検索結果: ユダヤ問題のポイント(近・現代編) 外伝 (109 件)

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝3 ― 海賊立国イギリス

 先日、米大統領選の破壊に介入していたのが、ロシアでは無く英国でもあったことが明らかにされました。
 英国の介入、実はこれは今に始まったことでは無く、その建国以来から、米国は英国の影響下、コントロール下にずっとあったとも言いえるのです。
 さて、本編ではハルマゲドン計画にて、地上でのその計画実現の中核となるのがイスラエルであると示しています。このイスラエル建国を主導したのが国家としては英国です。英国はその過程においてはオスマン帝国を解体し、トルコ共和国とサウジアラビアを建国に至らせています。
 地上世界でハルマゲドン計画の実働部隊となったのがサバタイ-フランキストですが、サバタイの父親が英国の現地エージェントとの情報もあります。今日に至るまで近・現代において刻まれてきた世界史の裏には、常に英国の影も絶えずあったのです。
 こういった英国の世界戦略の起こりや実態を中心にしばらく外伝で見ていきます。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝3 ― 海賊立国イギリス


女王陛下公認の海賊 ~略奪行為にて国作りをした英国


フランシス・ドレイク
Wikimedia Commons [Public Domain]

英国女王エリザベス1世(1533~1603年)からナイトの称号を受けた海賊がいます。その代表がフランシス・ドレイク(1543~1596年)です。彼は海賊団を率いて、主にアメリカ大陸で採掘した銀を積んだスペイン船を、カリブ海で襲う略奪行為を繰り返していました。

ドレイク海賊団はエリザベス1世から「私の海賊」と呼ばれるようになったのですが、それはドレイク海賊団の略奪を通じて得た英国の国庫収入が莫大だったからです。ドレイク海賊団はエリザベス1世が特許状を与えた女王陛下公認の海賊団です。

この時代の英国はまだ欧州の弱小後進国家であり、当事において世界の海を支配していたのがスペインとポルトガルです。その中、国家権力のマシーンとして、主にスペインの商船を襲い、財宝を略奪するドレイク海賊団は、英国が後にスペインなどを押しのけて七つの海を股にかける海洋帝国となり、世界中に広大な植民地を獲得して、収奪によって世界支配していく根本になっているのです。

ドレイク海賊団は1580年9月に、マゼランに次ぐ世界で2番目の世界一周を達成しています。この航海で、ドレイクは対スペイン商船を始めとする略奪行為で莫大な財宝を手にします。また香料の丁字(クローブ)を大量に持ち帰ってきました。当事の香辛料類は非常な貴重品で、これらは莫大な資産です。

フランシス・ドレイクの世界一周ルート(1577-1580)
Wikimedia Commons [Public Domain]

このドレイク海賊船には航海ごとの投資が行われていました。その中の最大の出資者がエリザベス1世だったのです。世界一周の航海成功で、女王には30万ポンドの配当金が出されたとのことです。後進国であった英国は、これら海賊の略奪した金品を原資として国作りを行っていったのです。海賊国家として英国は立国していったのです。

そしてドレイクに代表される大物海賊達の活用は、財宝を略奪することで、国家形成資金の原資調達をしただけではありませんでした。海賊達は戦争における諜報活動や戦闘員としても活用されています。(この海賊団たちが女王陛下から自由な略奪と殺人を許可されたいわゆる「殺しのライセンス」を得ているスパイといえます、スパイ映画007の走りとも言えるでしょう。)

ドレイク海賊団などの略奪行為に業を煮やしたのもその一因でしょう、スペインのフェリペ2世は英国に上陸し、ロンドンを占領すべく兵を整え無敵艦隊といわれた大船団を英国に向けます。これがアルマダ海戦です。

ところがこの海戦の戦闘の中で、ドレイクは英国海軍の司令官としてスペインの無敵艦隊をも撃破します。結果、ドレイクは英国海軍のトップにまでなります。このドレイク海賊団が、その後間もなく設立される「イギリス東インド株式会社」へと姿を変え繋がっていきます。国家の特許と公認を得た私有暴力機関で略奪組織です。

国家公認の私有略奪組織、この意味では、これはその後設立される世界初の近代中央銀行イングランド銀行の原型、とも言えるでしょう。

» 続きはこちらから

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第32話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(終話《後》)

