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ぴょんぴょんの「抗インフルエンザ薬、まだ信じてる?」

 最近のニュースで、「リレンザが・・」どうのこうのと言っていた。
内容は聞き逃してしまったが、リレンザはタミフルと同じく抗インフルエンザ薬で、吸入で服用される。
タミフルだけでなく、リレンザでも子供が飛びおりている。
なぜ子供たちは、抗インフルエンザ薬で飛びおりてしまうのだろう?
ずっと思っていた疑問を、自分のわかった範囲でまとめてみた。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「抗インフルエンザ薬、まだ信じてる?」

タミフルがインフルエンザ異常行動の原因?


テレビのニュースで、リレンザがどうのこうの言ってたけど。

ニュースってこれのこと?
毎年のお約束だよな。
「インフルエンザワクチンが足りませ〜ん、早く打ちましょう。」って始まると、
「インフルエンザがピークですよ〜」って不安をあおって、
その後にタミフル、リレンザ、イナビルで「子供が飛びおりた〜」って騒ぎ出す。


厚労省はこれまでもインフルエンザにかかった未成年者について、発症から2日間は1人にしないよう注意喚起をしてきた。」って言ってるけど、「タミフル飲んだ未成年者」と書けないところがつらいね。

よっぽど製薬会社がこわいんだろうなあ。

子供の飛びおりって、タミフルの出た当初から問題になってたよね。
なのに、まだ売れてるんだ。いつか、日本がタミフル買い占めて、アーミテージが喜んだってあったね。

ちげえよ。ラムズフェルド。スイスの大手製薬メーカー・ロシュの役員。

まあまあ、同じようなもんじゃん。

同じじゃねえ。ってゆうか、毎年何人もおかしくなってるし、死んでる子もいる。でも、ニュースになるのは、ほんのひとにぎりだろう。
タミフルの異常行動は、リレンザやイナビルにも当てはまるからな。

🔹2階のベランダから飛び降りる(足骨折)
🔹2階に走って行き、窓を開けて飛び降りた(足骨折)
🔹突然、部屋の中を走り出す(動き回る)
🔹興奮状態となり、意味のわからない言葉を言う
🔹無いもの(見えないもの)が見えて、おびえ泣く
🔹睡眠時、激しくうわ言をいったり、寝言を言う
🔹無意味な行動を繰り返す
🔹突然立ち上がって部屋から出ようとする
🔹人に襲われる感覚を覚え、興奮する

なんか、これ見ると精神がおかしくなってるみたい。

そうだな、向精神薬っていうか興奮させる薬に見えるよな。こんなコワイの、よく子供に飲ませられるな。

pixabay [CC0] 1 & 2


抗インフルエンザ薬の人体への悪影響!


ところで抗インフルエンザ薬って、ウイルスを殺すから効くの?

ちげえ。ウイルスって細胞内で増えるんだ。わんさか増えた後は、外の世界に出て行って、全身に広がる。そんときタミフルは、ウイルスが細胞の外に出られねえように、じゃまするんだとさ。

ふううん〜〜。なんか、いい薬のように聞こえるけどね。

細胞の外に出るには、膜を突破しねえといけねえ。そんときウイルスの持っている、ノイラミニダーゼって酵素が細胞の膜を溶かすらしい。そいつを阻害して膜が溶けねえようにすれば、ウイルスが閉じ込められるってわけだ。

ノイラミニダーゼ、ノイラミニダーゼ、ってなんかノイローゼって言葉に似てない?

おっ、なかなかするどいかも? 「ノイロ」ってつくのは「神経の」ってえ意味があるからな。
タミフルの神経症状とか連想するよな。


長いから「ノイちゃん」って略すけど、ノイ酵素は、ウイルスだけが持ってるの? そいつを阻害してもヒトには影響ないの?

おっ、おれもそいつが気になって調べてみたぞ。そしたら尊敬する浜六郎先生が、りっぱな論文を書いてらした。
オセルタミビル(タミフル)の害——主要な2タイプとその発症機序の考察(2)浜六郎

おおお、これ読むだけですべてわかりそうだ! 字が多いけど・・・

その中にこう書いてあっぞ。
ただし読みやすいように、無断で「ノイちゃん」に書きかえたが。
「ノイちゃんは、ヒトの細胞に存在するシアル酸を処理する酵素である。OCB(体内に入ったタミフル)は、インフルエンザ・ウイルスのノイちゃんだけでなく、ヒトのノイちゃんも阻害する。」
「ノイちゃんは、ヒトのどの細胞にも存在する酵素であり、細胞分化や細胞増殖、アポトーシス等の細胞減少と関わっている」

