[Eden Media]パーティーで死んだ女の子 〜臨死体験:自分で下す人生の審判〜

 動画の女性が、自分に起こった臨死体験を語ってくれています。若い頃に教会に数回行った程度で宗教的背景をほとんど持たず、臨死体験するまでは死後の世界を確信していなったようです。
 2010年2月20日、この女性はパーティーの最中にキッチンで倒れ、肉体から離れ、倒れている自分を見て、死を自覚したようです。その後、天井に巨大な光が現れ、その光に導かれるようにして、どんどん上昇して行きます。また、その光に包まれる快感は、上昇(地球から離れる程)するほど増していき、この世では考えられない程のものだったようです。
 後ろを振り返ると地球が見え、「それはあなたが立ち、アリを見下ろす程度だった」「我々の全宇宙はアリ程度の大きさだった」と述べています。唯物論の宇宙観を象徴しているのかもしれません。
 この動画の中で最も大切なのが、6分00秒〜7分37秒だと思います。光の中で、今までの人生がすべてフラッシュされ、それを見た女性は「完璧な失敗だと思った」ようです。それは「自己中心的な人生を送り、自分だけの為に、地球上の誰も助けず、または一切与えなかった」と感じたからのようです。地上ではそれが当たり前でも、光の中では、それが違和感として感じられたようです。ドキッとするようなこの部分は、今後の人生を送る上でしっかりと認識し、良心に恥じない生き方をしなければならないことを示唆していると思います。
 その後、愛犬と親友が現れ、放って置けないと感じたこの女性は「準備は出来ていない」という言葉が自然に出てくると、「生きたいなら示しなさい」という"神様の声"が聞こえ、「OK」と伝えた瞬間、光が消え去り、来たルートを戻り、肉体に戻って行きます。
 臨死体験をした人はかなりいますが、私が印象に残っているのは、福島大学元教授で、飯田史彦氏の「ツインソウル」完全版 死にゆく私が体験した奇跡という本でした。著者は脳出血手術時の臨死体験中に光から3つの問いかけをされます。それは「十分学んだか?」「十分愛したか?」「十分使命に生きたか?」です。このような問いかけに「Yes」と答えられるように、日々の生き方を見つめ直すことはとても大切だと感じます。
 宗教学講座のスウェデンボルグの霊界12でも、詳細な死後の世界と人生において何が重要かその基本を学ぶことができます。
(編集長)
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パーティーで死んだ女の子
配信元)

