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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第11話 ― テロリスト国家イスラエル

 米国内の喧噪が続き911テロの真相の開示が停止されたままです。しかし既に911テロの実行者その背後はネオコンが支配した米国自身、そしてイスラエルとサウジアラビア、この三国同盟があるのは公然の秘密というか半ば常識となってもいます。
 アルカイダ、そしてそのタグを付け替え、イスラム国、ISとか名乗るダーイッシュがサウジアラビアから出てきた者たちで、米国のCIAが支援訓練等を施したこと、そしてイスラムを名乗るダーイッシュが、イスラエルには決して害を及ばさないことは度々指摘されたことです。
 既にヒラリー・クリントンが「私達がアルカイダを作った」と白状していますが、サウジアラビアもダーイッシュについて自白もしています。

Pars todayの2016年4月24日
イギリスの新聞フィナンシャルタイムズがアメリカのケリー国務長官に関する記事において発表し、「サウジアラビアはケリー長官に対し、ISISはサウジによって育成されたこと、これはCIA・アメリカ中央情報局にとっても周知の事実であることを伝えた」と報じました。

 明らかに米国とサウジはテロ支援国ともいえますがイスラエルに関しては支援国どころかテロの老舗本舗です。「ハザールマフィア」の呼称は誇張や比喩では無く、そうとしか表現ができないのが事実なのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第11話 ― テロリスト国家イスラエル

「イスラエル建国の父」ロスチャイルド家



広瀬隆氏は著書『赤い盾』の中で、全てのシオニズム組織団体にロスチャイルド家がその長として就任している事実を明かしています。「イスラエル建国の父」ロスチャイルド家抜きにイスラエルの存立は無かったのです。

初期シオニズム運動、アシュケナジ(ハザール)ユダヤ人逹の入植の消息は「ヘブライの館2」によると次のような具合です。
パレスチナへの入植活動には、当然、多くの資金が必要とされた。しかし、それは心配する必要がなかった。

なぜなら、パレスチナで活動していたユダヤ人たちに、「匿名の寄贈者」というサインの付いた「小切手」が送られていたからだ。

この膨大な資金によって、続々とユダヤ人たちがパレスチナに入植し、その金によって住宅、学校、農業地を購入することができたのである。またその資金援助によって、その地で採れるあらゆる農作物が当時の世界市場よりも高く買われ、全収穫物が毎年買い付けられるということが行われた。

後にこの「匿名の寄贈者」の正体は、フランス・ロスチャイルド家のエドモンド・ロスチャイルドであったことが公にされた。フランスとロンドンの両ロスチャイルド家は、1878年以来、パレスチナの土地を買収し続けてきたのだ)。

アシュケナジユダヤ人の最初の入植はロシア皇帝暗殺後の1882年からですが、その5年前から既にロスチャイルド家は計画と準備を進めており、シオニズム運動が開始されたのです。しかし現実として国土確保のため土地購入には限度がありました。

「イスラエルが建国を宣言した1948年までに、これらのユダヤ侵略者たちは土地の所有を増加させていたが、しかし《それでもなお(パレスチナ全土の)6%に満たなかった。》」(ジャック・バーンシュタイン氏)。

パレスチナ人がその居住してきた土地、自らの国土を売ることを拒否したのです。そこでハザールマフィアたちは自分たちが熟達している手段に訴えることにしました。テロです。現在にまで続く大規模な「集団押し入り殺人強盗」の連続です。


公表されたデイル・ヤシン村の襲撃


(左)イツハク・シャミル [CC BY-SA] (右)メナヘム・ベギン [Public Domain]


パレスチナ人への最初の大規模テロ、それは一方的な「建国宣言」の前1948年4月9日に起こされました。後のイスラエル首相メナヘム・ベギン率いる「イルグン」と、同じくイスラエル首相となるイツハック・シャミル率いる「シュテルン(別名レヒ、スターンギャング)」の両ユダヤテロ組織123名が、まだ寝静まっていたデイル・ヤシン村を総攻撃。無抵抗の254人の男女、子供までが無差別に虐殺されたのです。


