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まみむのメモ(47)〈食べられる野草図鑑・夏(1)〉

 今更な打明け話になってしまいますが、以前「地球の鼓動・野草便り」を書かせていただいていました。にゃんにゃん母さんとまみむが同一人物だとはお知らせしておりませんでしたので、当時を振り返り、その理由を書かせていただきます。
 「まみむのメモ」がスタートする少し前、世界的な免疫学者の安保徹先生が不審死され、その数ヶ月後だったと思いますが、いつも参考にしている「食べる薬草事典」の著者、村上光太郎先生がお亡くなりになったと不審なメールが入り、少し狙われている感がありました。これが理由です。

 人の免疫や野草がいかに優れているのか、知られては困る者たちが世界を牛耳ってきたのを、コロナウィルス騒ぎとワクチン押し付けでよくわかりました。
 生物兵器ウィルス研究が世界中で行われてきていたのを知ったのも最近ですが、ウイルスに対抗できる身近な食品があることや、人の免疫力を高めることで対抗できる・・・これは不都合だったはずです。治療効果があるイベルメクチンを禁止したことからも分かります。何が入っているか得体の知れないワクチンさえ打たなければ、普通に対処できたのかもしれません。

 例えば柿の葉や実が持つカキタンニンは広大の坂口先生が調べられた20種類全部のウィルスを不活性化(死滅)させたそうです。(現代農業/農文協/2014/8)
 漬物に干した柿の皮を入れるのは、昔からの日本人の知恵ですが、2年前に漬物と一緒に渋柿を漬けたのが、今もほとんど変わりなく保存されていて驚きます。柿の防腐効果は驚くべきもので、昔の人の即身仏のミイラは死の直前に、柿の種を大量に食べて、非常に良い保存状態になったといいます。柿の実や種、皮をいろいろな野菜の保存食作りにもつかえるかもと思っています。(参照:柿が加熱で驚きのスーパー食材に変身!〇〇が3〜5倍に増える効果的な食べ方 【免疫力や冷え予防】)そういえば、7月1日の時事ブログで「コメの長期保存に柿渋袋を使う」お話を紹介してくださっていましたね。

 これからも皆様とご一緒に植物たちのすばらしさを見つけて共有していけますよう、どうぞよろしくお願い致します。
(まみむ)
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まみむのメモ(47)〈食べられる野草図鑑・夏(1)〉

アカザ(藜)・シロザ(白藜)・アオザ(青藜)


時期 5〜6月頃から新芽を出し、花期は9〜10月。
場所・環境 日本全土の荒地や畑のへりに多い。食用に栽培されていたものが野生化したともいわれる。アカザはシロザの変種で、アカザの仲間は世界中に分布して、約1400種もしられている。その多くの種が塩生と乾生の植物で、土壌中に多量の塩分が含まれる地域や乾燥地を好む特性がある。

アカザはインドまたは中国が原産であり、今では世界に広がっている。日本では最近見かけることが少なくなった。

また、アカザは食用として栽培されいていたため、家庭菜園で作って食べられる。窒素分の多い土地によく育つ。
風媒花(風によって花粉を飛ばす)。花は頂生および腋生(葉の付け根、葉腋に生える)で、黄緑色から緑白色の小花を穂状につけ、一般に密につけるが、まばらにつくこともある。花には花弁がなく、花被片は5個ある。花被片は広卵形〜楕円形、長さ約1mmで、中肋は高まって稜となる。

葉は茎に互生して、柄があり、長三角状卵形か、ひし形に似た卵形で、下部の葉は菱状卵形〜卵形、上部の葉は長卵形〜披針形、先は鋭形か鈍形、基部は広いくさび形。質は柔らかでやや厚く、葉の縁は波状で、大小の歯牙があり、長さ1.5〜7(〜12)cm、幅1〜5(〜8)cm。若い葉には白色または淡紅色の粉状物がある。
また、葉は、カタバミやクローバーのように睡眠運動をする。
果実期の果穂は赤みを帯びる。果実は胞果で水平な卵形、、花が終わった後に閉じた萼片(花被)に包まれ、五角形に見える。果皮は膜質で薄く、1個の種子を包んでいる。種子は凸レンズ形、径1〜1.5mm、黒色で光沢があり、一部が嘴状に突出する。

