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まみむのメモ(42)〈食べられる野草図鑑・春〉

 寒さが和らぎはじめると、急に草が勢いよく伸び始めて、食べるのが追いつきません。
 食料危機など危惧される昨今ですが、いざという時に身近に食べられる野草があることを知っておくだけで、少なからず安心感につながると思います。
 竹下家からのご提案で、野草図鑑をつくることになりました。
 私たちはどういう食事をすればいいのか、不健康な食品に囲まれている昨今、根本的に食を見直し、自然の恵みをどう頂くのか、野草をいただきながら考えていけたら良いですね。
 さて、野草を頂くにあたり、除草剤や農薬、放射能などに気をつけるのはもちろんですが、国立公園、国定公園、都道府県立公園内での採取は基本的にできません。
 また、タラやウド、ワラビ、ゼンマイ、フキノトウなど最近は出荷されている場合もありますので、地主の許可が要ります。個人所有の山の場合、不法侵入、および窃盗になります。
 国や地方自治体の場合は罰則はないようです。車があまり通らない公共の道路脇や河原など、雑草扱いの野草はいただいても大丈夫だと思います。もし近所に人がおられれば、一言お聞きしておくといいと思います。
 また、鳥や虫たちのために花や種は特に多いときだけいただいてください。野草も根絶やしにするのではなく、いただき方に気をつけて下さいね。
(まみむ)
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まみむのメモ(42)〈食べられる野草図鑑・春〉

ヨモギ(蓬・艾)


時期 3月4月ころから新芽が伸びてくる。石垣の陰などでは冬でも青葉がみられ、夏から秋に花が咲き種ができる。
場所・環境 日本全土の山野、道路脇など繁殖力旺盛で、日当たりを好むが半日陰でも育つ。
9〜10月枝先に花序がつき下向きの筒状花が多数つく。頭花は直径約1.5mm、長さ3mmの長楕円状鐘型。中心部に両性花があり、まわりに雌花があってどちらも結実する。キク科には珍しい風媒花。

長さ6〜12cm幅4〜8cmの羽状に深裂した楕円形の葉が互生し、表面は緑色で裏面には腺毛が密生し白っぽくなる。葉の付け根に小さな托葉があるのが一般的にみられるカズザキヨモギ。頭花の幅が2.5mmと大きなニシヨモギなど30種類以上のヨモギが日本には自生しているといわれている。

ヨモギの先端

ヨモギの葉の白い裏

秋から冬にかけて長さ1.5〜1.8mmの茶色い種が総苞の中にたくさん実り、冠毛はない。種がついた枝全体が枯れる。
横に伸びる。

ヨモギの根

見分けるポイント 葉先が尖っていて、葉裏には腺毛があり白っぽく見える。葉を少し揉むとヨモギ独特の香りがし、そのまま乾燥すると甘い香りがする。
間違えやすい毒草 クサノオウ。切ると白色の汁が出てすぐに橙黄色に変わる。可愛い黄色の花をつける。匂いがしない。

ヨモギに似た毒草クサノオウ

生え方 多年草
学名 Artemisia princeps
アルテミシア属という名は、女性とその健康の女神アルテミスから名付けられた。
科名・属名 キク科・ヨモギ属
キク科はもっとも進化した植物とされ、世界ではおよそ950万属2万種、日本では約70属360種のキク科植物が知られており、地球のほとんどの地域で生育が可能。
ヒマワリ、コスモス、タンポポや、レタス、ゴボウなどもキク科です。
採取方法 ヨモギを食用にする場合は3〜5月くらいの10cm前後に育った新芽をいただきます。6〜7月頃の花がついていないヨモギを陰干ししたものを艾葉(がいよう)といい漢方薬に使います。根はよく洗って焼酎漬けやお茶にします。種もお茶などに使います。
あく抜き 新芽はあく抜きせずそのままお茶などにします。ヨモギ餅などにする場合、重そうを入れて湯でると発色が綺麗で一般的ですが、栄養価的には塩茹での方が良いとされます。