この頃アラブ人とユダヤ人の抗争が激化していました。その中ハザールマフィアはパレスチナ人村落の完全破壊のプランを立てており、初代首相となるダビッド・ベングリオンの指令のもと、中立を表明していたデイル・ヤシン村を突如襲撃したのです。実行ギャング団たちは遺体の焼却等にて虐殺行為の隠蔽を図りますが、到着した赤十字に知られて世界に公表されたのです。

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(35)育児の知恵

かんなままさんの執筆記事第35弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(35)育児の知恵
テレビの映画やドラマになれてしまうと、人を傷つける言葉、傷つける行為が当たり前だと感じるようになると思うのです。
これはものすごく気を付けないといけません

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


メディア漬けの生活が与える「育児」への悪影響


市の事業として「初めてのママ講座」をしています。
連続6週間で子育ての第一歩を学ぶ講座です。その中でママ達に「やってみたらいいことあるかも、な宿題」を出しています。

授乳中にテレビやスマホを見ない。赤ちゃんにできるだけテレビを見せない。赤ちゃんのあやし道具にスマホやタブレットを使わない。というもので、やるかやらないかは自由です。

なぜ、こんな宿題を出すかというと、ほとんどのママが子育て中にテレビをつけ、スマホを使っているからです。「授乳中は何もすることがない」「誰かと繋がりたい」「情報が欲しい」という気持ちを簡単に満たしてくれる便利なツールですし、パパママ自身がテレビやファミコンで育った世代です。音が鳴っていないと落ち着かないという人も少なくありません。

赤ちゃんと二人きりで一番欲しい情報は「泣き止ませ方」と「眠らせ方」です。多分どの時代のママも同じ気持ちでしょう。昔は誰かが傍にいて教えてくれたり見本がありました。今は誰も教えてくれないどころか「迷惑」というチクチクビームが飛んできます。

その上、ママの声では泣き止まない赤ちゃんが増えたと言われています。それは胎児期からママの声を聞いている赤ちゃんが少なくなったせいではないかとのこと。生まれてからもママはテレビやスマホに没頭して無言。わらべうたを教えても声を出すママの方が少ないのが気になります。

その時、頼りになるのが「泣き止ませアプリ」です。無料でダウンロードできます。臍帯音からビートの効いたロックまで流れます。連続再生、タイマー付きです。「泣くと自動で再生してくれるのでわざわざ抱っこしに行かなくても済むので助かります」など感謝のコメントが寄せられています。

最近は赤ちゃんでも簡単に操作できるタッチパネルなので知育、遊ばせアプリも人気です。電子音と光の刺激で赤ちゃんの興味をごっそり引きつけ、「喜ぶ」「大人しい」「1人で操作できる」と、親はあたかも子どもが楽しく成長していると勘違いをしてしまいます。
タブレット中毒の乳児

そして、「人と目を合わせない」「指さししない」「言葉が遅い」「落ち着きがない」「人の話を聞かない」などの発達障害を疑われるような症状が出てきて受診してもメディア漬けの生活は関連付けされないまま、もっと深刻になるケースが後を絶ちません。
自閉症と診断された幼児

そもそも赤ちゃんは豊かな体験を5感を通して自分の中に取り込み、模倣し、応答、共感されながら育つようになっているのです。やがて自ら言葉を発するようになり、他者との関係性も生まれてきます。2歳までにその土台を築く必要があるのです。その前にメディア漬けになってしまうと視覚と聴覚のみの刺激を長時間受け、興奮と緊張状態が続きます。そこには応答も共感もなく関係も築かれません。特に0歳児の間は先端的、器質的障害に近いダメージを受けるとさえ言われています。これが「2歳まではメディアは見せないでください」と警告されている所以です。

pixabay [CC0] 1 & 2 & 3 & 4


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【第3回】きっと役立つ乳酸菌学 〜メリーベのために〜 乳酸菌の機能性①整腸作用(後半)

 長い沈黙を経て(申し訳ありません)、第3回目の「乳酸菌学」となります。まずは第1回第2回のリンクを貼っておきますので復習していただけると理解が深まるかと思います。今回は腸内フローラと、何故快便が重要なのかについて簡単に説明しました。
(地球に優しい方の微生物学者)
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きっと役立つ乳酸菌学 〜メリーベのために〜 乳酸菌の機能性①整腸作用(後半)

Bifidobacterium adolescentis
Author: Y-tambe


腸内フローラとは?

