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ぴょんぴょんの「ウチナーンチュは先住民族?」 ~先住民族の土地は軍事利用しにくいことを、中国は知っている

 11月29日、屋久島沖でオスプレイが墜落し、乗員8名全員が死亡する事故がありました。「だから、言わんこっちゃない」と思うと同時に、沖縄県高江のヘリパッドを思い出しました。抗議運動のために沖縄に行ったのは7年前の2016年。山城博治さんの釈放を求めて、名護の警察署前で抗議活動に参加していた時のこと、真っ黒の街宣車が現れたかと思うと、歩道ギリギリまで寄ってきて、耳が痛いくらいの大音響で「お前たち左翼は〜!!中国工作員め〜!!」とがなり立て始めたのです。こちとらは「左翼」「中国工作員」の意識はまったくなく、ただただ、沖縄ばかりが米軍の負担を担っていることに対する、平和的抗議でそこにいただけなのですが。今になってようやく、「左翼、中国の工作員」と呼ばれた意味がわかりました。
 記事を書くきっかけは、まのじ編集長から紹介された「玉城デニー知事が起こす沖縄危機」 です。他にも「誰が玉城デニー知事を操っているのか?」、仲村覚著「狙われた沖縄」を参考にしました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「ウチナーンチュは先住民族?」 ~先住民族の土地は軍事利用しにくいことを、中国は知っている

デニー知事「『辺野古が唯一の解決策』とする政府の姿勢では移設の問題は解決しない」


最近、辺野古はどうなってるんだろう?

Author:Kugel~commonswiki[CC BY-SA]

まだもめてるようだな。

あそこ、軟弱地盤で基地建設は無理でしょ?

だが、最高裁で沖縄県は敗訴した。「辺野古移設工事を強行しようとする防衛省の設計変更申請に対して、民意を受けて『認めない』県と、無理やり『認めさせよう』とする国の訴訟は、9月4日、県の敗訴となりました。」時事ブログ

最高裁で敗訴したら、もう終わりだね。

いや、デニー知事は承認しないという。

承認しないと、どうなるの?

国の「だいしっこう」になる。

大執行?

「代執行」。つまり、県の意志を無視して、国が工事を始めるってこと。

国は、なにがなんでも工事がしたいんだね。

ああ、10月30日の「代執行」訴訟の口頭弁論で、デニー知事は自ら法廷に立ってこう言った。「行政権限を奪ってはならないと書いてあるのが憲法の地方自治の本旨」なのに、「(国は)県知事から地方自治の本旨を奪い、自分達の思い通りにコントロールしようとしている」。YAHOO!ニュース) 

そうだ、そうだ!

デニー知事「『辺野古が唯一の解決策』とする政府の姿勢では移設の問題は解決しない」「国と県の対話によって解決の道を探ることこそが最善の方法であると示してほしい。」(NHK

デニー知事
Author:首相官邸[CC BY]

