アーカイブ: *生き方

ぴょんぴょんの「くろ・しろのかぜ問答」

 また、今年もお騒がせの季節がやってまいりました。
インフルエンザ患者が増えてきた。そして、ワクチンは不足している。早く、病院へ」とせかすマスコミ。それにまんまと乗っかる、難病予定者たち。

おなじみ、くろちゃん・しろちゃんのおしゃべりをどうぞ。
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「くろ・しろのかぜ問答」

かぜを引いちまった


くろちゃん、おはよ。

しろじゃねえか、元気だったか?

それがさあ、かぜ引いちまってさあ、病院行って薬もらってきた。

しろ、おめえまだ、かぜで病院かかってるのか? 遅れてるなあ。
かぜに効く薬なんて、ないんだぜ。あったかくしてしっかり寝て、汗かくことが一番って知らねえのかい?

くろちゃんは、家で仕事してるからそんなこと言うんだよ。明日は仕事で、朝早く起きないといけないってときに、悠長に汗かくまで寝てらりゃしねえんだよ。早くケリつける、それがおいらのやり方よ。

おめえ、ほんっとにわかってねえなあ。薬飲んで、すっきりした感じになっても、深いとこのかぜはまだ残ってるんだぜ。それが、深く行けば行くほど、疲れやすくなったり、うつ病に似てきたりするんだよ。かぜは、卵酒でも飲んで寝てりゃ治るって、昔の人も言ってたぜ。


かぜに効く薬はない


だけどテレビのCMでも、風邪薬をたくさん宣伝してるよね。ああいうのをドラッグストアで買うよりも、ちゃんと病院にかかって、先生が選んでくれる薬なんだから間違いないんじゃないの?

おお、確かに風邪薬のCMは、毎年今ごろになると流れるけど、どれだけ金が入ってるんだろうとしか思えねえよ。
おめえ、風邪薬の中身って知ってっか?

かぜの菌に効いて、熱を下げるんじゃないのか?

だからさあ! かぜは菌じゃなくてウイルスなんだよ、まだそんなこと言ってるのかよ。
菌には抗生物質は効くが、ウイルスに効く薬はないんだぜ。 だから病院で出される風邪薬ってのは、熱さましと抗生物質だよ。

市販薬プラス抗生物質ってだけかい。

そうだよ。しかも、かんたんに熱さましって言うけどな、全身、免疫フル稼働でがんばって熱出してんだぞ。そこに、得体のしれねえ化学薬品なんぞ入ってきた日にゃ、肝臓も腎臓も、余計な仕事が増えてへとへとだぜ。体にとって、石油から合成された化学薬品なんて、異物以外の何者でもないからな。排泄しなきゃって、必死だよ。だけど、排泄しきれないで残る。それが、体に蓄積したらどうよ?

肝臓機能障害、とかなるのかな?

おっ! やっとまともな返事が返ってきたぞ。 肝臓って言うとみんな、「アルコール飲んでないのに」とかぬかしやがる。アルコールよりも、薬品のほうがはるかに肝臓に害を及ぼすんだよ。そんなことも知らねえまぬけばかりだからな、この日本は。
ネットで読んだが、去年一年間のEU全体の薬の売上げよりも、日本の売上げの方が高かったってよ。製薬会社にとって、日本は上客さ。笑いが止まらねえんだぜ。

pixabay [CC0]


» 続きはこちらから

[第33回] 地球の鼓動・野草便り 日本の山と土石流災害


日本の山と土石流災害

縄文時代はドングリが主食だったそうですね。そこで食べてみました。まずアク抜きしないでそのまま生で・・・苦くて渋くちょっぴり甘く・・・でも3日水に浸けておくと・・・苦味がかなり取れてほんのり甘く、一粒で満足感・・・水を替えながら5日浸けておくと苦味が取れて少し物足りない感じです。ミネラル分が抜け過ぎてしまっているのでしょう。から付きもからをむいたのも同じようにアク抜きできています。



ドングリといってもたくさんの種類があり、シイ類は苦味がなくそのまま生でも食べられます。
常緑樹のウラジロガシなどカシ類と落葉樹のクヌギやコナラ、カシワ、アベマキなどもドングリがなり、日本にはドングリのなる木が20種類くらいあるそうです。また、マテバシイやクヌギは実るまで2年かかり、1年目の実は木についたまま冬越するとか。