尚、植物のアクは野菜毒であり、老化につながるという説を以前こちらの記事でご紹介されています。ただし、一般的な野菜の場合、昨今では農薬などのケミカルもアク=野菜毒には含まれているのではないかと考えます。
薬草としていただく場合は、下茹ですると薬効が失われます。乾燥させて煎じたり、生の絞り汁をいただくなどします。
また、アクはミネラルであり、植物が自己防衛しようと生み出す成分のアク・シブ・ヤニが抗菌・抗酸化・抗アレルギーから防水効果まであり、カキ・クリ・マツなどで、アトピー改善、虫刺され、喉の痛み、抗酸化、抗腫瘍、ウィルス不活化(柿渋タンニンは調べられた20種全てのウィルスを不活化)、具体的な利用方法や体験談などアクの有用性が紹介されています。
調理法 天ぷら、下ゆでして草餅や草団子に。沖縄では風邪をひいた時に雑炊にして食べるそうです。全草をお茶や焼酎漬けに。パンやクッキーにも下茹でして使います。手軽にいただけるのは下茹でして刻んで混ぜたヨモギご飯です。お好みで刻み海苔を乗せて出し醤油などで味付けを。その他汁の実や味噌炒め、お浸しなど。ちょっと変わったところではニラと一緒に生で醤油、お好みの油を加えてミキサーにかけ、バジルソース風にします。通常生葉は先端の開いていない部分をつまんで食べることができますが、他の部分は繊維が硬いので加熱します。ただし青汁は生葉をつぶして、又は水と一緒にミキサーにかけて絞って濾します。りんごジュースなどと混ぜると飲みやすくなります。野草ピザにヨモギが合います。
他の利用方法 キズ薬・・・切り傷、擦り傷、打ち身などに葉っぱを数枚少し揉んでのせて、サージカルテープなどで止めます。殺菌、止血、痛み止め、皮膚組織再生にもなります。猫などのおできやキズ、おしっこが出にくくなった時にも青汁をスポイドで飲ませたり、キズにつけたりします。虫下しにもなり、天然の抗生物質といわれ、副作用がなく健康的です。実験でマラリア患者にヨモギの葉を2日間食べさせたら、89%の人に改善が見られたそうです。

ヨモギ風呂・ヨモギ蒸し・・・生葉600〜1000g又は艾葉200〜300gを煮出してお風呂に入れ、入浴剤に。水とヨモギを鍋に入れて蒸気を立たせ、その上に高めの椅子を置いて体全体もしくは下半身をピニールケープで覆い蒸気にあたります。煮汁はかゆみ止めなどにも使えます。

艾(もぐさ)・・・ツボにのせて、線香で火をつけてお灸に使う艾は、5月頃の若葉を天日で干して更に弱火で炒り、すり鉢ですり潰し腺毛を集めます。ビワの葉にのせてビワ灸、スライス生姜にのせてショウガ灸などにも。

乾燥させた葉っぱを枕や赤ちゃん布団などに。天然のハーブとして利用できます。

約400年前の火薬作りに、ヨモギを何度も発酵させて硝酸カリウムの結晶を作り、黒炭、硫黄とともに原料にしたとか。
効能 クロロフィル(葉緑素)が殺菌作用、免疫のインターフェロン増強作用、血流・冷え性改善、アレルギー抑制、有害物質排出に。タンニンが抗酸化、整腸作用に。カロテン(ビタミンA)が抗酸化、がん予防、健胃、整腸に。豊富なカルシウムが精神安定作用。鉄分などのミネラル分も多く、滋養強壮、体内バランスを整える。ツヨンが生理痛や更年期障害の改善に。ただし、女性の生理機能を刺激するので、妊婦はヨモギ茶などの飲用を控えます。ヨモギ酒はぜんそくに。艾葉を1日5〜8gを0.5Lの水で半量まで煮詰め食間に服用すると、体を温め胆汁分泌促進、食欲増進、止血、冷えからくる腹痛、胸焼け、下痢、便秘、鼻血、血尿、痔などに有効。青汁は高血圧、神経痛、胃腸の弱いのに有効。また、ヨモギにはアナフィラキシーなどの炎症を引き起こす物質を防ぐ効果もあるそうです。さらに、シオネール、フラボノイド、コリン、カリオフィレンなど、抗酸化、がん予防、高血圧、コレステロール等に有効な成分も含まれています。
その他 苗や種も売っているそうですので、常備的に植えておくと良いと思います。春先は特に野菜よりもヨモギをいただいています。
参照サイト・文献 イー薬草・ドット・コム 植物名一覧
Flora of Matsue 松江の花図鑑
よもぎ研究所
【自給自足決定版!】意外とおいしい!身近な「野草」を摘んで食べてみた
健康茶の教科書/効能とランキング・目的別の選び方を解説
現代農業/2014・8/農文協
関連記事 [第2回] 地球の鼓動・野草便り
まみむのメモ(27)
まみむのメモ(28)

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ままぴよ日記 95 「ドキュメンタリー映画『夢見る小学校』」

