投稿者:フルフォード
象徴としての林檎
象徴学というものはテクノロジーの世界で常に重要な位置を占めていた訣だし、
スティーブ・ジョブズが採用した半分齧られた林檎のシンボルは、多少なりとも
エデンの園へのそこそこ分かり易い関連性を有している。スティーブ・ジョブズはカリフォルニアの仏教徒であった訣だから、智慧と悟りの追及それ自体が悪いものだとは考えていなかったであろうし、我々としては
暗黒の世界のために動いているのはビル・ゲイツの方だったのではないかと疑っている。
どちらにせよ、奇妙なことにスティーブ・ジョブズが果物だけを摂取するダイエット、つまり“
エデンの園ダイエット”を取り入れたことは彼の死に何らかの影響を与えたかもしれない。その上、林檎を食べて死んだ初のテクノロジストはジョブズではないのだ:コンピューター科学の先駆者の一人
アラン・チューリングは青酸カリの塗られた林檎を食べて死んだ。
聖書のエデンの園から何千年経過しても、林檎というのは悪魔が好んで使う兵器のようである。
ライバル関係
テクノロジー【業界】の人間が繰り広げるライバル関係というのは何も新しいことではなく、
ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズのライバル関係は詳しい裏付けが揃っている。同様に【
第四回で登場した】
アーケード・シティないしはスウォーム・シティのプロジェクトも、共同創業者間で仲違いを経験した唯一の仮想通貨プロジェクトではない。いつだってコンピューターおたくと大金をひとところに集めれば、“おたく戦争”の舞台が整うというもの。
先に言及した
エターニティのプロジェクト【※これも第四回に登場。スウォーム・シティと共にハッキング攻撃を受けた三社の一つ】
は主要な開発者の一人、ザック・ヘスと仲違いしている。
今年の初めには、
ネムが元のチーム・メンバーである武宮誠と公開で論争をしていた。
そして
クオンタム・レジスタント・レジャープロジェクト(QRL)は元チーム・メンバーのジョマリ・ピーターソンと公開の口論を繰り広げた。
仮想通貨の安全性
QRLプロジェクトはそれ自体が興味深い。“クオンタム・セキュリティ”つまり
クオンタム【=量子】コンピューターが仕掛けるハッキング攻撃からの安全性を提供するのが主要な目的だからだ。
ビットコインなど他の仮想通貨は、量子コンピューターにおける現時点での最先端による攻撃に対して安全だと想定されているものの、量子コンピューター技術業界でいきなりの躍進が起これば、殆どの仮想通貨の安全性はすぐさま危険に曝されることになる。それと同時に、スパイ機関や其の他の集団ならば現在【ですら】、大衆に知らされている以上の量子コンピューター能力を有している可能性もあるのだ。
QRLの
白書から:
「2015年8月にNSA【アメリカ国家安全保障局】が表向きは量子コンピューター的な懸念により、楕円曲線暗号を廃止する予定だと【発表】しました。
現時点で量子コンピューターがどれ程進化しているのかも、ネット上で共有される仮想通貨プロトコルがポスト量子安全性【※量子コンピューターの攻撃に耐えうる安全性】を有することが出来るよう、この【量子コンピューター】業界における飛躍的進歩が多少なりとも公開してもらえるのかも、判然としません。
それなりに反組織的な起源を持つ
ビットコインは、量子コンピューターの敵に廻る最も初期の標的だと見做される可能性があるのです。」
QRLプロジェクトは先に挙げたイオタ・プロジェクト【※やはり
第四回に登場】の競合相手となる。この二つが
量子【コンピューター】レベルの安全性を主張している主要なプロジェクトだからだ。しかし、先に指摘したように、イオタ・プロジェクトのコードは既に致命的な欠陥を含んでいることが見つかっている。ということで、
量子【コンピューター攻撃への】耐性を有し、今のところいかなる形でも危険に曝されたことのない唯一のブロックチェーンとしては、QRLが筆頭格なのだ。
仮想通貨の秘匿性
ブロックチェーンの安全性は懸念すべきことだが、プライバシーも同様である。
元祖仮想通貨(ビットコイン)は設計上、匿名性を有していたが、秘匿性は無かった。つまり、全ての取引が公けに見ることが出来たが、特定の個人や企業の名前が関連付けられることは無かった。
しかし、ほんの少しの探索やデータマイニング【※大量のデータから情報を抽出すること】を行なえば、一部の事例においては
特定の取引を特定の個々人と結び付けることは可能なのだ。
