注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
放射線を照射して突然変異したお米、食べたいですか? 育てたいですか? ここ数年で日本のお米の多くが放射線で突然変異させた品種に代える動きが進んでいます。2025年から2つの県で主力品種が放射線育種米に切り替えられ、他の道府県でもその動きが進む可能性https://t.co/LkVrX309t3
— INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 (@tomo_nada) April 13, 2023
放射線育種とは人間の100%致死量7グレイをはるかに超える放射線(40〜300グレイ)を照射して突然変異を引き起こして新品種を作り出そうとするもの。盛んなのは中国と日本。米国ですらあまりやっていない。主食のほとんどでやろうというのは日本くらい。これで本当にいい? #放射線育種米
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今、なぜ、放射線育種? 遺伝子操作するなら「ゲノム編集」の方が効率がよさそう。でも、「ゲノム編集」は反発が大きい。放射線育種なら歴史があるから大丈夫だ、と。しかし、そんなもの知っていて食べたいという人がどれほどいるだろうか? また今後、#放射線育種 は「ゲノム編集」に転換するかも
— INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 (@tomo_nada) April 13, 2023
秋田県は秋田県のお米の7割を占める主力品種「あきたこまち」を放射線育種された「あきたこまちR」に全量転換することを決めた。兵庫県も主力のコシヒカリをコシヒカリ環1号に転換する。表示はされず、普通のお米が食べられなくなる時代が来るかもしれない。どうするか対策が不可欠
— INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 (@tomo_nada) April 13, 2023
放射線育種米コシヒカリ環1号は低カドミウム米。そして環2号は低セシウム米。原発事故でセシウム汚染しておいて、そのセシウムを放射線で吸収しにくくするという。世界で断トツに核技術を食に進めているのが核被爆国である日本であるこの事実をどう受け止めるべきだろうか?https://t.co/5rC5P5K2r6 pic.twitter.com/wHJqfx4wRM
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大きな問題はこうしたお米には放射線に関して何も表示されない、ということです。使われた農薬は表示が義務付けられますが、遺伝子操作は義務付けられておらず、どの品種が放射線育種米か、表示されません。どの品種が放射線育種されているかを知らなければそのまま生産者の方も栽培してしまいかねません。そして、流通に乗る時は「コシヒカリ」「あきたこまち」としか表示されませんので、消費者はまったく知る術がない、ということになります。
これまでにも放射線育種米は作られてきました。酒米でもその割合は少なくないというのが現実です。しかし、その割合は限られていて、人びとがふだん食べるお米が放射線育種米になろうという今回の動きはまったく質を異にしたものです。
(中略)
(中略)1つの遺伝子は多くの機能を持つことが多く、1つの遺伝子の機能が損なわれればその影響は多方面に及ぶ可能性があります。
(中略)
放射線育種した品種の全リストを農水省に情報公開請求をしました。答えはなんと「不存在」。放射線育種の有無は関知しない、とのこと。ということは農家がその種籾が放射線育種かどうか知る術を農水省は提供しないということです。 しかし、品種登録の際に、どのように育種したかの情報はあるはずだ、として、その情報公開を改めて求めているところです。公開され次第、公表します。
(以下略)
印鑰智哉氏のブログでは「人間にとっての致死量の閾値が1.5グレイで、7グレイで100%が死ぬと言われますが、それをはるかに上回る放射線(40〜300グレイ)を照射して、稲の遺伝子に損傷を与え、育てた中から従来にはない性格を持つ品種が生まれるというもの」とあります。じゃがいもの芽が出ないように放射線を照射するという話はよく聞きますが、日本ではすでに大豆、野菜、果物など多くの突然変異品種が実用化されているのだそうです。そしてついにお米です。
現在、稲を育てる土壌や肥料のカドミウム汚染が深刻化していることを理由として、稲の遺伝子の一部を破壊してカドミウムを吸収させにくくする目的だそうです。こうして出来た「コシヒカリ環1号」「あきたこまちR」が、元々のコシヒカリやあきたこまちから全量切り替えになっていく予定です。土壌や肥料がカドミウムに汚染されているのであれば、そちらを安全で自然なものに変えていく努力をする方がまともだと思うのですが、なぜ稲に放射線という発想になるのか?
表示の義務づけがないため、流通に乗ってしまえば消費者が放射線育種米を識別することは不可能です。この国の政府は、どこまでも国民から安全な食物を奪い、不健康にさせようとしているようです。