デニー知事が言ってることは、もっともだ。

だが、代執行となると、「国はデニー知事や県職員個人に数億から数十億円の損害賠償を請求すると圧をかけている。」時事ブログ

そんな大金! これはもう、恫喝だね。

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ユダヤ問題のポイント(終編) ― 第9話 ― 虚偽の渦

 日本では、「砂上楼閣」ならぬ「ゴミ山の楼閣」の大阪万博にしがみつく維新の面々が、現在状況の一つの象徴に感じます。虚偽の上にしつらえた権威の数々が壮絶に転覆中、それでも虚偽と権威にしがみつくしかない面々といった具合です。
 虚偽にまみれた地上世界が建設されていった原点の一つとも言えるのが、ユダヤ問題でしょう。ユダヤ問題は虚偽に塗れ、それが故に複雑です。ユダヤ人を名乗る連中の言い分を聞いていけば、そもそもユダヤ人の規定さえもが不可能なのです。言っていることが支離滅裂なのです。
 ユダヤ人を名乗るシオニストなどは、ハザール人(アシュケナジ)をユダヤ人だとします。血統はユダヤとは繋がりませんが、ハザール人はユダヤ教に改宗したというのが理由です。その理屈ならば、どのような人種でもユダヤ教徒になればユダヤ人ということになり、ユダヤ教がユダヤ人を規定することになります。それではそのユダヤ教は?となりますが、これがぐちゃぐちゃなのです。
 ユダヤ教は『旧約聖書』抜きには成立せず、『旧約聖書』は“旧約の主”とイスラエル・ユダヤ民族(血統ユダヤ人)との契約が柱になっています。この契約を遵守するのが律法(トーラー)で、これがユダヤ教の根本としかいいようがありません。ユダヤ人が「旧約の民」とされる所以です。
 ところが前回見たように、イエスの時代では既にタルムードを奉じるパリサイ派がユダヤ教の権威であり、多数派になっていたのです。タルムードは“旧約の主”との契約を否定・破壊するものです。トーラーとタルムードは同居できないのに、同じユダヤ教の名で相矛盾するものが同居してしまったのです。もうこうなってしまえば支離滅裂で、「何でもあり」になってしまい、それが現在にまで繋がってしまったのです。本来のトーラー・ユダヤ教のみをユダヤ教と規定すれば、大多数のユダヤ教もユダヤ人も偽ユダヤです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(終編) ― 第9話 ― 虚偽の渦

タルムード侵入経緯


Wikimedia Commons [Public Domain]

『旧約』によれば、”旧約の主”とイスラエル・ユダヤ民族(血統ユダヤ人)全体との契約が成立したのは、シナイ山でモーセに与えられた十戒によってです。当然ながらこの十戒の律法(トーラー)がユダヤ教の本来で、トーラー・ユダヤ教が正統ユダヤ教となります。十戒の内容は以下となります。

  •  (1) ヤハウェのほかなにものをも神としないこと,
  •  (2) 主なる神の名をみだりに呼ばないこと,
  •  (3) 安息日を記憶してこれを聖とすること,
  •  (4) 父母を敬うこと,
  •  (5) 殺さないこと,
  •  (6) 姦淫しないこと
  •  (7) 盗まないこと
  •  (8) 偽証しないこと
  •  (9) 他人の妻を恋慕しないこと,
  • (10) 他人の所有物を貪らないこと。
    (『コトバンク』より)

この十戒に対してバビロニア・タルムードの源泉である「カナンの遺言」は以下となります。

  • (同族のみ)互いを愛すること。
  • 2.盗みを愛すること
  • 3.姦淫を愛すること
  • 4.主人を憎むこと。
  • 5.真実を語らないこと
    (『カナンの呪い』より)

十戒とカナンの遺言が全く相容れないのは一目瞭然です。つまり、正統ユダヤ教とタルムードは同居できず、タルムードはユダヤ教の本来を破壊するものです。


Wikimedia Commons [Public Domain]

実際にタルムードには次のようなものがあり、“旧約の主”よりも、タルムードを語るラビのほうが完全に上位になっています。タルムード・ユダヤ教では“旧約の主”とイスラエル・ユダヤ民族(血統ユダヤ人)の契約など破壊されています。

  • 吾々はタルムードがモーゼの律法書に対して絶対的優越性を有することを認むるものなり。
  • 律法(聖書)は多少とも重要ではあるが、長老方が聖典に記された言葉は常に重要である。
  • 掟の言葉より法師の言葉を敬え。
  • 教法師の言葉は、生ける神の言葉なり。
  • タルムードの決定は生ける神の言葉である。エホバも天国で問題が起きたときは、現世のラビに意見を聞き給う。

古代イスラエルの民は、モーセの「出エジプト」を経て紀元前1000年頃には、現在のアシール地方に統一イスラエル王国を建設し繁栄。しかし、その後に王国は南北に分裂、やがて北イスラエル王国が滅び「失われた十支族」へ。更に南ユダ王国は新バビロニアからの攻撃を受け、民は「バビロンの捕囚」となり、ユダ王国も滅亡します。

バビロニアは悪魔崇拝国家であり、「バビロンの捕囚」のこの半世紀あまりの間にユダヤ教は悪魔崇拝に汚染されます。キュロス王による解放で、現在のパレスチナに多くのユダヤの民は移りますが、ユダヤ教はタルムードに汚染され、カナン人も多く紛れ込んでいたのです。

Wikimedia Commons [Public Domain]

翻って、カナンの一族がなぜ同族同士では認識し合いながら出自を隠し、イスラエル民族などに紛れ込み、成りすましを行ってきたのか?

