注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
13日の正午過ぎからはじまった、ペンス副大統領と安倍首相による共同記者発表。(中略)… ペンス副大統領が安倍首相に突きつけた言葉は、こうだ。
「アメリカの製品やサービスは障壁によって日本市場で公正に競争できていない」
「貿易協定は物品だけではなく、サービスの分野も含むものになるだろう」
(中略)
安倍首相はこれまで、トランプ大統領と合意した新たな貿易協定を、物品の関税引き下げに限定した「TAG」だとし、10月29日におこなわれた衆院本会議の代表質問でも「サービス全般の自由化や幅広いルールまで盛り込むことは想定しておらず、その意味で、これまで我が国が結んできた包括的なFTAとは異なるもの」と説明した。
だが、ペンス副大統領はこの記者発表で「サービスの障壁」を問題視し、貿易協定も「サービス分野を含む」と明言。(中略)… 事実、この記者発表を伝えた米・ロイターの記事も「Vice President Pence pushes Japan for bilateral free trade agreement」(ペンス副大統領が日本に二国間のFTAを要求)と見出しを立てている。
いや、それどころか、ペンス副大統領は東京に到着した12日、自身のTwitterに安倍首相と会談することを報告した際、議論する中身について安倍首相に宛てて〈negotiations for a free-trade agreement〉と記述。「FTA」だと宣言しているのである。
(以下略)
あら。ほんまじゃ。ペンス副大統領は、free-trade agreement っていうてるね。 じゃあ、これ、日米FTAなんじゃねーの?w pic.twitter.com/ZLwghadnst
— 菅野完事務所 (@officeSugano) November 14, 2018
ペンスさんは、はっきり
— Hiromi1961 (@Hiromi19611) November 14, 2018
free-trade agreement と言ったよ
これが、なんで『TAG』なの?
大本営発表もいい加減にして https://t.co/DNiEc9ExBh
"bilateral trade"の前段で"the best opportunity for free, fair, and reciprocal trade will come"と言っています。「自由で公正で相互性のある貿易の機会がやってくる」ということです。はっきり"free trade"って言っています。
— COTTONRICE (@Myunghwa9) November 14, 2018
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ところが、あべぴょんはこれまで、トランプ大統領と合意した新たな貿易協定を、 FTAではなく物品の関税引き下げに限定したTAGだと言っていました。ペンス副大統領の発言で、あべぴょんの嘘が暴露されてしまいました。
面白いのはこの時の同時通訳で、通訳はきちんとFTAと翻訳したにも関わらず、NHKは“FTAと訳しましたが2国間による貿易協定の間違いでした”と訂正しました。ところが、ロイターの記事でもFTAと書かれており、ペンス副大統領のツイッターでも、FTAと記述しているようです。
あべぴょんの今後の言い訳に注目しましょう。それにしても情けないのは犬HK。このまま大本営発表を続けていれば、“NHKは一回解体しろ”という意見が大勢を占めるようになるでしょう。