 今回で長きに渡ったハルマゲドン(救世主降臨)計画シリーズ並びにユダヤ問題のポイント「近・現代編」の本編は終了です。長期間のお付き合いありがとうございました。なおユダヤ問題のポイントは「近・現代編」としては残ったポイントを外伝の形で幾つか見ていき、その後は「古代編」に移行する予定です。

 さて、地上世界を席巻してきたシオニズム、その正体は進行するハルマゲドン計画の一形態だったのです。この計画はそうと気付かれないまま進行していたのですが、これを破棄させたのが「天界の改革」です。
 ハルマゲドン計画を破棄させるために「天界の改革」が起こされたわけではないでしょうが、「天界の改革」なしにハルマゲドン計画の破棄はありませんでした。
 数年前から「天界の改革」から「地上世界の改革」へと具体的に移行していますが、実のところ私たちの見えないレベルでは、天界の大変革は、そのまま第3次世界大戦へと進行していた地上世界での事態を破棄させるという大変動をともなっていたのです。それが数年前から「地上世界の改革」へと具体的に見える形に現れるようになっているのです。
 まだ、“非常にしつこい人達”などがいて、彼らは「死んでも権力は手放さない。」とばかりにもがいてはいますが、既に勝負自体はついています。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第32話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(終話《後》)


地上世界で着々と進行するハルマゲドン計画 ~計画を推進させたロスチャイルド家


さて、前回まででハルマゲドン計画の表と裏を併せた全貌を明らかにするために、必要なところは全て訪問し見てきた。一応、材料のピースは全て出そろったので、後はそれらを組み合わせて整理するだけだね。

へい、御隠居。
前回、約3500万年前の出来事だとか、とてつもないスケールのことまでを表面だけでも見てきたわけで、まぁ無謀な旅と言えば無謀でやしたが、遂にこの旅路も終わりとなるわけでやすね。

本当にそうだ。よく遭難せずにここまでこれたものだ。
さぁ、このシリーズは「近・現代編」なので、ハルマゲドン計画の根本にはサナット・クマラの野望と、その野望を利用しようとするカインやエノクの悪魔崇拝・闇組織の陰謀があることを前提に、狭義のシオニズム運動の始まりあたりから整理していこうか。


へい、1881年にアレクサンドル2世が暗殺され、ロシアでポグロムの嵐が吹き、ロシアに居住していたハザールユダヤ人は三つの動きを取る。

🔯一つはニューヨークを中心とした米国への多量移民
🔯二つには国内残留ハザールユダヤ人は革命共産運動を激化
🔯三つには一部ハザールユダヤ人のパレスチナ移住の開始、つまり狭義のシオニズム運動の開始

これらの全ての運動の背後にロスチャイルド家があった。ロスチャイルド家はサバタイ-フランキストの頭であり、地上の裏のイルミナティの頭にもなっていた。

そういうことだね。この三つの運動がそれぞれ裏のイルミナティによる①米国の乗っ取り②ロシアの乗っ取り③イスラエル建国に繋がったのだが、アレクサンドル2世暗殺の5年前から、ロスチャイルド家はパレスチナの土地買い占めを行っている。周到に準備してロシア皇帝暗殺、ポグロムの大発生、これでハザールユダヤ人三つの動きへと繋げているのが分かる。

またイスラエル建国のため、オスマン帝国領パレスチナ全土を手に入れるべく、1908年に青年トルコ革命を起こさせ、オスマン帝国を滅亡に導いた。

そして1913年には米国にFRB設立で、ロスチャイルド家を頭とする地上の裏のイルミナティが米国の完全乗っ取りに成功、もともとその予定での建国だったでやしょうが、「バビロンの大淫婦」としての米国誕生

間髪を入れずその翌年1914年には第1次世界大戦を起こさせていやすね。計画が着々と進行。

そうだね。
1917年に遂にロシア革命で帝政ロシアを滅亡、それでソ連を誕生させている。つまり表の計画上の「偽預言者」の誕生だ。

またオスマン帝国を解体し、パレスチナは英国委任統治に。ハルマゲドン勃発の導火線役となるであろうイスラエルの衛星国のトルコ共和国とサウジアラビアを誕生させた。

第1次世界大戦後、その世界大戦によって国際連盟、王立国際問題研究所、CFR、また国際決済銀行という重要な世界にまたがる機関を設立。そして敗戦国ドイツにナチスも結党させていやすね。

