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里山社屋主義(33) 設備工事:トイレ・シャワー

 全国のぺりどっと通信ファンの皆様、今回は本通信でお馴染みの謎のキャラ・まの爺が登場です。お見逃しなく。
(シャンティ・フーラ スタッフ るぱぱ)
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里山社屋主義(33) 設備工事:トイレ・シャワー
前回はキッチンを設置したところでした。今回も、引き続き水回りで、トイレとシャワーを設置します。


納まりの確認

トイレとシャワーは、2.2畳のサニタリールームに一緒に設置します。
メーカーの提供している図面・寸法を見ながら、きちんと納まるかどうか、給水・排水の位置は大丈夫かどうかを考えて、発注しました。

発注前に書いた納まりの検討図
紫の線が各設備の外寸です


トイレ

トイレは、国内メーカーのものでも安い価格帯のものを注文。タンク・便器・便座あわせて、2万5千円ほどでした。

キッチンの時と同じように、床に給水と排水の穴を開けます。


給水管と排水管を通しておきます。


左は給水管の先に、「床出しソケット」を取り付けて床の上に出した状態です。
右の排水管は、適当な長さに立ち上げてキャップしています。この後で、床面に沿って切り落としてしまいます。

注)ここから何点かの写真は、以前別の場所で同じトイレを取り付けたときの写真です。
(社屋の工事中は、撮っていなかったもので…。)


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ぺりどっと通信17 しっこ×しっこ

 暑中お見舞い申し上げます。酷暑真っ只中だというのに、いけしゃあしゃあと前回の記事の続きという、……二重の意味で申し訳ございません。
(ぺりどっと)
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ナマステー!ぺりどっとです。インドと言えば、ターバンを巻いたインド人にインドカレーを思い浮かべるでしょうか。実はターバンを巻いてるインド人は少なく、人口のたった2%ほどのシーク教徒だけなのです。

pixabay[CC0]


また、インドカレーにはナンが付いてくるので、主食だと思っている方も多いかと思いますが、庶民はナンをあまり食べていません。家庭で日常的に食べられているのは、全粒粉で作るチャパティと呼ばれる茶色のパンです。僕は精製した小麦粉で作るナンよりも、チャパティの方が大好きです♪

チャパティ opencage[CC BY-SA]


さあ、ぺりどっとのカミングアウトです。

もう…かれこれ20年ほど前になりますが、ぺりどっとはほぼ一年間ほど自分の尿を毎朝飲んでおりました。飲み始めたきっかけは、インドの聖典「ダマール・タントラ」に書かれていた、ある一文です。

飲尿療法は、インドではシバンブ(シヴァ神の水)と呼ばれ、アーユルヴェーダの古典「ダマール・タントラ」(Damar Tantra)のなかで説かれている健康・精神的修養法(シバンブ・カルパ)です。そこにはオシッコを飲み続けると得られる効果効能が書かれています。一部抜粋します。

1ヵ月後には・・・体内が清浄になる。
3ヵ月後には・・・すべての病を破壊し、すべてのトラブルから解放される。
6ヵ月後には・・・叡智にあふれ、聖典を堪能するようになる。
11ヵ月後には・・・体内の臓器すべてが清浄になる。
1年後には・・・太陽のかがやきと同じものになる。
2年後には・・・地球(土)のエレメントを征服する。
3年後には・・・水のエレメントを征服する。
4年後には・・・光のエレメントをも征服する。
5年後には・・・空気のエレメントを征服する。
8年後には・・・自然のすべての重要なエレメントを征服する。
9年後には・・・誕生と死という輪廻から解脱する。

pixabay[CC0]


つまりこのシヴァ神の教えには、尿を飲み続けていると、体がどんどん浄化され、並々ならぬ活力を得て、全ての病を破壊し、全てのエレメントを征服して、9年目には解脱を得ると書かれているのです。

こ、これこそは!求道者の福音にして、やらずにはおれるか!という感じで始めたもんです。

ちなみにWikipediaによると、シベリアのコリャーク人(Koryaks)は、彼らの呪術の儀式中にベニテングタケとともにオシッコを摂取したりするそうですし、一部のヒンドゥー教徒は儀式用の神酒の成分として牛のオシッコを使うのだそうです。オシッコには意識をトリップさせたりする、何か霊的な働きがあるのやもしれません。


ちなみに、「ダマール・タントラ」には更にこんな記述も。。。

日中2~3回、夜2~3回、尿で全身をマッサージしてもよい。これは関節を強化し、長寿を約束するものである。毎日1回飲尿し、全身を尿でマッサージする者こそ、壮健なる身体を享受し、未来永劫、病を遠くに追っ払い、知能を高め、その長命たるや、天空の星や月のごときであろうぞ


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ままぴよ日記 5

 退院して家庭での子育てが始まりました。お国はちがっていても、赤ちゃんの育ちは一緒です。でも、子育てに関する考え方が少しずつ違っていて、その様子を見ながら日本の子育て事情を考えてしまいました。
(かんなまま)
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おっぱいの不安