それは、カナンおよびカナンの一族に「ノアの呪い」がかけられていたからです。「カナンの遺言」とは「ノアの呪い」に対抗する呪い返しで、カナンの一族が地上で生き残り、繁栄するためのものであり、タルムードはそのための処世術でもあったのです。


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ぴょんぴょんの「暴走するアルゼンチン」 ~新大統領ハビエル・ミレイ氏はどんな人?

 国がエライコッチャの状況になると、これまたエライコッチャな人が登場して、ワラをもすがる国民は、エライコッチャな人を選んでしまう。
 日本もエライコッチャの状況なので、よその国のエライコッチャに首を突っ込む余裕などないのですが、そこから学ぶことがあれば、と思って取り上げました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「暴走するアルゼンチン」 ~新大統領ハビエル・ミレイ氏はどんな人?

「神」のお告げ通りに大統領になっちゃった??


こいつ、だれだか知ってるか?

いきなりクイズ?

Wikimedia_Commons[Public Domain]

指名手配犯? 前科何犯?

う〜ん、じゃあ、ヒントを与えよう。白髪混じりのボサボサで、ついたあだ名が「ズラ(かつら)」。人前に出ると度を超えてクレイジーになるから、ついたあだ名が「クレイジー・ワン」。あるときは自身のヒーロー「アンキャップ将軍」にコスプレして登場、あるときはステージで歌って踊る「ロックスター」。(wiki

さっぱり、わかんない?

あるときは、フランシスコ法王を「共産主義を推進するイエズス会士」「クソ共産主義者」「クソの塊」「薄汚い左翼」と呼び、アメリカのギャング、アル・カポネは「英雄」と賞賛する。wiki

アル・カポネ
Wikipedia[Public Domain]

ただの、口の悪いおっさんじゃん。

中絶と安楽死に反対し、教育と医療の民営化を支持。予防接種の義務化に反対し、薬物の合法化と売春の合法化を支持している。wiki気候変動に懐疑的で、性教育を反家族の陰謀とみなし、銃器所有と人体臓器売買の合法化を望んでいる。RT

なんだって〜!?

あるときは「タントラ・セックスのインストラクター」で、何度か「3P」に参加したと自慢する。(RT

異常性欲者?

映画「コナン・ザ・バーバリアン」から名付けた、先代のイングリッシュ・マスティフ「コナン」のクローン犬、5匹を飼っている。

クローン犬を飼ってる?

霊能者を介して、先代犬「コナン」やクローン犬からアドバイスをもらったり、カウンセリングを受けている。wiki

「お犬様」のカウンセリング?

また、先代犬「コナン」は、剣闘士だった自分が、約2,000年前にローマのコロッセオで戦ったライオンだと言う。


なんか、頭がグラグラしてきた。

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ユダヤ問題のポイント(終編) ― 第8話 ― 偽ユダヤの始まり

