今回は、ワシントンポスト紙が情報公開法に基づいて、ファウチ所長の2020年3月から2020年4月までのeメールを入手し、そこからファウチ所長が新型コロナ騒動の初期に注目されたインド人科学者の論文を潰した経過を明らかにしました。eメールの画像などは元記事で見ることができます。
インドの論文では「SARSのような他のコロナウイルスとは全く関係がなく、むしろHIVに近い」という内容で、後にリュック・モンタニエ博士も追認していました。この経緯は大手メディアで取り上げられることはついぞなかったのですが、この当時のファウチ所長のeメールから、WHOや米国立衛生研究所(NIH)がインドの論文を無視しようと相談し、火消しを議論していたことが分かります。
ついでにワシントンポスト紙は、武漢の研究所漏洩説を「誤りであることが証明された陰謀論」と断定した2020年2月の記事を「訂正」しました。流れが変わりましたかな。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
ファウチ所長「新型コロナウイルスにHIVの遺伝子と同じゲノム構造を持つタンパク質が挿入さ れている」と最初に発表したインド人科学者らの論文を、いかに「言い紛らすか」を相談していた。 同所長の866ページ分のeメールをワシントンポスト紙が情報公開法で入手https://t.co/040KwzBMsq
— しょこらbb𓁪Q (@tears_hiro) June 2, 2021
政府監視を行う市民組織であるジュディシャル•ウォッチは、アメリカ政府に情報開示請求訴訟を起こし、国立アレルギー感染病研究所のファウチ所長が送受信したEメールを含む301ページの資料を入手したと3月1日に発表していた。日本のメディアは報道しましたか? https://t.co/qsjwUHaqIp pic.twitter.com/vLM6PRpzVc
— Junika (@JuneUchino) May 19, 2021
訂正
この記事の初期のバージョンおよびその見出しは、新型コロナウイルスの起源に関するトム・コットン上院議員(アーカンソー州選出・共和党)のコメントを正確に伝えていませんでした。また、「誤りであることが証明された」という言葉や、ワシントンポスト紙が使った「陰謀論」という表現も削除しました。その理由は、当時も現在も、このウイルスの起源については確定していないからです。
(以下略)