そうだね。ナチス・ドイツの役割は、1939年に勃発の第2次世界大戦を起こすためと、それでイスラエルを誕生させるため
それと救世主ヒトラーを登場させることで、救世主キリストが再臨し、キリストに統治される千年王国運営の実地実験だろう。
これらの歴史的役割を終えたナチス・ファシズムは、歴史の表舞台からは姿を消す。しかしナチスはイスラエルと米国の支配層となって今日まで生き続けている。

こうやって1945年第2次世界大戦終結。国際連合発足。
そしてアラブ世界と紛争の真っ最中の1948年にはイスラエルが一方的に独立宣言、これを米ソが承認することでイスラエルが建国でやすね。

» 続きはこちらから

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第21話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の一)

 今回からいよいよ近・現代編ユダヤ問題のラストポイントのハルマゲドン計画を探っていきます。ただしラストポイントと表記はしましたが、実際にはハルマゲドン計画は単なるポイントなどというものでは無く、古代から成立し、稼働続けてきたとてつもなく巨大な仕組みです。「ヨハネの黙示録」から来ています。
 陰謀論という言葉があります。私には日本語として陰謀論との言葉の意味が不明です。「陰謀など無い」という意味の言葉なのか?、陰謀論の論とはどんな論なのか?、不明なのです。陰謀とは言葉で示すと「陰でのはかりごと」で、これはあって当然です。例えば何かの舞台を作りあげる場合でも、それをいかに効果的にするかは、舞台裏で公式会議以外でも非公式の様々な会合や会議で「どうするか?」の謀議はするでしょう。でなければ効果的な舞台は作りあげられないからです。歴史的な大きな出来事が突発的に起こるなどはほぼ皆無です。歴史的大事件などは公的には見えない陰の場所で、様々な謀議の上で決定しているのは当たり前のことなのです。こうやって歴史は刻まれてきたのです。
 そうした歴史の中でも、支配者には自らの多大な利益になり、逆に大衆には苛烈な不利益となる謀略、こうした謀略よって意図的に創られた歴史を陰謀史と呼びます。その陰謀史の大元かつ集約所がハルマゲドン計画です。超巨大で極めて根深いです。全容を明らかにするのは到底無理です。しかし非常に重要でもあるので、その実像と本質の一端にでも触れていきたいと考えています。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第21話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(其の一)

pixabay [CC0] 1 & 2


ハルマゲドン計画把握のための端緒(「ヨハネの黙示録」の存在)


やあ、元気だったかい? 思いがけず早くにまたお前さんとの旅路となったね。今回もよろしく頼むよ。

へい、御隠居もお元気そうで。今回の旅もよろしく御願いしやす。それにしても御隠居、あっしら、とうとう本編での登場となりやしたね。この旅路、楽しみでやすね。

なんだかお前さん嬉しそうだけど、あたしは気が重いよ。タイトルを見てご覧よ、ハルマゲドン計画だ。荷が重すぎるよ。どうも入り組んだ話しになると、あたしたちが登場で、それを押しつけてくるようだ。お前さんは気楽に構えてなさるが、あたしはお前さんとこの歳になって迷子にならないか心配だよ。

??まあまあ御隠居、そんな端から不安がっても、この世界、山よりでかい獅子は出てきやせんぜ。さて、・・・ハルマゲドンか、随分以前、オウム真理教の麻原彰晃の発言で日本では話題になっていやしたが、そんなに難しい事柄なんで? 確かいくつも漫画や映画の題材としても発表されていていやすね? そういうのもあってハルマゲドンっていえばイメージ的には終末の核戦争が浮かんできやすが?


ふむ、確かにハルマゲドンという題の映画や漫画、そしてハルマゲドンの内容を描いたとされる作品はいくつもあるようだね。ただし・・・うーん、・・・。(ハルマゲドン計画を探るに何を端緒とすべきか)・・・、そうだね、先ず基本的な事だが、お前さん、ハルマゲドンという言葉の意味は知ってなさるかい?