ノイちゃん阻害したら、ウイルスだけじゃなくてヒトにも影響が出るってことだよね。

まさにそう! ノイちゃん阻害によって、細胞が老化するって書かれてるぜ。
生き物みんな、もとは同じ。だから、ウイルスやっつけると、結局自分たちも同じようにやられちまう。農薬で虫を殺したり、除草剤で植物を枯らすことは、おれらを殺してることになるのよ。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第9話 ― 人造国家イスラエルの3つの顔

 今回からしばらくイスラエルを中心にユダヤ問題を見ていきます。

 第二次世界大戦はファシズム全体主義の日本、ドイツ、イタリアの三国同盟いわば悪の主軸国と自由と民主主義の米国、英国、フランスなどの正義の連合国との戦いであり自由と民主を掲げる連合国の勝利に終わった。このような文脈で歴史教科書、映画マスコミなどによって世界民衆に伝えられています。
 その文脈の中では、「長く差別迫害を受けてきたユダヤ人たちは大戦中にはナチスドイツによるホロコーストの大虐殺迫害を受けた。しかしそれを乗り越えユダヤ人の避難地にして中東で唯一の民主主義国家イスラエルを見事に建国した」と語られます。「ナチスドイツの魔手ホロコーストをユダヤ人がさんざん苦労し知恵を絞り危機一髪で難を逃れ“約束の地”イスラエルに遂に到達できた。」このような話の映画がハリウッドで数多く制作され世界各地で上映されてきました。
 この文脈に従うならばイスラエルとはヒューマニズムあふれる「理想国家」でしょう。しかし私たちはイスラエルがアラブ諸国と常に紛争を繰り返してきたこと、パレスチナ人を迫害し続けていることをニュースで耳にもします。「差別迫害に苦しんだユダヤ人がなぜ他国の民を差別迫害するのだ? どうなっているのだ?」私たち一般民衆は首を傾げてきました。私たちはイスラエルの中身がどうなっているのか? その本当の姿はどうなのか?を知りません。
 世界民衆には映画などで正義の理想国家イスラエルを見せても、その本当の姿は伝えてこなかったのです。先に結論だけ示します。イスラエルは初期ソビエト連邦と同様のフランキスト(悪魔主義)国家です。ソ連と全く同様に「偽ユダヤ」の計画と指示、「ハザールマフィア」実行建国による人造国家がイスラエルです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第9話 ― 人造国家イスラエルの3つの顔

プロパガンダ国家イスラエル


pixabay [CC0]


イスラエルに居住したジャック・バーンシュタイン氏は1985年に著した『人種主義・マルクス主義イスラエルでの、米国ユダヤ人の人生』の冒頭に「1948年にイスラエルが国家となる前に、世界中のユダヤ人社会は、イスラエルが全てのユダヤ人の祖国である、迫害されるユダヤ人にとっての避難所である、真の民主主義国であり聖書の預言の成就であるという、シオニストのプロパガンダに満たされていた。」と語ります。

つまり「理想国家イスラエル」とは、ここでは「偽ユダヤ」と呼称しているシオニストによるプロパガンダで全くの虚偽であると明言しているのです。そして現在もそうでしょうが、イスラエルに居住しているユダヤ人のほとんど多数がこのプロパガンダに乗せられ移住してきた「カモ」たちであること、そしてジャック・バーンシュタイン氏自身がその「カモ」だったと語ります。

この100年間にも渡りイスラエルの建国とその存立によってパレスチナ人を始めとする無数のアラブ人民は虐殺と略奪に晒されて夥しい血を流し続けてきました。しかし犠牲者はアラブ人民に限られたのではなくイスラエル居住の一般ユダヤ人も一定の被害者であったという側面も確実にあるわけです。

プロパガンダによって世界民衆にイスラエルを巡る真実は隠され続けてきました。通信社や大手マスコミそしてハリウッドなどの映画会社、これらは全て「偽ユダヤ」の所有する企業です。そしてあらゆる国々の歴史教科書はこれも「偽ユダヤ」が所有するADLなどの「ユダヤ人権団体」の監視と統制のもとに置かれてきたのです。いくらでも好き放題に「偽ユダヤ」はプロパガンダをまき散らすことができてそれを実行させてきたのです。

