上海協力機構およびBRICSのウファサミットで地政学的爆発が置き、ロシア、中国、イランのユーラシアプロジェクトは、世界政治の未来の地殻変動のプロセニアム(舞台の縁取り)として確証された。ブラジルのペペ・エスコバー氏が米誌The Nationに寄稿した。
以下、その概要を紹介する。
両サミットの同時開催はプーチン大統領の輝かしい外交手腕だ。ウファでロシアはワシントンの帝国主義的論理に対し、中露戦略パートナーシップがどれほど深く革命を起こしたかを強調する自らのソフトパワーを対置した。
上海協力機構、BRICSの全リーダーを一堂に会させ、モスクワは、ユーラシア統合に根ざすダイナミックな地政学構造のビジョンを提示した。この構造においては、見事に多年にわたる西側の制裁から自らを解放してみせた
イランも、大きな役割を担う。テヘランは自らの地政学的境遇から、ユーラシアの重要な結び目になる。
ウファサミットではアフガニスタンにも大きな注目が集まった。もしアフガンの野党が武装解除し、テロ組織とのつながりを断ち切ったなら、地域情勢は政治的方法で安定化し得る。そうなれば、
安定化したアフガンは、中国、ロシア、インド、イランの投資に対しより開かれた国となり、長らく待たれたプロジェクト、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドを通る
ガスパイプライン実現へ道が開ける。
数年前、プーチン大統領は、リスボンからウラジオストクにいたる「大きな欧州の家」創設が可能である、と提案した。しかし、ワシントンの庇の下のEUは、この理念を無視した。
米国の国家軍事戦略において、ペンタゴンはロシア、中国、イランを「修正主義国家」と規定し、これら国々を米国の安全保障に対する主要な脅威と見なしている。
しかし、米国の反応はことごとく、恐怖心のあらわれになる。
経済ベルト「シルクロード」、台頭するBRICSおよび上海協力機構、中国の銀行。これらが、ウファでプーチン大統領と習近平国家主席が述べたところの「共同の努力」であり、
ユーラシア統合の未来を決めるものである。このような状況では、米国は鷲のように飛翔することはできそうもない。
ワシントンは死ぬほどおののいている。
ペペ・エスコバー氏は以上のように述べている。
おそらく氏自身の誠実さから、こうせざるを得なかったのだと思います。私は氏の行動を称賛します。韓国人の立場に立てない人は、次のような想像をしてみてください。私の妻は被爆2世であり、彼女の父は原爆投下まもなく爆心地に入り、入市被爆をしています。広島・長崎の原爆投下において深く傷ついている人々も、相当の数に上ります。そんな中で、かつての米国大統領、例えばカーターとかクリントンが平和記念公園の慰霊碑の前で額づき、心からの謝罪をしたとしたら、どうでしょうか。現役のオバマがこれを行なえば、さらに良いと思います。おそらく被爆者の心の中の何かが溶け出すと思うのです。
鳩山氏が行ったのはまさにこうしたことで、愚かな指導者は、現在ひたすら日本を戦争へと向かわせようとしています。一方鳩山氏は、平和のための最も大切な、まさに韓国の人たちの琴線に触れる行動をとったと言えます。どちらが本物の指導者なのかは明らかです。
下のチャイナ・ネットの記事を見ても、その事がはっきりとわかります。