2日目に退院してすぐに黒い胎便が出ました。初乳は少し出始めましたが足りているようには見えません。赤ちゃんはおっぱいが欲しくて泣いて、必死で吸い付いては疲れて眠ってしまいます。その繰り返しで眠れない夜を過ごした翌朝、ドアのチャイムが鳴りました。こんなに朝早く誰だろうと思ったら、おなじみの助産師さんが体重計を抱えて満面の笑顔で立っていました。

pixabay[CC0]


そして、どんどん家の中に入ってきておっぱいをあげている娘の所に行き、「昨日は眠れた?」「おっぱいはどうだった?困ったことはない?」と、まるで夜中の状態を見ていたかのように聞いてくれました。娘もホッとしたようでおっぱいの相談をしていました。「ちゃんと初乳は出てるし、焦らなくても大丈夫」と言ってくれ、赤ちゃんをチェックしたり、家の中を見回しながら赤ちゃんにとって快適な環境はどんなものかをアドバイスしてくれました。

以前は赤ちゃんの自立を促すために寝室は別にするのが常識だったようですが、今は母子愛着のために母子同室を推奨されていました。おっぱいをあげる場所やおむつを替える場所もチェックされますが、これは大事なことだと思います。おむつはいつも同じところで替えるというのが習慣になるのです。

それにしても、孫は4150gで生まれたのに3700gになり10%以上も体重が減ってしまいました。泣きすぎて声もかれてしまいました。2~3日飲まなくても大丈夫だと分かっているのですが赤ちゃんの悲痛な泣き声を聞き続けていると苦しくなって焦ってきます。今後出るという保証もないので娘夫婦の頭の中はおっぱいの不安でいっぱいです。お白湯をあげて見たら?とアドバイスしても哺乳瓶を使いたくないと頑なです。この不安を乗り越えておっぱいが出るようになるまでが最初の難関です。


こんな時は周りの励ましがとても大切です。本人たちはこれでいいのだろうかと迷いながらも必死です。それなのに周りも不安になって「大丈夫かしら?」「おっぱいが足りないのよ。ミルクを足したら?」「ほかに問題があるんじゃない?」と言ってもっと追い詰めてしまうのです。

現実、赤ちゃんは生まれた時に水筒と弁当を持ってきていると言われているように、しばらく飲まなくても大丈夫です。むしろ飢えていた方が吸い方も上手になるし、唾液も出るのでいいと言われています。このギリギリの時期こそ、上手くサポートしてもらったら誰でもおっぱいが出るようになるゴールデンタイムなのです。生後1週間が鍵でしょう。オーストラリアは何と1週間、毎日助産師さんが来てくれました。


お母さんと子どもの人生観を変えてしまう「いいお産と産直後の幸せな体験」


残念ながら日本ではこの時期に産婦人科で安易にミルクを与えたり、家では不可能なのに医療用の体重計でグラムまで母乳量をはかって足りない時はミルクを足すという指導をします。退院するときは粉ミルクのサンプルもくれます。逆に母乳指導が行き過ぎて母親を追いつめる場合もあります。

入院生活はゴージャスで、母親主体の快適さを売りにしてホテルのような部屋、母子分離、マッサージ、豪華な食事、たくさんの面会客・・・お母さんは大切にされていると勘違いして何も身につかないで帰ってしまいます。そして、1990年代までは1週間入院していたのが4~5日になってしまいました。退院後の支援はほとんどありません。

pixabay[CC0]


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世界は変形菌でいっぱいだ!

 "玉川上水で変形菌を探そう!"という企画がありました。たった一つの細胞であるという変形菌。動物のように動きまわり、キノコのように胞子を飛ばすその生きる姿が、なんとも「キレイ」で「フシギ」で「カワイイ」と。変形菌が大好きで、5才から変形菌といっしょに暮らしている、今16才の高校生が講師をするらしい。好きが高じて、本まで書いたとのこと。
 これは気になる!!と5種変形人?の私は、早速本を注文し、その不思議な魅力に溢れた『世界は変形菌でいっぱいだ』を電車内で読みながら、武蔵野郊外の玉川上水へと向かったのでした。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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世界は変形菌でいっぱいだ
講師のお三方は、それはそれはマニアックともいえる方たちとも言えるわけですが、とても面白い視点を提供してくださいました。
普段の日常生活の中では気づくことのない、美しくも神秘的な"変形菌"という生きものの姿、そしてその暮らしぶりを認識するという"見る目"を。

「もしかしたら、今まさに、あなたの目の前にも浮かんでいるかもしれないのです。」増井真那


〇増井真那さん。(写真左)

16才のマナくんは、ちょっとゆるキャラにでもなれそうな(笑)ニコやかな好青年です。中等5年生というのでどういうこと?と休憩時間にきいたところ、都立の中には中高一貫の学校があるそうです。ですから高校2年生で、来年は受験とのことでした。
先日は、英文で研究論文を書かれたとのこと。研究のため、海外に出向くこともあるそうです。周りの大人たちに温かい目で見守られている、たのもしい16才です。そして、粘菌の研究をしています!というと、それは変わっていますね、年金ですか・・・!といわれることもあるという、たのしい16才です。
『世界は変形菌でいっぱいだ』は、世間の常識的価値観を超えた変形ぶり満載のミリョコテキな本です。現在の研究テーマは「変形菌の変形体の自他認識」とのこと。