1粒で満足するほどのミネラル分が多いドングリを食べてみて思ったのですが、戦後、補助金が降りる政策により(この政策は今も続いている)、山に杉、檜を植林する前はドングリの木がいっぱいで、とても豊かな実りの山々だったのだろうと思います。動物たちも潤い、熊だって人に見られるようなことはほとんどなかったでしょう。私が子供の頃は熊の話など聞いたことがなく、中国山地に熊がいるなど知りませんでした。平気で山遊びをしていました。
だから山のドングリは動物たちに、私たちは町の公園や街路樹のドングリをいただきたいなと思います。


8年前くらいまで住んでいた団地の子供達とクワガタやサワガニを捕まえに行っていた裏山に、砂防ダムができることがわかった時、妙に気になって相談した方から「50年の広葉樹は50tの土を支える」といわれる先生がおられると、紹介していただいたその広島大学の教授は、1999年の広島の大規模な土石流災害の調査をされ、原因が松枯れと、植林の林にあることを学会で発表されていました。

巨木の自然林



杉林



植林した杉の木は実生で育ったのではなく、挿し木なので直根が伸びないで地下1メートルくらいを横に根を張っているだけで、木の背が高くなるほど風や雪などで倒れやすく、大雨では崩れやすいのでしょう。
裏山には一部杉の植林もありましたが、古墳があったり、ドングリ林などがあり、カジカなども棲んでいました。

砂防ダム工事は、古墳があった古い地層の崩れそうもない広葉樹が生えている場所を、大きく削り取り、砂防ダムと定期的に溜まった砂を回収するための道路がつけられます。

もっと自然を生かした、これまで山を守ってきた木を伐り倒さなくてすむ方法を考えてほしいと、そのために広大の教授に相談してくださいと国土交通省にお願いしました。話は聞き入れてもらえたかに思えたのですが、突然工事が始まりました。

砂防ダムの耐久年数はどのくらいなのでしょうか?100年?200年?急斜面に大きなコンクリートの塊の砂防ダムを作って、本当に安全なのか、いつか、もし砂防ダムのコンクリートの塊が落ちてきたら・・・と、そんなことはないでしょうか?どこかのダムにヒビが入っていましたよね?

樹木の植生を利用して災害対策をしている実例もあるようです(広島市佐伯区美鈴が丘トンネルの広葉樹の森など)。
砂防ダムのために、樹木を根こそぎ削りとって自然破壊して、本当の災害対策になるのか疑問です。もしかしたら工事ありきの経済優先なのでは・・・? でなければ、私には広大の教授に相談しますと言いながら、お願いしてあったのに全く連絡もなく、工事を始めるでしょうか?自治会の役員を事前に抱き込んだような住民説明会を、工事を始めた後でするでしょうか?今になって疑問だらけの鈍い私ですが・・・。

落葉樹の森


2010年の庄原市の土石流災害の時に、熊本の平野虎丸氏をご案内して調査に同行したことがあります。植林の杉がたくさん倒れていました。中には太くて背の高い杉もありました。それらが川を塞ぎ、氾濫して田畑や家を浸水していました。大きな石も木と一緒に落ちてきて、家を半分壊しながら道路脇に鎮座していました。

平野虎丸氏は熊本で広く山を買い取り、動植物の保護活動をされています。作られているTシャツには「植えない森」のアピールが入っていました。災害地の役場で場所の確認の時に出された名刺には「日本政府の森林偽装」・・・なる文字も目立ちました。この「日本政府の森林偽装」という本も中央公論事業出版から出されています。ブログ:土砂災害から国民を救う「植えない森=地球が再生する森」のすすめも発信されています。



2014年の広島市の土石流災害は記憶に新しいのですが、実際に現地を見て歩くと、急な斜面の団地の道路が川になり、激流と土砂や岩石の通り道に変貌したのがわかりました。川と化した道路が直進した方向が被害が大きく、道路が急に曲がった角の家は土石流が直撃していました。
ちょっと高台だったり、道路から車庫の分ほど奥に入っていただけでも、家が無事だったりしていました。

