特務機関の役割 〜特務機関の一覧とその始まり
正確な詳細は、『いちらん屋』さんというサイトの「
日本の特務機関・特務工作機関の種類一覧」に目を通して見て下さればいいのですが、その情報から特務機関の一覧を下記のようにしました。出されている特務機関の名称全てと、説明の一部を抜粋させていただきました。それをこちら側で3つに大別・分類しています。
日本の特務機関・特務工作機関の種類一覧
名称 |
説明 |
梅機関(※①) |
(中略) |
土肥原機関(※①) |
(中略) |
ゼスフィールド機関 (※①) |
(中略) |
甘粕機関(※②) |
陸軍大尉の甘粕正彦によって設立された民間の特務機関で、満州国と関東軍をバックに付け、 満州国の国策であった阿片(アヘン)の中国国内での密売を茂川機関や松機関と共に行っていました。 |
茂川機関(※②) |
(中略) |
松機関(※②) |
(中略) |
里見機関(※②) |
里見甫によって設立された民間の特務機関で、関東軍と連携し阿片(アヘン)の中国国内での密売等を行い、その利益で関東軍への武器や資材調達に関わっていました。 |
興亜機関(※②) |
(中略) |
児玉機関(※②) |
児玉誉士夫によって上海で設立された特務機関で、軍事物資などを海軍航空本部に納めていました。(中略)...
|
水田機関(※②) |
(中略) |
昭和通商(※②) |
(中略) |
明石機関(※①) |
陸軍大将の明石元二郎が日露戦争中に創設した特務機関です。
日露戦争中にロシアを内部から弱体化させるために、(中略)...ロシア革命を支援する工作を行いました。 |
F機関(※①) |
(中略) |
岩畔機関(※①) |
(中略) |
光機関(※①) |
(中略) |
南機関(※①) |
(中略) |
板西機関(※①) |
(中略) |
ハルビン特務機関 (※①②) |
...(中略)ハルビン特務機関は後に関東軍配下に入り、関東軍情報部へと改編されました。 |
関東軍情報部 (※①②) |
ハルビン特務機関を改編した組織で、天津特務機関、奉天特務機関、大連特務機関、アパカ機関など多くの特務機関が属していました。 |
アパカ機関(※①) |
(中略) |
蚌埠特務機関 |
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東機関(※①) |
(中略) |
河辺機関(※③) |
(中略) |
有末機関(※③) |
(中略) |
辰巳機関(※③) |
(中略) |
服部機関(※③) |
(中略) |
山崎機関(※③) |
(中略) |
野村機関(※③) |
(以下略) |
※註:名称の後の(※①)(※②)(※③)はシャンティ・フーラで独自に分類したものです。
このような整理されたまとまった情報が出されてあるのはありがたいことです。
これほど多くの特務機関が表に情報として明かされている(表に現れていない特務機関はまだ多く隠れているでしょうが)のには少々驚きますが、この一覧に目を通してみれば
「特務機関」の任務が大まかに見えてきます。
特務機関は秘密の部隊で特殊業務に携わっていますから、
どの特務機関でも「諜報活動」は必須です。この上で一覧の特務機関を見ていくと、次のように大別して分類できるのが分るでしょう。
①
独立支援などの特殊軍事活動。
②
阿片の取引に関するもの。
③戦後に設立されたもので、
主にはGHQやCIAに協力。
表された特務機関一覧を見ていけば、③は戦後に設立されたものなのでこれを除くと、
日本の特務機関はそのほとんどが満洲を中心として、中国大陸そしてアジアで活動していた事実が浮かんできます。
「関東軍情報部」そのものが特務機関の一つとして一覧の中にありますが、
特務機関の全般と関東軍は密接な関係にあったでしょう。
無論、関東軍とそうであるならば、
特務機関全般は満鉄とも密接な関係にあった、というよりも満鉄には調査部があり重要な活動をしており、この満鉄の調査部が特務機関全般の元締め的な位置づけにあったようにも思われます。
巨大国策企業であった満鉄、その満鉄の調査部こそが「特務機関」そのものだったでしょう。
満鉄調査部の活動を支えた奉天の
満鉄公所(絵はがき)
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「奇経八脈」の陰維脈、陽維脈、陰蹻脈、陽蹻脈、衝脈は、図のように左半身と右半身に分かれており、左右で「気」の流れは逆になっています。
男性の場合は、左半身の奇経八脈が活性化すると対応する中枢神経が活性化し、右半身の奇経八脈が活性化すると、対応する中枢神経が沈静化します。
女性は、男性とは鏡に映した関係であり、右半身の奇経八脈が活性化すると対応する中枢神経が活性化し、左半身の奇経八脈が活性化すると、対応する中枢神経が沈静化します。
帯脈、任脈、督脈は1本ですが、右回りと左回り、上行と下行の2方向があります。男女ともに仙道の「小周天」の方向、すなわち任脈(体表)を下行、督脈(脊髄)を上行する「気」の流れは中枢神経が鎮静化し、逆方向の「気」の流れは中枢神経が活性化します。
奇経八脈の各経脈を刺激し活性化することは比較的容易なので、次回はその事について解説します。