今回の日露交渉の本質を見抜けていない情報群 〜 日本は正しい方向に向かって動き出した

竹下雅敏氏からの情報です。
 日刊ゲンダイは安倍政権にゴマをすっていない分評価出来るのですが、残念ながら、国際情勢に関しては他の大手メディアと同様に、ピントが完全にズレています。
 オバマが今回の日露交渉に懸念を示したように、日本の行動は対ロシア制裁という西側の結束を乱すもので、“世界の首脳は眉をひそめている”というのはその通りでしょう。欧米メディアによってプーチンは悪魔化されており、ウクライナやシリアへの介入はロシアが悪いことになっており、アサド政権を倒すために西側が支援しているテロリストたちを守るための国連安保理での停戦決議に、拒否権を発動したロシアはとんでもない国だという事になっているのです。しかも、オバマ政権は、ヒラリー・クリントンが大統領選で敗北することになったウィキリークスからの暴露情報はロシアからのもので、米国へのサイバー攻撃の主犯はプーチン大統領だと、名指しで批判しました。国際社会でのこうした根拠のない誹謗中傷は、下手をすると戦争になりかねない類いのものですが、追いつめられたオバマ政権は、今やなりふり構わずロシアを攻撃し、都合の悪い情報を全て封印しようとしています。
 いわば、オバマ政権とそのポチである世界の首脳にとっての天敵であるプーチン大統領に“ウラジミール”と呼びかけ、君僕の関係で親しさを演出した安倍首相をオバマがどう思っているかは推して知るべしです。
 安倍首相にすれば、どうせもうじき辞めるオバマ大統領の機嫌を取っても仕方がない、それよりトランプ大統領になってからの日露関係を考慮して動くのが得策だという事だと思います。
 下のツイートは、米国的な視点からしか今回の出来事を観る事が出来ないジャーナリストのツイートです。世界情勢の流れが全く分かっていないと、こういう見解になるのですね。一番下の知足的隠遁者さんのツイートこそ、今回の日露交渉の本質を見事に見抜いたツイートだと思います。この意味で、日本は正しい方向に向かって動き出したと言え、今回の交渉は成功だったと私は考えています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ロシア包囲網を無視 安倍首相“思いつき外交”にオバマ激怒
引用元)
 安倍首相はプーチンを親しみを込めてファーストネームで呼んでいたが、世界の首脳は眉をひそめているに違いない。そもそも、国際社会でプーチンは“鼻つまみ者”扱いも同然だからだ。

「くしくも16日、EUがウクライナ東部の停戦合意の履行をめぐる問題で、対ロシアの経済制裁の延長を決めましたが、世界ではウクライナやシリアへ軍事介入を決めたロシアのプーチン大統領に対する批判の声は相当強い。プーチン訪日中も、外務省前では『戦争犯罪人プーチンを逮捕しろ』とシュプレヒコールを上げる市民団体があったほど。シリア内戦でアサド政権を支援するロシアは、国連安保理で停戦決議に拒否権を6回も発動。英国の民間団体『シリア人権監視団』によると、昨年9月からの1年間で、ロシアの空爆によってシリア国内で殺害された人は9000人余り。その指導者であるプーチンを安倍首相が高級旅館でもてなし、ファーストネームで呼ぶ。欧州首脳は驚天動地でしょう」(外交ジャーナリスト)

安倍首相が忠誠を誓った米国もプーチンにカンカンだ。ローズ米大統領副補佐官はきのう、大統領選の最中、トランプ勝利を狙ったロシアが、サイバー攻撃を仕掛けたのではないか――との疑惑に対し、米情報局が「プーチン自らが指示した」との見方を公表した。(中略)... そんなロシアに対して、安倍首相はポンと3000億円の経済協力を打ち出したのだから、米国にしてみれば「何やっとんのか!?」と思うだろう(以下略)
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配信元)



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配信元)