 以前は100種類と言われていた腸内細菌は、遺伝子解析技術の発展により現在では500〜1000種類と言われるようになってきました。その数は100兆個にも及びます。世界の人口が70億人、人の全細胞数が37兆個と言われていますからその数の多さに驚かれると思います(人の細胞数も60兆個というのが定説でしたが、もう少し厳密に調べた論文が出たことにより現在では37兆個とされています)。

 腸内において細菌は分裂・増殖し、コロニーを作って生存しています。多種多様な細菌がそれぞれのコロニーを作っていることから、それらコロニーの様子を「お花畑」に喩え、腸内細菌叢のことを「腸内フローラ」と呼ぶこともあります。腸内フローラは各個人で異なっており、一人一人違う「お花畑」を腸内に持っています。この腸内フローラが私達に多大なる影響を与えていることが最近次々に明らかにされています。



ビフィズスフローラ

 授乳期の赤ちゃんのうんこに含まれる菌は99%がビフィズス菌です。これをビフィズスフローラと呼びます。これは母乳に含まれるオリゴ糖のお陰です(その数100種類以上)。オリゴ糖は小腸では吸収されず、大腸まで届きビフィズス菌を増やします。ビフィズス菌はオリゴ糖を食べることができるのですが、他の細菌はオリゴ糖を食べることができないのでビフィズス菌だけモリモリ増えることができます(このような物質をプレバイオティクスと呼びます。※プロではなくプレです)。

 ミルクというのは本当に凄い食品で、栄養素以外にも赤ちゃんを病原菌やウィルスから守るために様々な成分が入っています。子供の成長のために考え尽くされた食品と言っても良いと思います。母親の愛を感じますね。ところが、人工のミルクで育った赤ちゃんはビフィズス菌の割合が90%と少し低くなります。これが将来どのような影響を与えるのかは分かっていませんが、母親から直接授乳する行為は心の栄養となるので、腸内細菌と心の両面から母乳で育てることを推奨します。


年を取るとビフィズス菌が減る

 年を取るとビフィズス菌が減り、悪玉菌であるウェルシュ菌が増えるというのは随分前からよく知られています。悪玉菌の増加は老化や疾病の原因にもなりますので、腸内腐敗を放っておくと、老化が促進され、疾病を引き起こす要因となります。また、免疫力も年を取ると落ちてきます。
 腸内細菌と免疫は非常に密接な関係がありますので、健康な状態をキープする上で、老年期では特に腸内環境を気にして欲しいと思います。若い時はみんな若く見えますが(当たり前)、中年期から「見た目年齢」は大きく変わってきますね。恐らくそれには腸内細菌もかなり影響しているのではないかと思います。


何故快便が重要なのか

 長い前置きとなりましたが、実はここからが前回の続きです(笑)。前回、快便が重要で毎日のお通じの状態をチェックして下さいと書きました。では何故快便が重要なのでしょうか?
 理想のうんこは適度に空気や水分を含み気張らずにストンと出るうんこです。そういううんこは、臭いもそれほど臭くありません。逆に臭くて硬いうんこや下痢状のうんこは、悪玉菌が多い証拠です。悪玉菌はインドール、フェノール、ニトロソアミンなどの有害物質(発がん性物質を含む)を出します。それらは腸から吸収されて各種臓器にダメージを与えます(もちろん、腸にも)。また、それらが口や汗腺から放出されると、口臭や肌荒れの原因となります。逆にいうと、口臭や肌荒れも腸内腐敗をなくせば改善できる可能性があるということです。

 日本人は昔から穀物中心で生きてきた民族ですので、肉食をしてきた西洋人に比べて腸が長いと言われています。つまり、日本人は、穀物を腸内細菌により分解してエネルギーを獲得するために腸が長くなり、肉食をする西洋人は肉食によってできる毒素をあまり吸収しないように腸が短いと考えられるのです(真偽は定かではありませんが)。つまり、腸が長い日本人には肉食は向かない可能性があります。野菜や穀物中心で肉や魚はサブ的に食べるのが理想なのかもしれません。

 これだけでも毎日のうんこチェックが重要なのが分かってもらえたと思いますが(実はもっと腸内細菌との関係は深い)、最後に 「踏ん張り方」について 書いて第3回目を終了したいと思います。