茎が1〜1.5mにもなり木質化し、それを支える根も直根と分枝根がよく発達する。

見分けるポイント 若葉の中心が赤みを帯びるものをアカザ、若葉の白味のつよいものをシロザ、青みのものはアオザといい、これらは同一種類。若葉につく粉状物が特徴。
間違えやすい毒草 なし
生え方 1年草
学名 Chenopodium album var. centrorubrum
英語では、ニワトリのえさにするため Fat Hen(hen は雌鶏の意)などと呼ばれる。中国植物名(漢名)は、藜(れい)とよぶ。
科名・属名 ヒユ科・アカザ属
採取方法 6~7月の花穂がでる前に若苗をとり、天日干し。 若芽や若葉を摘んで食用に。種子も食用に。
あく抜き ホウレンソウの仲間で味が似ており、シュウ酸を多く含み、あくが強いため生食には適していません。塩茹でして水に取りあく抜きします。
調理法 そのままで天ぷら、あく抜きして炒め物・おひたし、和え物・汁物などに。乾燥葉をお茶に。種子を同属のキヌアやホウキギ(コキア)の種(とんぶり)と同じように穀物として加熱していただく。
他の利用方法 茎は太く硬くなるため杖の材料にもされ、アカザの杖は最高級とされる。

昔お土産屋さんで買ったアカザの杖

効能 のどの痛み取りに、乾燥させた茎葉1日量20グラムを水500 ccで煎じて、3回に分けて服用。湿疹のかゆみには、1日量10グラムを水600 ccで煎じた液を冷まして、1日3回ガーゼに浸して患部に塗る。また生葉の搾り汁は、毒虫などに刺された時塗ると痛みが止まるとされ、歯痛に生葉の汁をガーゼに含ませ噛んでいるとよい。また、葉の粉末に同量のこんぶ粉末を混ぜ合わせたものを痛む部分につけるか、葉の煎じ汁でうがいをする。

腸、皮膚、歯肉の熱を冷ます薬草であり、妊婦や胃腸が冷えやすい人への使用は禁忌とされている。下痢止め、健胃、強壮薬として1日量15~20グラムを煎じて服用。

アカザはミネラルが豊富に含まれており、ホウレンソウを上回る栄養価で、ビタミンA・B・Cが含まれる。食用野草の観点からも、ほかの野草の群を抜いて優れた栄養素を誇っている。このほかにロイシンやベタインが含まれていて、筋肉をつくる上では欠かせない栄養素。
その他 日本でも古くから知られているもので有史前からの帰化植物。このような植物をヒガンバナ、ヤブカンゾウ、カラスビシャクなどとともに史前帰化植物という。

第二次世界大戦のさなかに、食糧不足を補う野菜としてアカザは夏の七草に推薦され、救荒野菜として栄養豊富なアカザが食卓によく登場した。当時は大量に食べ過ぎて、中毒疹になる人がいた。食後に強い日光を浴びると局所的に発赤やむくみなどの症状が現れる場合がある。「アカザ日光アレルギー性皮膚炎」(紅潮・水腫・皮下出血)の注意を要する。「藜の羹(あつもの)」は粗末な食事の形容に使われる。

夏の七草は藜(アカザ)・猪子槌(イノコズチ)・莧(ヒユ)・滑莧(スベリヒユ)・白詰草(シロツメクサ)・姫女菀(ヒメジョオン)・露草(ツユクサ)。
参照サイト・文献 松江の花図鑑
ウィキペディア
BOTANICA
イー薬草ドット・コム
関連記事 [第20回] 地球の鼓動・野草便り 夏に美味しい野草

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「国の借金が過去最高」という財務省の脅しにダマされません / 国の負債は民間(私たち)の資産、早くそのお金を配って下さいな