『世界は変形菌でいっぱいだ』増井真那著 朝日出版社

〇高野丈さん。(写真右)

みなさん、ハチには気をつけてくださいね!といいつつも、早速指をハチにさされた高野さんは、病院にいっても軟膏を塗るだけだから!心拍は平常なので大丈夫!とおっしゃる強者です。高野さんの写した写真集『美しい変形菌』はとても美しいです。変形菌のミクロな世界には、KAGAYAさんの写すマクロ宇宙にも通じるものがあるような気もします。涼し気な神秘的なる写真がたくさんあります。猛暑続きの今夏にイチオシです!

『美しい変形菌』高野丈著 パイインターナショナル

〇山崎勇人さん。(写真中央)

山崎さんは、カラフルでキレイなキノコのTシャツと靴下でキメてらっしゃいました!顕微鏡を駆使してくださり、おかげさまで採取した様々な変形菌の美しくも不思議な拡大映像をたくさん見ることができました。

そして、集まった変形人?が30名。
よくぞこれだけいるものです♪
中には青森からきている方もいらっしゃいました。聞くと、青森には変形菌仲間がいないので、東京まで来たと!普段は旦那さんと2人で奥入瀬渓流にて変形菌を探索しているそうです。ちなみに、奥入瀬渓流は国立公園なので採取はNGとのこと。そして熊に出会ったことも2度あると。それでも、変形菌に出会いたいのです!と。なんちゅー夫婦や(笑)

早速、変形菌のサンプルを皆でまわし見てから、小平中央公園、そして玉川上水にて探索を開始しました。

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伊藤詩織さん初監督ドキュメンタリー・フィルム「Lonely Deaths」がNYF銀賞受賞の快挙!

 国際的なメディア・コンクール「ニューヨーク・フェスティバル」で、伊藤詩織さんが2つの部門で「銀賞」を受賞されました。
このコンクールは、映像作品を対象とした非常に厳しい世界的なコンクールで「社会問題部門」では伊藤さんが監督をされたドキュメンタリー・フィルム「Lonely Deaths(孤独な死)」が、「スポーツ・娯楽部門」では伊藤さんがカメラマンを担当された「Racing in Cocaine(コカイン谷のレース)」が受賞を果たしました。
 伊藤さんが、ロイター東京支局で働きながら「Lonely Deaths」の着想を得て、取材を始めたのは15年2月。そして「事件」は4月に起きます。その後の彼女の人生が、心身共に過酷になものになったことは良心的なメディアによって伝えられています。それだけでも大変な精神力で歩んでこられましたが、同時に彼女は着実にジャーナリストとして質の高い仕事を続けていました。
 「Lonely Deaths」は、日本の現状として今や避けては通れない孤独死と、その遺品整理を業務とする人々を丁寧に追ったものです。着眼からすでに深い問題意識を感じますが、内容もまた静謐で淡々としていながら、心に深く訴えかけてくるものがあります。遺品整理人の23歳の女性に寄り添うようにカメラが追い、同時に社会問題としての客観的な視点を折り込み、日本人が我が事として考えられる作品に仕上がっています。この堅実な仕事を、あの時期にされていたとは、いや、あの時期だからこそ打ち込んでいかれたのか、、。辛い事件に立ち向かったために有名になってしまった伊藤詩織さんですが、それがなくとも、いずれ世に出た方だと思いました。
 それにしても、なんと優美な女性でしょうか。あたかも汚泥に咲く蓮の花のように、これほどの暴風を受けても、なお気品を失わず勇気をもって仕事をされる。日本は伊藤さんを苦しめてしまったけれども、伊藤詩織さんは日本を嫌うことなく、しっかりと見つめていました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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伊藤詩織さんが”孤独死”をテーマに初監督-NYF TV & Film Awardsで受賞したドキュメンタリー作品『LONELY DEATHS』がyoutubeで公開中!
引用元)
海外在住で、写真やドキュメンタリーなどで活躍するジャーナリスト伊藤詩織さんの初監督作品『LONELY DEATHS』が現在フル映像をYoutubeで公開されています

強姦されたと名乗りを上げて大きく社会で話題を投げかけましたが、自身が執筆した『Black Box』(文藝春秋)などでは自身の経験を語り、また6月にはBBCでは伊藤詩織さん自身を取材した「Japan's Secret Shame(日本の秘められた恥)」が放送されたことでも話題になりました
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44638987
この作品は、ジャーナリストである彼女自身の作品で、テーマは日本の孤独死を扱った作品。
彼女にとって初監督作品ですが2018年4月にはNew York Festivals® International TV & Film Awardsで"社会問題"カテゴリーでファイナリスト作品と選ばれ銀賞を受賞した作品です。

45分ほどの作品で、普段知りようのない孤独死をなさった方の遺品を片付ける仕事に密着した真摯なドキュメンタリー作品となっています。

どうぞ、ご覧ください。

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