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最終回
地名の漢字が改竄されてきたのが、麻の産地であった大朝、安佐郡などがわかりやすい例ですが、安芸の国は本来、明けるの明きの国であったという話や、中国山地の県境にある、瑞穂町(現在:邑南町)市木は市杵島姫様の市杵だった等書かれた本を読んだことがあります。この本は広島のお医者さんが自費出版されていて、ご自分が行く先々で聞いた言い伝えの記録でした。
記憶にあるのはこの二つくらいなのですが、何故地名の漢字が改竄されたのだろうかと考えた時、真実を隠したい者が権力を握ったからでしょうが、時事ブログの記事のseiryuuさんの
「ユダヤ問題のポイント」を読んでいると、内側に入り込んで、乗っ取りを目論む者が、真実を隠そうとしてきたのではないかと思えてきました。改竄、隠蔽は乗っ取り犯の常套手段。改竄、隠蔽って・・・!!
柳田國男さんの著書「日本の伝説」が
青空文庫で紹介されています。
これを読むと、庶民の間で伝わってきた言い伝えが真実を伝えているのかもしれず、その言い伝えが急速に失われて来ていると思えます。けれど、自費出版された本のように、何処かにきっと真実の記録があるのではないかとも思えます。
さて、山かげには雪が残っていたりしますが、
今年も早々とフキノトウやシャクをいただいています。
シャクがケマンソウと似ているのでにおいを嗅いでよくたしかめますが、もう少しするとシャクは大きく茂り、よくわかるようになります。
花が咲くとシャクは白く、ケマンソウはピンクや黄色で、花の形も違うので良く見分けられます。
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(左)シャク (右)ケマンソウ(有毒)
ノカンゾウ、コゴミ、ツクシ、ミツバ、菜の花、4月には・・・野山は恵みの幸にあふれますね。
一つ一つ丁寧に必要なだけ、いただいてもいいですか?や、ありがとうの一言を忘れないようにしたいです。
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今日の野の恵み
フキノトウ、ノカンゾウ、シャク、ヨモギ、ハコベ、セイタカアワダチソウ
今回は野草団子の塩ぜんざいと野草のビビンバ風丼を作ってみました。
- 生のヨモギを刻んでもち米粉に混ぜて、熱湯または野草茶を入れ、しゃもじで混ぜます。
- 手でまとめながら、こねるように伸ばして丸めてを繰り返し粘りを出します。
- 一口大の団子に丸め、お湯の中に入れて煮ます。
- 団子が浮いたら網ですくい、水をはったボールへ入れて、冷めたらすくっておきます。
- 小豆を柔らかく煮て塩だけで味付けをします。
- 団子を入れて一煮立ちさせます。
塩味のぜんざいは毎日でもいただけそうです。
ヨモギも今は生でいただけます。他の野草を混ぜても良いですね。
- シャクは食べやすい大きさに切って、醤油、一味唐辛子、ニンニク(生または醤油漬け)のすりおろしたもの、ごま油を混ぜて、浸けておきます。
- ノカンゾウは梅酢とごま油を混ぜたものに浸けておきます。
- ハコベ、ヨモギは醤油、すりおろしたニンニク、ごま油を混ぜたものに、浸けておきます。(ハコベは意外と硬いので、柔らかいところ以外は小さく刻みます。)
- 菜の花は塩を全体にまぶして醤油、すりおろしたニンニク、ごま油に浸けておきま
す。
- 人参は千切りにします。
- 熱いご飯に、それぞれ盛りつけます。
あれば、ゼンマイやワラビを干したものを水につけてもどして水煮して、醤油、ごま油で味付けします。また、モヤシを湯がいて酢醤油とごま油で味付けします。お好みでゴマをふりかけます。
ヨモギもこの時期は生で美味しくいただけます。セイタカアワダチソウも一緒に生で浸けてみましたが、歯ごたえはいいのですが
苦味があります。苦味の必要な方はけっこう美味しいかもです。
ヒメジョオン(塩茹)やタンポポ(生)、ギシギシ(塩茹)なども醤油とごま油、ニンニクに浸けて、加えると美味しそうです。
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ノカンゾウ
ノカンゾウの生を梅酢漬けにすると、歯ごたえが良くて、美味しい漬物になります。
今年は野草たちが何だか少し違って見えます。
雪が多く、しばらく野草の姿が見えなかったせいか、1年前と感覚が変わったのか・・・
これから野草たちとの新しい出会いがたくさん待っていますね。
最後になりましたが、多くの参考文献を掲載させていただき、いつも学ばせていただき、感謝申し上げます。
また、編集で大変お世話になりました”こじかさん”はじめスタッフの皆様、ありがとうございます。
読んで下さった野草仲間が増えたかな?少しはお役に立てたのかな?
植物たちともたくさん出会え楽しかったです。(完)
自然賛歌
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ユキワリイチゲ・・・日本固有
種・・・レッドデータリスト
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ホソバナコバイモ・・・レッドデータリスト
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花梅・・・少ないけど実もなる
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マルバスミレ?
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フキノトウ・・・雌雄異株・・・雄花は両性花で結実しない、日本原産
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シキミ・・・有毒とくに果実は猛毒・・・樹皮や葉に芳香、線香や抹香に
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イトゴケ
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マンサク(タニイソギ)
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ヤマアイ
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タマゴケ
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ウバユリのやや・・・球根を潰して水にさらし、沈殿したデンプンを干して、カタクリ粉の代用に
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ヤブタビラコ・・・7草のホトケノザ
(コオニタビラコ)の仲間
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アマガエル・・・土の中から出てきたばかり?色が黒っぽい
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ヤブツバキ
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アザミ
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オオマツヨイグサとセイタカアワダチソウの新芽
ライター
ニャンニャン母さん
プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種
20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。
現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。
かつて連載していた「地球の鼓動・野草便り」という人気シリーズのおかげで、時事ブログでは「雑草」と言うより「野草」として親しまれる読者の方も多いと思います。
そうは言っても、ぐんぐん伸びて存在を主張する草を放置するのは勇気がいる、、。
そんな折、興味深い記事を見ました。私たちは漠然と、木々を伐採した山は保水力を失い、水害が起こりやすくなる、と考えています。
けれども、森林ジャーナリスト田中淳夫氏のレポートによると、樹木はむしろ雨水が山の表土を削るのを助けている面があるそうです。山の表土を雨水から守っているのは、なんと地面を覆う「雑草」であると。
「草の根は地面直下を密に伸びて表土をガッチリとつかんでいる」と、とても頼もしい表現です。
そう言えば「自然は脈動する」のシャウベルガー先生も、どうやってお調べになったのか、草の根が地下数メートルにも伸びている断面図を記されていました。
さらに田中氏は、かつて雑草が、食用、薬用以外に牛馬のえさ、農地の肥料として大変大事にされていた歴史があることを紹介されています。
すばらしい、そのような貴重な雑草をむやみに刈ることはなかろう、と思っていると、この田中氏も「草刈りをしないで済ます理屈を考えてみたが、許されないだろうなあ。」とあっさり白状されていました。
やはり見えるところくらいは、刈りましょうか、、、。