[Sphere-Being Alliance]コズミック・ディスクロージャー:ウブンツ 〜ユートピアのレベルで現実的ではないウブンツ貢献主義 / 最高賃金の設定と金融システムの改革〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 私は、現状におけるベーシックインカムには否定的です。財源の議論が最大の理由ですが、加えて、地球人の意識が働くという事に関して、未だに成熟していないと感じるからです。そうした思いを強く意識させたのが、実はこの記事なのです。
 この記事は一度取り上げています。今回は引用部分を少し多くしました。私は、対談の中でウブンツ貢献主義を説明しているマイケル・テリンガー氏の言っていることは、とても良く分かります。しかし、彼がやろうとしていることは、現在の地球人の意識では、ユートピアのレベルで現実的ではないと思います。
 対談では、ディビッド・ウィルコック氏が、ウブンツ貢献主義に関して当然疑問に思うことを質問しています。しかし残念ながら、それらのどの質問に対しても、テリンガー氏はきちんとした回答をしていません。
 ジョン・レノンの名曲ヒマジン(イマジンだったか?)の世界は、地球上に悪人が誰もいなければ成り立つ世界です。テリンガー氏の答えを見ていて、同様のものを感じました。
 1つ例を挙げると、ウィルコック氏が“ナイフを持ってうろつく男がいて女性をレイプしたりしたら、どうなるんですか? ”と質問しています。これに対してテリンガー氏は、“自分たちでコミュニティーを治めるのです”としか言っていません。問題の本質は、コミュニティーの部外者の凶悪な犯罪にどう対処するのかということです。村に警察組織はあるのか? もしも、週に2、3時間働くだけで必要なものがすべて与えられる社会なら、誰が好き好んで危険な警察官としての任務を遂行しようと思うでしょうか。
 後半では、南アフリカの地方自治選挙でウブンツの政党が当選すれば、テリンガー氏はこのウブンツシステムを直ちに導入し、現行の金融システムを崩壊させ、私たち全員を解放すると言っています。私が思うのは、何の諜報組織も軍隊も持たない1自治体が、現行の支配システムと異なる方式で成功を収めれば、直ちにスパイ分子が潜入し、リーダー達をことごとく暗殺するだろうと思います。そして、その自治体を闇側が完全に乗っ取ってしまいます。自分が組織の上に立ち人々を支配しようという人間は、地球ではいくらでもいます。
 リビアはあっという間に破壊されてしまいました。闇の勢力にとって、1自治体を破壊することなど造作もありません。こうした破壊工作に対して、どのような抵抗手段を持とうとしているのでしょう。その村で治安を守る人々は、他の一般市民と同様に、単なるボランティアで良いのでしょうか。1日に1、2時間パトロールするだけの自警団のレベルで、果たして治安が維持出来るのでしょうか。私には、こうした部分で本質的な議論がなされていないと感じます。要するに、ユートピアの世界なのです。
 現状において最も現実的で社会を変革する手段があるとすれば、それは最高賃金を定めることだと思います。次に、根本的な意味での金融システムの改革を行う必要があるでしょう。こうした事を通じて、人々の働くという意識を変化させていく必要があると思っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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コズミック・ディスクロージャー:ウブンツとブルー・エイビアンズのメッセージ パート2 シーズン3、エピソード9
転載元)
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DW: (中略)…今回は特別版でマイケル・テリンガー(Michael Tellinger)にも来ていただいています。彼は秘密プログラム同盟が指名している人物です。というのも、彼が提唱するウブンツ貢献主義システムは地球上に調和をもたらすまったく新たな方法の青写真となるとのこと、我々が必要とする商品やサービスは愛と共同創造に基づいて提供されるというシステムであり、破壊的な競争とは無縁なのです。(中略)… 
ですが人は信じている。もし競争のある資本主義システムがなければ、お金の必要性、お金を稼いだり獲得しないと飢えてしまうというシステムがなければ人間の身勝手さ・強欲はとどまるところを知らないだろうと。この資本主義が唯一の手段で、これがなければ人間は他人を食いものにし、システムに貢献などしないだろうと。この信念にあなたはどう対処します?

MT: これもですね、その発言は資本主義の発想なんです。お金がなくなれば、その仕組みの中にはもう居ない。(中略)…共同制作と協力による構造の中、競争のないところで作業を進めていく(中略)…民主主義も問題の要因です。(中略)…資本主義、民主主義、競争、貨幣制度(中略)…これを排除しないうちは、条件を公平にしてすべての人の恩恵を実現させるような、協力し合う共同体を 創ることはできません。(中略)… 

DW: マイケル、ちょっと待って。相手はスマホをいじっている人達ですよ。こちらの目さえ見ない。何もしたくない人達。じっと座って待ってる人達ですよ。現実的とは思えないんですが。

CG: 移行の期間は必要です。それに-- 人を洗脳する、の反対は何ですか?

MT: 人を解放する。

CG: 人のマインドを解放するんですよね。(中略)…きっかけとなるイベントは必要です、(中略)…世界レベルの経済崩壊です。人々はとても動揺するでしょう。そして、これまでずっと犯罪者に大がかりな仕組みの中で騙されてきたのだと気付くのです。人は民主主義という形のもと、こういう人達に票を入れましたが、私達はずっと支配されていたんです。もう、ひどい詐欺ですよ。眠れる大衆がこれに気づいたら、それがきっかけとなってもっと知りたい、と思うでしょう。こうなった時に、大量文書のダンプを起こすのです。もっとたくさんの情報が公開されます。そうなると人は新たな概念を受け入れようとするとは思いませんか? (中略)… 

MT: (中略)…この惑星に住んでいるほとんどの人達は、何かがおかしいとわかっています。(中略)…あなたは人生に満足していますか? (中略)…答えは100%、NOです。(中略)… 

