注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
軍事技術に応用可能な基礎研究を助成する防衛省の制度が使えるよう、国立天文台(東京都三鷹市、常田佐久台長)が方針転換を検討していることがわかった。天文台内では三年前、この制度に応募しないと決めていた。所属する研究者からは「突然で十分な説明がない」と反発もある。すばる望遠鏡など先端施設をもち、日本の天文学の中核を担う国立天文台が方針を転換すれば、学術界への影響は大きい。(中略)
改定案を出した理由について常田台長は、予算が厳しいとした上で「経費削減には限界がある。研究費を増やすため外部資金を多様にしないと次世代につながる研究ができない。(防衛省の)制度は一つのオプションとして議論したい」と説明した。
(以下略)
#軍事研究 に応募しないと決めていた #国立天文台 が #軍事研究 応募容認へ
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2019年9月9日
10日付 #東京新聞 防衛省の助成制度に応募できるよう、国立天文台が方針転換を検討。研究者は「十分な説明ない」と反発。日本の天文学の中核担う国立天文台が方針転換すれば、学術界への影響大きい https://t.co/EDzfUar8kk
「兵糧攻め」を政策遂行手段として多用する現政権。
— ssrqmil (@ssrqmil) 2019年9月10日
言うこと聞かないと金出さないぞというやり方は、この国に関わる人全てが、いつ被害に遭うかわからない危ない手口。
学術界だけでなく、一般市民もこうした問題は自分の問題かもしれないと関心を持たねば。目の前に見えなきゃいいという話ではない。
子供の頃は天文学者になりたかった。あながち天文学者になってた人生もあり得たから、他人事とは思えない。
— hayasan (@hayasanhayasan) 2019年9月10日
これは駄目だろう。
【アルマ望遠鏡観測成果プレスリリース】双子原始星からのふぞろいな分子流から連星系形成の謎に迫るhttps://t.co/dfn3aELp03
— 国立天文台 アルマ望遠鏡 (@ALMA_Japan) 2019年9月10日
生まれたばかりの双子赤ちゃん星から互い違いに噴き出すガス流を発見。双子星誕生メカニズムの解明に向けた一歩です。(画像はアルマ望遠鏡観測画像と想像図) pic.twitter.com/Ud6OyayyYH
【イベント】「三鷹・星と宇宙の日2019」を2019年10月25日(金、プレ公開)26日(土、本公開)に開催いたします。施設公開、講演会、最新の研究成果の紹介、天体観望会など盛りだくさんの内容でお待ちしています https://t.co/3sD61B5Dqp #国立天文台 pic.twitter.com/UD3I0t9Tgn
— 国立天文台 (@prcnaoj) 2019年9月6日
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いずれにしても、昨年12月に閣議決定された新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱(防衛大綱)」にて日本政府は、宇宙分野での能力強化を打ち出しています。米国が8月に創設した宇宙軍の後を追うかのように、自衛隊も2022年に宇宙部隊を発足させる予定です。
こうした一連の流れの中で、マッチポンプのように国立天文台が軍事研究を容認する!?との情報が出てきたわけです。
新聞各紙の一面トップが"日産自動車・西川社長辞任"である中(9/10)、東京新聞の一面トップだけが"国立天文台の軍事研究応募容認"だったようです。
大人も子どもも純粋に宇宙を観望したいのだが...そして沈黙を。