南スーダンPKOでの激しい戦闘状況が明らかに 〜 NHKのスクープから / イラク派遣日報隠蔽では防衛省の調査結果があまりに不自然
NHKが入手した自衛隊の内部文書によるスクープで、おととし7月に南スーダンで大規模武力衝突が起きた時、自衛隊の宿営地が戦闘に巻き込まれ、直接被弾していた状況が明らかにされたのです。これは現地の派遣部隊が日報などをもとに取りまとめた「成果報告書」で、NHKは黒塗りにされていた部分も独自取材し公表しました。当時、隊員たちは戦闘の渦中にあり、孤立し、中にはPTSDを訴える隊員もあるようです。
肝心な点は、政府がこの戦闘状態を知りながら派遣を継続し、その上、この大規模衝突を隠したまま「駆け付け警護」という新たな任務を付与したことです。激しい戦闘が記された日報が公表されるわけにはいかなかったこの時期、稲田防衛相がわずか7時間現地視察をして、あたかも平穏であるかのような発言をし、駆け付け警護を後押ししました。
これと並行して、自衛隊の日報問題をずっと追っている布施氏が「まるでデジャヴュ」と言うイラク派遣の方でも「存在しない」と言われてきた日報が出てきましたが、これについて防衛省が23日「組織的隠蔽はなかった」とした調査結果を提出しました。
しかし24日の参院外交防衛委員会では、自衛隊宿営地への攻撃が集中した2004年の日報がなぜないのか、日報は誰の指示でどこに報告されたのか、という核心部分への答弁は無きに等しく、結局、稲田防衛相の責任が問われていないこと、調査をするチームに「被疑者」である処分者が加わるという不公正さ、公表について個別の証拠が提示されないという不透明さを残した、全くもって国民の疑問に応える報告書になっていないのでした。
もう私たちが何度も何度も見せられてきたパターンですが、誰かが犠牲になって責任を押し付けられる官僚の隠蔽体質、そしてその先には毎度シラを切る政府、首相答弁があります。
連中が自発的に本当のことを白状するはずがないことは重々承知、なぜ私たちは、この連中を排除できないでいるのだろう。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
去年5月までおよそ5年半にわたって続いた南スーダンでの自衛隊のPKO活動について、NHKは、現地の派遣部隊が日報などをもとに取りまとめた「成果報告」を情報公開請求で入手しました。
入手したのは、おととし7月、現地で大規模な武力衝突が起きた際に派遣されていた10次隊の報告書で、一部が黒塗りになっていますが、さらに取材を進めたところ、その部分に記された宿営地内部の詳細が初めて明らかになりました。
(中略)
日報問題で情報公開請求に対し、防衛省が「すでに破棄され、存在しない」として非開示としたのは、この武力衝突が起きたおととし7月7日からの6日分の日報でした。当初、防衛省は陸上自衛隊には存在しないと一貫して説明していましたが、実際には保管され、組織ぐるみで隠蔽していた事実が明らかになりました。
(以下略)
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ザギトワ選手への秋田犬贈呈式に、呼ばれてもいないのに参加のあべぴょん …そして全く相手にされていないお粗末な日ロ首脳会談
冒頭のスプートニクは、この時の様子をバランスよく伝えています。ところが、 NHKはあべぴょんに千切れるほどしっぽを振っています。その下の共同通信の記事は、あべぴょんの“あ”の字すら出てこない清々しいものです。
本来なら日ロ首脳会談が話題になるところですが、“続きはこちらから”以降の記事をご覧になるとわかるように、領土問題に触れることすらないほどお粗末なもので、プーチン大統領に全く相手にされませんでした。その様子は、産経新聞が記事にしている通りです。
これに対して、リチャード・コシミズ氏が的確なコメントを書いています。「蚊帳の外」外交で誰からも相手にされていないあべぴょんですが、マサルの表情を見ると、犬にも相手にされていない様子が窺えます。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
スプートニク日本
贈呈式はロシアを訪問中の日本の安倍首相も参加して行われた。
遠藤氏はザギトワ選手への秋田犬贈呈について、日本側はロシアとの友好関係の水準を内外にアピールする好機ととらえているとコメントしている。マサルは24日、東京を出発してモスクワの到着。道中、マサルの同伴は政治家で秋田犬保存会の会長を務める遠藤敬氏が務めていた。
(中略)
ザギトワさんが式場に入ると、マサルはすぐにこれが新しい飼い主だとわかった様子で、ザギトワさんを舐めまわした。ザギトワさんはとうとうマサルにあえると知って、胸のどきどきが止まらなかったけれど、やっと会えてとても嬉しいと語っている。
(以下略)
(中略)
26日午後、ロシアの首都モスクワのホテルで、マサルと命名された秋田犬の子犬のザギトワ選手への贈呈式が行われ、日ロ首脳会談に臨むため、ロシアを訪れている安倍総理大臣も立ち会いました。
この中では、秋田犬保存会の遠藤敬会長が「マサルが日ロの友好の証しとなり、両国が深い関係を築くことができるよう期待したい」と述べました。
(中略)
立ち会った安倍総理大臣は子犬が贈られる前に抱きかえたり、なでたりしていました。そして、子犬が贈られる際には拍手を贈っていました。
(中略)
マサルと初めて対面したザギトワ選手は「きょうという日を心待ちにしていました。このようなすばらしいプレゼントを、本当にありがとうございます。よい飼い主になれるよう、しっかりと世話をします」と述べました。
(以下略)
子犬は赤毛の雌。ザギトワ選手は「勝利」の意味を込めて「マサル(勝る)」と名付ける考えだ。保存会の会長を務める日本維新の会の遠藤敬国対委員長はマサルをザギトワ選手に手渡すのに先立ち「日ロ友好の証しとなることを期待する」とあいさつした。