これは自分たちの取引が秘匿されるのが当然だと思っていた人々にとっては、明らかに大きな問題である。クレジットカードやポイントカードや
情報セキュリティ侵害の世界において、それが間違った思い込みだとしてもだ。
そこで
幾つかのプロジェクトが秘匿性の問題を修正すべく誕生した。その中で
最も有名なのがイスラエルのジーキャッシュプロジェクトで、“ブラックボックス”に相当するブロックチェーンを作り出した。つまり
完全に秘匿されたブロックチェーンだ。
唯一の問題点は、もし元々のブラックボックスのセットアップ過程(“
儀式”と呼ばれている)
が何らかの形で損なわれた場合は、製作者に仮想通貨を際限なく“プリント”する白紙委任状を与えてしまうことだ。元祖仮想通貨の設計者たちが何としても避けたいと思っていた点である。
ある意味、
仮想通貨全般が、政府や中央銀行や銀行カルテルの身勝手な紙幣印刷に対する反応ないしは解決策として見做されうる存在だ。
もし仮にジーキャッシュのチームやその
監査人たちが強硬に言い張るように、ジーキャッシュを作り出す“儀式”がいかなる形でも損なわれなかったとしても、仮想通貨コミュニティには少なくとも一定程度の疑惑があるからこそ、当該プロジェクトやジーキャッシュの価格に対する主な逆風となっているのだ。
しかしながら、我々は真正の秘匿性を有する仮想通貨を作り出すという彼らの試みには称讃している。
金融の未来
まとめると、
仮想通貨は人々がお互いに資産の所有権や富を取引し、貯蓄し、記録する最優位の手段になる高い可能性がある。少なく見積もっても、我々はブロックチェーンを基にした世界金融システムという未来へ急速に向かっているのだ。
ということで、
大量のベンチャー資本がこの業界に参入して来ており、多くの興味深い新興プロジェクトが芽吹いている。【そして】大金が関わるといつもそうだが、
悪質な勢力が支配を確立しようと試みている。しかしベンジャミンのブログの読者ならよく御存知だろう。
奴らの余命はあと僅かだ。
白龍会が非公式に推薦するもの:
買い:
ETH、
BAT、
LINK、
BOX、
ICN、
ZRX、
AE、
EDG、
SWT、
ART、
QRL
売り:
BNT、
IOTA、
ARC、
BMC、
DGD、
XEM
どちらとも言えず:
BTC、
DCN、
ZEC
翻訳:Yutika
註:【 】内は訳者の解説部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して見出しを入れ、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。原文にはないツイートや画像も加えています。
お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも
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Writer
Yutika
体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。
現実に、SSRI が発売された 1999 年以降、うつ病で自殺する人の数も大きく増えているとのことです。うつ病患者が自殺に至る最大の理由は、抗うつ剤の処方であるとしていますが、これは正しいのではないでしょうか。
記事の最後に、ほとんどの医者がこうした副作用を知っていて処方していることを指摘しています。In Deep さんの以前の記事では、タミフルが治療効果がほとんどないにもかかわらず、医師はインフルエンザの治療薬として処方していることを指摘していました。こうなると、もはや医療機関は、製薬会社の利益のために薬を処方していると考えざるを得ません。支配層の人口削減計画を考慮すると、やはり、医者は“死神の使い”だという中世からの言い伝えは、事実だったのではないかと思いたくなります。
先の記事でお伝えしたように、来年は新年早々、著しい体調不良に悩む人たちが増えます。魂のレベルでは裁きはほとんど終わっていますが、現在行われているのは、肉体レベルでの話です。悪事を止めない者たちは、最終的には悲惨な末路を辿る事を、誰もが実感するようになるはずです。私が、悪人どもは3 年後にはその姿を見なくなるだろうと言っているのは、彼らが生きる気力すら無くしてしまうからなのです。
この記事と照らし合わせると、来年以降自殺者の数が激増すると思われます。