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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝78 ― ジハード団の登場

 2000年代に入り、世界のメディアの間を騒がしく飛び交ったのが「ジハード」なる語でした。欧米のメディアは、「ジハード =(イスラム教の)聖戦」として報道してきました。
 2001年9月11日の「同時多発テロ」以降、米国は「対テロ戦争」を宣言し、世界を破壊していくのですが、911テロを起こした犯人が、欧米メディアの報道ではアルカイダを率いるオサマ・ビン・ラディンとされ、アルカイダは「ジハード団」と呼称されるのです。当時の米国とメディアは「対テロ戦争」の相手がジハード団、との仕立てにしようとしたのでしょう。
 事実、米国はアフガニスタンのタリバン政権がオサマ・ビン・ラディンを匿っている、として空爆を開始しました。そして、実際にイスラム過激戦闘集団とされるアルカイダやダーイッシュなどのジハード団が世界中で暴れまわり、残虐シーンが数多く放映されました。
 ジハードは、メディアではイスラム教の聖戦とされ、ジハード団は聖戦士とも訳されますが、例のごとくいつものごとくで、ジハード団はイスラム教から作られたわけではありません。ジハード団は、米国で頭角を現してきた稀代の戦略家とも表現できるであろうズビグネフ・ブレジンスキーが生み出したと言えるのでしょう。2017/05/28の竹下さんの記事に、以下のようにある通りです。
ブレジンスキーといえば、オサマ・ビン・ラディンを育て、ソ連を罠にかけ、アフガニスタンでのゲリラ戦を実行させた張本人です。彼がアルカイダやダーイシュを生み出したと言っても間違いではないでしょう。
 それにジハード団の主力は、元々から既におなじみになっている“あの集団”です。ブレジンスキーによって仕立て直されたといえるでしょう。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝78 ― ジハード団の登場

ジミー・カーター退場に利用された事件


イラン-イスラム革命に付随して起きたイランアメリカ大使館人質事件、これが引き起こしたドラマは、ジミー・カーターの大統領からの退場でした。

ジミー・カーター大統領
flickr [Public Domain]

イラン-イスラム革命が成立した1979年、皇帝モハンマド・レザーは1月に国外退去、10月に米国に入国、米国入国に激怒したイラン国民によってイランのアメリカ大使館が11月に占拠され、大使館の人間などがモハンマド・レザーの引き換え要求としての人質に取られました。これがイランアメリカ大使館人質事件です。

テヘランのアメリカ大使館の塀を乗り越えるイスラム法学校の学生たち
Wikimedia Commons [Public Domain]

この後、カーター政権は大使館の人質開放のための作戦をことごとく失敗、これでカーター政権は批判の的となり、1980年11月の大統領選挙でジミー・カーターは敗退します。米大使館事件がカーター敗退の最大要因といってもよく、この事件は次のロナルド・レーガン就任と同時に解決しています。

そもそもカーターは、元イラン皇帝の米国入国には反対だった模様です。しかし、「パフラヴィー元皇帝の友人だったヘンリー・キッシンジャー元国務長官らの働きかけを受け、最終的に『人道的見地』から入国を認め」(ウィキペディア「イランアメリカ大使館人質事件」)、カーター自身の首を絞める事件へと発展していったのです。

ヘンリー・キッシンジャー
Wikimedia Commons [Public Domain]

ここでもやはりキッシンジャーです。イラン革命に付随する米大使館事件が、カーター大統領退場に利用されたとの見方も成立するでしょう。

ジミー・カーターは1977年に大統領に就任しています。カーター政権の外交政策は「人権外交」と呼ばれ、1978年には長年対立していたエジプトとイスラエルの間の和平協定「キャンプ・デービッド合意」を締結させています。

Wikimedia Commons [Public Domain]
編集者註:左からイスラエル首相ベギン、アメリカ大統領カーター、エジプト大統領サーダート。中東和平の枠組みとエジプト・イスラエル平和条約の枠組みからなる和平合意を米国のキャンプ・デービッドで交わした。

ただし問題になるのが、ウィキペディアの「ジミー・カーター」記事の「外交政策」欄の次の記述です。

1977年3月16日にマサチューセッツ州クリントンで行われたタウンミーティングにおいて、アメリカ大統領として初めてパレスチナ人国家建設を容認する発言をした(しかしながら、この発言がユダヤ系アメリカ人の反感を買い、先に述べた1980年アメリカ合衆国大統領選挙の敗北の一因となった)。