[Sputnik]もしプーチン大統領と安倍首相が平和条約締結に成功すれば、それはノーベル平和賞に値する 〜 まともな政権が出来るまでの布石としては価値ある結果

竹下雅敏氏からの情報です。
 日露の平和条約締結は、“ノーベル平和賞に値する”わけです。こんな奴(あべぴょん)には必要ありません。今回の日露交渉の結果をロシア側の外交的勝利とする意見が多いようです。客観的に見てその通りかも知れませんが、私としては今回の結果はとても良かったと思っています。
 記事にある通り、“日本には…親米のベクトルは、まだあまりにも強大だ…それでも今回の会談実施を固く決意した安倍氏にしかるべき敬意を払う必要がある”という意見に賛成します。
 安倍政権では自立した外交はとても無理ですが、将来、まともな政権が必ず出来るはずです。その時までの布石として、今回の結果はとても価値があるものだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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もしプーチン大統領と安倍首相が平和条約締結に成功すれば、それはノーベル平和賞に値する
転載元)
2016.12.18-1919-87563

© Sputnik/ Michael Klimentyev


プーチン大統領は、日本との平和条約締結について、二国間関係の最も主要な課題だとみなしている。また経済協力の発展も、この課題実現の道具になるに違いないと考えている。

プーチン大統領は「もし誰かが、我々が経済交流確立にのみ関心を抱き、平和条約を二義的なものとみなしていると考えているのなら、それは間違っている。私の見るところ、最も肝心なのは、平和条約の締結である。なぜならそれは我々に、歴史的な展望を持った長期的な協同行動の諸条件を創り出すからだ」と強調し、南クリルを「不和のリンゴ(争いの種)」から長期的な協力に向けた前進の要因に変えるよう求めた。

プーチン大統領の言葉によれば「安倍首相は、島での経済活動に関する特別な制度を作り、政府間合意を結び、協同行動のメカニズムをよく検討するよう提案したが、もし露日両国が、この安倍首相が提案したプランの方向に正しく進むならば」、これをベースに、平和条約問題の最終的解決を可能にするような諸条件を創り出すことができる、とのことだ。安倍首相も「北方領土4島」に対する日本の原則的立場は変わらないことを認めながらも、共同経済活動がこの立場を損なうものではないと認めた。

こうした事について、ロシア極東研究所日本調査センターの指導者、ワレーリイ・キスタノフ氏は、次のようにコメントした- 「安倍氏にとっては、この問題の解決以外に、それ以上高度な政治的決定はない。もちろん彼には、他の諸問題があり、目的や課題がある。今後の対米関係という問題もある。韓国や中国との間にも領土問題を抱えているが、そこでは、問題のいかなる解決策も見えていない。私の個人的な考えだが、もしプーチン大統領と安倍首相がいつか平和条約に調印するようなことになれば、それはノーベル平和賞に値すると思っている。」

露日最高首脳の委任を受けて、両国の外務省その他の省庁の専門家らは、南クリル4島における共同経済活動の形態と諸条件に関する問題の合同協議を開始するだろう。それらは漁業や養殖、観光、医療、エコロジーなどの分野に及ぶものだ。活動は、ロシアの法律を基盤に行われるが、何らかの共同管理のフォーマット作りが見込まれている。

ウラジオストク市議会のセルゲイ・コワリョフ議員は、クリルでの共同経済活動に関する今回の合意について「山に向かって前進する小さな一歩のようなものだ」とし、次のように述べている-

「島に特恵的な投資条件を伴う先進発展地区のシステムが広がれば、日本企業の投資を、特に、漁業加工分野にいち早く引き込むことができるだろう。またクリルの島々が持つ観光や学術研究センターとしての意義を忘れてはならない。有用鉱物の採掘や工業、漁業と並んで、リクレーション・クラスター作りを、協同行動の優先課題とすべきだ。日本政府の公式的立場がどうあれ、ロシア政府は、自主的にクリルと極東の経済的ポテンシャルを共に発展させる必要がある。」

