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竹下雅敏氏からの情報です。
これはね。こーして引き抜くの。
(メリはち様からも情報提供がありました)————————————————————————
Dog playing Jenga
配信元)
YouTube 19/6/7

画像の出典: Wikimedia_Commons [Public Domain] & Pixabay
日本の防衛目的ではないイージス・アショア、レーダーから強力な電磁波が放射されている ~交付金で抵抗住民を屈服させ配備強行を狙う安倍政権
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日本国民はなめられている。政府は手羽先メディアを使って「洗脳&煽り報道」を繰り広げている。国家の悪事を止めるには人々が、事の真実を知ることである。国家の悪事だけではない、人類を支配してきた、未だにしている存在の悪業を止めることも同じ。国民をコケにする事に長け(たけ)ている日本政府。「イージス・アショア配備」にあたり、抵抗勢力を交付金で屈服させようとしている。「イージス・アショア」とは、地上配備型のミサイル防衛システムである。山口県と秋田県の2ヶ所に設置すると決定したものの、地域住民の理解が得られず最終決定できないでいる。ましてや日本の防衛のためでは無い事を隠してまで!!(添付動画の冒頭~4分40秒参照下さい)
ミサイル防衛では、攻撃してくるミサイルなどの目標物を探知、追尾するのにレーダーが使われる。レーダーからはご存知の通り電波(電磁波)が放射されている。イージス・アショアの設置に当たり防衛省は、電磁波が地域住民の健康にダメージを与える可能性がある事は十分認識しており、設置する地域への電磁波の影響をシミュレーションした。陸上自衛隊の中距離地対空ミサイルのレーダーを持ち込み、現地調査を実施、秋田県の候補地では、レーダーから約400m離れた地点で電磁波を計測した数値が、「机上計算で想定した値の約20分の1で、総務省の電波防護指針よりはるかに小さかった」と発表したらしいが、デタラメのような気がするが?!これに気を好くしたのではあるまいが、防護壁などを設置するとの情報は全く見当たらない。
それでは、レーダーから放射される電磁波はどのようなものか? Wikipediaによると、周波数3.1~3.5GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波だという。実はこの周波数帯に近い電磁波は、電子レンジにも使用されている。イージス・アショアのレーダー出力は防衛省が秘密にしているので知る事ができない。先のWikipediaを参考にすれば、4~6MW(メガワット)であるが、今防衛省が選定しているレーダーは、これを遥かに超えると見られている。
家庭用の電子レンジの出力が400~800W(ワット)程度と言うのは皆さんご存知だろう。電子レンジでさえ十分危険な存在である。電子レンジの使用を禁止している国すらあると言うのに、イージス・アショアでは、家庭用電子レンジ(500W)の8,000~12,000倍の加熱エネルギーを有している。ご承知の通り物体に電磁波を照射すれば、一部は反射されるが、それ以外は発熱させるエネルギーとして作用する。電子レンジでの加熱を体験されている読者の方には、この”オバケ電子レンジ”の危険度は容易に想像してもらえるだろう。
艦上設置のイージスシステムの場合、レーダー稼動時には乗員は甲板上にいることは許されず、艦内にいることが義務づけられているという。添付の動画の6分58秒~8分14秒には、過去にイージス艦に乗船したことのあるジャーナリストの方が、レーダー稼動時の留意点を艦長からきつく指示された時の体験が語られている。イージス・アショアのレーダー出力は、この度シミュレーションで使ったレーダーとは比較できぬほど大きいと言うが、住民らが質問しても防衛省は答えなかったという。これ程不誠実な説明をやっておきながら、抵抗する住民を黙らせるために交付金を与える案を検討すると言う「うつけ者」=「おろかなばか者」たち。朝鮮戦争終結の足音が聞こえてきたがそれでも強行するのだろうか!!
物事の解決のために、今まで力の道の論理が使われてきたが、このやり方では本当に物事を解決する事はできない。力の道では人の心は動かせないということにそろそろ気付いてもよい頃では無いか!!