 財務省が「国の借金が過去最大を更新した」と発表しました。しかも、その理由が「社会保障や新型コロナ対応に伴う歳出拡大」とあって、そのウソの壮大さに呆れます。社会保障やコロナ対応に使われたらしい歳出は一体どこに消えたのだろう。「国の借金」という国民の不安と諦めをあおるプロパガンダはもう古い。ネット上では切れ味の良いツッコミが見られました。れいわ新選組の長谷川ういこ氏は「これは財務省のウソ。国債は『借金』ではなく、国の負債であり貨幣供給です。国の負債=民間の資産なので、不況期には国が負債であり貨幣供給である国債を増やす必要があります。積極財政への転換と消費税廃止を!」と、短い言葉で応えておられました。さらに大石あきこ議員が、勉強不足の垂れ流しメディアに苦言し、「国民の均等割りで表現するのも悪質。均等に貨幣供給してから言え。」と、なるほど!な連携プレーを見せました。
 長谷川ういこ氏は、多くの人々の誤解しやすい「国家破綻」「国債」などを端的に解説されていました。シャンティ・フーラの映像配信「経済」では、10年も前から丹念に世界の金融危機を題材に学んでいました。奪い合う経済ではなく、人々が共に豊かになる経済は存在します。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国の借金、1255兆円 6月末、最大更新
引用元)
 財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が6月末時点で1255兆1932億円だったと発表した。前回発表の3月末時点より13兆8857億円増え、過去最大を更新した社会保障や新型コロナ対応に伴う歳出拡大を背景に、一時的な資金不足を補うため発行する政府短期証券が増加したことが響いた。

 政府短期証券は110兆4988億円で、3月末から24兆2999億円増えた。国債は1096兆4171億円で、8兆2629億円減った。一部の国債が償還期限を迎えたのが要因。

 財務省は2022年度末に国の借金が1411兆4千億円に達する可能性があるとしている。
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配信元)

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緊迫する台湾情勢、アメリカに従属し中国に挑発的な日本 / 日本とアジアの利益のために独自の外交をする知恵を

 中国人民解放軍の大規模演習で緊張が一気に高まった台湾情勢について、様々な立場での論説が見られる中、富坂聰教授の見解に注目しました。中国はこれまで台湾問題に神経を尖らせ、特に今回のペロシ訪台には事前に厳しい警告を何度も発していました。けれども日本は「警告を無視して台湾に言及し続け」「ペロシ訪台前にも防衛白書2022年版で台湾問題に触れ」、中国国防部の猛反発を招きました。EEZ排他的経済水域にミサイルが着弾し、沖縄の漁業などは操業の自粛を余儀無くされています。ところが日本はバイデン政権に従って、G7とともに中国の軍事演習を非難する共同声明を発しました。アジアで紛争の火が吹いた場合、G7の中で窮地に立つのは日本だけです。この危機に際しASEANは「一つの中国」を再確認と発表し、インドや韓国はペロシに沈黙を守った中で、日本だけが中国に挑発的な行動を取っています。中国に近い政治家と目されていた林外相は王毅外相に会談をキャンセルされるなど関係が悪化してしまいました。富坂教授は、中国が日本へ怒りを持つのであればまだ救いがある、アメリカに従属し自分の外交がないと見切られたら取り返しのつかない損失だと懸念されていました。また日本は、中国、アメリカいずれにも与することなく自国の発展を優先させたいアジアの国々の先頭に立ち、これらの国々の利益の代弁者となれないだろうかと、本来日本のあるべき姿を提示されました。
 スコット・リッター氏の「中国はすでに戦争モードに入り、近々に台湾に侵攻する」という見解に対してThe Sun Snores Pressさんは「台湾を360°囲んだ20万のスーパー大規模演習」は、できれば戦わずに事を治めたいという中国独特の威嚇ではないかと見ておられました。その意図を汲み取れるほどの知恵を日本が持っているか。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ペロシ訪台があぶりだした日本外交とアジア各国との埋めがたい距離
引用元)
(前略)
 だが、台湾問題だけはやはりレッドラインだった。中国は以前から「(日本には歴史問題があるから)台湾には口を出すな」とか「一線を越えるな」、「火中の栗を拾うな」と警告してきた。そもそも中台問題の根っこは内戦なのだから当然の要求だろう。
 それでも日本は、警告を無視して台湾に言及し続けた。ペロシ訪台の前にも『防衛白書 2022年版』で台湾問題に触れたことが中国国防部の反発を招いた
 今回、中国の軍事演習を日本が非難するのは、日本のEEZ(排他的経済水域)――中国は認めていない――にミサイルが着弾したことを考慮すれば理解できる。
しかし、非難が軍事演習にとどまり、その原因となったペロシ訪台に触れなければ中国が不公平感を募らせるのも自然だ。
(中略)
 そもそも自分の家が燃えようとするとき、なお金持ちクラブで良い顔をしようとする日本の姿は、ASEANの国々や中国の目にどのように映るだろうか
 中国が外相会談を蹴った理由が日本への怒りならまだ救いがある。しかしもし、アメリカの従属変数として「自分の外交を持たない国」として日本を見切ったのだとしたら、それこそ取り返しのつかない損失だ
 いま米中対立とアジアを俯瞰してみれば、二つの大国とは別に「対立とは距離を置き自国の発展にまい進したい」国が無数にある。日本はむしろ、そうした国々の先頭に立ち、彼らの利益の代弁者となる選択肢はないのだろうか
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NHK党の黒川敦彦氏「自民党はCIAから資金をもらっていたと、これは陰謀論ではなく、アメリカの公文書ではっきりしていることです。つまり、今の自民・公明の政治というのは、私は日本国のために行われていないと思っております」 / 内閣改造・自民党役員人事を実施したその狙いとは