また今回の露日最高首脳会談の結果について、モスクワ国際関係大学の専門家、コンスタンチン・ヴォドピャノフ氏は、次のようにコメントしている-

「具体的には今のところ何もないし、あらゆることがどのように形にされていくのか分からない。今回合意を、両国のエリートは支持するだろうか、まず第一に日本のエリートはどうだろうか。なぜなら国内で安倍氏の方針に異を唱える勢力は大変強く、日本には原則的に親ロシア・ロビーはないからだ。一方政治のおける親米のベクトルは、まだあまりにも強大だ。それゆえ、米国が不満であったにもかかわらず、それでも今回の会談実施を固く決意した安倍氏にしかるべき敬意を払う必要がある。この事は、対ロシア関係に突破口を開きたいとの彼の強い願いを物語っている。これは良いことだ。どのような場合でも、対話は、それがないより好ましい。ロシア大統領の日本訪問は、今回10年ぶりだった。交渉にとって大変相応しい時期である。現在、安倍氏が示している壮大なジェスチャーは、ロシアとの対話継続に強い関心があることのあかしだ。もちろんこれは、極東発展のために日本企業を呼び込みたい、東方における自分達の経済交流を多角化したいなど様々なことを欲しているロシアにとっても好都合だ。大統領が述べたように、深い経済協力のみが、領土画定問題解決を可能とするような信頼の雰囲気、そして基盤を創り出すことができる。二国間及び国際関係にとって理に適っているかどうかとの観点から見て、公正かつ基礎的にしっかりとそれを成すならば、そうしたものは必ずや創り出されるだろう。」

プーチン大統領の今回の日本訪問の成果となったのは、政治的信頼深化ばかりではなかった。露日の企業間で数多くの経済合意が結ばれた。それは原料資源分野での協力から、工業、ハイテク分野にも及んでいる。日本側からの投資の総額は、締結された契約だけでも、およそ25億ドルになる。

金塊の歴史年表12:レッド・ドラゴン大使の正体 / 暗殺未遂事件 / ニール・キーナン氏こそがN1(M1) / 連邦準備制度による最後の悪あがき…他

翻訳チームからの情報です。
 壮大な金塊史も残すところ、あと一回となりました。今日は2015年7月、レッド・ドラゴン大使やASM王の正体を暴くところからです。相変わらず、巨額の資産に群がる詐欺師が何人も暗躍しています。雇っているのが、「欧米のアルファベット何文字かを名乗る機関(しかも複数)」だという点。つまりUNだのCIAだのOITCだの、アルファベットの名称で通用してしまう組織だというのが実に情けない。
 また、映画ばりの暗殺未遂もあります。以前、虫型ロボットに暗殺されかけたのに比べると、非常に分かり易いオーソドックスな手法とも言えますが、生きた心地はしませんよね。
 11月末には、キーナン氏がインドネシアのスカルノ大統領を継いで、N1(ナンバーワン)つまりM1(Monetary 1=たった一人の口座管財人)に任命されることが決定します。その会議で登場する「スピリチュアル・アドバイザー」って、誰なのでしょう。コブラ氏が前からちょいちょい台湾に出没しているので気になっています。
 じわじわと敵対勢力が追い詰められているのがよく分かる回で、個人的にはスカッとしました。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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金塊の歴史年表
転載元より抜粋翻訳)

7.36 偽のレッド・ドラゴン大使、続編



2015年7月 ‐ キーナン・チームは偽のレッド・ドラゴン大使の正体をさらに暴いた。ということで、架空のアジアン・レッド・ドラゴン・ファミリーに所属し、甘い言葉をささやいていた大使とやらの正体は、ボー・ミカエル・リンドストローム。1998年まで在インドネシア大使を、2006年まで在日本大使を、そして2010年まで在中国大使を務めたスウェーデンのミカエル・リンドストローム外交官の息子だ。

息子:ボー・ミカエル・リンドストローム、偽の大使    父親:ミカエル・リンドストローム、本物の大使

息子:ボー・ミカエル・リンドストローム、偽の大使   
父親:ミカエル・リンドストローム、本物の大使


詐欺的なASMのASBLP銀行やLSM-TVM666口座群への権利を主張する大半の大使関係者たちもそうなのだが、大概が犯罪歴を有する怪しげな関係者たちと共に、レッド・ドラゴン大使の正体も暴かれることとなった。

アンソニー・サンティアゴ・マーティン“王”すなわちASMとLSM-TVM666口座群:最初に我々が暴いた大使の正体からもご想像はつくとは思うが、王に成りすましたこの男の存在も、世界銀行グループ文書によって偽装され、彼が所有している「ホワイト・スピリチュアル・ボーイ口座群(ないしはスピリチュアル・ホワイト・ボーイ口座群)」もASBLP銀行とやらも全てがでっちあげである。