これらの被害が異常な豪雨だけの問題ではないのが平野虎丸氏のブログを読むとよくわかります。

もう一つ問題なのが、川の三面張です。本来の川は山からの地下水も流れ込んでいたり、常に土中の水が出入りしているのだと聞いたことがあります。日本中のあちこちの山が川の三面張、もしくは道路やコンクリートで固められ、土中の空気や水の流れを停滞させ、地下で根が腐りはじめ、免疫力が下がって虫食い立ち枯れ、崩れやすくなっているとか

斜面の植林(放置人工林)、山の下の三面張の川やコンクリートで固めた場所、枯れ木が目立つ山、急斜面の山の下の団地、そういう場所は危険で、住んではいけない場所なのですね。
これらの肝心な情報発信や根本的な解決はしないで、異常な豪雨ばかりが、原因のように伝えられているのではないでしょうか。

yasou
さて、いつの間にかすっかり秋ですね。イチョウの実、銀杏が落ちていました。生の銀杏は素手で触るとかぶれるので火ばしやゴム手袋などをして集めます。集めた実を土に埋めるか、水に浸けておいて外種皮を腐らせ、洗い流します。川があればネットに入れてもみ洗いして中の硬い種だけにします。



イチョウの黄色くなった葉はアレルギーを引き起こすことがあり、使えません。8月頃の緑の葉を使います。
日本ではあまり普及していないようですが、ヨーロッパでは葉をアルコールに浸けてエキスを抽出したものを飲むとか。繁殖力旺盛で、この銀杏を植えて栽培が盛んに行われているようです。


yasou
自然賛歌

マムシグサの実

アマガエル

ノブドウ

アキチョウジ



ツルニンジンの花



ツリガネニンジン



ハツタケ・・・食べられる・・汁物等



ハート型キノコ



カラスザンショウ


ヌルデ(ウルシ属)・・・種に酸性リンゴ酸カルシウムがありシオカラノキ・ショッペの木といわれる・・煎じてせき、たんの薬に・・・生で食べすぎはかぶれる





■ 参考文献

イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。

かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(28)本当は反抗期はない 赤ちゃん編

かんなままさんの執筆記事第28弾です。 
————————————————————————
本当は反抗期はない 赤ちゃん編
子どものやっていることをよく見ていて、それがとても面白いこと、素晴らしいことだと分かると、本当に楽しいのです。
いたる所によろこびがあるのに、自らそれを放棄する生き方をする人が多いですね。もったいないと思います。
よく観察をして、子どものいいところを見つけ、認めて育てていくと何も問題がないのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


子供を預けることに悩むママ


毎月、自宅でベビーマッサージ教室をしています。予約なしで、誰が来るのかもわからないゆる~い会です。

その日は、大雨で2組の親子だけでした。どちらも初対面。10ヶ月の男の子と女の子です。女の子のママが来月から仕事復帰で悩んでいました。その話をするともう涙ぐんでいます。保育園も決まり、職場にも挨拶に行き、準備は整ってきましたが、当の自分の気持ちが揺れに揺れているのです。

経験者のママや保育園の先生に相談すればするほど、「はじめは泣くけど慣れるよ」「子どもにとっても、ママと2人だけより、いろいろな刺激があっていいよ」「歌や踊りも教えてもらえるし、友達にもまれて逞しくなるよ」と励まされます。

そのたびに「この子のためにも預けた方がいい」と、自分に言い聞かせます。パートナーからも「協力するし、経済的にも働きに行ってくれた方が助かる」と言われたそうです。

ほぼ、決定打です。でも、まだ悩んでいます。赤ちゃんの寝顔を見たら涙が止まりません。決めかねて「赤ちゃんにとってはどちらがいいんですか?」と、まっすぐな気持ちで聞いてきました。

pixabay[CC0]

「赤ちゃんにとっては、ママが1番」「この時期は特に、生きるための基盤となる愛着形成の大事な時よ」「ママが傍にいることがわかっているから安心して成長し、自由に遊べるのよ」と言いました。

