不吉なこと言いますが、服の質がどんどん落ちています。
— リサ| fashion creator (@birdgrassjp) September 23, 2024
日本の技術はひと昔前の「服」には「令和」の時代には敵わない技術がある。
服を大切に扱うことはこれからの時代に必要なことです。
日本で服を生産していた時代は、今より「素材や作り」がしっかりしていて長持ちするし、縫製もきれいです。… pic.twitter.com/Qs2k7SYsOY
ひと昔前の日本は「服の使い捨て」なんてありえなかった。
— リサ| fashion creator (@birdgrassjp) May 23, 2024
少しほころびた所を繕(つくろ)ったりして服を大事に着ていた時代もありました。
今は大量生産の時代。「ファストファッション」が主流に様変わり。
今の時代→安い服を大量に作る→服があまる→手放す。… pic.twitter.com/9i7oCoGNig
知って欲しい。日本の技術は宝です。
— リサ| fashion creator (@birdgrassjp) February 27, 2024
「貝ボタン」には日本の古い歴史的な技術があります。
歴史は古くて日本で製造が始まったのが明治時代。以前は「何百世帯」とあった貝ボタンの産業は、時代に比べて今は「数十世帯未満」と激減しています。… pic.twitter.com/5t7eghu8yP
厳しいことをいいますが、多くの日本人が「世界に強い国」と信じ込んでいるのは大間違い。
— リサ| fashion creator (@birdgrassjp) October 9, 2024
日本の「ものづくり」の根本がうまく行かないと日本がダメになるんです。
「うちの会社に入ってくる新人は、入社時は目がきらきらと輝いていて、1年経つと、死んだ魚のような目になる」そして辞める。… pic.twitter.com/5wFO2jgGhD
これを観た時に思い出した投稿がありました。「アパレル総合商社の企業で『デザイン』と『パターン』を手掛けることが本職のファッションの技術者」の「リサ| fashion creator」さんによるシリーズです。
「今は大量生産の時代。『ファストファッション』が主流に様変わり。」「今は衣類にそんなにお金がかけられない世の中で、安いものが売れる時代です。 (中略)ですが『古き良き日本の産業』を失ったきっかけでもあります。」と、ファッション業界の変遷から伝えておられました。
「『カンボジア』『ミャンマー』『ベトナム』『バングラデシュ』へ縫製工場が移りつつあります。 これ裏の話ですが、みんな中国の傘下の縫製工場で(一部で日本の工場もありますが)中国が潤う産業なんです。」
リサさんは「日本の技術は宝です。」と言っています。日本は「洋服産業」を受け入れた明治以降、高い技術を培ってきました。ところが日本が昔から作ってきた「素材や作りがしっかりしていて長持ちするし、縫製もきれい」な服は今はもうできない、「服の質がどんどん落ちています。」「昔のような時代は戻ってこないです。古着の価値が上がっているので捨てない方がいい。」とまで危機感を募らせておられます。
一例として「貝ボタン」を紹介されていました。他国には真似できない高度な技術によって貝殻を「くり抜き」「削り」「磨く」ことで生み出される美しい貝ボタンの産業も激減し、「昔の伝統は継ぐ人が居なくなればいずれ消滅してしまいます。」ファストファッションを使い捨てるのではなく、高品質の製品を「長いスパン」で愛用することが本物の「コスパ」ではないかと問いかけておられました。日本の「ものづくり」が活力を取り戻し、「産業のあり方次第で日本製の良い品質のものも安く買えます。」と経済政策の必要を現場から訴えています。
利益のみの追求は、海外の縫製工場で人々を苦しめるだけでなく、日本が持っていた貴重な技術も文化も失われつつあることを実感します。