実は和式便器の方が良い

 現在は洋式の便器が主流ですが、うんこを出すという意味では和式便器の「ウンチングスタイル」(死語?通じる?)の方が、便座に座ってやるより良いと言われています。それは、洋式便座では直腸が恥骨括約筋という筋肉に圧迫されて十分な便の通り道を確保できないためです。洋式便座は体勢は楽ですが、出にくい人にとっては出すのが楽じゃないのです。

 洋式の便座でも足元に台座を置くことで和式でやるような体勢にするグッツも販売されているようですので、便秘の人は使ってみるのも良いかもしれません(こちらを参照。※本商品を勧めているわけではありません。動画と写真は非常に参考になります。多分、捻じれの人が作っています。笑)。





 それと便意を我慢すると便秘になりやすいので、恥ずかしがらずに出せるときに出しましょう。次回以降は更なる乳酸菌の機能性について書きたいと思います。気長にお待ち下さい(汗)。

Writer

地球に優しい方の微生物学者

主に自然科学関連の記事へのコメントと「きっと役立つ乳酸菌学 〜メリーベのために〜」という記事を寄稿しています(滞りがちでスミマセン)。大学で微生物(乳酸菌)の機能性研究を行っています。最新の知見もご紹介しながら、魅惑の菌ワールドに皆さんをお連れしたいと思います。

何故か「う○こ」担当みたいになっていますが、非常に不本意です(※)!!専門は乳酸菌ですので、汚くないスマートな記事をお届け致します。できるだけ専門用語は避け、解説をしながら分かりやすくお伝えできるように頑張ります。
※私は8種体癖です(笑)


ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第10話 ― 人種差別国家イスラエル

 イスラエルの命運が“風前の灯火”となっているようです。中東で戦争と迫害を繰り返しパレスチナの人々始めアラブの民衆を殺害し土地を奪い領土を拡張してきたのがイスラエルです。そして全くアラブ人たちの人権を認めてこなかったのがイスラエルです。
 そのイスラエルと基本的に同盟関係にあるのは米国とサウジアラビアそしてもとはトルコもでした。また近年シリア侵害の包囲網をひいてきたカタールなど湾岸有志連合もイスラエルと歩調を合わせてきたと見て良いでしょう。しかし既に同盟を解除していたトルコは敵対関係だったロシアサイドにつきました。有志連合のカタールは離反し、現在のサウジアラビアは未曾有の大粛正のあの大混乱です。また肝心の米国自体もトランプが大統領になりこれまでとは様相が異なってきています。イスラエルは中東で完全に孤立となったのです。
 この孤立を招いたのはいうまでもなくイスラエルの「人種差別」意識です。この意識が「神から選ばれた選民」意識に由来するのかどうかは定かではありませんが、差別意識が他民族への攻撃暴力とつながりその反動が今返ってきているのです。
 しかし、イスラエルの人種差別は他民族に向けられるだけでないのです。差別は同民族の筈の自国民一般ユダヤ人にも強く激しく向けられているのです。イスラエルを建てた同じ存在がフランス革命を起こさせ人権宣言にて「自由と平等」を高らかに掲げさせてはいますが、実際の所は人権宣言を掲げさせた支配者の彼らは民衆の自由も平等も全く認めてはいないのです。
訂正)ヤコブ・フランクはガリチアを本拠に活動していましたが、生まれはガリチアと同様、サバタイ派の秘密結社が多くあったポドリアだった模様です。(2023/11/16)
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第10話 ― 人種差別国家イスラエル

イスラエル国内における差別の実態


『人種主義・マルクス主義イスラエルでの、米国ユダヤ人の人生』を著したジャック・バーンシュタイン氏はハザール王国にそのルーツを持ちここではハザール・ユダヤ人と呼称してきた米国生まれのアシュケナジ・ユダヤ人です。アシュケナジ・ユダヤとハザール・ユダヤは同じ意味です。

前回の最後に見たようにその白色のアシュケナジ(ハザール)ユダヤ人のバーンシュタイン氏が有色のスファラディック・ユダヤ人たちと喫茶店で同席し会話していただけで警官に見とがめられ「“黒んぼ”から離れよ」と警官から命令され、その命令に即座には従わなかった、それだけで警官から銃を突きつけられ下手をすると射殺されかねなかった体験としての事実、これはイスラエルが自国民衆の自由を縛り上げる超警察国家であることを示します。