見ると、10ヶ月の2人はママの傍でお座りをしていましたが、女の子の方が相手の存在に気がついたようでハイハイして近づいて行きました。いきなり目を触ろうとしました。全く悪気はないのですが、ちょっと乱暴です。もう1人の赤ちゃんはまだ腹ばいになって後ろにしか動けないようです。

今のママ達は、他の親子と遊ぶ機会がないので、こういう場面でとても気を使います。子どもの好奇心を切り捨て、ごめんを連発して、疲れて、出かけるのが億劫になります。そして、子育ての全てを1人で抱え込んでストレスを貯めるのです。これでは早く預けて自分の時間が欲しくなるのも頷けます。


赤ちゃんの成長は目に見えません


さて、ままごとのおもちゃを出したら、活発な女の子が反応して、お皿にスプーンを持って行き、混ぜ混ぜし始めました。ママの行動をしっかり見ているようです。男の子は興味なし。そのママは「うちの子、何をするのも遅いんです。食べることにも興味がないし、ハイハイもしません。大丈夫でしょうか?」と、心配顔です。でも、私がお皿をスプーンでたたくと何と真似し始めました。上手に叩きました。ママがびっくり!今度は少し先に置いているチェーンが欲しくてグッと足で床をけって取りに行きました。前に進んだのです!ママは又\(◎o◎)/!!

何てことありません、興味と、体の機能が一致して取りに行っただけです。赤ちゃんのやる気が1番。それは、いつスイッチが入るのかわからないものです。タイミングが合えば一気にできるようになります。でも、飽きたらすぐにママの所に戻ってきます。「赤ちゃんにとって積み木は壊すものだよ」と言って積み始めたら、男の子がおっぱいをぷいっと捨て、積み木を壊しにやって来ました。その嬉しそうな顔!

赤ちゃんの成長は目に見えません。その子なりのペースがあります。焦らず、子どもの個性豊かな自発のタイミングを待つしかありません。そして、常識なんて通用しない、自由な発想の持ち主ということも知っておく必要があります。そもそも、スプーンは食べる道具なんて思っていないかも。

そんな時期に、園で決められたカリキュラムに沿って絵を描いては止め、歌っては止め、トイレまで集団で行き、給食を食べ、昼寝をする…という時間割は、目に見えて有意義そうだけど、赤ちゃんの好奇心を否定し、個性をつぶしてしまいます。自分の感覚で動くのではなく、集団行動に従っているだけです。

赤ちゃんをよく観察してください。その真似る力、察する力、獲得していく能力に感動します。ママが傍にいるだけで安心してその能力を発揮するのです。成長も健やかで、免疫力も付き、病気もしません。何より、これからの人生の基盤になる愛情が満たされ、自然に自立していくことが出来るのです。

この真理を知ったら、ほとんどのママ達は赤ちゃんの傍にいることこそが自分の大切な仕事なのだと気がつくでしょう。今は、世間の常識に囚われて、自らそれを放棄する生き方を選んでしまっているのです。

pixabay[CC0]

人は悲しいかな、預けて働き始めたら、その正当性を求めて、その情報だけを取り込みます。保育園の先生も預かるメリットを強調します。当たり前の心理です。でもそうなれば子どもの本心を無視して政策が進みます。子どもは今も昔も自己主張しません。母親は直感で子どもの気持ちがわかるので苦しみます。そして結局、誰も子どもの育ちの責任をとってくれません。

さて、迷っていたママが「私がこの事で悩んでいるのがわかるのか、最近、私の姿が見えないと泣きながら追いかけて来るようになったんです」と子どもをギュッと抱きしめながら「子どもを預けてまで働くような仕事ではないと思いました」「会社に相談すれば育休を伸ばしてもらえるかもしれない」「夫と、もう1度話し合います」と、言いだしました。

更に「仕事をしないという選択肢もあるんですね」と、ママの表情がどんどん明るくなって行きました。今はこの当たり前の選択ができなくなっているのです。家にいたら働いていないという社会への罪悪感、働き始めたら子どもに対して罪悪感にさいなまれるかわいそうなママ達。実は人間にとって、目に見えないものの方が重要で、良い悪い、有益無益の2元論ではなく、何もしていないように見える時ほど豊かな時間なのだと伝えたいのです。…それが今なのです。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


[日本や世界や宇宙の動向]森(木々)は人間の心と身体を癒してくれます。大自然は足下にもあります!

