中国政府が新型コロナの解析を「禁止」した理由は?
世界的に何が起きているのだか、もう全然わからなくなってきていますが、
日本では、以下のいくつか記事のように、
「コロナ死者が過去最大」となると同時に、
「それに対して、マスコミは圧倒的な沈黙を守り続けている」
という状態となっています。
(中略)
よくわからないですが、
今は「中国の惨状ばかり報じる」という形となっています。
中国が大変なことになっているのかどうかは実際にはわかりようがないにしても「日本より中国の感染状況のほうが大事なことなのかよ」と思わざるを得ないメディアの姿勢ですが、それはともかく、中国は今どんな感じなのかなと、中国政府の公式メディアであるグローバルタイムズを見てみましたら、以下のような数字が記されていました。これは、四川省の調査結果から出てきたようです。
それによれば、
・四川省 感染率 63.5%
とのことでした。
ものすごい感染率ですが、「四川省の人口は」と見てみれば、8110万人とありました。
もちろん、これは全数検査ではないですが、それでも、率からの推測では、
「四川省だけで 5200万人とかが感染?」
という解釈しかなさそうなのですが、「なんだそれは」と改めて思います。
「ホントにコロナかこれ?」という思いもないではないですが、年明けには、中国の国境が開放されるのですが (1月8日から)……ちょっと思うところがあります。
世界的に今後どうなっていっちゃうのかなあ、という感覚でしょうか。
なお、中国政府は、12月25日から、
「コロナの症例数と死亡数の毎日の数値を今後公表しない」
と、国家衛生健康委員会が発表しているので、中国全体の症例数と死亡数は今はもうわからなくなっています。
とりあえず、その中国グローバルタイムズの記事をご紹介します。グローバルタイムズは、中国共産党の機関紙「人民日報」の傘下にあり、基本的には「中国政府の正式報道」といえるものです。
中国は、感染流行状況の把握に遅れが出ないように、住民の COVID 感染調査の第2弾を開始する
China launches second round of residents' COVID infection survey, keeping abreast of epidemic development
globaltimes.cn 2022/12/28
北京、河南省、海南省、四川省を含む中国の多くの場所で、コロナウイルスに感染した住民の状況を知るための第2回調査が開始された。これまでに発表された結果によると、四川省の感染率は 63.5%を超えており、前回の調査より16.59%高くなっている。
(中略)
この調査結果は、調査の感染率が 63.52%であったにもかかわらず、回答者の別の 28%は、核酸や抗原が検出されなかった。しかし、この核酸や抗原が検出されなかったグループでも、発熱や咳などの COVID-19 の症状を示したことが明確に確認された。
したがって、コロナウイルスの実際の感染率は 63.52% よりも高い可能性がある。
(中略)
ここまでです。
(中略)
ゼロコロナ対策の撤廃云々を別にして、
「こんなに急激に凶悪な病気になるか?」
という感じはどうしてもあります。
その中で、中国は、1月8日から「国境を再開する」と発表しています。「年明けに「国境再開」の中国、旅行サイトへのアクセス殺到」という報道もあります。
つい最近までは、国外への出国を厳しく制限していたのにもかかわらず、今度は「フリーに出国 OK」です。
世界に先ほどのものが広がる可能性があるのです。
問題としては、日本人の場合、大部分の方々が、ワクチン由来の「感染増強抗体」という、抗体依存性増強(ADE)の原因となる可能性がある抗体を持っていることです。
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2022年10月19日の記事で、東京大学の鈴木宣弘教授は、“もう輸入は止まって来てます。ということで、食糧危機真っただ中というのがですね、今の状況かと思います。…肥料が無いんです。化学肥料の原料は…ほぼ100%海外依存なんです。…日本で有機農業、自然栽培を頑張ってくれている方々は、全体では0.5%の耕地面積です。99.5%の方々は慣行栽培ですね。そこに大打撃が生じる可能性が出てきたというのが、今の状況なわけですね”と言っていました。
この危機的な状況をどう乗り切るかですが、ピンチはチャンスでもあります。日本は危機を克服する技術を既に持っています。堤未果さんの動画では、菌ちゃんふぁーむ代表・吉田俊道氏の声を聞くことが出来ます。
吉田俊道氏はひとつめの動画で、“消毒すると、悪い菌を殺したつもりで、1個の悪い菌殺した時に700のいい菌殺してるんですよ、実際は。だから700の微生物と繋がりを切っちゃったら、弱くなるに決まってますから、お野菜も人間も(4分22秒)…もうそろそろ、気付かないといけないけど、なかなかそれは難しい。じゃあ、いっそのこと肥料が無いってなってしまったら、無肥料でやるしかなくなるじゃないですか。…だから逆に地球的にはめちゃくちゃいい状態になるんですよ(11分18秒)…もうそろそろ新しい農業をしてよ、という地球の意思じゃないですかね(12分20秒)”と言っています。
ふたつめの動画の冒頭、「菌ちゃん農法」は環境再生型農業であることを説明しています。そして、“ウンコが臭い人が煮干しを食べてもダメなんです。畑がまだ十分菌がいないのに、カキガラ石灰入れてもそのカルシウムは吸えないんです。ミネラル吸えないの。微生物と一緒じゃないと吸えないんです、畑では。まったく同じことが人間のお腹の中でも言えちゃうんですね。だから、いいウンコを出して、且つミネラルのあるものを食べると、途端に元気になります(8分30秒)”と言っています。
妻によく、人間の存在理由を問われ、「いいウンコをすることだよ」と答えていましたが、その事が証明されたように思いました。それと年の初めにウンコの話が出来て良かったです。
動画の最後のところで吉田俊道氏は、“日本は大丈夫。ほんとに大丈夫。木や竹や草だらけなんだから。そしてもう微生物たっぷりの国で、どんどん発酵型環境になる潜在的な力が日本はあるわけだから、一番うまく行く国なんですよ”と言っています。
動画で吉田俊道氏の声を聞いているだけで元気になります。オススメの動画です。
“続きはこちらから”の長周新聞の記事は、2021年3月19日の編集長の記事で既に取り上げています。記事を読むと、自然農法の考え方が良く分かります。また、「虫も微生物もその他のものたちもみな役割があって生きている。虫や病原菌がいたからこそ、この地球は生命にあふれている」という思想は、日本人の原点のように思えます。
そして、「有機農業の普及は日本が一番遅れているけど、技術は実は進んでいる。そういう意味で近い将来、日本は世界を変えるようなリーダーになるのではないかと思っている」というのは嬉しい言葉です。