り、あべぴょんだけが阿呆なことを言っているわけです。“お前が異次元に行け!”と思うのは、私だけではないでしょう。あべぴょんに同調して、北朝鮮に圧力をかけるべきだと思っている人は、まず冒頭の動画をご覧ください。27分以降の数分で結構です。東京上空で1メガトンの核が爆発したらどうなるかが、描かれています。
 その破壊力は恐るべきもので、これを見た後に、ツイートの最後にある“頭を抱える”避難訓練の様子をどう見るか。本気でこれを有効な訓練だと思う人がいるとしたら、異次元の阿呆だと思いますが、なら、それをやらせているあべぴょんは? その“異次元の男”あべぴょんが、国のトップだというのが恐ろしい。キッシンジャー博士が“最も危険な男”とあべぴょんを評するのがよくわかります。その“頭の構造が異次元”なのです。
(竹下雅敏)
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新党結成に向けて着々と準備する都民ファースト 小沢一郎氏を中心にまとまっていく野党

竹下雅敏氏からの情報です。
 都民ファーストが、新党結成に向けて着々と前に準備を進めているようです。代表の野田数氏が辞任とのこと。これは予想通りです。彼は、早々にクビを切られると思っていました。スキャンダルが出る前に首を切ったのは、正解だと思います。
 共産党の志位和夫氏は、“野党共闘の前途を、大局的には楽観的に考えています”とツイートしています。自由党の事務総長の川島智太郎氏のツイートの写真は、小沢一郎氏と前原氏の笑顔が印象的です。
 時間が経つほど、野党は小沢一郎氏の力によって、まとまって来ます。今の段階で解散総選挙に持ち込めれば、十分勝算があるとあべぴょんが考えるのは、当然です。
 そのために、北朝鮮にミサイルをバンバン打ってもらい、ひたすら国民の不安を煽り、北朝鮮に圧力をかける発言ばかりを繰り返していたわけです。その甲斐あって、ここのところ支持率が回復したと報道されています。これで、選挙を行う準備が整ったわけです。
 菅野完氏は“さて選挙やのぉ。解散やのぉ”とツイートしていますが、これが今の流れに沿った見方だと思います。
 “続きはこちらから”以降は、政界再編の中心人物である小沢一郎氏と、特別会計についてのわかりやすい記事です。小沢一郎氏のマニフェストを見ると、これらの全てを実行に移そうとすれば、現在トランプ政権が陥っている苦境と同じことが起きるだろうと、誰もが思うのではないでしょうか。これらの大改革に徹底的に抵抗するのが、アメリカに隷属している官僚たちだと思われます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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小池知事が細野氏と若狭氏と会談 新党結成にエール(17/09/12)
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都民ファ・野田代表が辞任 新代表に荒木都議が就任(17/09/11)
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[Facebook]猫(cat)?イモムシ(caterpillar)?いや“CATerpillar”!

メリはち様からの情報提供です。
 猫(cat)とイモムシ(caterpillar)を掛け合わせて“CATerpillar”とネーミングされたようです。
(編集長)
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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第11幕 誰の物?〜

 安倍晋三氏と加計孝太郎氏との罵りあいが起こっていると漏れ伝わっています。「さもありなん」です。おきまりのパターンだからです。詐欺などの悪事を働く者たちはことがうまく運ぶ間は協力関係にありますが悪事が露見してうまくいかなくなると互いに「噛み合い」をはじめます。
 さて、トラスト「御見積書」、残リースの誤記入は前回記した「露呈」それ以外のドラマも生んでいたようです。昔サラ金のグレーゾーン金利が問題になっていました。利息制限法には違反するが出資法違反にはセーフ。違法だが罰則がない金利設定つまり年利29,2%すれすれ未満がこのグレーゾーンです。NTTリースは販売店に「予め打ち合わせたリース料金の計算方法を伝えている」ことを後に明かしたのですが、この計算法は「グレーゾーンでリース利率設定せよ」の意味でしょう。NTTリースが売買契約書、物件支払領収書、リース内訳書全て兼ねた書類(全くこれらの証明書の代わりにならず、この連中どうしてこんなに甘いのか?首を傾げるばかりだったのですが)と主張予定であったろう「御見積書」、ところがこれがNTTリースにとっても非常にまずい代物だったのです。「御見積書」での明白な残リース代10万円以上の誤記入でどうも出資法違反に抵触してしまい大慌てで訂正に走ったようです。なぜこのような残リース代の誤りをトラストが犯したか?これは後にトラストのKが明かしたことですが、この「御見積書」は来訪前の試算書で、NTTリースが残リース代を提示する前に作成していたようです。「これ(御見積書)はどこにも出していない」とK。その必要を考えず訂正していなかったようです。またこのKの証言で、この御見積書は2005年8月23日まで私はもちろんNTTリースも受け取っていないことが判明。私の指摘によりNTTリースはその内容を確認して解約損害金との齟齬それに伴う出資法違反を見つけ大慌てになったのがことの真相のようです。
(seiryuu)
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ー通過儀礼ー リース詐欺の体験 〜第11幕 誰の物?〜

トラストコミュニケーションズへの対応

 
 2005年8月26日夕方、トラストに確認のために電話しました。前々日NTTリースから「訂正資料を送らせる」との連絡に関わらず何も連絡が無いためでした。

応答したのはあの3月4日夜に電話してきたK社員でした。なぜか大変立腹の様子。録音ユニット不装着はあっさり認めましたが、残リース代の誤りはキレ気味で認めず、VOIPユニットに関しては相変わらずネットとIP電話には必要不可欠、必ずこれを装着させているとの虚偽を強弁。最後には「あなたが何を求めているのか良識的に理解できない。直接会って話しましょう。」と言い出す始末。やれやれです。
「全て文書でまとめているのでよく読んで確かめるように」と話し電話を切りました。

pixabay[CC0]


もともと相手にするつもりはなかったですが、これ以上やり取りするのは辟易なので、8月29日付けでトラストに「ご通知書」を「付記」を加えて送付しました。計10枚の書類です。

「ご通知書」には契約取り消しを明記した上、Y口担当者が来訪してきた2004年9月6日の顛末詳細、虚偽の数々を明かしています。「付記」ではNTTリースのO担当との電話での会話を含めトラストH社員K社員との電話のやり取りを文字に起こし記し、最後に「全て真実だが誤認している、間違いだ、だとの反論や疑問があればどうぞ。ただしそれは文書に限る」としました。

これでトラストは沈黙しました。ただこの時のK社員との会話などから気づきました。彼はNTTリースの名を出すと非常に不機嫌になるのでした。彼の口調からNTTリースに対し「あいつらは全く無能で、おれたちが体を張って食わせているんだ、それを、・・・」との憤懣が伝わりました。気持ちは分かります。確かにNTTリースは「一体何の仕事をしているのだ?」と私も思ったものです。現場の汚れ仕事はやはり大変です。直接被害者のクレームを受けるのも裁判の被告も彼らの役目です。中には精神に支障を来す者も少なくないのです。その意味では間違いなく彼らは加害者ですが社会全体の構造から見れば被害者との部分もあるにはあるのです。そしてこの時NTTリースは数字面で露呈してしまった違法事実、その責任と罪をトラストが被るようにと要請(指示?)していたのです。このことはその後送付されてきた訂正された「御見積書」と、それに対する私の質問と彼らの回答で明らかになったのです。

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