[創造デザイン学会]代替メディアは新しいゲリラ戦:市民がグローバリストを暴く時(1)

 訳者の方が以下のようにとコメントされています。
"この論文は…トランプ大統領が出現したことを喜び、これを第二次アメリカ革命戦争の出発と位置付けて、世界の反グローバリスト代替メディア(ウェブサイト)に統一戦線を呼びかけるものである。…かつての武力によるゲリラ戦術は、現在では、代替メディアによるゲリラ戦術であり、かつての素人軍団が、今、素人ジャーナリスト軍団に変わっている。目的は…奪われた主権を奪い返すことである。論者はトランプを“将軍”と見立て、革命戦線への決起を呼びかけている。ここに見られるのは崇高な使命感のようなものであり、私はこういう人かグループが現れるのを待望していた"
 トランプ次期大統領に期待しているのは、こうした方々と共に進めるアメリカの変革です。「真実の全面公開」を期待します。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
代替メディアは新しいゲリラ戦:市民がグローバリストを暴く時(1)
転載元)
SOTN: Alternative News & Commentary
Alternative Media is the New Guerrilla Warfare: Time for Citizens to Expose Globalists

敵を知り、おのれを知らば、百戦して殆(あや) うからず。彼を知らずして、おのれを知らば、 一勝一敗す。彼を知らずしておのれを知らざれ ば、戦うごとに必ず殆うし。 ――孫子

敵を知り、おのれを知らば、百戦して殆(あや)うからず。彼を知らずして、おのれを知らば、一勝一敗す。彼を知らずしておのれを知らざれば、戦うごとに必ず殆うし。
――孫子



http://themillenniumreport.com/2016/11/alternative-media-is-the-new-guerrilla-warfare-time-for-citizens-to-expose-globalists/

State of the Nation (By Anonymous Patriots)
November 26, 2016

“我々人民”は、第二のアメリカ革命の我々のジョージ・ワシントン、ドナルド・トランプを雇って、グローバリストに打ち勝って我々を勝利に導かせることにした。この“人民による人民のための”運動は、我々人民が注意していない間に、グローバリストによってそれが不純なものにされる前に、アメリカ国家主義、合衆国憲法、それに権利章典を取り戻すことにある。

正直なところ、我々人民は気分が悪くなり、これ以上耐えられなくなった――彼らのニセ情報プロパガンダ・チャンネルを見ることに、彼らの影の政府によってマインド・コントロールされることに、彼らの悪辣かつ人間以下の恐喝テクニーク(すなわち“ピザゲイト”)が暴かれることに、そして彼らのモンサント社の毒や、ケムトレイルでいっぱいの空によって、我々が殺されていくことに。

我々が、我々の革命の先頭を切るべく選んだ“将軍”をサポートするためには、我々すべてが、グローバリストによる歪められた歴史と、現在の情勢の背後にある本当の真実について、自己教育をしなければならない。伝統的なメディアからは絶対に得られない、この真実によって武装したとき、我々は、我々の国家の敵を一斉逮捕し、起訴する段階に入ることができる。

かつてジョージ・ワシントンを支持した1万 9,000人の独立軍と、寄せ集めの民兵のように、これらの記事を読んで、我々の読者やビューアーに真理を拡散してくださる人々は、歴史のコースを変えることのできる愛国者の小さなグループである。

ワシントンの義勇軍は職業的戦闘家ではなく、英帝国に対してゲリラ戦術を用いる、商人、職人、農民たちだった。同様に我々も、職業的な記者でも、作家、ジャーナリスト、あるいはビデオグラファーでもない。にもかかわらず、我々のゲリラ戦術が、メディア帝国を倒して、究極的に“グローバリスト”を倒す、代替的社会メディアを使っていることは間違いない。 

(中略) 