教科書等ではイスラエルは民主主義国家です。つまりソ連など共産主義国家とは「水と油」の関係となります。またホロコーストでユダヤ人を大量虐殺したナチス・ドイツとは「不倶戴天の敵」となります。更にもう一点、人種差別に苦しんできたユダヤ人が建てた国家のイスラエルは人種差別のない福祉国家となります。

これら非共産主義、ファシズム否定の人種差別を克服した民主国家がイスラエルとの像、この像が全くのプロパガンダの虚像であることをジャック・バーンシュタイン氏は明かします。

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(33)社会の平和

かんなままさんの執筆記事第33弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(33)社会の平和
離婚をしたり、片親が亡くなってしまったり、一番弱く苦しんでいる立場の親子がいます。その子ども達が心に傷を受けないでしっかり育つことまで考えられるのが、本当にいい社会です。金銭的なサポートだけでなく、心のレベルのサポートができないと、成熟した社会とは言えないのです。

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)



離婚した外国籍の3人の子どもがいるママ


2016年の統計で日本は3組に1組の割合で離婚しているという衝撃の結果が示されました。でもこれは調査年の結婚数と離婚数を単純に比較した場合で実態ではありません。でも確実に離婚は増えており、ピークは30~34歳で、熟年離婚は40年前の10倍になっているそうです。

それぞれに深刻な事情があるでしょう。そもそも結婚しない方が良かったカップルもあり、それが傷になるのではなくお互いの幸せのためのステップならOKだと思うのですが、現実は厳しいものがあります。

外国籍の3人の子どもがいるママはパパと何度もやり直そうと話し合いを重ねて頑張ってきましたが離婚することにしました。でも、子どもと離れることは考えられません。子ども達もママがいいと言いました。

pixabay [CC0]


アパート探しも外国籍でひとり親というだけで貸してくれません。保証人が必要ですが日本人は誰も保証人になってくれません。「私は悪いことしません。誰も信じてくれない」と泣きました。

今までは大きくて素敵なお家に住んでいたのですが、やっと小さなアパートを見つけて4人で暮らし始めました。中古の軽自動車を買い、子ども達を育てるために朝から晩までパートで働き始めました。

手取りは10万ありません。児童扶養手当、住宅手当、医療費助成や就労支援などを受けながら、狭いながらも楽しい我が家でした。子ども達の洗濯物を畳むときも穏やかな幸せを感じると言っていました。

でも、子どもはまだ保育園と小学生。病気をしたり学校の出ごとで仕事を休む日も多く、理解してくれていた職場からも迷惑がられていきました。苦しいながらも将来の事も考えて高等職業訓練給付金を受けながら専門学校に入学して資格を取ることにしました。

「子どもが小さいからまだ無理だよ。相当な覚悟がいるよ」とアドバイスしましたが「今の生活から一日も早く脱出するために頑張りたい」と気持ちは揺らぎませんでした。自分のお店を持てば、仕事しながらでも子ども達が帰って来た時に家にいてあげられると思ったからです。

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メキシコ便り(1):メキシコ紹介♪

 皆さま、はじめまして。。。現在、メキシコ人夫(体癖8・5)、愛犬2匹とともにメキシコに在住中のpopoちゃん(体癖5・9)です。

 初めてメキシコを訪れたのは21年前。それ以来、何度も日本、アメリカ、メキシコをあちこち行ったり来たりして計6年くらいメキシコに住んでいます。これから少しづつ皆さまにメキシコの現状をリアルにお届けできたらなと思っています。

 メディアで言われているメキシコ事情、実際に住んでみて肌で感じるメキシコ事情などなど。。。アボカド、サボテン、テキーラ、タコス、ルチャリブレ(メキシコのプロレス)、サッカー、ボクシング以上にもっとメキシコのことを知ることで、よりメキシコを身近に感じていただけたら幸いです。

まずは簡単なメキシコ紹介♪
(popoちゃん)
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メキシコ便り(1):メキシコ紹介♪


メキシコってどんな国?


(左) pixabay [CC0] (右) 外務省


[人口]
メキシコの人口は日本とほぼ同じくらい約1億2227万人(2016年)。以外に多い!でも広さは日本の約5倍。たしかに自然のスケールは桁外れ!首都メキシコシティの人口は約2116万人(2016年)。都会に人口が集中していて、特にメキシコシティの渋滞は大問題。

メキシコの平均年齢はなんと28.3歳!わっかい!(日本は47.3歳)

