注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
アメリカのトランプ大統領が、ベネズエラ国民議会のフアン・グアイド元議長への支持を表明したことに伴い、バーチャル空間ではベネズエラでの暴力や衝突の動画が公開されています。
(中略)
ベネズエラでは、西欧寄りのギアイド議長が23日、選挙結果を無視し、アメリカの正式な支持を得てベネズエラ暫定大統領への就任を宣言したことにより、騒乱が発生しています。
アメリカ政府は、干渉的な立場表明を行い、グアイド元議長を支持する形で、現職のマドゥロ大統領を正式に承認しない、としています。
マドゥロ大統領は最近、記者団に対し、「アメリカのボルトン大統領補佐官は、わが国での騒乱や、合法政権の打倒を狙った陰謀の主導を担っている」と語りました。
はっきりしているのは、米国がベネズエラの内戦を開始したということ。政治的クーデターを支持する米国は、合法政権の退去命令を拒否し、軍事行動も含め「すべての選択肢がある」と脅している。 https://t.co/i39Dg1gO6Z
— mko (@trappedsoldier) January 24, 2019
「米国はベネズエラとの外交関係を、暫定大統領ガイド政権を通して行う。米国はマドゥーロ政権を承認しない。前マドゥーロ大統領に、外交関係を遮断する権利はない―米国務長官ポンペオ」。選挙戦もまともにたたかえない、国民に支持されていない人間を「大統領」と任命! 狂気のアメリカ! https://t.co/djt5x4mGT7
— mko (@trappedsoldier) January 24, 2019
ロシアは、ベネズエラの合法政権を倒そうとする米国の行動を批判する。これは他国の内政に干渉してはならないというヘルシンキ原則に違反している。 https://t.co/WiHYmf3AWJ
— mko (@trappedsoldier) January 24, 2019
きょう、選挙で選ばれていない、余り知られていないベネズエラの政治家が、自分のことを大統領だと宣言することにした。そして、米国、カナダ、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルーとパラグアイが、デモクラシーの名で承認した。 https://t.co/KHHpyrpzlw
— mko (@trappedsoldier) January 24, 2019
ベネズエラ政権から退去を命じられたのに居座る米外交官! 不法滞在?https://t.co/E5wFcUoZQ8
— mko (@trappedsoldier) January 24, 2019
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ベネズエラのマドゥロ大統領は、高い得票率で選ばれているわけで、トランプ大統領の発言は、ベネズエラへの内政干渉と言うよりは、クーデターの試みだと言えます。
これにロシアは強く反発し、プーチン大統領はベネズエラに傭兵を派遣。すでに傭兵はベネズエラに到着しているようです。
2018年12月に、マドゥロ大統領はロシアを訪問。その時にプーチン大統領は、ベネズエラはロシアが守ることを約束したらしく、ベネズエラにロシアの軍事基地建設が決定しました。
“続きはこちらから”をご覧になると、ベネズエラはBRICSと共に、金を裏付けとした新金融システムへの準備を着々と進めているようです。
“これが世界的銀行システムの直接的脅威となった”わけで、ディープ・ステートにすれば、もはやマドゥロ政権の存続は許さないということのようです。
トランプ大統領は、そのディープ・ステートと激しく戦っているわけで、新金融システムにしても、プーチン大統領と水面下では手を結んでいるはずです。なので、今回のトランプ大統領とポンペオ国務長官の言動は、例によって陽動作戦だと思われます。