へい、外伝2で「ヘブライの館」にあるハルマゲドンの説明文書がリンクされていたので目を通してやす。確かイスラエルの小高い山にある要塞地跡の「ハル・メギド」「メギドの丘」が語源になっている。で、そこは古来から幾度も重要な戦場になった場所で、実際に現地では「クリスチャンの伝承によるとここで世界最終戦争が行われるとされている。」との看板が立っている、と・・・。だからハルマゲドンは、イスラエルを中心として引き起こされる終末世界戦争、最終戦争を指す・・・と。

そうだね。まぁ、その押さえでもいいだろう。ただし、その説明文書の中で記されているように、ハルマゲドン=最終戦争のイメージが出来上がったのは、「ヨハネの黙示録」が決定的な役割を果たしている。というかハルマゲドンとは「ヨハネの黙示録」の記述から出てきており、黙示録と決して切り離せない。黙示録の内容確認が必要だ。これだけでも相当厄介だろ? おまけにこの計画を進めてきた存在が問題。何しろ地上世界でハルマゲドン計画を進めてきたその中核はサバタイ-フランキストだ。つまり悪魔主義の宗教カルト集団であり、オカルト魔術に傾倒した連中だ。それが計画を進めてきたんだ。これだけでもハルマゲドン計画の実像が、常識では全く理解できない厄介な代物だってことが推測できるだろ?

うーん、「ヨハネの黙示録」に、オカルト魔術に傾倒した悪魔主義の宗教カルト集団・・・、なにか、形容しがたい深くおどろおどろしい世界がハルマゲドン計画の背後に広がっているような・・・。

その通りだよ。ハルマゲドン計画は地上世界の物質・物理的側面からでは、その表層のごく限定された部分しか捉えられない。つまり政治や経済の側面、その延長線上の大戦争というとらえ方では、ハルマゲドンの中身は見えてこないんだ。このハルマゲドン計画の実像や本質部分を探るには、どうしても宗教そして宗教を導いた霊的存在の事についても見ていき、それに言及せざるを得ない。だから難しいんだ。

・・・ふーむ、物質・物理的側面いわゆる「見える世界」では捉えられないから、「霊的世界」いわば「見えない世界」からのアプローチがいるってことでやすね? 確かにこりゃ大変だ。

そうだね。ま、本質は「見えない世界」にあることになる。だから事実確認しながら推測、憶測、妄想フル回転が必要?ってところかな? ただ、どちらにしても一足飛びには行かない。このシリーズで見てきたことを確認し、すりあわせしていくことからボチボチと歩みを進めていくしかないだろうね。


» 続きはこちらから

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第17話 ― サバタイ・ツヴィの遺伝子

 本文冒頭の動画、7分程度なので是非ご視聴下さい。時間が無い方は最初の5分過ぎまででも結構です。この動画は歴史家クリストファー・ジョン・ビャークネス氏の「アルメニア人大虐殺」を主題とするインタビュー記事で、その6分割した最初部分です。
 ここには短い動画であるにも関わらず、極めて重要、そして驚愕の情報が語られています。語られている内容が真実であることはビャークネス氏の持つ資料もありますが、それよりビャークネス氏の物腰態度から見ても明瞭だと感じます。落ち着いた静かな口調の中にも確固たる揺るぎない自信そして確信が伝わってきます。語る内容があやふやであったり、ましてや虚偽を語るとき、あのような態度にはならないものです。 ビャークネス氏はこの動画で、「アルメニア人大虐殺」はロンドンタイムズ紙特派員のレポートから、1911年時点から既に始まっており、しかもその実行者がトルコ人では無かったこと、また「青年トルコ人革命」もトルコ人による革命では無かった事実が、オスマン帝国の英国大使館から英国外務省に伝えられていたことを指摘し、その犯人は誰かを明かしています。
 そしてもう一点。これこそが驚愕の情報となるのですが、世界史の意味においても極めて重要といえる人物、その人物の出自が明かされています。

追記: 貴重な動画の削除、残念でした。ビャークネス氏の分割された動画全てが削除されています。シャンティー・フーラでの公開するやいなやの早さでした。
 ただ、予想もしていました。この動画を発見した当初から、私は動画の削除を懸念していたのです。それだけ支配層には知られては大変まずい、そして私たちにとっては重要で貴重な内容だった、ということでしょう。そして慌てて削除したことから、動画の内容の信憑性が高まったように思います。
 即ちオスマン帝国を破壊し、アルメニア人大虐殺を敢行したのが、イスラムの仮面を被った正統ユダヤ教を捨てた血統ユダヤ人集団、ドンメーであることは当然として、英雄にしてトルコの父であるムスタファ・ケマル・アタチュルクがサバタイの子孫であることを、です。
 幸い動画の文字起こしを一言一句まで正確に編集者さんがされておられますので、是非ご一読を。