ミサイル防衛では、攻撃してくるミサイルなどの目標物を探知、追尾するのにレーダーが使われる。レーダーからはご存知の通り電波(電磁波)が放射されている。イージス・アショアの設置に当たり防衛省は、電磁波が地域住民の健康にダメージを与える可能性がある事は十分認識しており、設置する地域への電磁波の影響をシミュレーションした。陸上自衛隊の中距離地対空ミサイルのレーダーを持ち込み、現地調査を実施、秋田県の候補地では、レーダーから約400m離れた地点で電磁波を計測した数値が、「机上計算で想定した値の約20分の1で、総務省の電波防護指針よりはるかに小さかった」と発表したらしいが、デタラメのような気がするが?!これに気を好くしたのではあるまいが、防護壁などを設置するとの情報は全く見当たらない。
それでは、レーダーから放射される電磁波はどのようなものか? Wikipediaによると、周波数3.1~3.5GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波だという。実はこの周波数帯に近い電磁波は、電子レンジにも使用されている。イージス・アショアのレーダー出力は防衛省が秘密にしているので知る事ができない。先のWikipediaを参考にすれば、4~6MW(メガワット)であるが、今防衛省が選定しているレーダーは、これを遥かに超えると見られている。
家庭用の電子レンジの出力が400~800W(ワット)程度と言うのは皆さんご存知だろう。電子レンジでさえ十分危険な存在である。電子レンジの使用を禁止している国すらあると言うのに、イージス・アショアでは、家庭用電子レンジ(500W)の8,000~12,000倍の加熱エネルギーを有している。ご承知の通り物体に電磁波を照射すれば、一部は反射されるが、それ以外は発熱させるエネルギーとして作用する。電子レンジでの加熱を体験されている読者の方には、この”オバケ電子レンジ”の危険度は容易に想像してもらえるだろう。
艦上設置のイージスシステムの場合、レーダー稼動時には乗員は甲板上にいることは許されず、艦内にいることが義務づけられているという。添付の動画の6分58秒~8分14秒には、過去にイージス艦に乗船したことのあるジャーナリストの方が、レーダー稼動時の留意点を艦長からきつく指示された時の体験が語られている。イージス・アショアのレーダー出力は、この度シミュレーションで使ったレーダーとは比較できぬほど大きいと言うが、住民らが質問しても防衛省は答えなかったという。これ程不誠実な説明をやっておきながら、抵抗する住民を黙らせるために交付金を与える案を検討すると言う「うつけ者」=「おろかなばか者」たち。朝鮮戦争終結の足音が聞こえてきたがそれでも強行するのだろうか!!
物事の解決のために、今まで力の道の論理が使われてきたが、このやり方では本当に物事を解決する事はできない。力の道では人の心は動かせないということにそろそろ気付いてもよい頃では無いか!!
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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イージス配備、受け入れ先に交付金を検討「説得材料に」
引用元)
(前略)
防衛省が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備先を対象に、新たな交付金を検討していることがわかった。配備候補地の自治体に受け入れを促す狙いがある。ただ、交付金と引き換えに配備を迫っていると取られかねないとして、政府内でも慎重意見が出ている。
複数の政府関係者が明らかにした。防衛省によると、自衛隊の特定の装備品や部隊の配備・導入を受け入れた自治体を対象にした交付金の例はないという。
イージス・アショアをめぐっては、配備候補地の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場(秋田県)とむつみ演習場(山口県)の周辺住民の間に安全性への懸念が根強く、自治体も受け入れに慎重な姿勢を崩していない。政府内に「配備の負担をお願いする地元への説得材料として(交付金を)示し、受け入れに向けた地ならしをしたい」との考えがある。
防衛省は昨年10月から、両演習場周辺でレーダーの電磁波による人体への影響や近くの水源への影響などを調査。5月、周辺住民の健康や付近を飛行する航空機などに「影響はなく、安全に運用できる」とする結果を公表した。
自衛隊や在日米軍の基地周辺の自治体には、「防衛施設周辺生活環境整備法」に基づき、部隊の運用や基地・施設が原因で騒音、土地の損傷など生活環境に影響が出ている場合、防音工事や道路改修などに国から助成金や交付金が支出される。2019年度予算にはこうした経費として1078億円が計上されている。だが、生活環境への影響があることが支出の要件となっており、ある防衛省幹部はイージス・アショアについて「『生活環境への影響はない』と強調して受け入れをお願いしているわけだから、環境整備法を根拠には金を出せない」とする。
そこで浮上しているのが、配備の受け入れそのものに新たな交付金を出す案だ。その場合、根拠法令を新たに整備する必要がある。
(以下略)
防衛省が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備先を対象に、新たな交付金を検討していることがわかった。配備候補地の自治体に受け入れを促す狙いがある。ただ、交付金と引き換えに配備を迫っていると取られかねないとして、政府内でも慎重意見が出ている。
複数の政府関係者が明らかにした。防衛省によると、自衛隊の特定の装備品や部隊の配備・導入を受け入れた自治体を対象にした交付金の例はないという。
