注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
保育所は市の担当部署に対し保育士の感染を直ちに報告し、翌日から保育所を閉めたいと申し出ましたが、市側は「保育士は、感染が確認される4日前から出勤しておらず、確認の前後でリスクが高まるわけではない」などとして、感染者が出たことを保護者に知らせないよう求めたということです。
(中略)
保育所は、独自の判断で保護者に対して感染者が出たことをメールで連絡しましたが、市の指示があったため翌日は通常どおり開いたということです。しかし、この日は子どもは誰も来ず、結局、市の判断でその次の日からは保育所を閉めたということです。
(以下略)
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「保育士の行動の調査などが終わるまで、通常どおり保育を継続するよう指示した」と言うのですが、保育士が感染した「保育園」に子供を預ける親はいないでしょう。横浜市は「保育への影響などを考え、保護者への連絡を待ってもらった。情報操作や隠蔽にはあたらない」と言っているのですが、“保育への影響などを考え、保護者には知らせないよう求めた”のなら、これは「隠蔽」ではないでしょうか。
「保育士の行動の調査などが終わるまで、通常どおり保育を継続」させることに、どのような意味があるのか分かりません。感染リスクが増えるだけのように見えるのですが…。横浜市は「厚生労働省が示しているガイドラインに沿った対応だった」と言っているので、こうした隠蔽体質が全国的に蔓延していると考えた方が良さそうです。
「横浜市私立保育園園長会」は、13日に林市長に宛てて要望書を提出。「情報の操作や隠蔽をやめ、当該保育所が保護者に正確な情報を公表することを妨げることのないよう、直ちに対応を改善されたい」と市の対応を厳しく非難しています。