DW: そうでしょう。

MT: (中略)…明らかに何かが劇的におかしい。それで(中略)…いまは新しいシステムを提示してゆく時です。(中略)… 

DW: ヒッピー的で、心地良さそうな決まり文句が多いですね。実践的な話は聞こえてきませんが。いまのところ、理論ばかりですね。

MT: (中略)…私は、小さな町や小さな村に普及させるのがよいと思っています。(中略)…そして新しい考え方、新しい行動のし方、自分を豊かにするための新しい方法を自らが手本となって見せるのです。どうやるか? 小さな町に多額のお金を持ち込めばできます。もう一つ重要なのは、私達はお金から解放されるためにお金を使わねばならない、ということ。(中略)… 
世間の人達は言ってます、あっ テリンガー、それはイカサマだ。(中略)… 
私達は、自分達のための新しい現実を創り出しています。(中略)…ウブンツ貢献主義そのもののベースは、小さなコミュニティ内でその町の利益となるあらゆるコミュニティ・プロジェクトを確立させることです。(中略)…すべての人が、週に2~3時間このプロジェクトの作業にあたるのです。(中略)…私達が作るのは自立コミュニティではありません。(中略)…周りのすべての人が利用できるものばかりを創ってゆきます。それを売るか、もしくは無料で提供するのです。

DW: 宇宙プログラムには、どんな原料の品、もの、食物でも欲しいものを作り出す技術があります。これをもし宇宙プログラムがリリースしたら(中略)…この技術をどのように取り込んでいけるでしょう? (中略)… 

MT: とても良い質問です。(中略)…そうなった時こそ、一人一人の人間らしさが活かされる時です。煮込み料理を作るのに、そのレプリケーターを使いたい気持ちもありながら、私は実際のところ料理するのがとても楽しいんです。木製の棚を作るのも楽しい。(中略)…私達はそれぞれに特別な、個性的な才能をもって生まれてきています。(中略)…だから、ズボンが欲しければレプリケーターを使ってもよい。けれど、あなたが皆と一緒に(中略)…新しい素敵な服を作ったらもっと楽しいのではないでしょうか。(中略)… 
 私達はまったく新しいことを実際に発信する政党を立ち上げました。(中略)…連邦準備制度をシャットダウンさせ、暫定的に人々のためにお金を発行する人民銀行(People's Bank)を立ち上げるつもりです。非課税、無利子です。税金もインフレもありません。(中略)…私達に必要なコミュニティ・プロジェクトや公共事業などを整えれば、大都市部の人々をその牢屋のような生活から解放することができます。(中略)…
 

DW: ものごとはすでにそのように向かっているとは思いませんか? 自分でYouTube動画を作っている人達がどれだけいることか。それでお金が入ってくることはまずない、それをわかってやっている。(中略)…皆、なぜそういうことをしているか? それは、自分は社会に役立つ存在と見られたいからです。(中略)… 

MT: もちろんです。デイヴィッド、あなたが言っていることは本当に重要なことです。(中略)…毎朝起きた時から、(中略)…必要なものはすべて供給されるとわかっています。(中略)…食糧もテクノロジーも布地も、何もかも溢れるほどあります。(中略)…すべきことと言えば、ただ週に数時間だけコミュニティ・プロジェクトのために働くこと。あとの時間はあなたのものです。(中略)…そうすればあなたの才能を発揮すればよい。画家であろうと彫刻家であろうと、音楽家、馬のブリーダー、エンジニア、科学者、なんでもいいんです。あなたが何をするかは関係ありません。(中略)… 

CG: 素晴らしいですね。

MT: 朝目覚めると、もうニッコリと笑顔になります。起きてスーツやネクタイを身につけなくていい、雨や寒い日や強風の中を電車やバス、自転車に乗ってひどい仕事場に行かなくてもいいんですから。(中略)…すべて無料で手に入ります(中略)… 

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[YouTube]スクーターに乗ってドヤ顔する犬

竹下雅敏氏からの情報です。
 乗ってる犬がドヤ顔しているんだよね。
(竹下雅敏)
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スクーターに乗ってドヤ顔する犬 LiveLeak - Dog can ride scooter in China
配信元)