 ユダヤ問題の根本をたどると、当然ながら古代イスラエル(ユダヤ)民族の始祖ヤコブに突き当たります。ヤコブは“『旧約』の主”から祝福を受けたアブラハムの孫であり、天使との相撲を経てイスラエルと改名します。このヤコブは兄のエサウになりすまして、エサウが受けるはずの長子としての家督権を乗っ取ってイスラエルの祖となったのです。
 長子権を奪われたエサウはヤコブ(イスラエル)に激怒しますが、それでもやがて二人の兄弟は和解。しかし旧約聖書偽典ヨベル書では、最後はヤコブにエサウは殺され、エサウの一族はヤコブの一族の奴隷となっています。『旧約』でも、エサウを祖とするエドム人やアマレク人はユダヤ人の敵対者と描写されています。ヤコブの家庭内でのなりすましと乗っ取り、そのカルマの影響でしょう。
 イスラエル・ユダヤに関連しては、常に「なりすまし」「内部乗っ取り」の問題がついて回るのです。このシリーズの最初期に、ユダヤ問題の本質は「なりすまし」「内部乗っ取り」と指摘した通りです。
 ただし、このユダヤ問題は、ヤコブ以前に問題として現出する基流となるものがありました。これは「ノアの方舟」にまで遡ります。ノアの3名の息子兄弟、セム(黄色人種)、ヤペテ(白人種)、ハム(黒人種)。この中のセムの血統がアブラハムそしてヤコブ(イスラエル)に繫がるのです。よって、本来はイスラエル・ユダヤ民族はセムの血統です。しかし、セムの血統ではないもの、具体的にはハムの4男のカナンがイスラエルを名乗っていくのです。今回は、なぜそうなったか?については置いておき、事実だけ見ていきます。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(終編) ― 第8話 ― 偽ユダヤの始まり

イエスを殺害した一族は?



今年もクリスマス(Xmas)が近づいてきました。陰謀論者と呼ばれるような人々にとって、XmasはXの称号を持つ男ニムロデの誕生祭であることは常識的なものです。無論、世界中ではイエス・キリストの誕生日がXmasとされ、毎年恒例の一大お祭り日になっているのですが…。

クリスマスの起源 // 古代ローマの悪魔崇拝とサタンのキリスト教会

世界民衆に対するカバールによるイエスに関する意図的な、そして長期間に渡る幻想の刷り込みは、内容としては初歩的なものながら極めて大きなものです。これがユダヤ問題に大きく絡んでもいます。

現在でも、米国で多数を占める成人のキリスト教原理主義信仰者が、イエスの処女懐胎をそのまま信じているのには少なからずの驚きがあったのですが、他のイエス関連の刷り込み情報でも、次のようなものが一般常識化しています。

Author:Sailko
[CC BY]
左はシェア・インターナショナル誌 2009年12月号に「ベンジャミン・クレームの師は、この絵がイエス覚者によって現されたことを確認した」として掲載されたイエスの肖像画。
右はコラン・ダミアン「ラザロの復活(1450-1460頃)」に描かれているイエス。詳細はこちら(57分頃〜)を参照。

  • ★ イエス・キリストは白人の長身細面の美男。
  • ★ イエス・キリストは世界人類の救世主。
  • ○ イエス・キリストと呼ばれるナザレのイエス、彼はダヴィデ王の血統を引く血統ユダヤ人です。つまりイエスは人種的にはアラブ人です。色は浅黒く背がまがり短躯、顔も肖像画とは全く異なる容姿でした。
  • ○ キリストとはメシアのギリシャ語読みです。メシアとはごく簡単にはユダヤ王を意味します。イエス存命当時、ユダヤ国家はローマ帝国の属領でした。ユダヤの民はローマ帝国からの解放を導くメシア(ユダヤ王)を待望しており、イエスはメシア(ユダヤ王)を目指したのです。民族長のメシア・ユダヤ王と人類全体などは全く無関係です。
また、更に種々の問題を孕む刷り込み説が次でしょう。
  • ★ユダヤ人がイエス・キリストを殺害した。だからユダヤ人が迫害されるようになった。
  • ○学生時代、この説を聞いて首をかしげたことを思い出します。この説の理屈は、世界の崇敬を集める人物をユダヤ人が殺害したからユダヤ人は迫害されるとのものでしょう。しかしこの理屈はおかしいのです。前述したようにイエスはユダヤ人です。説の理屈上は、そもそも世界から崇敬を集める人物をユダヤ人が輩出しているのですから、たとえユダヤ人がその人物を殺害したところで、ユダヤ人が迫害される理屈は成立しません。事実として世界でユダヤ人が嫌われたのは、ユダヤ人(偽ユダヤ人が多く含まれますが)が、「裏切り・騙し・乗っ取り」と嫌悪される行動をとったから、それが理由になるでしょう。

それに前説が更に問題なのは、そもそもイエスを殺害したのは本当のユダヤ人ではないことです。

誰がイエスを殺害したのか?