ザギトワちゃんへ、秋田犬の贈呈式にて
— 名もなき投資家(一般市民・立憲主義) (@value_investors) May 26, 2018
あれ、やっぱり無関係な人がいたみたい pic.twitter.com/kfGY2pZD8p
いやーしかし、お呼びじゃないのに無理矢理しゃしゃり出て、しかもなんで真ん中に立ちますかねぇ…https://t.co/ocSfMugPAb
— きづのぶお (@jucnag) May 27, 2018
主人公の #ザギトワ 選手を差し置いて、写真の真ん中に入る、#安倍晋三。
— 超兄貴ざんす📢🗿📢 (@chouaniki_zns) 2018年5月26日
まともな奴は、ザギトワを挟む格好で並ぶだろ。
いつでもどこでも #自己チュー。人心掌握力ゼロ。 pic.twitter.com/EGe8zpLgpj
写真 朝日新聞より pic.twitter.com/YMIZJCDLfQ
— 毬谷友子 (@mariyatomoko) May 26, 2018
3分程の秋田犬贈呈式のレポ部分では、アピールに必死な安倍晋三さんを一瞬、おまけのようにしか映さず、NHKも変わったかと思ったら、最後に秋田犬と共に映る大きな静止画が出て、トランプと「太いパイプ」のある安倍さんが云々…と岩田明子が長々と大本営発表。NHK内で駆け引きが色々あるかもですね。 pic.twitter.com/vi5PuMbD3S
— YAF (@yagainstfascism) May 26, 2018
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愛媛県も今治市も、あべぴょんと加計理事長の面会を認める ~誰もが嘘だと感じる加計学園の言い訳~
誰もが嘘だと感じる言い訳だけに、“あべぴょんとその仲間たち”の往生際の悪さを、またしても見せつけられた形になりました。
しかし、そのFAX の言い訳が事実だとすると、加計学園は愛媛県と今治市に対して補助金詐欺を行ったことになるのでは?
籠池夫妻はその疑いで10ヶ月拘束されていたわけですが、籠池氏は補助金をすでに全額返還しています。となると、加計学園も既に公布された42億円の補助金を返還しなければならないという気がします。
これについて、“続きはこちらから”で、田中龍作ジャーナルが面白い記事を書いています。財政状況が火の車の加計学園は、何としても補助金が必要です。引用元で全文をご覧になると、今後加計学園は、誤った情報を元に今治市から補助金を交付されたにも関わらず、もしも今治市が追加の補助金を交付しなければ、加計学園は今治市を詐欺で訴える可能性があるとのことです。元記事では、詐欺師が「詐欺の被害にあった」という、“世も末の泥試合”が起きる可能性があると言っています。
こうした状況で、いずれ番頭ワタナベが殴りこんでくるのはほぼ間違いないので、加計問題はますます目が離せなくなってきたと言えます。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
もし会っていないと言うのであれば、加計理事長自身が国会に出てきて、堂々と説明すべきです。それすらできないということが、全てが「嘘」であることを物語っています。
加計学園のFAXのあて先が『報道機関各位』
— sirusudon18 (@sirusudon18) May 26, 2018
騙した相手でありパートナーの愛媛・今治は無視です
愛媛県・今治市がどうケジメつけるか見物です。県民市民が黙っていないでしょう@nobuogohara #加計問題 @CDP2017 #朝日新聞 #毎日新聞 #東京新聞 @edanoyukio0531 @koike_akira @edaoffice @moriyukogiin https://t.co/L5EkvVOfZz
加計学園「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えた」とのコメントを発表。愛媛県と今治市を騙して獣医学部新設に協力させた事実に、加計学園はどうケジメを付けるのか。設置済みの獣医学部を今更潰せないのであれば加計理事長辞任が当然。
— 郷原信郎 (@nobuogohara) 2018年5月26日
となると、柳瀬(総理秘書官)は総理の発言を騙る詐欺師に載せられて愛媛や今治の役人を呼びつけ、安倍にその発言内容も確認せずに会議やった、と。そして愛媛や今治から補助金や土地を与えた、と。
— 🏕インドア派キャンパー 📢高プロは廃案 (@I_hate_camp) May 26, 2018
もう荒唐無稽を通り超してる話だろ。https://t.co/CWAB8p4vUt
愛媛県と今治市は、加計学園側に約186億4千万円も補助金出してるんだから、加計学園がウソついて補助金せしめてたとしたら返還させなきゃな。自発的に変換しないなら住民訴訟だろう。https://t.co/rmHVJyKdkt
— 平和(ぴんふ)くん (@peace_all_green) May 26, 2018
愛媛県、これ、加計学園を偽計業務妨害でヤレるんちゃうか?wwwww
— 菅野完事務所 (@officeSugano) May 27, 2018
「私の地位を利用して何かを成し遂げようとしたことは、この四十年間一度もありません」
— HOM55 (@HON5437) May 26, 2018
なんと素晴らしい加計理事長との友情かと思いきや、#加計学園 は総理の名前を利用して愛媛県・今治市・官邸を騙すような学校法人でした。この友情は総理の思い込みでしたね。めちゃくちゃ利用されてます。 pic.twitter.com/F3GgexuYHF
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