竹下雅敏氏からの情報です。
 NHK党の黒川敦彦氏は6月26日に放映されたNHK「日曜討論」で、「去年ですね、自民党の元総理大臣の安倍晋三氏が、統一教会の集会に参加していて、それがネット上で大炎上していました。安倍氏の後継者である高市早苗氏もそれらに関与していました。これは、統一教会というのは、外国の宗教勢力です。その外国の宗教勢力に、これだけ多大な応援を受けているということを、自民党の茂木幹事長は国民に説明出来るんでしょうか、大声で。そして何より、自民党はCIAから資金をもらっていたと、これは陰謀論ではなく、アメリカの公文書ではっきりしていることです。つまり、今の自民・公明の政治というのは、私は日本国のために行われていないと思っておりますので、とにかく国防のことを考えた時に、その外国勢力に影響を受けて、国民のための政治を行わないということは止めて欲しい。それが大事だと思っております。」と発言しました。
 自民党と統一教会、自民党とCIAの関係を公共の電波で明らかにしたことは画期的な事であり、自民党と統一教会の関係については、黒川敦彦氏の発言の12日後の「あべぴょん銃撃事件」で誰もが知ることとなりました。
 冒頭の動画では7分25秒以降で、「岸信介がCIA のエージェントとして資金提供を受けていたことは、紛れもない事実」だとして、“アメリカから岸信介、そして自民党への資金援助は1950年代後半から少なくとも15年にわたって続けられ、自民党の一党支配を強化するのに役立った。(11分8秒)”と言っています。
 二つ目の動画の10分45秒の所で、元朝日新聞記者でジャーナリストの鮫島浩氏は、“この韓国にルーツを持つ統一教会の世界観というのがあるんですね。…朝鮮半島は男性、日本列島は女性の生殖器の形をしている。そうした中から日本というのは、本来の夫的存在である韓国に全ての物質を捧げなければならない、こうしたことを、この統一教会は韓国で強く訴えているんですね。…清和会という最大派閥は、何よりも愛国心とか、日本、祖国を大事にするということで支持を集めてきた。ネトウヨを始めですね、非常に強い愛国心を高揚して支持を集めてきた。それが安倍政権長期化に繋がってですね、様々な権力私物化の問題があったにせよ、どんなに逆風があって安倍政権の支持率が落ちた時でも、この右派を中心とする岩盤支持層が安倍政権を支えた。…それが統一教会、日本をさげすむような教義を抱えている統一教会と裏で結びついてきたというところが、政治的には非常に大きいインパクトがあって、いわゆるこれまで安倍さんや清和会を支えていた岩盤支持層は、非常に今困っている、これはなんだったんだろう、彼らが掲げた愛国心というのは本当だったんだろうかという疑念を生じている。ここがこの清和会支配を大きく揺るがす大きな政治的要因になっているんですね。”と言っています。
 “続きはこちらから”の記事は、鮫島浩氏が今回の「内閣改造と自民党役員の人事」について解説したものです。
 「サプライズのカケラもなくどこからみても凡庸」な今回の人事は、“安倍晋三元首相が凶弾に倒れて政界から突如退場し、最大派閥・清和会が旧統一教会問題の直撃を受け金縛り状態にあるなかで電撃的に断行された。後世、日本政界にこの20年続いてきた清和会支配を終焉させ、長らく低迷してきた宏池会時代へ移行する大きな節目と位置づけられるに違いない。”としています。
 7月29日の記事で鮫島浩氏は、“バラバラになった宏池会の本家本元の看板を受け継いでいるのは岸田派なんですね。…さらに谷垣グループというね、もう一つ小さいグループがあるんですけど、この3つが合体して昔の宏池会をもう一回復活させよう、これを大宏池会構想と言いまして、麻生さん、それを成し遂げてそのトップに立つ…最大派閥の長として君臨する…麻生さん、これを一番やりたいんです。”と説明していました。
 岸田文雄首相は、9月上旬に予定していた人事を大幅に前倒しして、8月10日に内閣改造・自民党役員人事を実施したわけですが、その狙いはメディアが自民党(安倍派)と統一教会の関係で騒いでいるこのタイミングを利用して、一気に最大派閥・清和会の解体に手を付けたということなのでしょう。
 逆に言えば、メディアが清和会と統一教会の問題を取り上げている限り、岸田政権は問題にしないが、自民党と勝共連合や日本会議、創価学会の選挙協力などを話題にするのは許さないということでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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NHK党・黒川敦彦氏の予言が的中してしまった統一教会、そして岸信介&CIAの再燃!
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統一教会政局、清和会は内閣改造で壊滅へ〜自民党、国民不在の派閥闘争 こんな政治を許していいのか!野党はしっかりして!
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岸田政権の内閣改造は新たな壺議員を迎えた壺内閣 / 急造内閣の狙いはペロシ外交に応えたものか