重要なヒントがあります。『悪魔に愛された女』にて、主人公のクロチルドが嫁いだ悪魔、龍に変身する獣の霊の男性が、自分がガラリアの男つまりイエスを殺害したと述懐しているのです。この男性がイエスを物理的に殺害したならば、方法はこの男性が当時は人間に転生して殺害実行したか、自分の一族子孫に命じてイエスを殺害したか、いずれかです。

この男性はブラック・ロッジの地獄の太守ですが、法則上この男性が転生するとしても、自分の子孫一族の中に転生しているはずです。いずれにしても、どの一族がイエスを殺害したのか?ということになります。


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ぴょんぴょんの「どうなる?パンデミック条約」 ~本丸は「国際保険規則(IHR)の改訂」

 これまで時事ブログで、再三にわたって解説されてきた「パンデミック条約」と「IHR(国際保険規則)の改訂」について書くために、参政党のHPに掲載されている「『国際保健規則(IHR)』修正案(仮訳)」の「新設」「削除部分」だけでも目を通してみました。すると、だらだら長い、重要なこともそうでないことも同列に書いてある、上がってきた意見をそのまま羅列してる? 読解力が足らんから何度読んでもわからん。WHOの職員はこんなのを読まされてご苦労さん、というのが正直な感想です。
 時事ブログで紹介された林千勝氏原口一博議員佐々木みのり先生の動画を参考に、おさらいしてみました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「どうなる?パンデミック条約」 ~本丸は「国際保険規則(IHR)の改訂」

問題になってるIHRの「第59条」ってなに?


このごろ、日が暮れるのも早くなったね。

もう、12月だからな。

そう言えば、「11月末まで」って言ってたアレは、どうなったんだろ?

アレ?

ほら、「パンデミックの予防、備え、対応に関する」パンデミック条約だよ。11月末までに反対しないと、承認したことになるって。どうしよう、もう成立しちゃったよ?

いや、それはちがう。「11月末」が期限だったのは、IHR「第59条改訂案」の承認だ。

ほ〜っ! よくわかんないけど、ひとまず、安心だね。

なにが、安心だ!! 「第59条改訂案」が何か、IHRが何か、わかってんのか?

わからん、教えて・・。

しゃあねえなあ、とにかく、IHRとは「国際保険規則 International Health Regulations」の略だ。

Author:外務省[CC BY] 3p

おれもよくわからんが、「このIHRでは、地域・国家レベルの、国境における日常の衛生管理及び緊急事態発生時の対応に関して最低限備えておくべき能力 (通称:「コアキャパシティ」)が規定されています」(外務省)とあるから、国が日頃から、コロナみたいなパンデミックに備えるべきことを規定したのがIHR、らしい。

へえ、じゃ、問題になってるIHRの「第59条」ってなに?

第五十九条 『発効、拒絶又は留保のための期限』」という、厚労省の堅苦しい文章を噛み砕いてみると、
1.IHRの改訂が採択されたとき、採択を拒絶、留保できる期間は、採択の通告日から18ヶ月(改訂後10ヶ月に)とし、これを過ぎると拒絶、留保はできない。
2.採択の通告日から18ヶ月(改訂後10ヶ月)しても拒絶、留保がなければ、通告の日から24ヶ月(改訂後12ヶ月に)後に施行される。
厚労省

つまり、改訂したIHR条文の、採択から施行までの期間を決める条文なのか。そして、今回の改訂は、その期間を短くするのが目的だってこと?

そうだ。期間が短くなるとどうなる? たとえば「第59条」の改訂は、2022年5月の第75回WHO総会で全会一致で採択された。通告されたのは5月31日。さて、現在の条文のままだと、拒絶、留保できる期間はいつまでだ?

Author:UNclimatechange[CC BY]

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