 先日、ニュージーランドの新政権がTPPを離脱!の一報に日本政府の関係者は愕然とした!というニュースがありましたが、日本政府はTPPを諦めていないんだ!ということに改めて驚いたものです。
企業が国の上位に立つなんていうISD条項はありえないでしょ!
日本の新政権がどう対応するのか?注目です。
 とまあ、ちょっと振り返ってみただけでも、政治的な問題点は多々あります。
TPP原発日米地位協定、沖縄基地憲法改正種子法、水道法ワクチン消費増税日銀国有化ベーシックインカムプラウトモリカケ疑獄お前が国難詩織さん問題不正選挙・・・
 どれもこれも厄介そうですが、しかし悪党どもさえ退場したならば(もちろんこれが大問題なのですが)、良識に基づいた政治によって自然と解決していく簡明な事項ばかりのような気もします。
 利権や支配欲に執着する悪党、それはまさに野心に振り回される小人の姿であり、その小人の自覚無き?暴走が今の政治経済の有様となっているようにみえます。
 もちろん野心の問題は、政治家だけの問題ではなく国民一人ひとり、さらには地球人一人ひとり、全員の心が問われているとおもいます。
 野心は愛の対局にあるというように、やはり夫婦愛の下でたっぷりと愛情を注ぐ子育てが、まともな成人たる大人になるにはとても大切だということが痛感されます。
 無くしていくべき野心ですが、大自然の恩寵を受けることによっても、野心は溶けていくかもしれません。それは荘厳な大自然かもしれませんが、コンクリートの割れ目に咲く小さな花一輪かもしれません。
 このように大自然の中で自分を見つめる瞑想としては、下記の記事のような木々との触れ合いの他にアーシングなども有効とおもわれます。
都会の人ならば、地元の公園とかでもできます。
遠出しなくとも、大自然は足下にあるのですから。母なる大地、地球に心を通わせることで。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
森(木々)は人間の心と身体を癒してくれます。
引用元)

(前略)
新緑の季節の森の美しさは天国そのものです。紅葉も美しいのですが、新緑は元気のエネルギーを与えてくれます。

(中略) 悩み事があったり哀しいことがあったり苦しい状況にあるときは、低山登り或は森林浴をお勧めします。本当に元気が出ます。鬱の方には良いと思います。(中略)

http://beforeitsnews.com/alternative/2017/10/trees-help-us-heal-this-is-how-you-can-use-their-energy-3565106.html
(概要)
10月21日付け

木々は人間を癒してくれます。木々が発するエネルギーをどのように利用すればよいのでしょうか。道教では、木々はとてもパワフルな存在です。
(中略)
木々は地球上で霊的に最も進化した最大の植物です。木々は常に瞑想しており、木々が発している繊細なエネルギーは木々の自然言語なのです。
(中略) このように木々と人間にはお互いに助け合う有益な相互関係が成り立っているのです。
(中略) 木々は気のエネルギーを放射しており、血液に栄養を与え、神経系統を強化し、長寿にしてくれます。また、木々は我々の霊魂にエネルギーを与えてくれます。

(中略)

» 続きはこちらから

[第32回] 地球の鼓動・野草便り
「シャーマンの弟子になった民族植物学者の話」を読んでーその(3)


「シャーマンの弟子になった民族植物学者の話」を読んでーその(3)

