注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
マレーシア国営バルナマ通信によりますと、マハティール氏が率いる野党連合・希望同盟が同国の議会の222議席のうち、過半数となる113議席を獲得したということです。
一方、ナジブ首相が率いる与党連合は79議席、PAS・全マレーシア・イスラム党は18議席、そのほかの政党は12議席にとどまっています。
この結果、マハティール氏は、現職のナジブ首相を退け、15年ぶりに政権の座に返り咲くことになりました。
マレーシアの組閣を決定する総選挙は、5年に1回の割合で実施されています。
スプートニク日本
マハティール氏は1981年から2003年の間、与党「国民戦線」と内閣を率いてきた。マハティール氏の名前はマレーシアが社会、経済の絶頂期を築いた時代とともに記憶されている。
与党「国民戦線」はナジブ・ラザク首相政府が関与したとみられる汚職スキャンダルが原因となって敗北した。
野党連合「希望連盟」の新政権誕生で国民の間には汚職の撲滅と近年、激化する民族間、宗教間対立の解決の期待が高まっている。
マレーシアは今回の選挙で、1957年、英国からの独立以来、初めての政権交代を迎えた。
「米国は世界覇権を求め、経済戦争、体制変革を進めている。TPPはニューワールドオーダーの道具」―マレーシア新大統領マハティールhttps://t.co/TJkfYu4YQQ
— mko (@trappedsoldier) May 11, 2018
マハティール首相就任に祝辞を送る―中国外務省 https://t.co/TJApAZlV5F
— mko (@trappedsoldier) May 11, 2018
China congratulates Mahathir Mohamad on taking office as Malaysian prime minister: Chinese Foreign Ministry spokesperson https://t.co/luY6y6f6T5 pic.twitter.com/hG5bYZN8vx
— China Xinhua News (@XHNews) 2018年5月11日
記事では、“新政権誕生で…汚職の撲滅と激化する民族間、宗教間対立の解決の期待が高まっている”とあります。どこの国でも欧米の傀儡になると、TPP推進と共に汚職が増え、貧富の格差が拡大し、民族間の対立が深まるのが見て取れます。それは、マハティール氏が指摘している通り、“TPPはニューワールドオーダーの道具”だからです。これをひっくり返さなければなりません。
フィリピンのドゥテルテ大統領、韓国の文在寅大統領、マレーシアのマハティール首相、日本も後に続かなければなりません。