【※ASMフィリピン国王(あくまで自称)は、ASBLP銀行のトップ。噂ではマルコス大統領の息子だとかなんとかで、そのバックにいるのが世銀と300人委員会っぽいです。下の画像で「アルファ・オメガ」という名称が出てくるのは、ASM国王がアルファ・オメガ・ワールド開発マーシャル計画という団体のトップであるマルコス王子、暗号ネームLSM-TVM-666だという噂があるせいでしょうか。】

【右下はアルファ・オメガ・ステーション(AOS)の5弁の花びらの印章を拡大したもの。「國際梅花協會」と表記されています。左はアルファベット5つの機関、スピリチュアル・ホワイト・ボーイのLSM-TVM-666口座群の紋章でしょうか?同じく5つの梅印があります。 ちなみに右上はこちらの解説曰く、アルファ・オメガ・ステーションの紋章と、それに黒い雌鶏をかぶせただけのレッド・ドラゴン集団機関の紋章】

【右下はアルファ・オメガ・ステーション(AOS)の5弁の花びらの印章を拡大したもの。「國際梅花協會」と表記されています。左はアルファベット5つの機関、スピリチュアル・ホワイト・ボーイのLSM-TVM-666口座群の紋章でしょうか?同じく5つの梅印があります。
ちなみに右上はこちらの解説曰く、アルファ・オメガ・ステーションの紋章と、それに黒い雌鶏をかぶせただけのレッド・ドラゴン集団機関の紋章】


現在進行中のこととして、入れ替わり立ち替わり現れる詐欺師たち(最低でもこれまで5回)は、欧米のアルファベット何文字かを名乗る機関どもがテコ入れし、アンソニー・サンティアゴ・マーティン(ASM)と名乗らせている。実のところ、最初のASM氏自身が認めてしまっているのだが、彼は正当なASM口座群への不当なアクセスを目的として作り上げられたのであって、署名人としての役割しかないのだそうだ。

【つまり、自分は操り人形に過ぎないのであって、口座の金を実質横取りするのは、バックに控える組織だと証言した、という意味。】

2015年7月 ‐ キーナンとジョーの命が狙われた。事件に先立つ週には、キーナンに情報がもたらされ、海外で彼が使用していた暗めの色の車を運転しないよう警告されていた。幾つかの理由で、キーナンとジョーは次の行き先まで電車で行くことにしたのだ。

駅へ向かう道は混みあってなかなか動かなかったのだが、中が見えないよう窓が着色してある、日本産小型スポーツカーが二人の乗ったタクシーに近づいてきた。最初の一撃の発射後、キーナンはどの車から自分たちが狙われているのかを把握した。窓から銃を持つ手が見えている。さらに二発発射され、一発は後部座席の金属ドアに食い込み、もう一発はタクシーの窓を割って、しゃがみ込もうとしたジョーの頭すれすれをかすめた。キーナンもジョーもなんとか無事で済んだが、翌日は電車移動した方がいいと決意したのだった。

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中丸薫氏の興味深い動画 と 堀川辰吉郎に仕えていた秘密結社への言及 〜竹下氏の指摘と一致〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 大変面白い動画です。全てをご覧になっていただきたいのですが、特に興味深いのは15秒から1分のところです。光格天皇の孫の中山家の方を中核とする秘密結社が、堀川辰吉郎を裏天皇として支えてきたと言っています。
 以前の時事ブログの記事で、貴嶺会関係組織図を紹介しました。記事の中に系図があるので、これを参照してください。すると中丸薫氏が言っている光格天皇の孫と言うのは、中山忠英だとわかります。そして、中山忠英は貴嶺会関係組織図を見ると、天忠党の後継団体である皇道會、皇道立教會、大日本皇道立教會の会長であったことがわかります。2016年3月29日の記事において、天忠党の後継団体「大日本皇道立教会」が、堀川辰吉郎に仕え守護する政治的秘密結社ではないかと指摘しましたが、このことが、中丸薫氏の発言からほぼ間違いないとわかりました。
 冒頭で中丸薫氏が招待されたと言う神事は、現在の後継団体である貴嶺会が主催したものではないかと思われます。
 また、動画の2分23秒から2分54秒のところでは、日本からジャパン・ハンドラーズが出て行くこと、ロスチャイルド家も解散させられていること、デイビッド・ロックフェラーは完全に失脚したことが語られています。これはその通りだと思います。最後のところで、日本は自立して世界と仲良くしなければならないと言っていますが、全く同感です。
(竹下雅敏)
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今、世界が大きく変わろうとしています。 日本はこの大きなチャンスに脱却すべきなんです!
配信元)

