アーカイブ: *司法

看護師の日雇い派遣解禁を提言したNPO法人は、看護師派遣事業「スーパーナース」のダミーで、その創業者は内閣府規制改革会議の専門委員という見事な利益誘導の構図

 看護師の日雇い派遣は、厚労省が政令を改正して4/1に解禁されました。ところが解禁に至るプロセスがいかにも怪しいことを石橋みちひろ議員が指摘して以来、西村ちなみ議員、川内博史議員らが次々と、改正の発端に切り込む質問をしてきました。2018年に内閣府の規制改革推進室が看護師の短期派遣に着手したころ、同じ2018年にNPO法人「日本派遣看護師協会」が設立されました。そのNPO法人の代表は、大手の看護師派遣業スーパーナースの創業者であり取締役の滝口進氏で、しかもご丁寧なことに滝口氏は2013年から内閣府の規制改革会議の専門委員をやっていたことが明らかになりました。内閣府にコネのある人物が自分の会社の利益誘導で規制緩和をさせるために、ダミーのNPO法人を設立し、そのNPO法人から内閣府に働きかけて実施計画を作らせ、それを厚労省に押し付けた、、という流れが見えてきました。これまで頑として日雇い派遣に反対していた厚労省が菅政権になって急に解禁に転換したことも含め、またまたモリカケ・パターンです。
 そして5/20の打越さくら議員の質問では、そのNPO法人の実態を確認するため総会議事録等を取り上げましたが、なんと、内閣府の彦谷直克審議官は、あっさり偽造であることを認めました。もちろん「便宜的に作成したもの」という役人言葉ですが。内閣府が政令改正の根拠としてきたNPO法人の虚偽をヌケヌケと国会で認め、「NPOは所轄ではないから調査する権限もない」と開き直られて、打越議員も二の句が継げぬ有様でした。
 さらに5/21の川内博史議員の追及では、規制改革会議の専門委員である滝口氏が同時にスーパーナースの取締役でもあったことを内閣府が隠している理由を質したところ、内閣府も総務省も寄ってたかって情報公開法や人事管理の真っ向解釈を避け、情報の隠蔽を正当化しようとする異常な答弁に終始しました。スーパーナースの社員が身分を隠してNPO法人の社員として会合に潜り込み、提言をしていた事実も、NPO法人の議事録の虚偽の作成も、事業会社がダミーのNPO法人を立ち上げて事業会社のために活動するのは明らかにNPO法3条に違反することも認めながら「本件の内閣府は悪くない」と開き直る状況は、もはや法治国家ではありません。
 このような違法な背景がありながら政令改正をやってしまった厚労省も、内閣府の責任だとして他人事を決め込んでいます。内閣府に至っては「法に適合しない団体からの提案であっても受け付ける」という驚愕のアウトロー発言まで飛び出しました。安倍菅政権は無法国家だと国会で証明しています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)
————————————————————————
看護師“日雇い派遣”の怪しい規制改革 スーパーナース直撃
引用元)
(前略)
 川内博史議員に改めて聞いた。

規制改革という『錦の御旗』を隠れみのに、特定の事業者に利益誘導した疑いが拭えません。何もヤマしいことがないなら、政府はあらゆる情報を開示して説明責任を果たすべきなのに、日雇い派遣に関するメモも議事概要も黒塗り。後ろめたさの証左です。
『日本派遣看護師協会』からヒアリングを受けることが規制改革推進会議で正式決定される前に、厚労省に同ヒアリングの案内が届くという、おかしなことまで起きている。モリカケのように、安倍政権のネポティズム(縁故主義)が招いた“出来レース”と批判されても仕方ありません
(以下略)
————————————————————————
配信元)
————————————————————————
国会中継 厚生労働委員会 2021年5月21日(金)
配信元)

大阪市の小学校校長先生の「提言」に大きな共感、お門違いの松井市長はさっそく恫喝

読者の方からの情報です。
 大阪市は緊急事態宣言中、市立小中学校の学習を「自宅オンラインが基本」と判断しましたが、通信環境の整備が不十分で、場当たり的な計画で進められてしまった結果、学校現場は混乱を極め、保護者や児童生徒に大きな負担がかかってしまったようです。
 子どもたちの安全や学ぶ権利さえも保障されない状況をつくり出してしまったことに、大阪市淀川区の市立南小学校の久保敬校長が、松井市長宛に「提言書」を送りました。オンライン授業に対する苦言だけではなく、今の学校教育の問題に対しても提言されています。
「学校は、グローバル経済を支える人材という「商品」を作り出す工場と化している。」
という書き出しは衝撃的でハッとさせられます。
(まゆ)
 大阪と言えば維新、維新と言えば悲惨な話題しか思い浮かびませんが、気骨のある立派な校長先生が注目されています。まゆ様が概要をコメントされていますが、子ども達のことを第一に思う久保敬先生の提言が素晴らしく、全文を読むと「社会の課題のしわ寄せが、どんどん子どもや学校に襲いかかっている」ことへの憤りと、「競争」ではなく「協働」の社会で子ども達を育みたいという熱い思いが伝わってきます。「日本城タクシー」の社長さんと言い勇敢な人々の力強い声に大阪の希望を見ます。
 松井市長はさっそく恫喝を始めたようですが、久保先生を応援する声も高まっている様子です。
いいぞ、大阪!