『櫻井ジャーナル』2017.05.30記事では、「1976年の大統領選挙で勝ったジミー・カーターはブレジンスキーとデイビッド・ロックフェラーが後ろ盾になっていた人物。」との指摘があり、同記事にはそのカーター政権の安全保障補佐官となったズビグネフ・ブレジンスキーについて次の記述があります。

ズビグネフ・ブレジンスキー
Wikimedia Commons [Public Domain]

ハーバード大学で博士号を取得、後にコロンビア大学で教えるようになる。このころかCIAと関係ができたと見られているが、その一方でデイビッド・ロックフェラーと親しくなる。

カーターは、ロックフェラーらの思惑で大統領に就任するも、イスラエルのパレスチナ問題などで彼らの思惑に外れた行為をとっため、イランの米大使館事件を起こされ、更迭されたというの本筋でしょう。


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独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第127楽章 独逸伯林生活、最低気温マイナス8度の影響

 恭賀新春
 本年度もヤマ・ニヤマに沿った、心清らかな毎日が過ごせますように✨

 ドイツのベルリンは年末年始と暖かい日々。しかし、12月中旬は氷点下の寒さが続き・・。最低気温がマイナス8度に!!日中も氷点下。12月16日我が家の二重窓の結露の凍結にギャー😱と思っていたら、ベルリンの有名なホテル・ラディソンブルーの世界一の水族館が早朝爆発!!というニュースが・・。今回は、前半、巨大水槽爆発について、後半、ドイツの家の建築方法と我が家の暖房代をお伝えします。
(ユリシス)
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ベルリンのホテル・ラディソンブルーの巨大水槽が爆発!



ベルリンでモンスター水族館が炸裂

ベルリンの中心部、ベルリン大聖堂やアレクサンダー広場の近くで、消防隊が出動。レジャー社会の終焉か!?

ホテル・ラディソンブルー、ロビーの真ん中、1500匹の魚と100万リットルの水を備えた本物の珊瑚礁、高さ16m、6階建ての世界最大の円筒形の巨大水槽が炸裂。崩壊の津波は、ホテルの地下3階まで降り注いだ。

「アクア・ドーム」は「世界最大の自立型円筒水族館」で、2020年夏まで大規模な改修が行われていました。「アクア・ドーム」は、ベルリンのダイナミックなキャラクターを反映。どんな傲慢にも終わりがある。巨大水槽の崩壊とともに、タイタニックの沈没と同じように、消費社会終焉を意味するのか?崩壊後の水族館の映像は第二次世界大戦以来の警告のサインとなっている。

「ホテルの水槽が夜中に爆発したんだが、どうなってるんだ?」

(DeepL翻訳・簡略)

上記の記事では、大手メディアとは一線を画し、批判的な視点にて、レジャー社会の終焉か?!との内容で書かれていましたので取り上げてみました。面白いと思ったことは、ギネス狙いの不自然な巨大水槽を売りにすること自体が野心であると理解していた記者が記事を書いていたこと。この中で泳いでいた魚たちは幸せだったのだろうか・・。

ウィキペディアによると、ラディソンブルーの巨大水槽は41枚のアクリルパネル(外側の円筒に26枚、エレベーターの内側の円筒に15枚)で構成。つまり、円筒形巨⼤水槽の中にお客さんを乗せたエレベーターが作動。すごいですよね!世界最大の円筒形水族館としてギネス世界記録を保持、100種以上の熱帯魚🐠🐡を飼育。水槽の清掃と餌やりは毎日スキューバダイバーが実施して、水温は26~27℃にしていたそうです。

Author:Susanne Nilsson[CC BY-SA]

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まみむのメモ(54)〈食べられる野草図鑑〉(番外編)バラ類・バラ科植物(2)

九尾の雲?