▶︎ 前回からの続きです。


アマゾンのシャーマン(呪医)の病気の治療はとても興味深いものです。 『シャーマンの弟子になった民族植物学者の話』には、実際に病気を治す場面が3度出てきます。

1度は著者のプロトキン博士自身の治療でした。フットボールで痛めた昔の古傷が痛み出し、シャーマンに治してもらったのです。 以下はその時の具体的な体験談です。

どこかの畑から摘んできたばかりの綿花をもっていた。いろいろな精油の混ざったえも言われぬ香りがしている。綿花に浸した精油を痛む部分に塗りつけ、親指でよくすりこんだ。(中略)
シャーマンは乾いた煙草の葉を丸め、茶色いポノの木の実で作ったパイプに詰めた。(中略)
煙草の上に、砕いた薬草を散らす。以前ぼくが贈った箱マッチの1本を擦り、シャーマンはぼくの傍に腰掛けて煙草を吸いつけた。煙草のかび臭い臭いと、薬草の豊かな香りが小屋に漂った。
シャーマンは右手でそっとぼくのまぶたを閉ざし、精霊を呼び起こす呪いを唱えはじめた。(中略)
小屋の壁の一面が激しく揺れだした。まるで誰かが、あるいは何かが壁を通り抜けようとしているみたいだ。シャーマンは低くうめき、自分と、自分の身体を使って語りかけてくる何者かとで対話を始めた。(中略)
不意に壁がもう一度揺れた。われらが精霊が帰っていくのだ。ぼくたちは静寂に包まれた。マッチを擦る音がして、シャーマンは再びパイプに火を点けた。彼は優しくぼくの左手首をとり、腕を持ち上げて怪しい煙を肘に吹きかけ、親指で痛む箇所をさすった。それが三回繰り返され、さらにもう一度、綿の布でもこすった。
 また祈禱が始まり、ぼくは秋の風にとらえられた枯葉のように、下へ下へと漂い落ちた。とうとうぼくの身体は、苔の柔らかなしとねに落ち着いた。すると今度は小屋のてっぺんまで持ち上がり、自分のだらんとした身体に煙草の煙を吹きかけているシャーマンの姿を上から見ていた。
 シャーマンは呪いを口ずさんでいて、ぼくの身体はだんだんに床へ降りていく。(下巻107、108p)

この後、数日で肘の痛みが引き、7ヶ月は再発しなかったそうなのですが、シャーマンに儀式の解説や使った植物を問うても教えてもらえませんでした。それは、プロトキン博士がいくら勉強しても、この奥深い力に近づくことはできないと、言いたかったのだろうとプロトキン博士は書いています。


また、プロトキン博士は、アマゾン北部の奥地にいるヤノマモ族が使う、鼻薬は究極の薬品で、あらゆる癒しの出発点である精霊の世界と直に往来できるといい、実際に体験しています。

二種類の薬草の粉を鼻から吹き込むと、最初は頭痛や息苦しさを感じるのですが、五感が激変して、聴覚は鋭くなり、視界は広がり広角レンズで見ているみたいで、視界の隅では森の精霊が見え、更には遠くのワニが魚を求めてゆっくりと巨体を水に沈め、東の山々のイワドリの雄がミューミューと雌を呼び、オオギワシが樹冠をくぐってノドジロオマキザルを探し、豹が低く長く唸り声を発し、北の方では川の早瀬の白波、南の方では山々を覆った森に優しく雨が降り注いでいるなど、肉体を超えて超感覚になっています。
この鼻薬はナツメグの一種のニャクワナの樹液とマメ科の一種のヒシオミの種から作られています。

ユーラシアでは、トランス状態に入るためにベニテングタケを、メキシコのウイチョール族はサボテンの一種のペヨーテを食べていて、幻覚作用のある植物が使われています。また、中世ヨーロッパにおけるシャーマンと言える魔女が、戯曲「マクベス」で使った毒ガエルの足や毒ニンジンの根も毒性と幻覚性があるのだとか。


こうした『自然物を崇拝し助けを借りる非キリスト教的習慣』は西洋宗教には脅威で、 魔女たちは異端審判の犠牲になり、シャーマンやシャーマニズムに対する攻撃を世界中で繰り広げてきたのがわかります。

南米では金鉱堀り、植民地、伝道団、持ち込んだ病気などで、森の生態系を上手に維持しながら暮らすたくさんの少数先住民の村や人が姿を消し、プロトキン博士を治療したシャーマンも伝統や卓越した知識とともに、森に消えてしまいました。


知り合いが、先日キノコ狩り教室に参加した時、麻薬性のあるキノコで所持しているだけで法律違反になるものがあったといいます。
この法律違反、大麻取締法なども、異端審判の流れと繋がっているのではないかと思えてきます。


