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レバノンの首都ベイルートでの大規模爆発が、事故ではなく爆弾テロであるなら、ほぼ間違いなくイスラエルの仕業! ~出てくる怪しいイスラエルの痕跡

竹下雅敏氏からの情報です。
 レバノンの首都ベイルートで大規模爆発が起きたことに関して、トランプ大統領は「米軍幹部は工業関連の爆発のようなものではないと感じているようだ。彼らは私より詳しいが攻撃だと考えているようだ」と発言し、爆弾などによる攻撃だった可能性があるという認識を示していましたが、翌日の会見では「事故とも、爆発物とも聞いた」と発言を修正しました。
 エスパー米国防長官は5日、「報じられているように、多くの人が事故だったと考えている」という意味のない発言で、親イスラエル派に気を使いました。「多くの人が事故だったと考えている」のはその通りですが、米軍幹部がどう考えているのかが重要なのです。
 これが事故ではなく爆弾テロであるなら、ほぼ間違いなくイスラエルの仕業で、怪しいイスラエルの痕跡が出て来ました。テロ攻撃の前日の8月3日に、“
戦争を勃発させイスラエルの敵(ヒズボラ、他)を消滅させるために、イスラエルは2カ国(レバノンとイラン)との戦争の準備が出来ている“という内容のメールを受け取っていたというのです。
 ベテランズ・トゥデイの「最初の爆発はイスラエルのガブリエル対艦ミサイルによって引き起こされました。2回目の爆発は イスラエルのデリラミサイルによるもので F16からのもの」という情報は少々怪しい。
 お賽銭マンさんの動画には、何やらドローンのような飛行体が写っています。これがビルに突入して核爆発レベルの大爆発を引き起こしたというのも、少々考えにくい。爆発物はあらかじめビルに仕掛けられていたと見る方が自然な感じがします。もし、そうならこの事件はレバノン政府の自作自演ということになる。引用元には、「ベイルートは9・11レベルのテロ攻撃を受けました」と書かれていて、“爆発の様子を見ると、軍事訓練を受けた高度なプロの爆発物専門家による隠密作戦だった”とあります。
 「現在、COVID-19の真実に関するダムが決壊しており、犯罪者集団はかつてないほど焦っています」ということなので、彼らが追い詰められて、このような事件を引き起こしたのは間違いないようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トランプ氏「攻撃の可能性」 イスラエルは関与否定(20/08/05)
配信元)
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トランプ氏、レバノン爆発で発言修正「まだ分からない」
引用元)
(前略)
 トランプ米大統領は5日、米ホワイトハウスでの記者会見で、レバノンの首都ベイルートで起きた大規模爆発について、「事故とも、爆発物とも聞いた」とし、「まだ誰も分かっていない」と述べた。4日の会見では「恐ろしい攻撃のように見える。軍高官によれば、何らかの爆弾による攻撃と考えているようだ」と踏み込んだが、発言を修正した。

 これに先立ち、エスパー米国防長官は5日の米シンクタンクのウェブイベントで、情報収集中としたうえで、「報じられているように、多くの人が事故だったと考えている」と語っていた。(ワシントン=渡辺丘)
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イスラエルは核ミサイルでベイルートを打つ、トランプ氏とレバノン政府は確認(継続的に更新)
トランプ氏は、これが事故ではなく爆弾テロであることを確認し、すぐに親イスラエル派のマスコミに叱責される
引用元)
www.DeepL.com/Translator (無料版)で翻訳
(前略)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

(中略)
” 最初の爆発はイスラエルのガブリエル対艦ミサイルによって引き起こされました。2回目の爆発は イスラエルのデリラミサイルによるもので F16からのものです 私たちの国はこの怠惰で腐敗した政権と完全に危険にさらされています。"
(以下略)

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有力政治家、官僚、企業のCEO、国連幹部らはみなヒドロキシクロロキンがコロナの特効薬であることを知っており、全員が予防的にヒドロキシクロロキンを服用している