 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
 昨年11月1日この空を見た時、九尾のあの方を連想しました。今年、日本が幸せな国家として大きく舵をきる年になりますようお祈りいたします。

 2021/7/7の記事2021/7/8の記事2021/10/23の記事で、竹下先生がアミグダリンを紹介してくださったのが衝撃的でしたが、2021/9/16の記事にあるようにアミグダリンの素晴らしい薬効を隠そうと、嘘を発信されているのが、ビワの情報を調べていてもわかりました。
 ビワの種を食べるなと書かれている情報は、採用しませんでした。逆に、「アミグダリンつまりビタミンB17を化学分析してみると、その中に微量のシアン化合物(青酸配糖体)とベンツアルデヒドという猛毒物質が含まれています。このベンツアルデヒドはガン細胞の周辺で拡散して酸化し、無害な安息香酸に変化します。安息香酸は鎮痛効果があり、末期ガンに伴う激痛を抑制する効果がある。このように、ビタミンB17は、ガン細胞を破壊する作用に加えて、私たちの体の健康な細胞に対しても強い抵抗力を与え、活性化する作用がある。」という説明がありました。
 また、ビワ温灸が有効なのは「ビタミンB17は、体温と共に暖められると浸透して、細胞の中にまで入っていき、炎症やガン細胞も治してしまうほどの力を発揮する」そうです。ビワの葉を靴の中に敷いてみたいと知り合いが話していたのが、的を射ている使い方なのがわかります。
 実際にソックスの中に入れて外出しました。すると3時間もすると妙に足が暖かく、足裏が汗ばんだのかビワの葉がぴったりとくっついていました。約7時間後、ビワの葉を取り出すと、カラカラになっていて養分を足の裏から吸い取ったようでした。足の裏から頭のてっぺんまで体の芯が心地良く感じられ、これは癖になりそうと思いました。
 もっとすごいのが、2020/3/10の記事で竹下先生が紹介してくださった「びわの葉エキス」の不思議な使い方です。

「びわの葉エキス」の小瓶を、胸かズボンのポケットに入れておくだけで良いのです。これだけで「免疫力」と「ホメオスタシス」の両方が整うのです。小瓶に「びわの葉エキス」を10ml入れておけば良いでしょう。(中略)...まるで、身体のまわりにプラズマのバリアが張られて守られているように感じるでしょう。
(竹下雅敏)

 私たちが自然に即して暮らせば、おどろくほど簡単に健康になるのかもしれませんね。
(まみむ)
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まみむのメモ(54)〈食べられる野草図鑑〉(番外編)バラ類・バラ科植物(2)

ビワ(枇杷)


Wikimedia_Commons[Public Domain]
時期 枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長する。花期は晩秋から冬(11 - 2月)。果実ははじめ緑色で、初夏(5 - 6月)に黄橙色に熟す。
場所・環境 中国南西部の原産で、日本には古代に持ち込まれたと考えられており、中国から渡来したといわれているが、野生も確認されている。原産説についてはいろいろ議論があるが、奈良時代に記述があり古くから日本にあったのは間違いない。暖地で果樹として栽培されている。主に本州の関東地方・東海地方の沿岸、石川県以西の日本海側、四国、九州北部に自然分布する。またインドなどにも広がり、ビワを用いた様々な療法が生まれた。中国系移民がハワイに持ち込んだ他、日本からイスラエルやブラジルに広まった。トルコやレバノン、ギリシャ、イタリア南部、スペイン、フランス南部、アフリカ北部などでも栽培される。
花芽は主に春枝の先端に着く。花芽は純正花芽。長さ10〜20cmの円錐花序に芳香のある小さな花が100個前後つく。


花は直径約1cm、花弁は白色で5個ある。花弁の内側の下部、萼、花序には褐色の綿毛が密生する。開花のときは花弁を外側に出す。葯(おしべの花粉がつまる袋状の部分)には毛が密に生えている。長期の花期に多量の花密を蓄え、甘い芳香を放って昆虫または小鳥が来るのを待ち、花粉の媒介が行なわれる。自家受粉が可能。

葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は、長さ15 - 20センチメートル (cm) 前後の広倒披針形・長楕円形・狭倒卵形で先端は尖り、基部は次第に狭くなって葉柄に続いていく。葉身は厚くて堅く、表面が凸凹しており葉脈ごとに波打つ。葉縁には波状の鋸歯がある。葉の表面は初めは毛があるが、生育するにつれて毛はなくなり光沢が出てくる。葉の裏面は、淡褐色の綿毛に覆われたままである。

果実は花托が肥厚した偽果で、直径3 - 4 cm、長さは6 cm前後の球形から卵形、広楕円形になり、全体が薄い産毛に覆われている。果実の中には大きな赤褐色の種子が数個あり、可食できる甘い果肉部分は全体の約3割ほどである。果実の頂部には内側に曲がった萼片が残る。種子は長さ2〜3cm。なかには白い肉質の子葉が入っている。