編集より再追記: 13:45現在、再生可能にしております。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第17話 ― サバタイ・ツヴィの遺伝子

隠れユダヤ人がパレスチナを奪うためにオスマン帝国を打倒した?1/6 Crypto Jews, Donmeh
✒日本語字幕を表示するにはプレイヤー下の「CC」をクリックしてください。
✒文字起こしをご覧になりたい方はこちら


ドンメ-、クリプト・ユダヤ人の本拠サロニカ



ご視聴頂いたとおり、分割されたこの動画の第1のポイントは、続きの動画の中で詳しく語られていますが、「青年トルコ人」組織の正体はユダヤ人というかドンメーだったということです。ドンメーとは外伝1で紹介したサバタイ・ツヴィ直系の弟子団であり、その中で最凶最大の偽装イスラム改宗団です。スファラディつまり有色の血統ユダヤ人集団です。彼らの本拠がサロニカにあり、そこに追放されたスルタンのアブデュル・ハミド2世は幽閉されたのです。

サロニカについて少し説明が必要でしょう。血統ユダヤ人がなぜスファラディック・ユダヤ、つまりスペインのユダヤ人と呼ばれるようになったのか? 祖国を失った血統ユダヤ人の多くがスペインに流れてきたのです。スペインの地はイスラムが統治しており、最高宗教指導者カリフがいました。イスラムは特にユダヤ教徒キリスト教徒に寛容だったのです。

イスラムが統治したスペインは、その頃文化水準で欧州トップでした。しかしやがてキリスト教勢力がスペインを奪還し、スペインで15世紀末から宗教審判が開始されます。ユダヤ人の大受難です。そこでユダヤ人たちは難を逃れるため、イスラムのオスマン帝国内各地に逃れてきていたのです。オスマン帝国の中でも最もユダヤ人が多く住居する都市がサロニカでした。ユダヤ人街となっていたのです。隠れユダヤ、秘密のユダヤとも呼ばれるドンメーの本拠もここサロニカにあったのです。

ドンメ-はクリプト・ユダヤ人とも呼ばれます。これは意味としてピッタリです。クリプトとは地下聖堂との意味があり、ここから聖堂の地下に潜り込んだユダヤ人を表します。人目につかない聖堂の地下で何が行われるか? 乱交、飲血、儀式殺人などの悪魔儀式と相場は決まっています。アブデュル・ハミド2世がヘルツルとの交渉を蹴ってパレスチナの割譲を拒絶して以来、このサロニカでドンメー集団によってオスマン帝国の破壊計画が本格的に練られていきます。そして遂に1908年にドンメー集団によって「青年トルコ人革命」が引き起こされ、引き続き彼らの手によって1911年から始まった「アルメニア人大虐殺」は1915年に本格化し、陰惨な大惨事となります。

青年トルコ、つまりドンメーの機関誌がフランキズムの総本山ブナイ・ブリスによって運営されていることなどから明らかなように、サバタイ直系の偽装イスラム改宗団ドンメーと偽装ユダヤ教・キリスト教のフランキストは既に一体です。文字通りのサバタイ-フランキストです。従って青年トルコの革命はサバタイ-フランキスト革命です。「アルメニア人大虐殺」の犯人ももちろんドンメーでありサバタイ-フランキストです。

この構図はその後ロシアで展開された破壊劇と全く同様です。1917年引き起こされた11月革命とそれに続き1933年に起こされたホロドモールの惨劇です。オスマンのドンメーがプロトタイプになっているともいえそうです。全てサバタイ-フランキストによって起こされたものです。サバタイ-フランキストの手による破壊工作は米国、ロシア、オスマン帝国で同時進行にて進められていたわけです。