そして同時にイスラエル国内において同じユダヤ人に分類されながらもアシュケナジとスファラディックとの間に深刻な差別が存在していることを示します。アシュケナジの警官がスファラディックを“黒んぼ”と呼んでいるのです。深刻な不平等です。スファラディック・ユダヤ人がイスラエル国内で二等国民として様々な差別を受けているレポートは種々あります。居住地職業等様々な不当な扱いを受けています。

「イスラエルはユダヤ人の“避難所”“天国”」とのシオニストが発するプロバガンダのカモの一人となったバーンシュタイン氏の受難はイスラエル到着からそう日を置かず始まります。バーンシュタイン氏はイスラエル到着早々にある女性に“一目惚れ”し求愛した結果イスラエル到着の4ヶ月後に結婚に至ります。その結婚相手でバーンシュタイン氏が“ジヴァ”と呼ぶ女性がスファラディック・ユダヤ人だったのです。それでバーンシュタイン氏も差別の対象となり様々の不当な体験を受けることで、バーンシュタイン氏は「ありのままのイスラエル」を広く深く認識していくことになるのでした。

さてイスラエル国内ではスファラディは二等国民です。しかし当然その下の三等国民が存在します。イスラム教徒キリスト教徒などのアラブ人たち異民族がそうです。そうするとイスラエルでは一等国民がアシュケナジ(ハザール)ユダヤ人、二等国民がスファラディック・ユダヤ人、三等国民は異民族、この差別構造になりそうですが違います。


アシュケナジ・ユダヤ人の間にも差別構造があるのです。バーンシュタイン氏は結婚前「イスラエルに到着した直後から数多くの中傷が私に集中した」「私は何度もこう言われた。「国に帰れ!」「俺たちはお前たちのお金は欲しいが、お前たちはいらない。」と語ります。

移住してきた同じアシュケナジ・ユダヤ人でも欧州からの移住者が上位で米国の移住者は下位に扱われるのです。ところが米国からの移住者でも優遇されるものもいたのです。共産党員のアシュケナジ・ユダヤ人です。

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(34)仕事

かんなままさんの執筆記事第34弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(34)仕事
いい加減に仕事をしろと言っているのではありません。ちゃんと仕事をするのだけれど、優先順位は低いのが本当だと言いたいのです。
意識を家庭に持ち込みませんか?そちらを大切にする努力をしませんか?
仕事に優先順位を置くのではなく、夫婦関係に優先順位を譲る、そういう時期が来ているのだと思います

出典:「ぴ・よ・こ・と」竹下雅敏(著)


身を粉にして働いても、子どもが犠牲になるだけ


学校の先生、勤務医、ブラック企業・・・身を粉にして働いて体や気を病んでも誰も助けてくれません。もちろんいい仕事もできないし、家族も疲れ、子どもが犠牲になります。この悪循環を断ち切るためには個人の意識の変革と社会のシステム作りが不可欠です。

特に子育て中の家族は、パパの仕事が過酷なほどママが子育ての全てを抱え込み悪循環に陥りやすくなります。又、ママの仕事復帰後は子どももママも時間に追われ、諦めて慣れるか共倒れです。

ママ講座をしていると、毎回夫の協力がテーマになります。ママの本音は2人の子どもだから一緒に育てたいという事です。夫婦の形は様々で、お互いが理解し合っていれば問題ないのですが、子育てに関しては実際に子どもを世話してみなければわからないことが多く、言葉だけで理解し合うのは難しいのです。

だから、この時期は気持ちのすれ違いがおこりやすくなり夫婦の溝も深まると言われています。やっと家庭を持ち、子どもを授かったというのに・・です。


パパの育休についての座談会〜日本の現状と世界の現状


pixabay [CC0]


今、働き方が問われています。

先日、パパの育休についての座談会をしました。
日本の育休取得率はママが81.8%、パパは3.16%です。待機児童問題や女性の雇用促進のために育休を早く切り上げて働きに出るママが増えていることも気になるのですがパパの育休が全く増えません。

制度はあります。育児・介護休業法ができて育休はパパ、ママ両方が育休を取得すれば1年2ヶ月まで延長でき、所得補償は50%(上限20万)。でも、現実は代替要員がいない、個人の経済的損失、上司や職場の理解がないという理由で取りにくくなっています。子育て中のパパへのアンケートでは68・9%が育休を取りたいと願っているのに・・。