長崎県、千葉県、鹿児島県などの温暖な地域での栽培が多いものの若干の耐寒性を持ち、寒冷地でも冬期の最低気温-10℃程度であれば生育・結実可能である。

和名ビワの語源は、実の形が楽器の琵琶に似ているからとされる。

土壌は砂壌土がよく、根は深く張る。
見分けるポイント 若枝は、淡褐色の細かい毛に覆われている。 葉の裏面にも褐色の綿毛が密生する。樹皮は灰褐色。横じわがある。
間違えやすい毒草 なし
生え方 常緑広葉樹の小高木で、高さは5〜10メートル (m) ほどになる。
学名 Eriobotrya japonica
科名・属名 バラ科ビワ属
採取方法 びわの葉の焼酎漬けは、冬の一番寒い「大寒」の日に摘んだ葉が生命力旺盛で良いとされている。葉の表や裏の柔毛をタワシでよく洗い取り除いて、水洗いして生のまま用いる。新芽より古い葉の方が良いとされる。
その葉を、2~3センチ幅に切って適量の水を入れて煎じる。
ビワの葉の乾燥したものを、生薬名で枇杷葉(びわよう)という。
初夏に黄橙色に熟した実を採取し生食、他に。その種子を薬用にする。
あく抜き なし
調理法 果実は甘く、生食や缶詰にされる。ゼリーなどの菓子、ジャム等にも加工される。茶色い種子は、生薬の杏仁の代用として利用される。葉は薬用として重宝されてきており、ビワ茶にしたり浴湯料にする。

果実酒は、 氷砂糖とホワイトリカーだけでも作れるが、ビワは酸味が非常に少ないので、果実のほかに皮むきレモンの輪切りを加えて漬け込むとよい。また、果肉を用いずにビワの種子のみを使ったビワ種酒は、杏仁に共通する芳香を持ち、通の間で好まれる。
他の利用方法 薬用、浴湯用。
効能 ビワの葉の成分は、ブドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース、でんぷん、デキストリン、酒石鹸、クエン酸、リンゴ酸、アミグダリン(ビタミンB17)、タンニン酸、サポニンなど。これらの成分の中で特に有効なものは、アミグダリンをはじめとするクエン酸、リンゴ酸、酒石鹸などの有機酸。有機酸はタンパク質を消化するために欠かせない成分。ビワの種には、アミグダリンという成分が葉の1300倍も含まれていると言われている。

アミグダリンは、正常細胞にとっては有益に作用するが、ガン細胞の周囲ではベータグルコシターゼ酵素の作用で、青酸とベンツアルデヒドとに分解され、強烈な複合毒素となってガン細胞だけを選んで攻撃して撲滅させてしまう。それと、ベンツアルデヒドが無害物質に中和するとき、モルヒネ以上にガンの痛みを和らげる力も持っている。

アメリカの生化学博士エルネスト・T・クレブスⅡ世は、「ガンの原因はビタミンB17の欠乏症にある。腫瘍はその防御反応があらわれるためである」として、ビタミンB17を用いたガン治療を提唱した。また、アメリカのガン治療の専門医ジョン・A・リチャードソン博士は、「ビタミンB17はすべてのガンに100%近い制御率を示した」として、250例中、248例に効果があった臨床報告を発表、医学界だけでなく一般の人達にも大きな衝撃を与えた。

びわの種はガンだけでなくぜんそく、肝硬変、糖尿病など慢性の難病にも薬効がある。摂取の仕方としてはそのまま食すが、乾燥種だとかなり堅いので、保温ポットなどで一昼夜蒸して柔らかくしたものを1日に3~10個を目安に食べる。また、砕いて粉末にして飲んでもよい。

3000年の歴史をもち古来から伝承されている仏教医学のビワの葉療法とは、緑の濃い厚手のビワの葉の光沢のある面を焦げない程度に火にあぶり、2枚合わせて10回ほどすり合わせて、1枚ずつ両手にもって熱いうちに皮膚を直接なでる。腹部やへそ下を6~7分丹念にマッサージする。これは、ビワ葉には、アミグダリンとエムルシンとが含有されていて、葉の表面を火であぶることにより、相反応して微量の青酸が発生して、それが皮膚を通して吸収されて、甚大な効果を発揮すると考えられている。アミグダリン(ビタミンB17)は、体温と共に暖められると浸透して、細胞の中にまで入っていき、炎症やガン細胞も治してしまうほどの力を発揮する。

