注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
・2019年7月20日、闇営業問題の発覚で吉本興業から謹慎処分を受けたロンドンブーツ1号2号の田村亮氏と、契約解除を受けた雨上がり決死隊の宮迫博之氏が記者会見を開催。一連の不祥事について謝罪したうえで、吉本興業から不当な脅しがあったことを告発した。
・宮迫氏によると、ロンブー亮氏が吉本の岡本社長に「記者会見を開き、受け取った金額のことなどを話したい」と要請したのに対し、岡本社長は「それなら全員連帯責任でクビにする。」「俺にはお前ら全員クビにする力がある」などと言われたとのことで、会社側から会見をしないように脅されたことを告発。
・また、会社に対して不信を募らせていた2人に対して、「2人の引退会見か、2人との契約解除のどちらかを選んでください」との書面が送られてきたことも暴露。2人は芸能活動を継続したい意向を明かしつつ、不当な圧力を受けてきた吉本興業と対決していく姿勢を明らかにした。
反社会的勢力との“闇営業”問題を巡って、お笑い芸人の雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮がそろって、7月20日午後3時から都内で会見を開いた。
2人はお金をもらっていたことを早期に会見で説明したかったが、会社側からは「静観でいきましょう」と、事実上の口止めを指示されていたと主張。吉本興業の岡本昭彦社長から、「会見したら全員クビだと言われた」と述べた。
~省略~
会見で注目されたのは、吉本興業側がお金をもらっていた事実を6月8日には把握していたのに、6月24日まで発表していなかったという部分だ。(中略)… 社員や弁護士にはいくらもらったか金額を全て言ったが、「今更ひっくり返せませんよ」と会社側から言われて、いったん納得したという。
(中略)
吉本興業は、6月24日になってお金を受け取っていたことや関係者の処分を公表する。宮迫は岡本社長に会見をさせないよう圧力をかけられたと訴える。
(中略)
【AERA dot. 2019.7.20.】
↓宮迫氏とロンブー亮氏による会見全編。
(中略)田村亮から今出た吉本側の「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫や」という発言、今日最大の爆弾だと思う。ぜっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったいに地上波テレビは報じられないぞこれ。
— 津田大介 (@tsuda) 2019年7月20日
宮迫氏とロンブー亮氏が、「背水の陣」の覚悟で吉本の常軌を逸したブラック体質と、吉本とマスコミとのただれた関係を暴露!「大手局は吉本の株主だから大丈夫と言われた」
(中略)こ、これは凄いことになってきました!
急転直下で、宮迫さんとロンブー亮さんが記者会見を開催、その場で涙ながらに吉本興業の常軌を逸したブラック体質を告発しつつ、さらには、吉本の岡本昭彦社長の発言を取り上げつつ、吉本と大手マスコミとの腐敗した癒着関係を暴露しました!
ボクも、てっきり吉本からの「尻尾切り」に屈したまま宮迫氏が芸能界を引退してしまうものと考えていたけど、これは予想していなかった動きだったね。
2人の”爆弾発言”を聞いたマスコミ記者たちは、一体何を思ったのかな?
確かに、彼らが反社会勢力の会合や飲み会に参加していたことは間違ったことだったけど、もし、会社側からの圧力で、記者会見を禁止されていたり、「お金はもらっていなかった」などのウソをつくことを強要されたりしていたのだとしたら、これは、かなり話が違ってくることになる。
(中略)
吉本からの強い脅しを振り切って、自らの言葉でここまで多くのことを暴露した、2人の姿勢を最大限評価したいと思う。
これまでも指摘してきたけど、今回の闇営業問題は、芸人個人の問題というよりも、吉本の反社会的なブラック体質が引き起こしたものであり、ひいてはお笑い界や芸能界全体が反社会勢力と非常近しい関係を持ってきたことが発端になっているのは言うまでもない。
この先、より事細かな事実関係を明らかにしていく作業が必要になるけど、ここまで背水の陣で吉本に”宣戦布告”した2人に対して、今後応援していこうと思うよ。
(以下略)
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この件に関し、これまでの間、宮迫らに大きな批判が集まっていましたが、昨日、宮迫博之と田村亮が記者会見を開催。実は、会見を開くことを吉本側が拒んでいたことがわかりました。
2人が話した内容は驚くべきものでした。「謝罪会見をしたい」と申し入れていた2人に対し、吉本側は「Q&A」を事前に用意するなど、ネットでの生中継なしで会社主導の会見をしようとし、その際、“在京在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫や”と言われたとのこと。
東京と大阪の民放キー局のほとんどが、吉本興業の株主。吉本は民放各局とズブズブの関係なので、吉本興業が不利になる報道はしないということでしょうか。詳しい内容は、リテラをご覧ください。
“続きはこちらから”以降の一連のツイートをご覧ください。冒頭の週刊ジャーナリズムのツイートには、謝罪会見の要点がまとまっています。この最後の1文が重要です。
ここを突っ込むと、実際には、この事件は闇営業ではなく、吉本興業が関わっていたのではないかという疑念が生じます。