[付記 2021/5/24]
 かんなまま様から、事の経緯を解説されている追加情報をいただきました。維新議員による久保校長への処分圧力がかかっているようです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)
————————————————————————
「学校は混乱極めた」 現職校長、実名で大阪市長を批判
引用元)
 大阪市立小学校の校長が、市の教育行政への「提言書」を松井一郎市長(57)に実名で送った。今回の緊急事態宣言中、市立小中学校の学習を「自宅オンラインが基本」と決めた判断について「学校現場は混乱を極めた」と訴える内容。全国学力調査や教員評価制度などにも触れ、子どもが過度な競争に晒(さら)され教師は疲弊していると訴えた。松井市長は20日、報道陣に「子どもの命を守ることを最優先にコロナ対応の手段としてオンラインを活用した」と反論した。
(以下略)
————————————————————————
大阪市教育行政への提言 豊かな学校文化を取り戻し、学び合う学校にするために
配信元)

2021/5/24 追加情報

ウイルスなどの異物と体の免疫システムとの最初の接触地点である上咽頭は、異物から体を守る強力な免疫装置であり、日ごろから鍛えておくことが重要 ~「鼻うがい」「首を温める」が上咽頭を鍛える

竹下雅敏氏からの情報です。
 2020年10月23日の記事で、“オランダの研究チームが、鼻腔と咽頭がつながる部分の頭蓋骨の中に、未知の腺が隠れているのを発見”したことと、「全身の多くの疾患が、上咽頭炎が原因である可能性がある」ということから、「鼻うがい」に関する記事も紹介しました。
 冒頭の動画は、「自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい」(堀田修著)から、上咽頭炎を分り易く解説したもので、2倍速でご覧ください。上咽頭は、“ウイルスなどの異物と体の免疫システムとの最初の接触地点で、異物から体を守る強力な免疫装置(11分8秒)”であることから、上咽頭を日ごろから鍛えておくことが重要だとして、「鼻うがい」「首を温める」などの方法を解説しています。
 下の動画は、その堀田修氏が「鼻うがい」を解説したもの。通常は塩分濃度が0.9%(1リットルの中に9グラムの塩)だが、塩素が抗ウイルス作用があることから、濃い方が効果的(2分30秒)だと言っています。
(竹下雅敏)
————————————————————————
【最新刊】「上咽頭を鍛えなさい 脳の不調は鼻奥から治せ」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
配信元)
〈再生速度の設定方法〉
1. 動画を再生
2. 動画の右下にあるアイコンの"歯車マーク"の設定をクリック
3. 「再生速度」をクリックし、希望する速度を選択(2倍速の場合「2」)
————————————————————————
【5 Minute Update】Q10.堀田修さん(医師)、「鼻うがい」の本当のところを教えてください
配信元)

ノーベル賞受賞者のリュック・モンタニエ博士「コロナ変異型の出現はワクチンに起因する」 ~各国のワクチン接種後の死者の数が激増 / あたかもワクチンが「救い」であるかのような誤報を垂れ流すメディアと専門家