トランプ政権がイランに敵対する理由:同盟スンナ派君主国にとっての実存的脅威とドル覇権の維持 〜対イラン政策の主要推進者:イスラエル・サウジアラビア・MEK〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、ポンペオCIA長官がサウジアラビアの皇太子にテロ対策賞を授与したという、まるでイランへの嫌がらせとしか思えない記事を紹介しました。この行為に対して、元CIA諜報専門家は、“我々はイランと核協定を再交渉するつもりだ”というメッセージを送ろうとしているとありましたが、冒頭の記事を見ると、正にこの通りだったということがわかります。
 現在のトランプ政権が行っていることは、明らかにイランに対する圧力であり、イスラエル、サウジアラビアの思惑に沿った動きです。情報の専門家であるフリン氏が対ISISとの戦いにおいて、イランが絶大な貢献をしていることを知らないはずがありません。マティス米国防長官が言った、“世界最大のテロ支援国家”という、イランへの非難が間違っていることもよく知っているはずです。問題なのは、彼らのこうした強硬なイランへの敵対的な姿勢は何なのかです。
 それに対する回答と思われる重要な記事が出ていました。これによると“イスラエル、サウジアラビアとイラン反政府集団ムジャヒディン・ハルク(MEK)”がトランプ政権の対イラン政策の主要推進者ではないかとしています。アメリカはイランにおける政権転覆の代理として、MEKは有用だと見ているようです。記事を見ると、トランプ政権の運輸長官イレーン・チャオと大統領主要顧問のルドルフ・ジュリアーニは、このMEKとつながりがあるようです。彼らは先月、トランプ新政権にMEKとの政治対話を呼びかける書簡を書いたとあります。
 彼らがMEKを使ってイランの政権転覆を考えている事は間違いありません。しかし、マティス国防長官とマイケル・フリン氏は、政権転覆は現実的ではないと思っていたはずです。彼らの思惑は、“イラン封じ込め”の必要性だと思います。
 なぜイランを封じ込める必要があるのかは、記事の中で見事に解説されています。サウジアラビアを含む同盟スンナ派君主国は、イランの中東における影響力が拡大することを、自分達にとっての“実存的脅威だとみなしている”わけです。またアメリカは中東の石油によって裏付けられているドル覇権を維持するために、“このサウジアラビア‐イスラエル枢軸と、それによるイラン封じ込めにもっぱら依存している”というわけです。実に分かりやすい説明です。
 問題はこうしたイスラエルに有利な動きをとっていたマイケル・フリン氏をなぜスティーブン・バノン主席戦略官がCIAと一緒になって排除しようとしたのかです。おそらくマティス長官とフリン氏は、ロシア・イランとの戦争を考えていなかったと思います。フルフォード氏が言っているように、ロシア、中国、アメリカの軍部は、戦争を起こさないことで合意していたはずだからです。しかし、バノン氏はイエズス会からトランプ政権内に送り込まれた人物で、カトリックが支配する世の中が来るためには、ロシア・イランとの最終戦争(ハルマゲドン)が不可欠だと考えていたはずです。このことが、フリン氏排除の理由ではないかと思います。
 フリン氏のイスラム蔑視は相当なもので、“イスラム教を「癌」と呼び、イスラム教徒に脅威を感じるのは「当然のことだ」”と発言しています。これは本心だろうと思います。こうした人物が国家安全保障を担当していたわけなので、大変危ういのです。マティス長官とともに、フリン氏はSSP同盟のメンバーのはずで、地球に全面的な情報開示をもたらし、人類を解放しようとしているはずです。そうした人物が特定の宗教に対してこれほどの偏見を持っているとなると、地球の真の解放という意味では救い難い感じがします。
 彼らは本当のダビデ・ソロモンのエルサレム王国が今サウジアラビア、アメリカが空爆しているイエメンのアシール地方にあったことを知らないのだと思います。旧約聖書で神によって約束された土地が現在のエルサレムとは全く別の所にあり、しかもその聖なる地を自分たち自身が空爆しているという、どうにもならない状況です。この人たちは一体何時になったら目覚めるのでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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フリン氏 ロシア大使との会話の内容を語る
転載元)
13日に辞任したフリン米大統領補佐官は、大統領補佐官として応じた最近のインタビューで、キスリャク駐米ロシア大使との会話では「境界を越えなかった」と述べた。