竹下雅敏氏からの情報です。
 ワシントンDCの内部関係者によれば、“有力政治家、官僚、企業のCEO、国連幹部らはみなヒドロキシクロロキンがコロナの特効薬であることを知っていた”と言うことです。“彼らは、ヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンと亜鉛を服用すれば、どんなコロナ患者でも完治する”ことを知っていて民衆にはそれを教えず、“ワシントンDCのVIP全員が予防的にヒドロキシクロロキンを服用している”とのことです。
 「メイカさんからの続報」では、米国に亡命した閻麗夢女医が、“習近平、共産党幹部、各省、各市のトップは…ヒドロキシクロロキンを飲んでいる”と暴露したとあります。彼らはヒドロキシクロロキンを飲んで、“武漢肺炎を予防すると同時に…人民にはこの薬は効かないとか副作用が強いと嘘を言っている”らしい。
 彼らのこうしたウソの理由は、“ビル・ゲイツがコロナのワクチンを大量に販売したいから”であり、“民主党の州で感染者数が十分な数に達した時に…州民に対しコロナ・ワクチンを強制接種させる”ためです。
 時事ブログでこれまでにお伝えした情報から、充分に予想できる話ですが、私の感覚では、ヒドロキシクロロキンよりもMMS(ミラクルミネラルサプリメント)の方が、予防効果も治療効果も高いのではないかと思っています。次は「ビタミンC」でしょうか。
 「ワクチンの強制接種」の問題は深刻です。日本の場合は同調圧力が他の国よりも強く、会社勤めの人は会社から強制されるのではないかという気がします。また、ワクチン接種を拒否する人は「非国民」扱いになるのかも知れません。ツイッターのクソリプの多さを見ると、そう思わざるを得ません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ヒドロキシクロロキンを服用しているのは中共上層部だけではありません!!
引用元)
(前略)
http://themillenniumreport.com/2020/07/anonymous-d-c-insider-exposes-ultra-secret-covid-conspiracy-inside-the-beltway/
(概要)
7月31日付け
(中略)
ワシントンDCの内部関係者によると:
大手製薬会社とWHOは初めからコロナ(Covid-19)の特効薬があることを知っていました。そしてCDC米疾病対策予防センター、NIH国立衛生研究所、FDA食品医薬品局も、ヒドロキシクロロキン(HCQ)がコロナの特効薬であることを知っています。さらに彼らは、HCQと共にアジスロマイシンと亜鉛(3 in 1プロトコル)を服用すれば、どんなコロナ患者でも完治することを知っています。
(中略)
ワシントンDCのVIP全員が予防的にHCQを服用しています。(中略)… 主要メディアもこの事実を一切報じません。シリコンバレーの権力者、ウォール街の銀行家、企業のトップも密かにHCQを服用しており、その事実は極秘にしてきました。
(中略)
コロナに非常に有効なHCQとアジスロマイシンと亜鉛のミックス薬に関する情報は米国民には意図的に隠されてきました。そうすることで全ての米国民に(危険な)ワクチンを強制接種できるからです。
(以下略)
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メイカさんからの続報
引用元)
(前略)
米国に亡命した閻麗夢女医がバノン氏のテレビ番組で次の情報を暴露した。
習近平、共産党幹部、各省、各市のトップは誰も武漢肺炎に感染していないがその理由は抗マラリア菌のヒドロキシクロロキンを飲んでいるため。この薬は武漢肺炎を予防すると同時に感染後もよく効く。日本人もこの薬を買い置きしておくべき。

中国政府は人民にはこの薬を与えていない。人民がどうなっても構わないと考えている。人民にはこの薬は効かないとか副作用が強いと嘘を言っている。
(以下略)

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ユダヤ問題のポイント(日本 明治編) ― 第31話 ― 頭山満のアジア主義

孝明天皇は崩御を装って堀川御所に。睦仁親王もまた、大室寅之祐とすり替わって堀川御所に。大室寅之祐は表の明治天皇(政体天皇)、睦仁親王が初代裏天皇(國體天皇)に。
 これは元々は落合莞爾氏が主張された説であり、その説が辻褄が合っていて事実として間違いないと見て、この明治編を進めてきました。
 堀川御所に移住した後の孝明天皇、そして睦仁親王の情報は当然ながらほぼ皆無です。ただし、その後の情報は皆無ながらも、孝明天皇については堀川御所移住前の情報はあります。しかし、睦仁親王については堀川御所移住前から情報は少なく、その後は情報が皆無なので、睦仁親王がどのような考えや思いをもって周辺に当たっていたかは分かりません。
 それでも推測は可能です。睦仁親王の皇子が堀川辰吉郎です。この堀川辰吉郎に仕えながら保護・育成したのが玄洋社であり、頭山満とされます。睦仁親王が自分と思いの異なる者に自身の皇子を託すはずがないので、玄洋社およびその総帥とされる頭山満の思想と行動を見れば、裏天皇の睦仁親王の考え・思い、そして睦仁親王と日本政府、および表天皇側との関係も垣間見えてきそうです。
 頭山満は、彼のウィキペディア記事を見れば「アジア主義者の巨頭」「日本に亡命したアジア各地の民族主義者・独立運動家への援助を積極的に行った」とあります。 頭山のアジア主義とは以下のようなものだったと思えます。
欧米支配から脱却したアジア共栄圏の構築がその目的。そのために日本は積極的に海外進出し、その中で日本は国際的地位を高め、英国から独立
この頭山のアジア主義は同時に睦仁親王の考えでもあったように思えます。
 ただし頭山は目的達成のために日本の海外での積極的武力行使、日本政府に対しても過激な行動に出てもいて、ここまでもが睦仁親王の考えに沿っていたかは不明です。睦仁親王が英国支配に屈辱を覚え、日本政府および表天皇と緊張した関係にあったのは確かだとは感じますが…。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 明治編) ― 第31話 ― 頭山満のアジア主義