» 続きはこちらから

ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝2 ― 胎動を始めた世界支配計画

 外伝1の「サバタイ-フランキストの支援者ロスチャイルド家」欄で、ロスチャイルド家初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドとサタニック・メシアのヤコブ・フランクは親交があり、両者は「ある組織設立に共同出資したとの話もありますが・・・」と触れていました。この組織とは1776年アダム・ヴァイスハウプトが結成したバーバリアンイルミナティ(以下Bイルミナティと表示)です。
 ヤコブ・フランクがBイルミナティ設立に出資したかは判然としませんが、深く関わっているのは間違いなく、そしてアムシェル・ロスチャイルドが財政援助したというかアダム・ヴァイスハウプトを雇い入れたのは、様々な資料やその後の出来事を総合判断すれば確実です。
 アムシェル・ロスチャイルドは息子たちに「自分たちの計画の実行には必ず代理人を立てるように」と遺訓しているよう、自らの計画の実行代理人としてヴァイスハウプトにBイルミナティを設立させているのです。その際その組織の綱領は指示していたでしょう。
 さて、こうやって結成されたBイルミナティは、後にある出来事でバイエルン政府に実態を知られます。そこで姿を隠すためフリーメイソンの中に潜り込みます。そしてフリーメイソンと一緒になって「フランス革命」を引き起こし、その後の世界史を変えていきます。
(seiryuu)
————————————————————————
ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝2 ― 胎動を始めた世界支配計画

二つのイルミナティ組織



早熟の天才、インゴルシュタット大学実践哲学教授アダム・ヴァイスハウプト(1748-1830年)と、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(1744-1812年)は同世代のドイツのユダヤ人です。情報網が密なユダヤ社会です。当然互いによく知っていたでしょう。

そしてこの時代のドイツのユダヤ人でもう一人重要な人物がいます。「結婚行進曲」で知られるF・メンデルスゾーンの祖父ユダヤ人哲学者・啓蒙思想家モーゼス・メンデルスゾーン(1729-1786年)です。彼は劇作家レッシングから「賢者ナータン」のモデルとして描かれ、カント哲学を論難する人物として知られています。しかし彼にはこれら聖者賢者の顔とは全く違った顔がありました。


天野統康氏のブログでユダヤ教ラビのM・Sアンテルマンの情報として、モーゼス・メンデルスゾーンはサバタイ派7代目首長であり彼がヤコブ・フランクアムシェル・ロスチャイルドを結び付けた。」と紹介しています。

一般にモーゼス・メンデルスゾーンは、ユダヤ人社会に啓蒙思想とキリスト教文化への「同化主義」を進めたとされます。しかしこの同化とはキリスト教偽装改宗だと見れば辻褄が合います。彼がサバタイ派首長だったのは事実でしょう。ここに「偽ユダヤ」の首魁となるロスチャイルド家とサバタイ-フランキストが合流一体化したことになります。

モーゼス・メンデルスゾーンとヤコブ・フランクとアムシェル・ロスチャイルドの三者はそれぞれの役割分担があったでしょう。不明ながら預言者がモーゼス・メンデルスゾーン、祭司のメシアがヤコブ・フランク、王のメシアがマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド、とも見えます。

天野統康氏は「この3人が中心となって作られた組織が、ヴァイスハウプトが創設したフリーメーソン・イルミナティーと結びついた時に西欧の秘密結社によって操作される自由民主制のモデルの起源が出来上がったと推測する。」としています。

確かにこの3人は同じ組織に所属し、自分たちの計画の代行者としてアダム・ヴァイスハウプトにBイルミナティを設立させたのでしょう。彼らが指示したであろうBイルミナティの行動綱領は以下の通りとされます。(これは後の革命・共産主義の原型でしょう。)

 1. すべての既成政府の廃絶とイルミナティの統括する世界単一政府の樹立
 2. 私有財産と遺産相続の撤廃
 3. 愛国心と民族意識の根絶。
 4. 家族制度と結婚制度の撤廃と、子供のコミューン教育の実現。
 5. すべての宗教の撤廃

Bイルミナティはこの行為綱領に沿って「フランス革命」を引き起こします。そしてその後、世界で起こされた種々の革命や戦争などに深く関わっていきます。しかし、その背後にはロスチャイルド、サバタイ-フランキストたちがいたのです。

Bイルミナティと、その設立を命じたロスチャイルドたち、これは実は別組織です。時事ブログ映像配信で詳説されているように、Bイルミナティは「表のイルミナティ」、ロスチャイルド(ヤコブ・フランクとモーゼス・メンデルスゾーンもそうでしょう)「裏のイルミナティ」となります。

» 続きはこちらから