効能効果 | 星座 | 1項目 (身体) |
2項目 (表層) |
3項目 (中層) |
4項目 (深層) |
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清肺排毒湯 | 新型コロナウイルス対策 | 獅子座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
麦門冬湯 | 気陰双補剤 | 牡牛座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
十全大補湯 | 気血双補剤 | 水瓶座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
補中益気湯 | 補気剤 | 蟹座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
六君子湯 | 補気剤 | 蟹座 | ピッタ | ピッタ | ピッタ | ピッタ |
参苓白朮散 | 補気剤 | 乙女座 | ピッタ | ピッタ | ピッタ | ピッタ |
啓脾湯 | 補気剤 | 乙女座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
四逆散 | 理気剤 | 蟹座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
香蘇散 | 理気剤 | 射手座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
半夏厚朴湯 | 理気剤 | 牡牛座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
逍遥散 | 理気剤 | 蟹座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
柴胡加竜骨牡蛎湯 | 理気剤 | 天秤座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
苓桂朮甘湯 | 気逆の改善 | 射手座 | 月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
月の ヴァータ |
苓桂甘棗湯 | 気逆の改善 | 射手座 | 太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
太陽の ヴァータ |
桂枝加竜骨牡蛎湯 | 気逆の改善 | 射手座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
桂枝茯苓丸 | 瘀血の改善 | 蠍座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
五苓散 | 水毒の改善 | 天秤座 | ピッタ | ピッタ | ピッタ | ピッタ |
八味地黄丸 | 補腎剤 | 天秤座 | カファ | カファ | カファ | カファ |
【各星座が司る体の部位】 画像表示
星座 | 各星座が司る体の部位 |
牡羊座 | 頭、目、眉、鼻 |
牡牛座 | 首、耳、歯、口、喉、咽頭、甲状腺、扁桃 |
双子座 | 肩、腕、手、筋肉 |
蟹座 | 胸、肺、胃、肝臓、胆のう |
獅子座 | 心臓、血液、脊柱 |
乙女座 | 大腸、小腸、直腸、脾臓、膵臓 |
天秤座 | 腰、腎臓、膀胱 |
蠍座 | 生殖器、精巣、卵巣、尿路 |
射手座 | 神経系、大腿(太もも)、尻 |
山羊座 | 膝、骨、関節、皮膚、爪 |
水瓶座 | 下腿(膝から足首までの間)、静脈、動脈、リンパ |
魚座 | 足(くるぶしから下)、粘膜 |
効能効果の中の「理気剤」とは、“自律神経系の緊張や亢進に伴う消化管、血管などの平滑筋の緊張や、けいれんなど、気の機能停滞である「気滞」を改善する薬物”のことです。
「気逆の改善」の気逆(きぎゃく)とは、“気の循環が乱れ、下降しなければならなかった気が逆流し上昇してしまう状態”です。
「瘀血の改善」の瘀血(おけつ)とは、血の巡りが悪くなっている状態で、“主症状は肩凝り、頭痛、冷えのぼせ、皮下出血やあざのできやすさ、肌の暗色化、女性の場合は生理痛や生理不順、不正性器出血など”です。
「水毒の改善」の水毒とは、“必要なところに水分が無く、不必要なところに水分が溜まる状態”です。
その他の「効能効果」は、こちらの「漢方薬解説」をご覧ください。
「漢方薬のドーシャ」の表をご覧になると、どの漢方薬も見事に1~4項目がすべてそろっています。アーユルヴェーダのヴァータ・ピッタ・カファは、中医学の気・血・水に、この順で対応しています。ただし、中医学の気・血・水はドーシャの1~2項目に対応するものです。
現実には現代のアーユルヴェーダ医で、ドーシャの3~4項目を認識し治療を施す人は居ないと思われます。真の意味で「心の病」を、ドーシャを鎮めることによって治療している人は居ないとすれば、“現代ではアーユルヴェーダのドーシャと気・血・水は同じもの”と捉えても良いのかも知れませんが、実際にはアーユルヴェーダのドーシャの概念の方がずっと深いのです。
それにしても、ここまで「漢方薬」の1~4項目のドーシャが揃うとなると、中医学の専門家は、気・血・水を概念ではなく、私のように肌で感じ取っているとしか思えません。
新型コロナウイルス対策として、中国国家中医薬管理局が発表した「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」は、“太陽のヴァータを増やし、新型コロナウイルス感染症のカファの憎悪を中和する漢方薬”であることが分かります。
このように、新型コロナウイルス感染症やその後遺症の患者には、太陽の
ヴァータを増やす「漢方薬」を与える必要があるのです。症状だけを見て、カファを増やす漢方薬を処方すると、症状はかえって悪化します。ここは注意が必要な処です。