表裏明治天皇の大嘗祭執行 〜150年間の秘事


落合莞爾氏は『ワンワールドと明治日本』281~282頁に次のように記しています。

明治13(1880)年、京都皇統の住む堀川御所で将来の國體天皇となる男児が出生します。御父は、政体天皇の地位を長州藩奇兵隊士大室寅之祐に譲って堀川御所に入った皇太子睦仁親王で、当年29歳、御祖父は慶応2(1866)年の偽装崩御以来、睦仁親王とともに堀川御所に棲む孝明先帝で、ときに50歳です。

睦仁親王と大室寅之祐は明治4(1871)年11月17日に東京皇城の吹上御苑において揃って大嘗祭を執行されておられますので、ともに天皇と呼ばれて何ら差し支えない立場です。つまり「明治天皇は二人いた」のですが、大室寅之祐が表の明治天皇として表に出て、睦仁親王は「ウラの明治天皇」となったので、いわば國體明治天皇となったのです。

(中略)

明治20(1887)年に7歳になった睦仁親王の皇子は、堀川御所で豊子(のちの松下トヨノ)が生まれたのを機に博多に移り、(中略)...辰吉郎が福岡へ移されたのは、黒田藩の政治結社玄洋社の実質社主の杉山茂丸と社長の頭山満から武士的素養と気風を学び、小学校に通って下情に通じるためです。

ここには幾つもの重要なことが記されていますが、その一つで目を引くのが、表の明治天皇(政体天皇)となった大室寅之祐と初代裏天皇(國體明治天皇)となった睦仁親王が、同刻同じ場所(東京皇城吹上御苑)にて揃って大嘗祭を執行したという部分でしょう。

初代裏天皇となった睦仁親王
(25歳当時の明治天皇と紹介された写真)
Wikimedia Commons [Public Domain]

二人が同時に大嘗祭を執行、これは天皇践祚の儀式ですから記されている内容は非常に重要です。それと共に大嘗祭はあまりにも重要で、これに関して虚偽を記されるような性格のものではないので事実と見るしか無いでしょう。

ただし、こうなるとかなり多くの皇室関係者などは、二人の大嘗祭同時執行の事実を承知していたはずです。その上で、その事実を関係者は現在まで厳重に秘匿してきたことになります。150年間の秘事です。

さて、次いで気になるのが、ここでは堀川辰吉郎の生年が1880年となっていることです。堀川辰吉郎は自称では1884年生まれとのことでした。天皇そして八咫烏(サンカもですが)には戸籍が無いとのことで、このように生年がハッキリしないようなことになるのかも知れません。ただ堀川辰吉郎の生年は1880〜1884年の間と見て間違いないでしょう。

この時期は、世界的には1881年にアレクサンドル2世が暗殺され、ポグロムの嵐が吹き、共産革命運動を含めたシオニズムの世界潮流が生じ、日本では1882年に日本銀行が設立されています。世界と日本の歴史の分岐点になる時点で堀川辰吉郎が誕生したとも言えるでしょう。

Wikimedia_Commons [Public Domain]
Wikimedia_Commons [Public Domain]
Wikimedia_Commons [Public Domain]

その堀川辰吉郎が7歳の時に京都から福岡博多に移されたと落合氏はしています。それは辰吉郎が玄洋社の杉山茂丸と頭山満から「武士的素養と気風を学び、小学校に通って下情に通じるため」とのことです。玄洋社が辰吉郎を保護・育成していく役割を担ったということになるでしょう。

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20/07/27 フルフォード情報英語版: アメリカが今や破綻国家であり、どう対処するべきかについて