(中略) 

フリン氏は「これは制裁には触れていない。話をしたのは追放された35人についてだ。これは結局こういうことになった。全体として会話は次のようなものだった-『私は何が起こったのかを知っています。我々は全てを調査します』。私は、我々が制裁を見直したり、あるいは何かそのようなことをするつもりだとは一度も言わなかった」と述べた。

Washington Free Beaconが多数の消息筋の情報として伝えたところによると、オバマ前米大統領政府のメンバーらは、トランプ新大統領の国家安全保障システムを妨害し、イランとの核合意を維持するために、何カ月にもわたってトランプ新米政権のフリン前米大統領補佐官の信用を失墜させる秘密の活動を展開していいた。

消息筋によると、オバマ政権で大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)を務めていたベン・ローズ氏を含むオバマ氏の支持者らは、イランとの核合意に反対したフリン氏の信頼を損なうことを目的とした資料をメディアに渡した。

消息筋によると、フリン氏はオバマ政権によって意図的に隠された核合意に関する数多くの詳細を公開する準備をしていたという。


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トランプは一体なぜイランを標的にするのか
Finian CUNNINGHAM
2017年2月11日

(前略) 

トランプの新運輸長官として承認されたイレーン・チャオと、少なくとも大統領主要顧問の一人、元ニューヨーク市長ルドルフ・ジュリアーニは、いずれもイラン反政府集団ムジャヒディン・ハルク(MEK)が主催する集会で招待講演者として登場している。

(中略) 

イラン当局はMEKを外国が支援するテロ集団に指定している。

(中略) 

アメリカとイスラエルの諜報機関が画策した近年のイラン人核科学者暗殺も、MEK工作員と結びつけられている。

(中略) 

2012年、彼らはアメリカの外国テロ集団ブラック・リストから外されたが、ワシントンに本拠を置くシンクタンク、ブルッキングス研究所が“イランにおける政権転覆の代理”として、MEKは有用だとして、早くも2009年に勧告していたものに沿った動きだ。

(中略) 

先月、ジュリアーニや他の元アメリカ高官連中が、トランプ新政権に、MEKの政治部門との“対話を確立する”よう呼びかける書簡を書いたと、APは報じている。

このロビー活動の背景は、一体なぜトランプ政権が、イランに対する敵対的な姿勢を突然とったかの説明になるかも知れない。

(中略) 

トランプ戦略には、両国ともイランが、この地域に悪影響を及ぼすと過激な主張をするイスラエルとサウジアラビアからの情報が関係している。トランプは今月末ワシントンを訪問するイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフと会談する予定だ。二人は既に電話会談をしており、そこで二人は“イラン封じ込め”の必要性を話しあったと報じられている。

先週、イランに“世界最大のテロ支援国家”というレッテルを貼ったトランプの国防長官ジェームズ・マティスも、“イラン封じ込めの必要性”を含め、地域安全保障問題に関し、サウジアラビア国防大臣ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子との緊密な連絡を共有していると報じられている。ワッハーブ派サウド家は、シーア派イランや、より民主的に進められたイスラム革命を、自分たちの王朝やペルシャ湾の他の同盟スンナ派君主国による支配にとって、実存的脅威だと見なしている。

アメリカ経済の全てがそれにかかっているオイルダラー覇権を維持するため、ワシントンの既成支配体制は、このサウジアラビア-イスラエル枢軸と、それによるイラン封じ込めにもっぱら依存している。サウジアラビアとイスラエル独裁制とのアメリカ関係の象徴的本質は、誰がホワイト・ハウスにいようとも無関係に、体系的で不変なのだ。

(中略) 

記事原文のurl: http://www.strategic-culture.org/news/2017/02/11/why-trump-targeting-iran.html