これでは帳面消しの制度を作っただけ。弱い立場のパパに何ができるというのでしょう?
行政の足りないところは現場への愛です。

福祉国家と言われる北欧はというと?
デンマークは産後実家に帰らないので32週の育児休暇をパパ・ママそれぞれ取ることが出来ます。所得補償も100%。それを取得すると育児グッズが支給され、90%のパパが取得します。子育てがその人のキャリアアップになるし、出産、育児は個人の問題ではなく社会の問題だから制度を整えるというスタンスです。

ノルウェーやスウェーデンは政治・企業・家庭が協力し合って政策を勧め、育休54週のうち6週はパパが取得しなければならないパパクォーター制を制度化しました。所得補償は100%。90%のパパが取得するそうです。父親の子育てに関わる権利を保障するものだそうです。夫婦ともに掃除洗濯などの家事ができるのは当たり前。子どももそれを見て育つという循環が生まれるとか。

私が視察に行ったオランダは世界1子どもが幸せな国と言われています。「子どもを社会の真ん中に」というスローガンで政治・企業・家庭が協議してワークシェアリングが整い、パートとフルタイムは同じ条件・環境で働けます。だから子育て中も両親が当たり前のように育休を取り、その後はお互いがパートでワークシェアして育て合っていました。公園にはパパ達がベビーカーを押して談話している姿が多く、ほほえましかったのを覚えています。


夫婦で家庭を築き、子育てに向き合える、そんな働き方を!


座談会では実際に勇気をもって育休を取ったパパ達が、取得する前、育休中、復帰後の体験を話してくれました。

「子どもが生まれて育てるという家族の一大事の時に一緒に経験したかった」
「クビを覚悟で上司に話した」
「育休は愛を形にする手段」
「授乳以外何でもやった。家事育児は自分で決断することが多く、黄昏泣きの時など何をしても泣き止まない時が一番つらかった」
「子育て中は孤立して妻と話したかった」
「子育てで、優先順位が明確になり、自分の人生を考えた」
「復帰した後、仕事のモチベーションが上がった」
「子育てして時間の使い方、タスク分析ができるようになり仕事に活かすことが出来た」
復帰後、育児短時間勤務中だが、効率よく仕事できるので仕事量は変わらない。残業は怠慢かも」
「上司の理解がありがたかった。自分も上司になった時に後輩にお返ししたい」
「復帰した時に上司から、早く仕事の遅れを取り戻すために人の何倍も働きなさい。と言われてがっかりした。こんな上司にはなりたくない」
「今からの企業はAIなどが普及して、どうでもいい仕事をしていたら失業するかも。逆にこれをチャンスにして生き方を変えて家庭を大切にする人が生き残る

などなど。

pixabay [CC0]


ちなみに日本の残業時間は28.1%。スウェーデンは1.9%。もともと週に17時間以上はフルタイムとみなされるのでパートという意識があまりないとのことです。

参加していた管理職の人からは「わずか数か月の育休で、その後何十年が変わるほどの優秀な人材になって帰ってくるのは会社にとってもウェルカムだ」といわれました。


パパ達は世の中の流れに翻弄されるのではなく、夫婦で家庭を築き、子育てに向き合い、仕事もできる現代の開拓者・ヒーローのようでした。会場には男子大学生が10人ほど参加を要請されて出席していましたが「彼女はいるけど、働いたこともないし、結婚や子育ては考えた事もなかった」「初め、つまらん話かなあと思っていたけど面白かった」と素直な感想を言ってくれました。

日本の若者は希望を持って働き、夫婦尊重し合って家庭を築いている見本が少なく、どう生きるかの問いかけをする機会も与えられていません。これは社会の大きな損失です。身を粉にして働いて収入を上げることが幸せにつながらないという事は感覚的にわかっています。でも自分で考えても何かが変わるとは思えません。ただ、レールに乗って行くだけです。

でも、身近なところに自ら意識改革をして誇りを持って仕事や生活をしているモデルがいたら憧れと共に、自分が変われば何かが変わるという希望が持てます。そんな若者を支援したいです。もう、そういう時期に来ています。


Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
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