イージス・アショアをめぐっては、配備候補地の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場(秋田県)とむつみ演習場(山口県)の周辺住民の間に安全性への懸念が根強く、自治体も受け入れに慎重な姿勢を崩していない。政府内に「配備の負担をお願いする地元への説得材料として(交付金を)示し、受け入れに向けた地ならしをしたい」との考えがある。
防衛省は昨年10月から、両演習場周辺でレーダーの電磁波による人体への影響や近くの水源への影響などを調査。5月、周辺住民の健康や付近を飛行する航空機などに「影響はなく、安全に運用できる」とする結果を公表した。
自衛隊や在日米軍の基地周辺の自治体には、「防衛施設周辺生活環境整備法」に基づき、部隊の運用や基地・施設が原因で騒音、土地の損傷など生活環境に影響が出ている場合、防音工事や道路改修などに国から助成金や交付金が支出される。2019年度予算にはこうした経費として1078億円が計上されている。だが、生活環境への影響があることが支出の要件となっており、ある防衛省幹部はイージス・アショアについて「『生活環境への影響はない』と強調して受け入れをお願いしているわけだから、環境整備法を根拠には金を出せない」とする。
そこで浮上しているのが、配備の受け入れそのものに新たな交付金を出す案だ。その場合、根拠法令を新たに整備する必要がある。
(以下略)
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そもそも総研イージスアショア
配信元)
YouTube 19/6/12
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配信元)
Twitter 19/6/10
【今度は居眠りを、、、】
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月10日
新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐり、調査データの一部に誤りがあった問題。誤りを住民に謝罪した説明会で防衛省の職員が居眠りをしていました。
今夜のニュース7で詳しくお伝えします。総合テレビ夜7時からです。 pic.twitter.com/loSBUy4biA
Writer
ままぴよ日記 27
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娘の子育てを見ていて私の若いころを思い出します。私も無我夢中だった。見えていないところもたくさんあった。でも自分で体験して色々な想いをしてきたから今の私があります。そして、その後も子育て現場にいて、たくさんのママ達を見てきたからもっと視野が広がったのだと思います。その目で今の娘の子育てを見ていると「違うよ!」と口出しをしたくなる事があります。でもそのアドバイスが本当に必要なのか?「正しい」という思いは私の価値観であって娘や孫には当てはまらないかもしれません。まして娘の夫婦関係は未知の世界です。今の娘はすでに、かつての私よりずっと大人です。いいも悪いも体験が学びであると思うなら、今の娘を丸ごと愛し、励まし、支援したいと思います。深くて優しいまなざしを持ちたい!それぞれが幸せでありますようにと祈ります。
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アメリカのインフルエンザと医療事情
孫がボストンの小学校に通い始めたのが金曜日。土日を挟んだので学校に行く気は大丈夫かな?と思っていたらお姉ちゃんが熱を出してしまいました。実はアメリカに着いてすぐに娘のパートナーと弟が熱を出して3日間寝込んでいました。それが回復したと思ったら今度はお姉ちゃん。そして月曜日の朝には娘まで高熱を出してしまいました。
そういえば土日に一緒に遊んだお友達まで熱を出したとか・・・。これは何かのウイルス感染?それも感染力が強いウイルス。すぐにインフルエンザ?と思いました。
こちらの人は熱くらいでは病院に行きませんし、職場も学校もお大事にね!と簡単に休ませてくれて「インフルエンザの検査をしてください。熱が下がっても2日間は外に出ないように!」なども言いません。予防投与?もちろんありません。じっと家で安静にして食欲がなければ食べない。治癒するのを待つ。それが自然のことだと思います。
娘ともインフルエンザに対する日本の過剰反応は何だろうねと話しましたが、子どもが4人いて治療が必要な病気やケガをすることもあります。アメリカは医療費がとてつもなく高いので何らかの保険には入っていた方がいいと思って調べてみたら、その保険自体が高い!ランクによって歯科はカバーしない、手術もカバーしないなど種類も様々です。救急車を無料で利用するには年間200万の保険に入らなければいけないってホント?!保険なしで救急車を利用したら30万くらいかかるそうです。

Author:MPD01605[CC BY-SA]
難病の人や所得の低い人には政府がカバーしてくれる制度があり、正規雇用ならその会社が加入している保険を安く利用できますが研究員の身分では個人で加入しなければいけません。全部カバーすると恐ろしく高い保険料になります。だから熱くらいでは病院に行きませんし、病気をしないように日ごろからの健康管理が大切です。
Whole Foods Marketなどのオーガニック、遺伝子組み換えなしの自然食品を扱っているお店が次々に広がっているのも頷けます。一方で消費者のニーズに合わせてアジアン、イタリアン、ポルトガル、インディアンなどの国際色豊かな食材やジャンクフードなど様々な食べ物が売っています。ただ、お金がないと安全なものは手に入らないという仕組みは変わりません。