新緑が照り輝く季節になりました。
フキノトウから始まり、つくし、わらび、せり、ノビル、フキ、ウド、筍‥‥田舎に住んでいると自然に集まってきます。昨日はワサビ菜を頂いたので、夜遅くまでワサビ漬けを作っていました。私にとって春は保存食を作る季節でもあります。瓶に詰めたらひと安心です。

今年の春は、母の介護、愛犬の病気、コロナワクチン等で、心穏やかでいられないのですが、野草と触れ合っていると落ち着き、元気をもらいます。

私の隣で愛犬が寝息を立てています。今日は少し調子がいいようです。
さあて、久しぶりに子育ての事を書こうかな。
(かんなまま)
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日本の学校、アメリカの学校


アメリカに住んでいる14歳の孫が「自分の性格はあまり好きじゃないけど、自分の事は大好きだよ!」と言いました。8種体癖なので何かにつけてややこしい自分を知っているけれど、そんな自分を含めて好きと言えるのは最高です。

4年前、日本の学校に通っていた時は、自分を抑えて先生の期待に応え、クラスでも目立たないように頑張っていました。先生にとっては何の問題もない子でしたが、本人はとても疲れて帰ってきていました。家で弟に意地悪をしたり、ちょっとしたことで爆発して泣き叫んでいた時期がありました。

4歳年下の弟も自分の好きなペースで好きな事に没頭したいのに、それが全くできない学校で神経をすり減らしていました。先生から注意されるのが怖くて、家に帰ってきてからも息を抜くことができずに宿題に取り組んでいました。

字がマスからはみ出したらやり直し。定規で線を引いていないとやり直し。ドリルのページを書いていないだけでやり直し。次々に宿題が上乗せられて膨大な量になります。その全てが嫌で泣きながら宿題をするので時間はかかるし、宿題がトラウマになっていきました。

忘れ物をしても宿題が増えるので、何度もランドセルをチェックします。二人とも学校に行く前に緊張してトイレに駆け込むようになりました。


それがアメリカの学校に行ってから、すっかり解消されたのです。振り回されていた宿題がない。評価されるテストがない。姿勢を注意されることもないし、ソファに座ったり、絨毯に寝転んで授業を受けても誰も何も言わない。自分の思いついたことを言っても認めてくれるし、人と違ったことを言ったり、したりすると逆に「凄いね!」と褒めてくれるのです。

重たいランドセルもなし、教材や文具は全て学校にあるので忘れ物がありません。塾もないので2時に学校が終わったら自由!!

孫達は日本の学校を経てアメリカの自由な学校を体験したので、まさに水を得た魚のように学ぶ楽しさを感じ取ることができたのです。学校が楽しくて仕方がない。休みなんかないといいのに…と信じられない事を言い出す始末です。

世界を見渡したら、そんな学校の方が多いのに日本の子ども達は知りません。

授業も、学年で履修しなければいけないカリキュラムはありますが、それをいつどういう風に教えるかは先生に任されています。学年専任の先生なので熟練工のようなものです。どんな授業をしたら子ども達が楽しく学ぶか?先生も授業づくりに工夫を凝らします。

ほとんどの授業はチームで課題に取り組むプロジェクト学習です。子どもに選択肢が与えられて、みんなで考え、調べて、実践したことを発表します。

日本の先生は教える教科書、教材も指定されて、綿密なカリキュラムに縛られています。教え方も、初めに「めあて」があり、その期待された答えに導きます。例えていうなら子どもに塗り絵をさせるのが日本の教育です。線をはみ出さないように、指定された色を丁寧に塗る。それはきれいですが、これでは自分がどうしたいのか?がわからない子になってしまいます。


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独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第110楽章 ベルリン新緑の季節に思うこと・・

 ベルリンも新緑の季節になりました。食料の備蓄をしなければといつも思っていますので、歩いていると、道端にタンポポがたくさん咲いていますので、来年はタンポポを食べるようになるのかな・・?🤣などと想いを巡らせています。肝臓によさそうですしね。タンポコーヒーにもできそうです。先日、コピー用紙を買いに行きましたら、なんと、今まで3.99ユーロ、4.99ユーロだったものが、6.99ユーロ、8.99ユーロに値上がりしていました。食材よりも、コピー用紙が一番高くなっているような気がしました。
 息子フォーレン情報によると、5Gの最先端の街であるドイツのライプチッヒにサッカー関連で行った方がみんなコロナになっている!!とのことでした。我が家の横というか、西側には大きな栗の木があるのですが、夕方になると鳩のカップルが夕陽を背景に栗の枝木の上で仲良くしている様子をよく見ていました。そして、最近、我が家のバルコニーの右上のところに、巣のようなもの(枝をたくさん集めている・・)が置かれていることに気づきました。ここで子育てをするのかしら?我が家のバルコニー上を安全地帯として選んでくれたのかしら?(放置状態で掃除していないから?🤣)ちょっと楽しみです。
(ユリシス)
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ベルリンをぶらぶら歩いてみました