我々の敵を滅ぼす方針を堅持するためには、そもそもここへ我々を導いた犯罪の犯行者について、真剣に話し合う必要がある。アメリカをグローバリストのアジェンダに売り渡した、過去の大統領や政治指導者たちを、召喚すべき時がきている。そしてはっきり言って、彼らの大統領としての見せかけを引き剥がし、彼らの正体が実は、我々の国家の敵であったことを知るべき時がきている。国家の敵たちが、どんなに輝かしい肩書をもち、または過去にもっていようが、世界の市民たちに対して、周到に計画された犯罪活動を行っていたことに対して、通常の許しや免責を与えるべきではない。

» 続きはこちらから

エルドアン大統領がシリアに宣戦布告とトルコ空軍所有の宇宙船

竹下雅敏氏からの情報です。
 これは大変な状況です。事実上、エルドアン大統領は、シリアに宣戦布告をしたと言えます。これまでアメリカ主導の有志連合は、シリアでの活動目的をテロリストとの戦いと言ってきたのですが、ここにおいて、エルドアン大統領ははっきりと、“アサド専制支配に終止符を打つ”として、シリアでのトルコ軍の目的を明確にしました。
 ロシア、イラン、ヒズボラは、テロリストと闘いアサド政権を守っているため、交戦の可能性が高くなります。
 アメリカが弱体化し、現在アメリカは権力の空白が起きていることから、今のタイミングがエルドアン大統領の野望である“オスマン帝国の再興”を実現するチャンスと見たのかも知れません。自分が、中東の覇者になれると思っているのでしょう。
 このエルドアンの誤った自信の裏付けと思われる動画が、“続きはこちらから”以降にあります。トルコの多くの都市でUFOが目撃されているのです。これらの宇宙船は、トルコ空軍が所有していると思われます。下のツイッター動画の17秒の所では、この宇宙船の兵器ではないかと思われる衝撃音が記録されています。おそらく兵器の実験をしたのではないでしょうか。
 私の感覚では、今回の一件で、トルコが分割されることが決まったように見えます。クルド人は独立し、トルコは大きな領地を失います。そうなるとエルドアンの再選はありえず、彼はこうした愚かな行為の責任を取らなければならなくなると思います。エルドアンは終わったというのが素直な感想です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
シリアでのトルコ軍の真の目的、エルドアン大統領発言にロシアからコメント
転載元)
© Sputnik/ Michael Alaeddin

© Sputnik/ Michael Alaeddin


トルコのエルドアン大統領がシリアにおけるトルコ軍の狙いについてアサド政権の転覆と明言したことで、シリア危機の正常化プロセスが複雑化する。ロシア議会下院(国家会議)国際委員会のドミトリー・ノヴィコフ第1副委員長はリアノーヴォスチ通信に対してこう語った。

これより前、エルドアン大統領は、トルコは「アサド政権による国家テロ」に終止符を打つためにシリアでの軍事作戦を開始したとする声明を表していた。

エルドアン大統領はイスタンブールでのエルサレムについてのシンポジウムで演説した際に、「シリアでは60万人が死亡したといわれているが、私は100万人近くが死んだのではないかと考えている。国連はどこで何をしているのか?我々は長い間我慢してきたが、とうとう『自由シリア軍』と共にシリアに出て行かざるをえなくなった」と語り、

「われわれはそこ(シリア)にいるのは
正義を復活させ、国家テロを巻き起こした残酷なアサド専制支配に終止符を打つためだ」とトルコ軍の作戦目的を説明した。

ノヴィコフ議員は、シリア問題についてのロシアの立場はトルコ側からの声明に関わらず一貫しているとし、「ロシの立場はアサド氏が合法的に選出された大統領であり、国際テロとは闘っていかねばならないというものだ」との見解を示している。

――――――――――――――――――――――――
引用元)
http://beforeitsnews.com/alternative/2016/11/turkey-has-declared-war-on-syria-does-this-mean-that-world-war-3-is-about-to-erupt-in-the-middle-east-3445232.html
(一部のみ)
11月29日

トルコのエルドアン大統領は、アサド政権を消滅させるためにトルコ軍をシリア北部に進攻させたと発表しました。つまりトルコは武力でアサド政権を倒すと宣言したのです。トルコはシリアのアサド政権に宣戦布告しました。

(中略) 