たしかにあっちにもこっちにも赤ちゃん、赤ちゃん、赤ちゃん!
ちなみにpopoちゃんの知り合いは16人兄弟!こっちではたまにこういう人に出会います。

平均寿命は76歳

[人種]
メキシコは1521〜1821年の300年間、スペインの植民地だったので、欧州民族(スペイン系など)と先住民の混血メスチソが60%、先住民30%、欧州系9%、その他1%。言語はスペイン語、そして68の先住民諸言語あり。

メキシコ南部、東南部は先住民の割合が多く、先住民言語、古き良き伝統、食文化など根強く残っているためpopoちゃんは大好き♡

植民地時代はスペインから来た白人、メキシコで生まれた白人、白人と原住民の混血メスチソ、原住民の順で身分の格差があったようです。この名残のためか、今でもメキシコは世界トップクラスの階級社会だとか。。。

photo by popo


[宗教]
外務省のサイトでは9割はカトリックとなっていますが、最近の傾向では、カトリックからキリスト教をベースにした新しい宗教に改宗する人が多いとも聞いています。が、まだまだ多くの人は週末、ドレスアップして教会のミサに出席し、その後、家族みんなでレストランでお食事するようです。

メキシコではPapa Francisco(フランシスコ法王)は大変崇拝されています。2年前Papa Franciscoが街に来たとき何ヶ月も前から街はPapa Franciscoの巨大ポスター広告で埋め尽くされ、当日は一目見ようと街道に人が溢れていました。ほとんどのお家には必ずといっていいほど、十字架、マリアさま、イエスさま、大天使などがあちこち飾られています。(う~ん、複雑。。。😓)

久しぶりにメキシコに到着したある日、寝室のベッドの頭上に義母さまから贈られたで~っかいイエスさまのお顔の肖像画がど~んっと飾られたのを見たとき、popoちゃんは。。。ドン引きしちゃいました。😱

pixabay [CC0]


[経済]
メキシコの経済は現在、お隣アメリカ経済にほぼ依存している状況です。トランプ大統領就任当時はトランプ氏のツイート発言でペソが上がったり下がったりするのは日常茶飯事でした。メキシコでは「アメリカが風邪を引くとメキシコは肺炎になる」と言われています。2008〜2009年はリーマンショックと麻薬カルテルの大暴れでメキシコはかなりの大打撃を受けましたが、現在は持ち直し、安定した経済成長を保持しています。

つい先日のニュースではメキシコがアメリカに対し今までとは違う態度を取り出しました。米の商務長官がアメリカがNAFTAを離脱するとメキシコは大打撃を受けるとのコメントに対して、メキシコのグアバルド経財相は短期的には影響をうけるかもしれないが、メキシコはそれに対応できる十分な力を備えていると強気発言! 今後のNAFTA交渉がどのような展開になるのか見守りたいです。

広瀬隆雄「わかりやすいグローバル投資レポート」第89回メキシコ経済の近況 より抜粋
メキシコは中南米でブラジルに次いで2番目に大きい経済。
人口の52.3%が貧困層。
1994年に発効したNAFTAによりアメリカ、カナダの経済と結びつきを強めています。
メキシコは他の南米諸国のように中国に対するコモディティの輸出に依存していないため、中国経済の減速の影響を受けません。

メキシコ経済の現状と今後の展望 - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング より引用
メキシコと米国の経済統合が進み、メキシコ経済の米国経済への依存度が高まっていった。このため、「メキシコ経済は米国経済次第」と言われるほど、メキシコは米国景気の影響を受けやすくなっている。
実際、メキシコと米国の経済成長率の動きを比較すると、特に、2000年以降、両国の景気変動サイクルがほぼ同じになっていることが読み取れる。

外務省 より引用
1994年のNAFTA発効以降、米国との経済関係が強まり、輸入全体の約47%、輸出全体の約81%を米国が占める。(2016年メキシコ経済省)

さて、ここでショッキングなニュース🌟
【世界の過酷な労働環境の国ワースト10】メキシコが1位に!!!
メキシコ:年間の平均就労時間:2317時間、平均年収:9885ドル(約102万円)

日本よりも労働時間が552時間も長く、給料は日本の3分の1以下。ちなみに日本はワースト9位。メキシコの労働者全体の平均月収は4万円半ばほどと言われています。

これはまずい! なぜかのんびりしてあまり働かないイメージのあるメキシコですが、実は大違い!
たしかに残業代なしで扱き使われてだまって働いてるメキシコ人はいますが、まさか世界ワースト1位とは。。。週中はフルタイムで普通に働き、週末は他の仕事をしたり、自分でタコス販売をし、休みは一年に1週間だけ。。。。という人たちをpopoちゃんは何人か知っています。

2010年から2013年と世界一のお金持ちはメキシコ人でした。貧富の差ありあり!これはメキシコも怪しいことたくさんありそう。。。

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イタリア社会の奇跡!「五つ星運動」のリーダー、リカルド氏が来日しました!