 今回は、夏休み中のフルフォード氏が事前に用意していた記事の第三弾です。アメリカが既に破綻していることを、生活水準や医療水準の劣化、異常な受刑者数、貧富の格差、そして御用メディアという点から見ていきます。
 ではその解決策は? まずは破産したことを公式に認めてしまって、どう頑張っても払えない国の借金を一旦チャラにしてもらうこと。そしてカナダと合併して、問題のある業界はすべからく刷新すること。
 ただ現実を見ると、シオニストが依然として優勢で、改革は大して進んでいません。皆がアメリカを応援しているよーと、締めくくっています(※アメリカ人読者が多いであろう英語の記事なので)。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アメリカが今や破綻国家であり、どう対処するべきかについて
投稿者:フルフォード

読者の皆様にご注意いただきたいのだが、これが事前に書いておいた夏のレポートの最後となる。通常のレポートは、8月3日号から再開する。


アメリカは色んな意味で破綻している


2月16日に起こったアメリカ合衆国株式会社の【公けには】未申告の倒産と、それに続く混乱が、現経営下のアメリカは破綻国家であることを世界に示している。今週は、このような事態になった経緯と今後とるべき対応について見ていく。

まず、アトランタ連邦準備制度理事会をはじめとする様々な試算によると、米国のGDPは今年に入って50%減少した。また、米国は(これまたFRBのようなところによれば)200兆ドル以上の未積立債務を抱えている。この中には対外債務、政府債務、未積立年金債務などが含まれている。

ツイートはシャンティ・フーラが挿入

【編集者註:緑色の折れ線グラフがアトランタ連邦準備制度理事会による現在のGDP試算。6月1日現在のGDPはマイナス52.8%。】

もし本当にGDPが半減して約10兆ドルになったのだとしたら、負債は米国の歳入の20倍以上になるということだ。つまり借金の返済のために、アメリカ人全員が持っているお金の半分を充てていったとしても、400年かかってしまう。

深刻な機能不全の兆候は他にもある。アメリカ人はGDPの17.7%を医療費に費やしている。これは他の国々と比べて、倍以上の割合だ。にもかかわらず、アメリカ人の寿命は毎年減少していっている。

【同国には】発がん性物質や汚染されたワクチンでもって人々に毒を投与する、犯罪者と化した医療機構があるからだ。【しかもそれは、】奴らが金を吸い上げられるよう、病人の数を増やすことを目的としている。

そして、刑務所産業もそうだ。奴らが刑務所の奴隷労働で利益を得られるよう、根拠のない理由(マリファナの陽性反応など)で人々を刑務所に入れている。

世界的に見ても、刑務所に入っている5人に1人はアメリカ人なのだ。人口3億3千万人のアメリカで230万人が刑務所に入っているのに対し、中国では160万人が刑務所に入っている。【ちなみに後者は】人口15億人である。

ツイートはシャンティ・フーラが挿入

【編集者註:1994年に米国司法省が、米国史上初めて刑務所人口が100万人を突破したと発表。米国は世界人口の5%であるにもかかわらず、世界の刑務所人口の25%近くを占めている、という内容の記事。グラフはアメリカの刑務所ごとの犯罪者の内訳。】

アメリカの富裕層と貧困層の格差は、先進国の中でもダントツの一位だ。アメリカ人の9割の実質的な生活水準は、1970年代初頭から低下し続けている。

もう一つの問題は、企業メディア。今では、ほぼプロパガンダと嘘しか吐き出さない。これと二人三脚なのが、内輪もめと汚職によって身動きとれなくなった政治体制だ。米国の民主主義は、ジョージ・ブッシュ・ジュニアが2000年の選挙を盗み取って以降、葬り去られてしまった。

以上、お分かり頂けたかと思う。とあるMI6筋の言葉を借りれば、「アメリカはお仕舞だ」と。

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ユダヤ問題のポイント(日本 明治編) ― 第30話 ― 日露戦争の影の立役者