トルコ軍がアサド政権を倒すためだけに北部シリアを侵略したとするなら、(中略)…アサド政権を守るために激戦しているロシア、イラン、ヒズボラとトルコが直接交戦するということになります。

もちろん、
トルコ軍が北部シリアを侵略した理由はこれだけではありません。トルコはクルドも倒したいのです。

(中略) 

残念ながら、エルドアン大統領は自己愛の強い精神錯乱者であり、昔のオスマン帝国の再興を夢見ています。

自分は偉大なリーダーであると思い込んでいるエルドアン大統領は中東を益々混乱に陥れています。

(以下略)

» 続きはこちらから

[YouTube]2016パリ:アフリカからの大量移民が雪崩れ込んだパリは今… 〜オランド大統領の命令で意図的に引き起こされた混乱〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 難民の流入でパリは大変な状態です。戒厳令が敷かれるのも無理はありません。ただ、こうした国の混乱は、オランド大統領が意図的に上からの命令で引き起こしているものなので、彼は、じきに責任を取らなければならなくなるでしょう。
(竹下雅敏)
――――――――――――――――――――――――
2016パリ:アフリカからの大量移民が雪崩れ込んだパリは今…
配信元)

[ParsToday]アサンジ氏が明言「アメリカのCIAとサウジアラビアがISISの形成の下地を整えた」

竹下雅敏氏からの情報です。
 ダーイッシュ(ISIS)がCIAとサウジアラビアなどによって作られたという事は、これまで何度も時事ブログで記事にして来ました。このことをウィキリークスのジュリアン・アサンジ氏が明確に発言しました。これまで、ウィキリークスのリークの内容やアサンジ氏の発言が間違っていたことはないので、彼の発言はある意味で、どんなメディアよりも信頼度は高いと言えます。
 アメリカは、早速ウィキリークスを嘘ニュースサイトにしたようですが、人々はアメリカではなく、ウィキリークスの方を信じています。トランプ氏が大統領になれば、この傾向はますます強くなるのでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
「アメリカとサウジ、ISIS出現の要因」
転載元)
4bkb28c7ea2945igs1_800C450

機密情報公開サイト・ウィキリークスの創設者が、アメリカとサウジアラビアが、テロ組織ISISを出現させた、としました。

プレスTVによりますと、ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジ氏は、「アメリカのCIAとサウジアラビアがISISの形成の下地を整えた」と述べました。

アサンジ氏は、「2001年のアメリカの同時多発テロ後、アメリカは10年以上にわたる戦争に突入し、この戦争はISISの地理的な拠点や資金源の枠組みを形成した」と語りました。

さらに、「地域におけるテロリストへのサウジアラビアの支援もまた、ISISの形成のもう一つの理由だ」としました。

アサンジ氏は、「サウジアラビアは明らかに西側諸国の支援を受け、シリアのアサド政権と戦っているテロリストを資金面で支援している」と語りました。

アメリカの外交文書の公開から6年目にあたり、アサンジ氏は新たな文書を発表し、「CIAがISISを創設した」としました。

この文書は、ウィキリークスが50万件の外交文書をサイトに公開した後に発表されました。

――――――――――――――――――――――――
ISIS結成へのアメリカの関与
転載元)


アメリカの外交文書の公開から6年目に際し、機密情報公開サイト・ウィキリークスの創設者、アサンジ氏が、「アメリカのCIAがテロ組織ISISを生み出した」と述べています。

ミールターヘル解説員

アサンジ氏は、声明の中で、「ISISの起源は1979年に遡る」とし、「アメリカの諜報機関CIAとサウジアラビがソ連と戦うために、アフガニスタンのムジャヒディンを武装させる決定を下したことは、パキスタン、その後アフガニスタンへのオサマビンラディンの派遣を考慮すると、アルカイダの創設につながった」としました。アルカイダというサラフ主義組織の結成は最終的に2001年のアメリカ同時多発テロにつながりました。アメリカはこの攻撃を口実に、アフガニスタン、そしてイラクに侵攻し、その結果イラクの権力に空白を生じさせ、ISISが形成されました。