[Sputnik]ラヴロフ外相、アレッポ解放時に残虐行為があったとの主張を否定 〜残虐な反政府勢力と一般市民を助けているシリア・ロシアの軍人〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 下から見ていただくと、よくわかります。国連はアレッポを解放したシリア政府軍が残虐行為を行って約80人を殺害したと言っています。もちろん、ラヴロフ外相はこの主張を虚偽であるとして否定しています。
 シリアに対する西側の報道はこれまで誤報ばかりだったので、今回もラヴロフ外相の主張が正しいだろうと思われるのですが、真ん中の記事では、こうした国連の主張に関しては“ 1枚の写真あるいはビデオによってさえ確認されていない”とし、実際の状況を知っている従軍記者の話では、“アレッポの状況に関する国連や人権団体すべての報告書がうそ”だと指摘しています
 上の記事は、英国のジャーナリストがアレッポで見た様子を話しています。この記事の内容は非常にリアルで、西側がこれまで支援してきたシリアの穏健派勢力とされる反政府勢力が、残虐なテロリスト組織であることをはっきりとさせました。また、アレッポを解放したシリア政府軍の兵士たちは、“普通のシリア国民”だとのこと。アレッポ解放によって、多くの兵士たちは自分の家に帰れるようになったわけです。そうしたシリア政府軍が、“自分たちの同胞を処刑したり殺したりするでしょうか? ”と言っています。現実にはアレッポの一般市民たちを助けているのは、シリア政府およびロシアの軍人たちであるとはっきり証言しています。
 文末にあるメディアに対する批判は、この通りだと思います。日本の大手メディアもその責任を免れないと考えています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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英女性ジャーナリスト アレッポ解放の様子を語る
転載元)
© Sputnik/ Ali Hassan

© Sputnik/ Ali Hassan


英国のジャーナリストで平和活動家のヴァネッサ・ビーレイ(Vanessa Beeley)さんは、スプートニク記者に対し、解放されたアレッポを訪れ地元の人達と話した印象について語った。

彼女は、東アレッポで3日間過ごし、NATOやペルシャ湾岸諸国の支援を受けた武装テロリストグループから町を解放する作戦が展開された際、人々が避難する様子を自分の目で見た。また彼女は、多くの市民と、過去、現在、未来のアレッポについて語り合う事が出来た。

地元の人達の言葉を引用し、ヴァネッサさんは、アレッポには長い間、食べ物がなかったと伝えた。テロリストらは、人道援助の食糧を受け取ると、ひどく値を釣り上げてそれらを売っていたという。ハナノ地区では、ある女性など、ひざまずいてテロリストらに食料を乞うほどだったとのことだ。しかし女性は、わずかの食糧を得る代わりに、銃をくわえさせられ殺された。こうしたテロリストらの不道徳さは、スナイパーらがイスラム礼拝堂に陣地を置いていたことにも表れていた。一般市民には、医薬品は全く与えられず、市民は、医療援助をテロリストらに求めるのをただ恐れていた。現在、包囲時に負傷した人々に対しては、ロシア人医師達が迅速に治療にあたっている。

またヴァネッサさんは「シリア政府及びロシアの軍人達は、アレッポの一般市民達を元の生活に戻そうと最大限の努力をしている」と指摘し「どこに行っても、私達は、シリア政府軍やロシアの軍人が、現地の住民に食料品を分け与える様子を目にした」と伝えている。

