注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
グラッドストーン研究所の科学者による新しい研究は(中略)… 心筋細胞をSARS-CoV-2に曝露すると、心筋細胞の一部のサルコメアが規則的な大きさの小さな断片に切断されたように見えることを観察した。
(中略)
"我々が発見したサルコメアの破壊は、心筋細胞が適切に拍動することを不可能にするでしょう」と説明するのは、UCSFの医学、細胞・分子薬理学、眼科学の教授でもあるコンクリン氏である。
科学者たちはまた、核DNAが心臓の細胞の多くから欠落しているようだと指摘した。DNAがなければ、細胞はもはや正常な機能を果たすことができない。
"これは脳が死んでいるのと同じことです」とコンクリン氏は付け加えた。"科学的文献を調べても、同僚と協議しても、他の心臓病モデルではこのような異常な細胞の特徴を見つけることはできませんでした。我々は、これらの異常細胞はSARS-CoV-2に特有のものであり、多くのCOVID-19患者に見られる心臓障害の長期化を説明できると考えています」と付け加えています。
(以下略)
ミラノ大学の新たな研究で、呼吸不全で死亡したCOVID-19患者の心臓組織に #新型コロナウイルス が存在することが確認されました。死亡した患者6人全員の心筋細胞にウイルスが存在し、 スパイクたんぱく質のためのRNAの活発なウイルス転写が起こっていました。https://t.co/IHVRNERDqB
— fdzaraf (@fdzaraf) August 29, 2020
心筋細胞は再生能力が限られています。#新型コロナウイルス に感染しても重症でなければ集団免疫が得られてよいぐらいに思ってる人の頭の中は 「お花畑」ということになります。我々は、全力でコロナの感染を防ぐべきです。そのためには感染者をゼロにすべきです。
— fdzaraf (@fdzaraf) August 29, 2020
#新型コロナウイルス は、心臓組織の中の細胞では、心筋細胞にのみ非常によく感染し、そしてウイルスを生産する…。感染した細胞には、核DNAがないものが多くみられる…。その異常は、科学文献にも事例がなく、専門家同士も聞いたことがないという…。読んでいたら、いっそう恐ろしさがましました。
— fdzaraf (@fdzaraf) August 29, 2020
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サルコメアとは、筋原繊維の最小構成単位で、“サルコメアの集合体が心筋細胞を構築し、そして心筋細胞の集合体が心臓を構築”しています。
「核DNAが心臓の細胞の多くから欠落」するということが、どうして起こるのか私には理解できませんが、「心筋細胞は再生能力が限られています」から、現代の医療では不治といえる深刻なダメージが残るわけです。
また、「有症状、無症状に関わらず、COVID-19感染したスポーツ選手の30から35%の心臓に炎症が見られた」ということです。“その炎症のために「超ド級のスポーツ選手」でもパフォーマンスが平均的な選手並に落ちてしまう”とのこと。
6月22日の記事で、“新型コロナウイルスは、オリンピックでメダルを狙う選手にとっては致命傷になりかねない…無症状であっても下手をすると約半数の選手が、選手生命を失いかねない”とコメントしたのですが、この時は、“新型コロナウイルスの無症状者感染者の56.7%で、肺に異常が見つかった”ということでした。今回は心臓です。