アサンジ氏はISISの形成の歴史的経緯を説明していますが、ISISは2011年のアラブの春の後に、明らかな名前とメンバーを持ったテログループとして、シリアで情勢不安をアック題することで結成されました。ISISは初め、イラクで、サッダームフセインの残党勢力や世界各地から集まったサラフ主義者、タクフィール主義者によって結成され、まもなくイラクからシリアに活動の裾野を広げました。

西側を率いるアメリカは、ヨーロッパの同盟国と共に、シリア危機が形成され拡大された時から、テログループを良いものと悪いものに分け、良いテログループとしてISISに大規模な支援を行いました。西側の目的はシリアのアサド政権を転覆させることにあり、その目的を実現するために、これらのテログループを利用しようとしました。

こうした中、ISISは西側のレッドラインを越えて、現在欧米での脅威に変わっています。その例として、パリ同時テロやアメリカのセントバーナーディーノでのテロ事件を挙げることができます。こうした攻撃を受け、欧米の指導者はISISに対して真剣な攻撃を行うと表明しました。こうした中、これまでアメリカは、ロシアがシリアで行っているような、大規模な空爆やミサイル攻撃といった真剣な軍事攻撃を行っていません。

アメリカのトランプ次期大統領も、選挙戦で、オバマ大統領やクリントン前国務長官がISISの結成に直接かかわったと表明しました。トランプ氏の表明は実際、何度となく、プーチン大統領など、世界の一部の国の首脳が述べてきた疑いを認めるものでした。

実際アメリカは、中東で目的を実現するためにISISの形成や強化に大きな役割を果たしてきました。

その一方で、アメリカは対ISIS国連連合を主導していますが、これに関してもそれが本物かどうかは疑いの余地があります。2015年にはイラクの領空を介して、アメリカがISISに後方支援を送っていたことが明らかになっており、アメリカの一部パイロットも、「ISISの関連の標的を攻撃することができたにもかかわらず、上官は攻撃の許可を出さなかった」と証言しています。

ISISがシリアの合法政府を転覆させるためのアメリカやその同盟国であるサウジアラビアの努力が生み出したものである中、現在、なぜアメリカはISISとの戦いを主張しているのでしょうか。彼らはISISを殲滅しようとしているのでしょうか、それともISISの力を制限し、地域での目的に向けそれを維持しようとしているのでしょうか。

[Sputnik]世界は変化の瀬戸際に立つ、国際的な専門家らの意見

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事の見出しにあるように、“世界は変化の瀬戸際”にあるというのが、専門家らの意見です。これから世界は、アジアの時代になるのは間違いありませんが、専門家の1人であるヤン・チェン氏は、“中国は近い将来、国内発展に集中するはずだ…中国は地域のリーダーになるためにはまだ時間がかかるだろう”と言っています。この発言は、中国の大気汚染の状況を見ていてもよくわかります。中国をいくつかの国に分割しようとする勢力と闘いながら、国内の貧富の格差を是正し、環境にも配慮していくのは容易なことではありません。
 本来なら、日本が指導力を発揮すべきなのですが、日本の外交はレベルが低すぎて、国際社会では全く相手にされていません。
民主党の鳩山政権当時、等距離外交を目指しましたが、時期尚早で、アメリカに潰されてしまいました。今なら、これが実現できる可能性が高いと思います。文末に、日本国際問題研究所の山上氏は、“日ロ関係が変わる千載一遇の機会だ”と言っています。日本もこの変化に乗り遅れないようにしたいものです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
世界は変化の瀬戸際に立つ、国際的な専門家らの意見
転載元)
「世界は変化の瀬戸際に立っている。」この数日、プリマコフ読書会に集まった大多数の国際的な専門家がそう考えている。プリマコフ読書会とは2015年にこの世を去ったエフゲニー・プリマコフ氏に捧げられたカンファレンスのことだ。プリマコフ氏は東洋学者で、ロシア商工会議所の会頭、ロシア外相、ロシア対外情報庁の長官、首相などを歴任した。今年、カンファレンスには22カ国50人以上の卓越した海外の専門家、エコノミスト、政治家、外交官が参加した。カンファレンスの目的は、世界的な専門家を交えて、毎年定期的に国際政治、経済、国際安全保障問題を審議する議論の場をロシアに作ることにある。 