息子フォーレン情報によると、なんとベルリンには、ウクライナの難民の方たちが毎日2000人到着しているようです・・・だから、中心部は人が増えていたのですね・・また、ひどいことに、ウクライナの難民が襲ってきたので、今まで難民として滞在しているシリア、アフガニスタンなどの人たちは、難民専用の住居を退去しなければいけないそうです。ドイツの法律ではそうなっているようなのです・・。面白いことに、チェチェンからの難民の息子の友人は、ウクライナからの難民がたくさん押し寄せるのは困る・・。自分の方が先にドイツに来た・・と言っているのです🤣🤣

週末はお天気が良かったので、ベルリンの中心部をぶらぶら歩いてみましたが、イースター休暇の最終日だからなのか、観光客が非常に多く、途中からもうさっさと帰ろう!と思ってしまうほどでした。そして、なんと、ベルリンといえば・・というくらい有名なスポットであるボーデ博物館には、ウクライナの旗が掲げてあるではないですか・・。あっちゃー!と思いつつ、証拠にと・・嫌々ながら・・写真に収めました。

ウクライナの旗が登場したのね・・


気のせいなのか・・街中、電車の中、色白の綺麗な女性が増えたような・・ドイツ人女性はこんなことを言うのも・・ですが・・ガッチリした方が多いですからね・・。ウクライナからの女性でしょうか??

また、我が家がベルリンに来た2015年ごろには、地下鉄新駅の工事をしていて、昨年ごろに新しい、天井に星が散りばめてあるいくつかの新駅ができたのです。

博物館島の駅ホーム


場所は、こちらのボーデ博物館、ペルガモン博物館最寄りの博物館島周辺なのです。この博物館島は、シュプリー川の真ん中に位置していて、首相官邸もあったりして・・・陰謀論の方によると、この川の地下は怪しい場所??・・と言っていた方も・・。気のせいかもしれませんが、コロナ時代に合わせるように、この辺りの新駅もできたのかな??と勘ぐってしまします・・。

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ぴょんぴょんの「小麦vs米」 ~フランケン小麦はマジヤバ

パンも、ケーキも、パスタも、ピザも、餃子も、うどんも、ラーメンも、お好み焼きも、
みんな大好物、小麦粉でできてるけど。
良くないのはわかっている、でも、手軽だし、便利だし、おいしいし、止められない。
ところが最近、小麦の値上がりとともに、米粉が注目されてきた。
米粉でケーキもパンも焼けることがわかってきた。
やっぱり、米粉の方がヘルシーなのだろうか?
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「小麦vs米」 ~フランケン小麦はマジヤバ


備蓄をチェック!


くろちゃん、いる?

おい、こっちだ、くろまるに飯を食わせてる。

ねえ、くろまる、いつも食べてない?

こいつは元が野良だから、腹一杯じゃねえとキゲンが悪いんだよ。

くろまるにクロチビ、2匹のご飯代も大変だね。

カリカリも缶詰も無添加を選ぶとなると、ふところも痛いわ。
ヤツらの備蓄も、せにゃならんし。
いったい、どんくらいあればいいのか、悩むところよ。
あいつらは好みがうるさいし、米は食わんからなあ。


大丈夫、お宅のネコは野生味あふれてるから、狩りで生き延びるよ。

だといいんだが・・
おれの備蓄もチェックしねえとな。
小麦が値上がりするってんで、小麦粉を買い足そうかと思ったが、
小麦粉って、あんがい使わねえもんだな。
ついこないだ、原発事故以前に買った最後の一袋を開けたばかりだ。

ヒエエ〜〜〜!! 
10年以上前の小麦粉? 食べても大丈夫なの??

波動を調べたら、大丈夫だった。

・・て、くろちゃんの測定能力、信じられない!