植物の幻覚作用って本当に幻覚なのでしょうか?
もしかしたら、心の綺麗な人なら超感覚になり、
世界の嘘がわかるのかもしれません。ありのままの姿や真実が見えるのかも。

まだまだ未知の植物の世界がありそうですが、植物の力を借りなくても、シャンティ・フーラの東洋医学セミナーの復習を積み重ねることで感覚を磨けるのを竹下先生が教えてくださっていますね。


ヤノマモ族は、植物の薬効をあまり知らないといいます。それは薬のいらない病気の治し方をしているからではないかと、プロトキン博士は考えています。他のインディオが薬として使う代表的なものでも、ヤノマモ族ではただの食べ物なのです。医食同源的でもあるのかもしれません。

そういえば、シャンティ・フーラの東洋医学セミナーでも薬など使わず、病気治療できますね。野口晴哉氏もそうでしょうか。

yasou
私の結論的な感想としては、わざわざ遠く離れた人様(インディオ達)の生活領域にまで踏み込まなくても、自分の生活圏内で足元をよく観察して、大切に生きていれば必要な恵みはいただけるのではないかと思いました。

身近な自然をないがしろにして、自然に背く暮らし方をして、難病を作り出しているのではないのか、まずは自分たちの足元から見直さなければ・・・と思います。
この本のお陰で、インディオ達の暮らしや、アマゾンの自然や植物を知って、改めて原点に戻れたような気がします。また、世界の状況の歴史的な経緯を多少理解でき、これからを考える助けにもなるような気がします。

日本でも植物を生かす伝統的な知恵がもっとあり、すでに失われているのかもしれません。それは西欧も同じなのでしょう。自分たちが無くしたものを、遠くのインディオの生活文化やアマゾンの自然に求めているのです。

生きる知恵を取り戻す手助けや参考にするだけならまだいいのですが、相変わらず、破壊して奪い取ろうとする人間たちもいます。プロトキン博士はそういったインディオや自然を顧みない製薬会社は相手にしていません。それに対抗し、先住民に利益を還元する製薬会社や非営利団体の設立に寄与し、アマゾンの環境問題に関心を持つ流れを生んでおられます。

1992年の国連環境会議において、天然資源の商業化による利益の一部を原産国と最初の発見者に還元すべく法的な枠組み作りに、ほとんどの出席者が合意したのです。ただし、例外はアメリカ合衆国元大統領ジョージ・ブッシュと彼の率いる代表団です。


その後、プロトキン博士は調べた植物を本に纏めてインディオに渡し、インディオ自身が伝統的慣習の価値に気づきはじめ、シャーマンの弟子プロジェクトを推進するまでになっているそうです。

yasou
自然賛歌


アマヅル・・・ブドウ属で甘酸っぱい

柿の葉


ヌカキビ



チカラシバ(白毛)




イヌタデ


ラッキョウの花



ヨメナ



コスモス



クスサン(ヤママユガ科)



カヤネズミの巣





■ 参考文献

シャーマンの弟子になった民族植物学者の話 マーク・プロトキン/著、屋代通子/訳 築地書館
イー薬草・ドット・コム
「大地の薬箱 食べる薬草事典」 村上光太郎/著 農文協
「カラダ改善研究所 自然のチカラいただきます」中村臣市郎/監修 西日本新聞社



ライター

ニャンニャン母さんプロフィール

ニャンニャン母さん

プロフィール:1955年魚座生まれ、広島の県北 中山間地域在住、
体癖はおそらく2ー3種

20代の頃「複合汚染」有吉佐和子/著 を読んで、食の環境悪化を考えた時、野草を食べることを思いつき、食料としての野草研究を始める。
全くの素人ながら、健康住宅の設計事務所に入社し、健康住宅を学ぶ。
残された人生と限られた時間について気付かされ、仕事を辞め、自給自足を目指す。
平成22年頃、古民家を借り、Iターン。野草教室を開催。
「古民家カフェ・むす日」「山のくらしえん・わはは」「クリエイティブ・アロマ」等にて野草教室。

現在、野草好きになった87歳の母と、無関心な33歳の長男と猫3匹と暮らしています。