HarvardのDavid Liu教授(@davidrliu) から、様々な文献の情報を集積して作成したCOVID-19の症状の時間経過(COVID-19 Case Timeline)の図、をいただきましたので、日本語に翻訳しました。お役立てください。 pic.twitter.com/qFIrsn8NRp
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) June 16, 2020
こちらがLui教授の元tweetです。https://t.co/m5b4c2Txl7
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) June 16, 2020
Liu教授が作成した図の日本語バージョンを埋め込んだtweetのRT数に驚いた、Liu教授のコメント。
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) June 17, 2020
"日本のTwitterが #COVID19 科学にこんなに興味があるなんて! それに、とても礼儀正しい。これまで(の私の経験?)と、とても違う...” https://t.co/2UWP9ZpJOY
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) June 16, 2020
これは、重症化したら自己防護無しで患者に近づけるということ?
— Tsohi Shirakawa (@toshi_shirakawa) June 16, 2020
SARS-CoV-2は発症前後に活発に増殖し、感染性も強いですが、その後の重症化はウィルスの増殖よりもサイトカインストーム等の宿主側(人間側)の反応で起こり、ウィルスはだんだん減少していく、と理解しています。検証が進んでこれが確かなものになったら、長期の隔離は必要なくなるかもしれませんね。
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) June 17, 2020
» 続きはこちらから
また、この図を作成したDavid Liu教授の、"日本のTwitterが #COVID19 科学にこんなに興味があるなんて!”という言葉を見て、日本で感染爆発が起こらなかった最大の理由のひとつは、これかも知れないと思いました。そういえば、「ためしてガッテン」でブロッコリーがいいと放送した次の日には、スーパーからブロッコリーが消えますよね。
図を翻訳したKoichi Kawakami氏は国立遺伝学研究所・教授とのこと。氏は「SARS-CoV-2は発症前後に活発に増殖し、感染性も強いですが、その後の重症化はウィルスの増殖よりもサイトカインストーム等の宿主側(人間側)の反応で起こり、ウィルスはだんだん減少していく」とツイートしています。ディディエ・ラウル医師も「症状悪化に従って体内ウィルス量と症状の重さには相関関係がなくなり、最後にはウィルスはなくなる。集中治療室の重体患者ではウィルスの全く検出されない場合もある。」と言っていたことを思い出します。
この図を見ていて、ハタと思いついたのは、日本の医療スタッフの抗体検査で抗体が発見されなかったこと。「(検査をせずに)37.5度以上の発熱が4日以上続く場合に受診」という世界で例のない「ふざけたルール」によって、症状が重くなってからでないと入院できなかったので、ウィルスは感染力を大幅に失い、医療関係者の感染が少なかったのではないかと思いました。
偶然が重なったとはいえ、やはり、患者を犠牲にして「医療崩壊」を防いだわけです。面子と利権のみを重んじる安倍政権ならではの出来事です。