竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
————————————————————————
TV娯楽ショーは知能に悪影響
TVの娯楽ショーは人の知能に否定的影響を及ぼしていることを英国の学者らが証明した。
スプートニク日本
デイリーメールの報道によれば、ロンドン大学クイーン・メアリーカレッジは過去30年のイタリアの娯楽番組の拡大を調査。まさにこの時期にイタリアの大手メディアグループ「メディアセット」は人気を高めた。メディアセットはイタリアの政治化、ベルルスコーニ氏が創設。
幼少から娯楽番組を視聴してきたイタリア人の成人に認知機能テストを行ったところ、こうした番組を見なかったイタリア人に比べて5%悪い結果が出た。また年齢別では
より強い悪影響が出るのは55歳以上の人であることもわかった。
これより前、スプートニクの報道によると豪州の研究グループによって人間の
老化を著しく遅らせる新たな方法が開発された。
————————————————————————
炭酸飲料などのソフトドリンク摂取の恐ろしい結果が明らかに
炭酸飲料、甘味料、フルーツジュースなどの大量摂取は統計的に、記憶力低下、全体としての脳、そして記憶を司る部位の縮小に関係している。米マサチューセッツ州のタフツ大学の研究チームの論文は、科学誌『Alzheimer's & Dementia. 』に公開された。
スプートニク日本
チームは10年間、米フレイミングハムに住む4000人の脳の活動を調べた。対象となったのは、プロジェクト『フレイミングハム心臓研究(FHS)』の一環で前世紀中頃から心血管系の健康が調べられていた人々。チームは核磁気共鳴画像法(MRI)を用いて脳の写真を撮り、脳の構造の全ての変化を記録した。
加糖ソフトドリンクを1日1杯から2杯以上飲むことは、高齢になってからの
深刻な脳の縮小、痴呆の悪化、脳卒中リスクの上昇とエピソード記憶や長期記憶障害と関係していることが明らかになった。
平均して、脳のサイズは通常より1%小さく、記憶を司る海馬のサイズは2%小さかった。また、炭酸飲料愛好家の記憶力は6%低く、実験翌日、通常より非常に悪く内容を覚えていた。
これらの悪影響は糖尿病とは関係なかったと強調されている。
何がこのような結果の原因になったのかは完全にはわかっておらず、悪い結果を出した人々は甘い飲み物をより頻繁に飲んでいただけである可能性もある。
先に、
ランニングに延命効果があると報じられた。
————————————————————————
人間は脳の9割がなくても生きられる 仏男性のMRTが驚きの結果
米国の科学ニュースサイト「サイエンスアラート」が仏でおきた稀有な事例を紹介した。
44歳の男性が脳のMRTをとったところ、脳の90%が欠如していたことがわかった。男性はこの事実を検査するまでは知らず、通常の生活を送っていた。
MRTの結果を調べた研究者らは、頭蓋骨の90%は水溶液で満たされていたと語っている。
男性は子供の頃に水頭症の診断を下されており、その後30年を経て脳は壊れはじめ、
表層のほんの一部のみが残っていた。男性はこの間、知能面ではまったく支障なく、ごく通常の生活を送ってきている。
研究者らはかなり前から、現段階では脳のあらゆる可能性を解明することは不可能であることを認めている。
脳は50%を切り取ったあとも個人の人格も記憶も以前と変わらず機能することがわかっている。
先に伝えられたところによると、ロシア科学アカデミー理論 実験生物物理学研究所のロシア人生物学者たちが、睡眠ホルモンのメラトニンの助けを借りて、身体の老化を遅らせる方法を発見した。
アルツハイマー病はシナプス、つまり神経と神経をつなぐ接合部に、アミロイドβという老廃物が蓄積するために発症するというのが定説です。それを予防するためには、アミロイドβの塊、つまりアミロイドプラークをシナプスに蓄積させないようにしなければなりません。
「深い睡眠は脳の強力洗浄のようなもの」で、睡眠不足はリスクが高まります。高血圧、糖尿病、肥満などもリスクを高めます。
しかし、「脳が完全に病に侵されていても、アルツハイマー病の症状から、自分自身を守るためにできることがもう1つある」。それは、「新しい事柄を学ぶたびに、新たな神経結合やシナプスを作ったり強化」することだというのです。
そのことを裏づけるのが、「修道女の研究 (Nun Study)」です。75才以上の 678人の修道女たちを追跡調査したところ、死亡後のいくつかの脳に「明らかなアルツハイマー病の兆候に関わらず、生前何の症状も示していなかった」ケースが見つかりました。
11:36〜12:38では、イラストを使って、その理由をわかりやすく説明しています。一つのことについて多方面からの知識を持っていると、多数のアプローチで物事を思い出すことができる。しかし、一つのことについて一つしか知らないと、そのルートが病気になったときに思い出せなくなる。著者はこれを「高い認知的予備力」と呼び、「より多くの機能するシナプスを持っていた」から発症しなかったと説明しています。
「精神的に刺激を受ける活動をする人々は、認知的予備力が多く、神経が豊富に幾重にも繋がっているので、アルツハイマー病のような疾患が、シナプスの一部を欠損させてしまっても、まだ予備の神経結合があり、これが緩衝材となって何かが欠けているとは気づかない」つまり、「新しい神経の道を作る」ことが予防には大切で、その道の作り方は人それぞれです。
私にとっては、時事ブログと映像配信が、楽しみながらシナプスを増やせる一つの方法です。日々新しいことを学びながら、アルツハイマー病の予防ができるとしたら、なんとありがたいことでしょう。