金正男氏暗殺事件:朝鮮人民軍偵察総局の仕業か クーデターを恐れて 〜中朝関係がさらに冷え込む可能性〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 マレーシアで金正男氏が暗殺されたようです。最近では珍しく、報道されている通りの事件ではないかと思います。韓国のチョン・ソンジャン氏は、“朝鮮人民軍偵察総局の仕業ではないか”と言っていますが、その通りではないでしょうか。最後の記事にあるように、金正男氏は親中派であり、金正恩は中国が裏で工作する“正男氏を前面に出したクーデターを最も恐れていた”というのは、以前から指摘されていました。
 それにしても事件が起きてみれば、暗殺するならこのタイミングしかないという感じがします。アメリカでは、情報の専門家であるマイケル・フリン氏が辞任し、まだ後任のポストが埋まっていない段階です。また、中国は現在権力闘争で内向きになっています。
 金正男氏の後見人だった張成沢氏が処刑されてから、中朝関係はギクシャクしてきましたが、張氏はおそらく江沢民の派閥と繋がっていたと思われるので、習近平氏の金正恩に対する態度はそれほど険悪なものではありませんでした。しかし、今回の暗殺事件を習近平氏は大変不快に思っているようです。引用元では、“中朝関係がさらに冷え込む可能性は排除できない” とあります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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金正男氏 クアラルンプール空港で殺害 犯人は女性
転載元)
マレーシア警察は同国で殺害された男性が朝鮮民主主義人民共和国の金正恩氏の異母兄の金正男氏と断定。 

金正男氏は2013年12月に叔父の 張成澤氏が死刑に処されて以来、マレーシアに潜伏していた。

また2011年マカオで正男氏を狙った暗殺未遂事件も起きていた。

マレーシア警察は同国で今日、朝鮮民主主義人民共和国の金正恩氏の異母兄の金正男氏が殺害されたとの情報を認めた。

警察の発表によれば、首都クアラルンプールの国際空港の出発ゾーンにいた金正男氏に1人の女性が近づき、金氏の頭部になんらかの液体を含ませた布を投げつけた。

政府内の高官の発言によれば、金正男氏はマレーシアの首都クアラルンプールの空港で2人組の女に毒針で刺された模様。女2人はタクシーで現場から逃げ去ったとされている。

金正男氏は目に焼けるような痛みを訴えた。空港の救急部が応急手当を施し、その後病院に搬送されたが、金氏はその途中で死亡。

殺害時刻は現地時間で2月14日午前8時頃。金正男氏はマカオ行きの便に搭乗しようとしていた。

複数の証言によれば、金正男氏は救急車での搬送の途中で死亡。現在、遺体の検死作業が行われている。

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韓国の専門家 金正男氏暗殺を命じたのは正恩氏の可能性
転載元)
韓国の世宗大学校の統一戦略学部のチョン・ソンジャン学部長は今回の金正男氏の殺害について、同氏が5年前に逃亡を試みて以来、金正恩氏はその殺害を命じていた可能性があるとの発言を行った。

(中略) 

チョン氏は「金正男氏殺害は私の見たところでは朝鮮民主主義人民共和国の諜報機関の朝鮮人民軍偵察総局の仕業ではないか。最近、まさにこの朝鮮人民軍偵察総局に金正男氏の追跡が命じられていたことと、まさにこの機関が主要な人物の暗殺を管轄しているからだ」と語っている。

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正男氏殺害 正恩氏の帰国命令無視したから=元北朝鮮高官
引用元)
(前略) 

正男(ジョンナム)氏が13日午前(現地時間)、マレーシアで毒殺されたとされる問題で、韓国に亡命した元北朝鮮高官は14日、「金正恩は金正男に北に帰国するよう指示したが、金正男がこれに応じなかったため、処断された」との見方を示した。

(中略) 

 正男氏が帰国しなかった理由は、北朝鮮で監禁生活になることを恐れたためと分析した。

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「親中派」の金正男氏殺害 中朝関係さらに悪化か
引用元)
(前略) 

 正男氏は2013年に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長と共に北朝鮮の代表的な親中派として知られていた。

(中略) 

正恩氏は中国が裏で協力し、正男氏を前面に出したクーデターを最も恐れていたとされ、張氏の粛清で正男氏の立場も危ういものとなっていた。

(以下略)