 自民党議員にしてみれば「統一教会とはちょっとしたお付き合い」と、わざわざ説明するほどの問題ではないようです。政治家がそんな認識では困ると思っていたら、石垣のりこ議員が統一教会の有罪判決を淡々と読み上げ、言外に「政治家の資格があるのか?」と刃を突き付けるような動画がありました。石垣議員のように、邪悪な集団からサタン呼ばわりされるような潔癖な政治家が増えねば。
 9月と言われていた内閣改造が、ペロシ去った後、急に行われました。統一教会関係者を一掃するのかと期待されましたが、疑惑議員が出て行った分、別の疑惑議員が入閣し、新たな壺内閣が発足しました。何より岸田首相自身も壺ですと。
 苫米地英人氏の解説に、そもそもこれは自民党と統一教会の関係と言うより、自民党と勝共連合との関係で、岸信介が推進した反共の自民党ど真ん中の本体が勝共連合だとありました。勝共連合の集金係が統一教会で、勝共連合の背後にある対共産主義者のブロックには他にも創価学会あり、生長の家あり、それらと自民党は表裏一体だと考えると、個々の議員が統一教会に祝電を送ったり金銭を受けたり寄付したりなどのごく表面的なことだけを繕ってみても本質的な変化はないということでしょう。
 統一教会を一掃する人事というのは表向きの理由で、本当は台湾有事を睨んだ内閣改造だったとすると、それはそれで国民を無視した話ではあります。
(まのじ)
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