 先日の元農林水産大臣、山田正彦氏のインタビューにて紹介されていたイタリアの『五つ星運動』のリーダー、リカルド・フラカーロ氏が来日しました。
 政治腐敗の著しいイタリアで、「政治はみんなでやれる!」と直接民主社会を目指している『五つ星運動』。ミートアップというSNSで人々は話しあい、カフェで議論を深めたのです。そしてオンラインで130万もの署名を集めるまでになりますが、その提案が受け入れられることはありませんでした。そこで五つ星運動は政界に進出したのです。政党助成金は拒否し、企業からの献金も受けず、市民に雇われた政党として急速に支持を広げてきました。前回の総選挙では1人3000円ほどの市民からの支援だけを基にして臨みました。現在、政党支持率で第1党と拮抗するまでになり、来年早々に実施される総選挙で政権獲得の期待が高まっています。
 一方日本では、今や多国籍企業の思惑通りに種子法が廃止され(2018年3月いっぱいで廃止)、水道法改正もすでに危ない状況です。タミフルは野放しで、マスコミによる洗脳はひどいもの。肝心の政治家は?な輩どもが跋扈しています。しかしこうした渦中でこそ、進むべき光の道が鮮明に見えるものです。
 イタリアからやってきた『五つ星運動』は、"もう一度人々が意思決定プロセスに参加できるようにする"という運動です。一人ひとりが尊厳を取り戻し、主権を回復するための社会運動なのです。
 「お金が無い方が政治ができる」と清々しく喝破するリカルド氏!
ヴァイシャ支配から脱した政治家!いよいよの登場です。

 11/26、都内の古民家においてリカルド氏の講演会がありました。ヴィナイオッティマーナに続いてのイタリアの風です。
(しんしん丸)
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徹底したEデモクラシー運動、わずか10年たらずで支持率トップへ!!



 イタリアの地で、五つ星運動に感銘を受けた元農林水産大臣の山田正彦氏が、日本にぜひとも五つ星運動を紹介したい!と五つ星運動のリーダー、リカルド・フラカーロ氏にお声掛けしました。そしてそのおもいに応えて、今回リカルド氏が来日されました。


 日本に着くなりの会場入りで、五つ星運動のこれまでの経緯を2時間、質疑応答を1時間半お話されました。


☆ダイレクト・デモクラシー(直接民主)は答えになり得ます。

もう一度人々が意思決定プロセスに参加できるようにする。この方法だけが、人々が自分は大事な存在だと感じられます。未来の一部になることができコミュニティーの一部になれます。

直接民主は答えですが、よい方法で使わなければなりません。誰もこのことを話しませんが、参加プロセスで少ない人数というのも必要です。大きな数だと人々は、違いがないと感じてしまいます。自分の一票はどうでもよいと。だから地域レベルから始めないといけません。信頼をもう一度つくるために。

五つ星運動が、地域の組織化にフォーカスしたのは完璧でした。民主主義を具現化するには地域レベルからなのです。実際のコミュニティーで一緒にやること。地域レベルからしか参加プロセスはできないし、病んだ社会を癒せません。また、ダイレクト・デモクラシーが政党の手段のようになったら、まったく機能しません。

・新しい社会運動として何をすべきか?地域レベルから始めて、経験を共有して、コミュニケーションの新しい方法を見いだし混ぜ合わせることです。

ボトム(底)から

☆五つ星運動とは


五つ星運動とは、2009年に人気コメディアンで世界屈指のブロガーでもあるベッペ・グリッロと、起業家のジャンロベルト・カザレッジョによって開始された直接民主社会をつくる運動です。

・党名の由来であり、シンボルでもある五つの星は社会が守り抜くべき概念(発展・水資源・持続可能性のある交通・環境主義・インターネット社会)を指している。

・2012年に政界に進出。パルマなどの自治体で首長ポスト、南部シチリア州にて比較第1党となる。

・2013年イタリア総選挙では、単独政党としては第2党となる。

・反派閥政治、反政党政治の観点から連立政権に加わらないことを決める。

・2014年欧州議会への進出。

・2016年、ローマとトリノで2人の女性市長が誕生。世論調査で政党支持率トップに。

・2017年、五つ星運動の躍進阻止のため選挙法が改正される。
(講演の参考資料より抜粋)

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