 自ら望んで「護国の鬼」となったある人物がいます。その人物の名前は明石元二郎ウィキペディア記事によると台湾総督に就任し、台湾軍の初代司令官も兼務し、周囲からは次の総理大臣を期待される中の1919年10月、志し半ばで郷里の福岡で55歳で死去したのが明石元二郎です。
 彼は死に際し「余の死体はこのまま台湾に埋葬せよ。いまだ実行の方針を確立せずして、中途に斃れるは千載の恨事なり。余は死して護国の鬼となり、台民の鎮護たらざるべからず」と遺言したとのこと。
 この遺言に従い、彼の遺骸は福岡から台湾に移され埋葬されたとあります。激烈な生涯を遂げたであろう明石元二郎は別のことで有名でもあります。日露戦争における諜報工作で、明石元二郎の諜報戦によって日露戦争で日本は勝利を得たともされるのです。日露戦争の影の立役者です。
 日清戦争が終結したのは1895年、日露戦争が開戦したのは1904年です。この間僅かで10年も経っていません。日本とロシア、その国力には大きな開きがあり、普通に見れば日本にとって日露戦争は無謀な戦争といえるでしょう。日露戦争で日本が有利に戦局を進められると見ていた国家はほぼ皆無だったのです。その中、意外にも日本は善戦をします。
 ただし、開戦の翌年には日本の戦闘体力はつきようとしていました。その状況下で、ロシアが日本に有利な講和に応じざるを得なかったのはロシアの国内事情からです。革命運動の激化による国内不安がそれで、これを喚起させたのが明石元二郎とされるのです。
 もともと日露戦争を強く誘導したのはロスチャイルドです。ロスチャイルドの帝政ロシア打倒作戦の一端が日露戦争だったのです。それと日本国内にも日露戦争を強く推し進める勢力がありました。それが福岡を本拠とする玄洋社です。明石元二郎も玄洋社の社員だったのです。
 玄洋社は八咫烏の政治組織です。自ら望んで「護国の鬼」となった明石元二郎は八咫烏の一人だったのでしょう。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 明治編) ― 第30話 ― 日露戦争の影の立役者

日露戦争の帰趨を決めたロシア国内事情 〜戦闘では敗北していた日本


明石元二郎
Wikimedia Commons [Public Domain]

明石元二郎1904年に始まった日露戦争における日本側の最重要人物が彼でしょう。明石元二郎の諜報戦の働きによって日露戦争で日本の勝利が導かれた、ともされているのです。

日露戦争は、一応は日本が勝利したことになっています。しかし少なくとも、それはいろんな意味で「苦い勝利」と言わなければならないでしょう。

一例を上げます。戦死者数です。「人間自然科学研究所」のデータによると日露戦争の戦死者は日本側は11万5600人、ロシア側は4万2600人となっています。意外なことに日本はロシアの3倍近い戦死者をだしているのです。

戦死者の数を比較し戦闘という観点に絞って見るならば、敗者は明らかに日本側です。日本側は自国兵士を消耗品として扱った大苦戦のすえにようやくロシアとの講和に持ち込んだのです。前回リンク資料とした藤原彰氏著『天皇の軍隊と日中戦争』では次にある通りです。

兵士の生命を尊重せず、生命を守る配慮に極端に欠けていたのが日本軍隊の特徴であった。(中略)...日露戦争の場合は兵士を肉弾として戦い、膨大な犠牲を出した。火力装備の劣る日本軍は、白兵突撃に頼るばかりで、ロシア軍の砲弾の集中と、機関銃の斉射になぎ倒された。(中略)...旅順だけでなく、遼陽や奉天の会戦でも、日本軍は肉弾突撃をくりかえし、莫大な犠牲を払ってようやく勝利を得ている。

大国ロシアを相手の日本の戦争はやはり無理があったのです。

第一軍司令部と観戦武官
Wikimedia Commons [Public Domain]

しかし、日本が苦戦を強いられながらもロシア相手に有利な講和条約にこぎつけられた、これはロシア国内の革命運動による国内不安からだったのです。近・現代編の第6話に次のように記した通りです。

1904年には日露戦争が勃発します。風刺画に描かれていますが日本にとっては、国力がまるで違うロシアが相手で、尻込みするのを英国と米国にけしかけられた戦争といえるでしょう。日本は開戦近くまで戦費の調達すらままならなかったのです。ところが予想外にも開戦から日本は連勝を続けます。しかし翌年には日本の体力は尽きてきていました。

そのような1905年、ロシア国内では1月のガポン神父率いるデモ隊への軍の発砲にて多数の死傷者がでた「血の日曜日事件」をきっかけとして、第一次ロシア革命が起こります。「日露戦争当時、ユダヤ人たちは『ロシア政府の敗北』というスローガンを掲げて革命運動を展開」「第一次ロシア革命の嵐がロシア全土を襲った」(イワノフ氏)のです。国内が荒れ不安定化したロシアは、既に体力の尽きた日本と不本意ながらも米国の仲介で9月に講和条約を結びます。


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