竹下雅敏氏からの情報です。
 ノーベル賞受賞者のリュック・モンタニエ博士は、「コロナ変異型の出現はワクチンに起因する。…ワクチンが変異を製造しているわけだ。ワクチン接種している国で接種数と死亡者数のカーブが比例するのはそのためだ。」と言っています。
 “続きはこちらから”の動画を見ると、各国のワクチン接種後の死者の数(水色の線)が激増している様子が分かります。
 冒頭の動画で、“パンデミックの時にもワクチンを接種すべきでしょうか?”という的確な質問に対し、博士は、「そんなことは考えられない。彼らは沈黙しているのだ。多くの人が知っていることで、疫学者も知っている」と言って、抗体依存性感染増強(ADE)と呼ばれる現象を懸念しています。
 抗体依存性感染増強(ADE)とは、“ワクチンを接種したことによってできた抗体がウイルスと結合してその複合体が食細胞に取り込まれ、感染が全身に広がること”だという事ですが、こちらの動画の解説が、分りやすかったです。
 この副反応がどのくらい危険であるかは、ワクチンを投与された人が新型コロナウイルスに感染しなければわからないので、まさに世界規模の人体実験が行われていると言うことになります。
 問題なのは、リュック・モンタニエ博士が、“疫学者は抗体依存性感染増強(ADE)として知られている現象について知っているが、「沈黙」している”と述べたように、メディアも専門家もこの事について触れずに、あたかもワクチンが「救い」であるかのような誤報を垂れ流しているということ。
 しかも、Twitter社が、「21日からワクチンに関する副作用を指摘した投稿を削除」するという念の入れようです。これを異常と思わない人は、どうかしている。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
爆弾発言。ノーベル賞受賞者が明かす-コヴィドワクチンは「バリアントを生み出す」。
引用元)
(前略)
フランスのウイルス学者でノーベル賞受賞者であるリュック・モンタニエ氏は、ウイルスが突然変異して変種を引き起こすことは理解されていますが、"変種を生み出しているのは予防接種である "と主張しています。
(中略)
昨年4月にRAIRで報告したように、モンタニエ教授は、コロナウイルスが実験室で作られたものであるという強力な証拠を提示しました。その時のモンタニエ教授の発言は、左翼団体を大いに怒らせ、積極的に彼の発言を貶めようとしました。
(中略)
モンタニエ教授は、「抗体依存性増強」(ADE)と呼ばれる現象について、疫学者は知っていながら「沈黙」していると言います。
(中略)
モンタニエ教授は、"ワクチン接種のカーブに続いて死亡者のカーブがある "という傾向が「各国」で起きていると説明している。
 
ノーベル賞受賞者の指摘は、多数の医師が欧州医薬品庁に宛てた公開書簡で明らかになった情報によって強調されています。この手紙には、"介護施設では、入居者にワクチンを接種してから数日以内にCOVID-19に襲われたという報道が世界中で数多くなされている "という内容が書かれている。
(以下略)
————————————————————————
配信元)
 
 


» 続きはこちらから

「すごく怖い」ため池の特徴 〜 安全そうなイメージとは反対に落ちると上陸不可能だった

 ため池と言えば、海や川のような流れがなく、水深もなく、岸辺も穏やかで、釣りなどをする人には憩いの場所というイメージがありました。しかしため池での死亡事故は決して少なくないらしく、しかも安全そうなイメージとは裏腹に、ため池には実に恐ろしい特性があることを訴える記事がありました。身体能力の高い、泳ぎの得意な大人であっても一度落ちると絶望的に這い上がれないそうです。水難学会の教授がそのことを検証し短い動画にされていました。あまりにも驚いたので取り上げてしまいました。
 最初の動画は、ため池付近を安全に歩いていても、わずかに足が水に浸かっただけで一気に池に吸い込まれてしまう様子。
 動画2では、自力で上がろうにも腰が水面に出るくらいの地点で足が滑り、それ以上は上がれない様子で「勢いをつけて上がろうとすると、反動でさらに深い方にもっていかれ、呼吸を確保できなくなれば、そこで溺水します」。
 動画3では、大人が落ちた子供を助けるケースを想定して、子供と同様の18kgのポリタンクで試しますが、足が届く深さしかないのに、どうしてもポリタンクを陸にあげることができずに水没します。
 動画4では、ロープがあればそれにつかまって陸に上げることも可能とありますが、素手だと救助者も池に引きずり込まれるため、固定が必要らしい。ため池の管理者ですら命を落とすことがあるため、水難学会では自己救命ネットというものを考案しているそうです。
 2つ目の記事は、反響の大きかった最初の記事への質問に答えています。
「勢いをつければ上陸できるのでは?」という問いに、現役、屈強の水難救助隊員が試しています。が、「水中から身体を水面上に出すのは(中略)人間には無理です」とあり、オットセイやイルカのようにはできないらしい。
 動画を見ると、落ちた人を引き上げることは簡単そうに見えるのですが、とんでもない、陸の人も一緒に滑って落ちる可能性が高く、引き上げようとするよりも、とにかく早く119番に通報をすべし、とあります。
 「靴が滑るから上がれないのでは?」との質問に、靴なしでの実験もしていますが結果は同じで、むしろ水中では「骨が見えるほどの」大怪我をする可能性が高いので、靴は脱がないこと、素手であちこち掴まないこと、静かに救援を待つことが大事だとありました。
 しかし最も大事なことは、「ため池に近づかない」ことでした。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)
————————————————————————
ため池に落ちると、なぜ命を落とすのか
引用元)
(前略)
 典型的なため池といえば、陸から見て、波もない、流れもない、鳥のさえずりに囲まれ、斜面も低く見える、全てにおいて安全を錯覚させるような条件を満たしています。八志沼はまさにその条件をすべてクリアしていました。

 水難学会事故調査委員会では、現場に赤十字水上安全法指導員有資格者の救助員複数名、医師を配置し、各種実験を行いました

» 続きはこちらから