竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ラブロフ外相 シリア化学攻撃「演出」の陰に英国 ロシアは証拠を握っている
© Sputnik / Maksim Blinov
シリア東グータ地区ドゥーマ市で演出された化学兵器攻撃には英国が関与していることを示す証拠をロシアは山ほど握っている。ラブロフ外相はスプートニクからのインタビューにこう語った。
スプートニク日本
これより前、
「ホワイト・ヘルメット」がドゥーマ市で化学兵器の攻撃を装って
演出した動画に「化学攻撃の犠牲者」として
出演させられたシリア人の少年、ハサン・ディアブ君への取材が行われ、
少年は 詳細を明らかにしている。
ハサン君とその父親はドゥーマ市では化学攻撃は一切行われなかったと語っている。
ラブロフ外相は、証拠はあり余るほどあると強調。証拠のひとつは化学攻撃の口実となった動画。
外相は、動画を見れば、攻撃の犠牲者を救出しようと、
化学物質が使用されたとされる場所で動き回る人々は、「数人がガーゼの
マスクをつけている」のみで、有毒物質からの
防御服を一切身につけていないことから、これが演出であることは「はっきりわかる」と断言し、「我々が目にしている情報は入念に調べあげ、分析する必要がある」と付け加えた。
ラブロフ外相はまた、
脚色ビデオは「ホワイト・ヘルメット」が提出したものであり、「ホワイト・ヘルメット」が活動する領域はすべて武装戦闘員らに掌握されており、
「ホワイト・ヘルメット」は英国、米国他一連の諸国から資金を得ているという事実を列挙した。
ラブロフ外相は1年前もシリア、
イドリブ県の カーン・シェイクンで「ホワイト・ヘルメット」によって、全く同様の化学攻撃を装った煽動が用意された事を指摘している。
「これら全てを我々は充分具体的に解き明かし、化学兵器禁止機関の事務局にも国連安保理にも提出している。」
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東グータで化学兵器工場が見つかる
シリア軍がロシアと共同で、同国ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマに研究所と化学兵器工場を発見した。スプートニクが伝える。
スプートニク日本
ラボラトリーは民家の瓦礫のなかにある。家屋で覆われた地下通路を通り、化学兵器製造の全行程のための部屋に入ることができる。それは、化学物質の保管から、ミサイルや爆弾への毒物の搭載までだ。
シリア軍の情報筋はスプートニクに伝えたところ、「多くの化学品の梱包には、サウジアラビア製だと記されていた」という。
専門家たちは、まさにここでこそ、政権を民間人に対する行動において非難するための化学兵器を用いた挑発行為が準備されたと考えている。
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東グータの「化学兵器攻撃」演出の参加者、スプートニクに詳細を語る【写真】
© Sputnik / NOUR MOLHEM
スプートニク特派員は、ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで行われた化学兵器の攻撃の演出撮影に参加した少年に接触することに成功した。
スプートニク日本
ムスタファ(10)という名前の少年はドゥーマに住んでいる。
反体制派武装勢力「ジャイシュ・アル・イスラム(イスラム軍)」におびえていたため、スプートニクのジャーナリストたちに話すことを長い間拒んできた。
© SPUTNIK / NOUR MOLHEM
ムスタファ
ジャーナリストたちが、撮影について語ってくれるよう頼むと答えとして「ぼくが話しても、あなたたちはぼくを殺さない?」とたずねた。会話のプロセスでムスタファくんは慣れ、怖がらないようになった。勉強が好きだが、学校が倒壊していると話した。
少年は、こどもたちが指令を遂行すれば「ジャイシュ・アル・イスラム(イスラム軍)」の人びとが甘いナツメヤシをくれると約束したと語った。
「こどもたちが病院のちかくで集められて、
ぜんぶ正しく遂行すればクッキーとじゃがいもの入った袋をもらえると言われた。人びとが大きな袋を複数個持ってきたけれど、ぼくたちは、なかに何が入っていたかわからなかった。
ぼくたちは蛇口から水をかけられた。その後大人たちが走ってきて子供たちをつかんで、病院の建物の中へ。そこではぼくたちは写真をとられた。そのあとぼくたちには約束の食料が配られて、言うことを聞いてよく振る舞ったから遊んでもいいと言われた。」
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