竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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「ベーシックインカム」で、人々に回復力を 推進者の経済学者が訴え
(前略)
無条件で一定の金額を全国民に給付する政策「ベーシックインカム」(BI)を長年主唱してきた経済学者のガイ・スタンディングさん(72)は、困窮者対策のみならず景気対策としてもBI導入を訴える。(構成・大室一也)
(中略)
――BIはなぜ貧しい人だけでなく、全住民を対象に給付するのですか。
貧しい人を特定するのは難しいからです。(中略)… 全住民にBIを給付する方が、手続きも簡素ですっとよいのです。
(中略)
――BIの額などはどうやって決めたらいいでしょう。
政府がBIを始めるためには、政府からコントロールを取り上げることが重要です。そうしなければ、選挙前にはBIの額を上げ、選挙後には額を下げるでしょう。だから、選ばれた委員からなる独立した委員会によって運営されるべきです。
(中略)
――世界で同時に最悪の状況を経験しているため、私たちはBIの重要性に気がついたのだと。
その通りです。私よりうまく表現しています。
――改めてうかがいます。BIはニューノーマルになり得ますか。
はい。ニューノーマルになりえます。
(以下略)
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コロナ継続支援でベーシックインカム導入を-諮問委新メンバー小林氏
(前略)
東京財団政策研究所の小林慶一郎研究主幹は(中略)… 生活に最低限必要とされる現金を定期的に支給する「ベーシックインカム」の導入を検討すべきだと提唱した。コロナ対策で悪化した各国の財政を立て直すためには、国際社会が協調して金融取引の収益に課税するトービン税を導入する必要性も訴えた。
(中略)
具体的な措置として小林氏は、全ての希望者に1人当たり毎月10万-15万円を1年間給付(中略)… 財源は1-2年後の確定申告や年末調整時に、所得が増加して生活を再建できた受給者の所得税に上乗せ課税して給付金を事実上回収する「所得連動課税条件付き給付」を想定している。
(中略)
小林氏は、「感染症危機が数年後に終わった時に100兆-200兆円とかものすごい金額で国の借金が増えているはずだ。感染症危機で国内総生産(GDP)の半分くらい借金が増えるという現象は日本だけではなく世界的に起きる」と述べ、それに対応するため(中略)… 金融取引の収益に課税するトービン税の導入を提案。
「一つの国がトービン税を導入すると、投資家の資金は全て海外に逃げてしまうが、世界中の国が一斉にトービン税をかければ、投資家はどこにも逃げられなくなるため、低い税率でもかなりの税収が得られる」
(以下略)
「家賃支援給付金」というやはり経産省中小企業庁の民間委託事業があります。売り上げが減った事業者などに対する家賃補助で、これも一刻も早い給付を要するものです。第2次補正予算に盛り込まれ、約924億円でリクルートへの委託が予定されていました。当然リクルートからさらに下請けに業務委託される見込みです。
ところが、TOWという会社が複数の下請け会社に宛てて電通以外の会社には協力しないよう露骨な圧力をかけていたことが分かりました。「言葉を選ばないと出入り禁止の対応をする」などと何様な言い草です。この圧力をかける行為に電通の社員が関与しており、事態が発覚した途端に電通はあわててこの社員の処分を発表しました。
本来であれば速やかに処理すべき委託事業を、電通が私利私欲で優越的地位を悪用して業務を滞らせることになれば、給付を受ける事業者の方々が一番困ります。18日の経産省へのヒアリングでは、中小企業庁はこうした経緯を「分からない」と答弁しています。
このTOWというイベント会社は、先に問題になっている「持続化給付金」事業を電通から電通ライブを通して発注を受けた下請け会社です。電通の意を受けて下請けに強要したことになりますが、この会社はかつて、前中小企業庁長官だった長谷川榮一氏が顧問になっていたことで話題になりました。長谷川氏は現在、首相補佐官です。
毎度お馴染みのメンバーは常に安倍官邸に繋がるのでした。