カンファレンスでは「太平洋アジアは協力の空間か、対立の空間か?」が最大のテーマの1つとして取り上げられた。そのディスカッションでは、米中の将来関係と、環太平洋地域での米国の主要パートナーである日韓と米国の関係、プーチン大統領訪日後の露日関係発展、南シナ海紛争、北朝鮮の行動によるリスクの最小化が主要な問題となった。

(中略) 

華東師範大学ロシア研究センターのヤン・チェン(Yang Cheng)副所長は次のような見解を示している。

現在、中国と北朝鮮の関係再編が行われている。もちろん、われわれは戦争も核拡散も望まない。しかし中国の北朝鮮への影響力は大きく誇張されたものだ。われわれは新たな提案の創出と米朝間の直接対話に賛成だ。中国は近い将来、国内発展に集中するはずだ。都市化や労働力不足などに関する国内問題があまりに多く蓄積されたためだ。社会は、投資が国内にではなく外国へ向けられすぎていることへの不満を抱えている。全ての国同様、中国は思慮ある決定も取れば、間違いも犯す。しかし、中国が地域のリーダーになるためにはまだ時間がかかるだろう…。

駐日ロシア大使を務めた、ロシア科学アカデミーアメリカ・カナダ研究所のアレクサンドル・パノフ主任研究員によると、領土紛争ではなく朝鮮半島の問題こそが、環太平洋地域で最も緊迫した問題だ。パノフ氏はまた、露日サミットが成功した際、パワーバランスに大きな変更が起きる可能性も除外していない。

「私の考えでは、この地域で最も緊迫しているものは領土紛争ではなく朝鮮半島の問題だ。この問題は早急な解決を必要とする。米中関係もまた焦点となる。中国の隣国は米国から離れ中国に走り寄りはじめた。そして地域での軍事的プレゼンスも米国に一切の配当金をもたらさなかった。米国が地域から去らないことは明らかだが、一方では中国と、他方ではその周辺国と米国との分離傾向が見られる。露日関係についての問題もまたこれに劣らず重要な意義を持つ。全ロシア、日本、そして世界のマスコミが、一体どうなるのか、両国は領土問題で合意するのか、平和条約を締結するのか、について予想を立てている。これは地域の戦略的な情勢に大きく影響するためだ。私の意見では、双方は今のところ、急進的なステップを取る用意ができていない。それでも安倍首相の態度はロシアに大きな利益を約束しており、ロシアがこれを利用できれば、それは極東地域発展にとっても、地域全体にとっても大きなプラスになる。

日本国際問題研究所の山上信吾所長代行は北朝鮮による実験の挑発的な性格に注意を向けた。今年、ミサイルが初めて日本の排他的経済水域に落ちた。山上氏の意見では、中国、日本、韓国、米国は、北朝鮮の行動に対する懸念と不容認の点で自分たちは連帯しているということを北朝鮮政府に理解させる必要がある。山上氏はスプートニクのインタビューを受けて次のように述べた。

日露関係は大きく変わる千載一遇の機会だと思う。ロシアも日本も国内的に非常に強いリーダーがいる。日本は最近まで短期間に6人の総理大臣が相次いで代わるという政治的に非常に不安定な状況が続いていた。ようやく今の安倍総理になって政治的には非常に安定したことから、政治評論家らはまだ数年間は安倍政権が続くと手堅い予測をたてている。安倍総理としては、そういう政治的に安定した立場に立って、ロシアとの関係を抜本的に改善したいという強い希望を持っている。私は30年以上日本の外務省で仕事をしてきたが、これほどのチャンスというのは今までなかったと思う。私の印象では、ロシアはアジア太平洋地域において対中関係にあまりにも大きく依存しすぎている。これはロシアに害をもたらしかねない。こうした意味で、日本との二国関係で突破口が開ければ、ロシアの可能性はアジア太平洋におけるロシアのプレゼンスも含め、著しく拡大する可能性がある。