さらにヴァネッサさんは現地で、シリア政府軍兵士へのインタビューにも成功した。彼女は次のように述べている-「多くの兵士達は、特にハナノ地区で私が見た兵士達、私が話した兵士達は、アレッポ解放後、家に帰ることができました。多くの人は、シリア政府軍部隊が、普通のシリア国民からなっていることをすっかり忘れています。アレッポの解放は、多くの兵士達にとって、故郷の家へ帰れることを意味するものでした。一体何のために誰が、テロリストから町を解放した後で、狼藉を働き、自分達の同胞を処刑したり殺したりするでしょうか? そんな事、矛盾しています!」

ヴァネッサさんはまた、世界中のマスメディアが信頼できない情報源を使っていることに触れ、次のように指摘した-「現在我々は、東アレッポの状況に関してマスメディアが伝える全く信じられないようなヒステリックな報道を目にしています。彼らの行為は、ジャーナリズムの倫理原則の一つ一つを台無しにしています。情報源をチェックせず、単に作り話を垂れ流しています。私は、東アレッポで3日間過ごしました。私には、3GもWi-Fiもありませんでした。電気もなかったのです。携帯電話も使えませんでした。なぜなら信号が届かなかったからです。そんな状況の中で、いわゆる『活動分子』がどうやって、スカイプを通じてビデオを送り画像鮮明なビデオを送ることなどできるのか? ヒステリックに状況を伝えているニュース番組の司会者やマスメディアの代表に説明してほしいです。」

このように強調したヴァネッサさんは最後に「マスメディアの代表が、この4年間してきた欺瞞が、平和的に暮してきた一般住民の苦しみを深め、住民の避難問題に取り組んできたシリア政府や軍の作業を妨げたのだ」と付け加えた。

なお先に伝えられたところでは、一昼夜で約6400人がアレッポの町を離れたとのことだ。

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シリア的捏造:誰が、いかに、何のためにシリア紛争について偽情報を流しているのか?
転載元)
(前略) 

中東の安全保障問題の専門家でメディア分析を得意とするダニー・マッキー氏は、(中略)…次のように指摘した-

大量処刑や民間人への攻撃といった西側マスメディアが伝える情報のすべては、1枚の写真あるいはビデオによってさえ確認されていない。

プロパガンダ戦争が続いている。常にアレッポでは、それが特に激しかった。しかしシリア軍がこの町で勝利した事は、欧米マスメディアの主張の基盤を足元から崩し、彼らが作り出した民主主義リベラル勢力としてのシリアの穏健派在野勢力のイメージを木っ端みじんに吹き飛ばした。

(中略) 

解放されたアレッポの実際の状況について、従軍記者のカメル・サカー氏は、次のようにレポートしている-

「私は、人々をテント村に移動させるための、よく組織された作業を目にした。必要不可欠なあらゆるもの、輸送手段、食料、薬品、負傷者に対する医療援助、それらはすべて提供されている。多くの住民は、戦闘員が組織した食料の独占について証言した。それによって最も必要な物の値段が20倍にも高騰したという。こうした事は、アレッポの状況に関する国連や人権団体すべての報告書が嘘であることを意味している。

国際的な人道組織は、アレッポの住民を全く助けていない。助けているのはシリア政府でありシリア軍であり、ロシアの軍人達だ。私自身、町に人道援助物資を運び込み、それを人々に分ける彼らのトラックを目にした。」

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ラヴロフ外相、アレッポ解放時に残虐行為があったとの主張を否定【動画】
転載元)
ロシアのラヴロフ外相は、アレッポ解放時に残虐行為があったとの主張を虚偽であるとして否定した。いずれの独立した人道組織にも確認されていない情報だという。

「私はアレッポ東部に代表部をもつ独立した人道組織から直接聞いているが、そこで何らかの残虐行為があったとか、応召年齢の人々が拉致されアレッポ東部から出ているとかとは、誰も確認していない」
火曜、国連人権高等弁務官は、シリア政府軍は東部アレッポの解放時、約80人を殺害し、投降した戦闘員は逮捕または射殺された、との情報を明かした。

ラヴロフ外相はまた、アレッポ住民の強制立ち退きという報道を否定した。

(以下略)…