失礼だなあ、
今まで何度も、苦い体験で鍛え上げられた、おれさまの能力を知らねえな。
古いレトルトカレー食って悶絶したあの日以来、必ず波動を調べて食うようにしてる。
以来、賞味期限切れだろうが、一度も食中毒になっとらん。


う〜ん・・「よい子のみんなはマネしないでネ」
「これは、個人の感想です」って但し書きがいるなあ。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝57 ― 犯罪シンジケートの継承者 〜 ブロンフマン1

 外伝55にて、「ブロフマン一族は暴力支配の世界を理解するのに非常に重要なマフィアです。」とだけ指摘していました。ブロンフマン一族を知るには、ウィキペディアの「シーグラム」記事の以下の記述が先ずは好適でしょう。
ブロンフマン家は、ギャングやマフィアの重要な酒を調達するための供給源となった。ブロンフマンも積極的にギャングとマフィアを巧みに操りながら、酒を密売し、天文学的な財を築いた。その結果、ブロンフマンはわずか数年で一躍北米有数の大富豪の仲間入りを果たし、「造酒王」の称号をほしいままにした。禁酒法の時代に酒を密輸し、大儲けしたことで有名なアル・カポネもブロンフマン家の一介の売人にすぎなかったといわれるほど、莫大な財を築いており、証拠が全くないにもかかわらず、禁酒法がユダヤ人主導で行われたという陰謀論が根強く残っている由縁である。
 ブロンフマン一族は、あの凶悪なシシリーマフィアのアル・カポネもその配下にしていたとされるほどの強力なユダヤ・マフィアです。同じユダヤ・マフィアのマイヤー・ランスキーとは禁酒法時代からのパートナーであり、ランスキーの全米犯罪シンジケートとガッチリ結びついていました。
 ブロンフマンはADLの最高幹部でもあり、イスラエルの建国とイスラエルの操作にも携わる一族であり、ロスチャイルドの親族ともなっていて、裏世界の地下ギャングでありながら、表世界でのエスタブリッシュメントの名士でもあったのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝57 ― 犯罪シンジケートの継承者 〜 ブロンフマン1

ギャング団の代表格ブロンフマン


マイヤー・ランスキー
Wikimedia Commons
[Public Domain]

マイヤー・ランスキーの犯罪シンジケートは、その暴力装置に金融と弁護士とをセットさせた国際的な地下ネットワークということでした。ランスキーの目論見は、自分の犯罪シンジケートを「世界最強のビジネス・金融集団」に、しかもその犯罪ビジネスが全て「合法」となるように「イスラエルを『買収』し、そこを自分の『合法的』組織犯罪帝国の世界本部とすることであった。」と、『ヘブライの館2』の「アメリカの暗黒街のユダヤ紳士たち」記事にはありました。犯罪シンジケートの暴力装置に金融と弁護士どころか国家そのものをセットにしようとしたものです。

こうなれば、暴力装置と金融のセットで収奪のやりたい放題、しかもその行為は国家のお墨付きとなると完全に合法化されたものになります。イスラエル買収によって「組織犯罪帝国の世界本部イスラエル」へ、このランスキーの目論見を引き継いだのがADLということでしたが、その具体的な人物群の代表がブロンフマン一族とアイゼンベルグ一族と言えるでしょう。ネット世界ではどちらもがギャング団の代表格の扱いを受けている一族です。今回はブロンフマン一族を追ってみます。

『ヘブライの館2』の「アメリカ暗黒街のユダヤ紳士」記事には、『ユダヤの告白』著者のポール・ゴールドスタインとジェフリー・スタインバーグの言葉として以下の記述があります。

「ADLは、20世紀における最も強力なユダヤ・ギャング、マイヤー・ランスキーが築き上げた組織犯罪帝国を受け継いだ組織である。ADLが戦後、組織の立て直しを図った際、全米犯罪シンジケートと全く同じ方法で組織を再構成したばかりではなく、その統括母体を『全米委員会』と呼ぶようにしたのは決して偶然ではない。ADL全米委員会の名誉副会長に名を連ねる人々を見ていると、ユダヤ・ギャングと彼らの手先となって働いている政治家からなる犯罪者リストを眺めている気分がする」

「ADLは反ユダヤ運動に対抗するものと言われるが、ADL自体どれほど多くの麻薬取引に関わっていることだろうか。世界の麻薬取引のほとんど全てに関係していると言ってもよいだろう」

上の記述内容はそのまま正確な情報と思えます。麻薬取引の大元はイギリス東インド会社の英国王室とその取り巻きの貴族たちであり、彼らはスコティッシュ・ライトなる組織を設立し、このスコティッシュ・ライトがブナイ・ブリスとADLを、そして国際地下犯罪シンジケートの北米ギャング団を自分たちの代理人として誕生・育成させているからです。

そして、ランスキーの組織犯罪帝国を受け継いだADLの最高幹部である名誉副会長の座にあったのが、ブロンフマン一族の三代目エドガー・ブロンフマンだったのです。

ちなみにブロンフマンというのはイーディッシュ語で「酒屋」という意味のようです。禁酒法時代の1920年台に、ブロンフマンは酒の闇販売によって莫大な財をなしたのです。

エドガー・ブロンフマン


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