びわ種焼酎漬けの効用
■胃のもたれ・口内炎・歯痛・歯茎の腫れ・歯槽膿漏等
2~3倍に薄めて口に含みお口くちゅくちゅします。最後に飲み込んでOK。
■のどの痛み・せき等
2~3倍に薄めてちびりちびり飲む。お酒に強い人はストレートでもOK。
■内臓の痛みや炎症等
2~3倍に薄めてちびりちびり飲む。お酒に強い人はストレートでもOK。
■水虫・切傷・やけど等
原液ではかぶれることがありますので2~3倍に薄めてガーゼに浸し湿布。
■他慢性疾患
外からの手当(患部に直接塗る)と中からの手当(飲む)で多くの方々が実行しておられるようだ。

あせもには、葉を3枚ほどちぎり、水0.5リットルで煮出し、冷めた汁で患部を洗うようにする。

打撲、捻挫には、ビワの葉約30枚を水洗いして、1センチほどに刻み、水気をとってから広口びんに入れ、ホワイトリカーを葉が浸るまで注ぎ、2~3週間おいてからこれをこし、脱脂綿に浸して患部にあてる。

咳止め、暑気あたり、胃腸病には、葉2枚をちぎり、水0.4リットルを加えて煎じ、約2分の1の量まで煮詰め、適当なときに飲む。

ビワ酒:疲労回復や食欲増進には、果実1キログラムを水洗いして、よく水気を切ってから、ホワイトリカー1.8リットルにグラニュー糖150グラムを加えて漬け込み、3~6ヶ月後に、こしてビワ酒にします。ビワ酒は、1日3回20ミリリットル程度を飲む。

ビワの葉、花は、風邪にハチミツとビワ花を適量いれて15分くらい蒸してから食べると咳がとまり、咽が痛いときには、ビワ茶に塩を入れてうがいを。

皮膚炎、火傷、水虫、捻挫、アトピーには、ビワの葉を水半量に煮詰めて、薬用アルコールに溶かして、直接性皮膚炎に効果があるとされる。ビワの葉には殺菌力があり、この煎じ液を風呂にいれたビワ湯は現代病のアトピーに悩む人にも効果があるとされる。
その他 3千年も昔から、涅槃経(ねはんきょう)などインドの古い仏典の中に、びわは大変優れた薬効を持ち生きとし生けるものの万病を治す植物として登場する。びわの樹は「大薬王樹」、びわの葉は全ての憂いを取り除く「無優扇」と名付けられていたことからも、その癒しの力の絶大さが、すでにこの頃からあまねく知られていたことがうかがわれる。

日本でも古くは奈良時代、天平2年に光明皇后がつくられた「施薬院」、これは貧しい人々や病気の人々の救済施設だが、そこでびわの葉の療法がもう行われていた。

江戸時代には「枇杷葉湯(びわようとう)」として、庶民の夏の暑気払に盛んに飲まれていた。枇杷葉湯は、ビワの葉に肉桂(にっけい)、霍香(かっこう)、莪述(がじゅつ)、呉茱萸(ごしゅゆ)、木香(もっこう)、甘草(かんぞう)の7品目を同量混ぜ合わせて、煎じて作ったもの。てんびん棒を肩に「ご存知本家天満難波(てんまんなには)橋朝田枇杷葉湯(びわようとう)・・・」と売り歩くさまは、浪花や江戸の風物詩だったようだ。

江戸時代の川柳には「枇杷と桃 葉ばかりなながら 暑気払い」という川柳があり、ビワもモモも、葉には薬効があり、実には薬効が無いことを謡っている。
参照サイト・文献 松江の花図鑑
イー薬草・ドット・コム
ウィキペディア
サプリメントハウス
関連記事 [第51回] 地球の鼓動・野草便り 植物ホルモン

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ぴょんぴょんの「挑発するコソボ(2)」 ~不気味なほどドンバス危機と似ている、コソボ政府とコソボ・セルビア人のにらみ合い

