注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
すごく怖いんですが、一度見た方が良い動画
— 大須賀 覚 (@SatoruO) May 10, 2021
ため池に落ちて亡くなったというニュースを時々見ますが、単に溺れたのか程度に思ってました。実際はそうではなくて、たとえ大人でもあがれない構造になっているんですね
ため池は本当に恐ろしい。決して近づいてはいけないですねhttps://t.co/2uzRZHxfn2
なぜ溺れるのか疑問でした。危険そうに見えないからです。大人になり子がいて、かつ今回の動画を見て危険なのだと理解できました。
— いとまき 健活🌿投活💰 (@FA39z6DVc7d8hdV) May 10, 2021
今までは、水深10センチでも人は亡くなるから水場は気をつけるものだとぼんやりイメージでした。検証に感謝です。
「入らないで」だけでなく理由が看板に欲しいです。
典型的なため池といえば、陸から見て、波もない、流れもない、鳥のさえずりに囲まれ、斜面も低く見える、全てにおいて安全を錯覚させるような条件を満たしています。八志沼はまさにその条件をすべてクリアしていました。
水難学会事故調査委員会では、現場に赤十字水上安全法指導員有資格者の救助員複数名、医師を配置し、各種実験を行いました。
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最初の動画は、ため池付近を安全に歩いていても、わずかに足が水に浸かっただけで一気に池に吸い込まれてしまう様子。
動画2では、自力で上がろうにも腰が水面に出るくらいの地点で足が滑り、それ以上は上がれない様子で「勢いをつけて上がろうとすると、反動でさらに深い方にもっていかれ、呼吸を確保できなくなれば、そこで溺水します」。
動画3では、大人が落ちた子供を助けるケースを想定して、子供と同様の18kgのポリタンクで試しますが、足が届く深さしかないのに、どうしてもポリタンクを陸にあげることができずに水没します。
動画4では、ロープがあればそれにつかまって陸に上げることも可能とありますが、素手だと救助者も池に引きずり込まれるため、固定が必要らしい。ため池の管理者ですら命を落とすことがあるため、水難学会では自己救命ネットというものを考案しているそうです。
2つ目の記事は、反響の大きかった最初の記事への質問に答えています。
「勢いをつければ上陸できるのでは?」という問いに、現役、屈強の水難救助隊員が試しています。が、「水中から身体を水面上に出すのは(中略)人間には無理です」とあり、オットセイやイルカのようにはできないらしい。
動画を見ると、落ちた人を引き上げることは簡単そうに見えるのですが、とんでもない、陸の人も一緒に滑って落ちる可能性が高く、引き上げようとするよりも、とにかく早く119番に通報をすべし、とあります。
「靴が滑るから上がれないのでは?」との質問に、靴なしでの実験もしていますが結果は同じで、むしろ水中では「骨が見えるほどの」大怪我をする可能性が高いので、靴は脱がないこと、素手であちこち掴まないこと、静かに救援を待つことが大事だとありました。
しかし最も大事なことは、「ため池に近づかない」ことでした。