孫たちとの渓流遊び
8月1日に孫軍団がやってきました。お父さんの病気もあって、どこにも遊びに行けない孫たちは夏休みにばあばの家に行くのを楽しみにしていました。ところが外は猛暑。室内の遊技場は人だかり。
孫たちの期待に応えるには渓流遊びしかないと、連日川へ遊びに行きました。
もちろん息子の子ども達も、お嫁ちゃんも、夫も
総出で川探検です。食べて、川で遊んで、遊んで、遊んで、寝て、洗濯物をいっぱい出してお盆前に帰っていきました。
帰りの新幹線のホームで、みんなのテンションが下がります。ああ~宿題が、受験が・・・と、現実に戻らなければいけません。
でも、その瞬間だけでも楽しめてよかった!中学3年生から2歳まで、みんな好奇心と冒険心を持ってよかった!誰一人ゲームをすることなく過ごせてよかった!
今の時代、子どもらしく遊ぶには努力が必要なのです。
「又いらっしゃい!」と見送った言葉に嘘はないけど、体力も限界でした。
「えっ!待って。さよならを言ってない」
静かなお盆を過ごしてホッとしたのもつかの間、
義母のグループホームから電話が入りました。朝の6時半です。
電話の声が震えています。
朝、義母を起こしに行ったらお布団の中で亡くなっていたとのこと。
私の最初の思いは「えっ!待って。さよならを言ってない」でした。覚悟はしていましたが、あまりにも突然で夢を見ているようです。
前の日も完食。快便。
いつものように「おやすみ」を言ってベッドに入り、そのままだったようです。まさに95歳の大往生です。
コロナ禍でずっと面会制限があり、直前まで面会謝絶でした。義母の荷物を届ける時に後姿をそおーっと見たのが最後でした。
警察が入り、死亡確認ができて、義母に会えたのはお昼近くでした。家族葬と決めていたので子ども達や身近な親戚にだけ知らせました。
遺体を運ぶため霊柩車とお寺の手配をしました。
すぐに必要になる遺影、最後に着せてあげる母の好きな洋服、死亡手続きに必要な保険証、マイナンバー通知、固定資産税などの書類、通帳、印鑑・・・母が認知症になったおかげですべて私が管理していましたのでスムーズにいきました。それでも、次々にしなければいけない手続きがあって気が上がってしまいます。
離れて暮らしている人、家のどこに何があるのか知らない遺族は大変だと思いました。
葬儀社との話し合いも、こちらがどのような式を挙げたいのか決めていないと迷います。ランクがいろいろあって次々に加算されていきます。
お寺との打ち合わせもあります。先祖代々のお墓があるお寺です。我が家は夫で54代目(らしい)。先祖の碑があり家系図には男の名前がありますが、女性は女としか書いてありません(笑)
先代のご住職が亡くなられて、戒名などにお金をかけなくてもいいというお考えの方に代わられていたので助かりました。こちらの意思を尊重してくださいました。
生前の義母が好きな華やかな花と、お気に入りのプアゾン(毒!)という名の香水をふって、カラオケでよく歌っていた「糸」の曲を流して送ることにしました。