 今回も、コソボとセルビアです。
 緊張状態が気になって、情報を探してはいるのですが、日本や欧米のメディアは、ほとんどまったく報道しないので、Sputnikやロシア・トゥデイ、ツイッターの「kosovo」検索から、拾ってみました。
 これまでの長い間に積み重ねられてきた、セルビア人とアルバニア人の深い深い溝が感じられます。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「挑発するコソボ(2)」 ~不気味なほどドンバス危機と似ている、コソボ政府とコソボ・セルビア人のにらみ合い


世界中で暗躍する犯罪組織アルバニア・マフィアを生んだ国


「コソボはセルビアのハート」

今日もまた、コソボの話かあ・・。

そんな、うんざりした顔、すんなよ〜。
12月21日、セルビアのブルナビッチ首相はこう言ってるんだぜ。
「コソボ政府の一方的な措置のために、北コソボは戦争の瀬戸際にある。」
EURACTIV

いつ、火がついてもおかしくない状況なのか。
そもそもコソボは、もともとセルビアの自治州の一つで、コソボ紛争をきっかけに勝手に独立したんだよね。

ああ、コソボの独立を認めているのは、日本を含む欧米諸国。
ロシアや中国など、世界60カ国以上は承認していない。

もちろん、セルビアも認めてない。

コソボの独立を承認している国(緑色)、承認撤回した国(赤色)
Wikipedia[Public Domain]

セルビアも、認めちゃえばいいのに。
だって、コソボの人口の90%はアルバニア人で、セルビア人は4%しかいないんでしょ。セルビアは国土も広いし、コソボを失ってもどうってことないじゃん。

たしかに、コソボのセルビア人は肩身が狭い思いをしている。
だが、セルビア人にとって、コソボは大切な聖地なのよ。

聖地って、オタクが聖地巡礼する、アレ?

アホ! アニメの聖地じゃなくて、本物の聖地!
コソボには、何世紀も前からセルビア正教の拠点「ペーチ総主教修道院」のほか、世界遺産に登録された4つの重要な教会施設がある。

ペーチ総主教修道院
Author:Quinn Dombrowski[CC BY-SA]

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夜明けを迎えるために

明けましておめでとうございます。🎍
12月22日の冬至を経過して迎えた人類の覚醒の年とされる本年が、私達一人ひとりにとって輝かしい年になっていきますように。🌇


 今回は私が寺の門徒さん向けに年5回出している寺報、その年末版からの切り取りの転載を記事とさせていただいています。切り取りといっても「夜明けを迎えるために」と題した下の文章は寺報の約65%程度の分量で、内容としては古くからの時事ブログの読者さんであれば常識程度のものです。ただし今後に向けて、これまでの世界が、嘘と隠蔽による騙し取りにまみれていた世界であったことを多くの方が気づいていく必要があるでしょうし、ご家族や友人など身近な方との現状認識共有の一助にでもなれば、との思いもあって、転載せていただいた次第です。
(seiryuu)
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夜明けを迎えるために


💡 無法者たちに支配されてきた日本


私達も否が応でも生活環境に準じざるを得ず、本当にため息が出てしまうことの連続です。食料品、石油、ガスを始めとする生活必需品の高騰と公的負担金の一方的な増額、最近ではとうとう政府は、閣議決定のみで防衛費の名の軍事費を莫大に増額し、それを税金負担で賄う決定を行っています。

そして、これを既成事実のように無批判に広報するのが、NHKを始めとするメディアです。NHKなどとっくの昔に公共放送など看板だけで、実際は政府広報となっています。NHKは国会中継さえもやめてしまい、政府に都合のいい部分だけ切り取って広報し、それを公正な報道だとうそぶいているのですから呆れ返ります。

無論、敵基地攻撃能力など防衛費増大の中身は、政府の完全な憲法違反でもあります。日本においては憲法は全ての法規、たとえば刑法などの全ての法律の上位にあります。その憲法を公務員があからさまに無視し違反する。これは犯罪行為です。当たり前です。刑法に違反すれば犯罪者の無法者です。それより上位の法破りを当然のように行っているのです。権力者である自分たちは憲法の上の存在であるかのごとくに。

参考:「ゆりかりん」さん

#岸田に殺される」というワードがトレンド入りしていますが、当然でしょう。ただし、その政府も誰かの命令通りに日本人を苦しめぬく政策を行っている、と見受けられます。



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