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画像の出典: Author:Esther_Vargas [CC BY-SA]
Eriさんの集団ストーカーに関するツイート内容がシャドウバンされた ~政府、権力層に都合の悪い書き込みを、こっそり消したり、言論封殺をしているという噂は本当だった
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竹下雅敏氏からの情報です。
Eriさんのツイートが、シャドウバンされたとのこと。シャドウバンとは、“好ましくない内容を投稿しているユーザーを、こっそりと公の目に触れにくいように対策すること”です。
Eriさんの集団ストーカーに関するツイート内容が、よほど都合が悪いのでしょう。今回のツイッター社の措置は、ツイッター社がカバール側の企業であり、政府、権力層に都合の悪い書き込みを、こっそり消したり、言論封殺をしているという噂が、本当だったことを証明してしまいました。
せやろがいおじさんも、シャドウバンされたとのことで、動画の中で、2分20秒にわたって、シャドウバンされたことをぼやいています。
幸い、Eriさんのツイートは、シャドウバンが解除されたようです。Google、Facebook、ツイッター、LINEなどのように、無料で使えるものは基本的に権力側の道具であり、何らかのリスクを抱えていると考えなければなりません。彼らにとって都合の悪い内容は、監視、削除の対象になりうるということでしょう。
トランプ大統領は、ソーシャルメディア企業について、“彼らは多く人々の心をもてあそんでいる。そして、それを不公平に行っている”とし、“彼らが許されるのは今のうちだけだ”と述べています。
Eriさんの集団ストーカーに関するツイート内容が、よほど都合が悪いのでしょう。今回のツイッター社の措置は、ツイッター社がカバール側の企業であり、政府、権力層に都合の悪い書き込みを、こっそり消したり、言論封殺をしているという噂が、本当だったことを証明してしまいました。
せやろがいおじさんも、シャドウバンされたとのことで、動画の中で、2分20秒にわたって、シャドウバンされたことをぼやいています。
幸い、Eriさんのツイートは、シャドウバンが解除されたようです。Google、Facebook、ツイッター、LINEなどのように、無料で使えるものは基本的に権力側の道具であり、何らかのリスクを抱えていると考えなければなりません。彼らにとって都合の悪い内容は、監視、削除の対象になりうるということでしょう。
トランプ大統領は、ソーシャルメディア企業について、“彼らは多く人々の心をもてあそんでいる。そして、それを不公平に行っている”とし、“彼らが許されるのは今のうちだけだ”と述べています。
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【言論封殺】Twitter社が個人を攻撃
配信元)
YouTube 19/7/12
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配信元)
数分後には見れなくされる
— Arc Moon (@ArcMoon2) July 12, 2019
そこまでして隠したいと言ってるようなもの
╮(๑•́ ₃•̀)╭ pic.twitter.com/IZFG3la9XJ
⚠️緊急告知⚠️
— まるる(QArmyJapan 🦅1) (@marumarumamama) July 12, 2019
Annさんこと、伴野優子さん関連のツイートが故意に見えなくされたり、RTできなくされたり、しています。本人のツイートもかなり削除されています。彼女の存在がよほど都合が悪いようです。これは、明らかな言論弾圧です。なるべく騒いで、沢山の方に、拡散して下さい。@okabaeri9111
これってもう「答え合わせ」では?
— ハーモニア@馬の骨 (@aqua_harmonia) July 12, 2019
集スト被害者は実在して加害者と警察がグルでツイッターに言論封殺を依頼してツイッターも応じた。
と考えると矛盾なく筋が通る。
素直な感想は「マジか」です。
すごいね、全部消された…
— Emi (Q Army) (@hirai_emi) July 12, 2019
勝手にミュートされてましたね😓 それからTwitterのHomeからEriさんのリツイートをリツイートしようとすると、頻繁に「そのツィートは削除されました」が現れリツイートできません😓 ツィートを開くかEriさんのアカからリツイートすると滞りなくリツイートできますが、結構色々と細工されてますね😓 pic.twitter.com/iZmcRPiD2w
— 一昨日来やがれ!(QArmyJapan) (@ototoi_kiyagare) July 12, 2019
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画像の出典: Author:yt_siden [CC BY-SA] & photo-ac
「れいわ新選組」から出馬している大西つねき氏が語る、通貨の発行の仕組みとその対策
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竹下雅敏氏からの情報です。
「れいわ新選組」から出馬している大西つねき氏の演説を、長周新聞さんが文字に起こしてくれています。これはありがたい。動画なら2時間かかるところが、20分で済みます。
私は、大西つねき氏が「信用創造の仕組み」を多くの人々に説明している人物だということくらいしか、氏のことを知りません。動画も見たことがありません。しかし、顔を見ただけで、氏が、通貨の発行の仕組みを知っており、その対策も知っていることはすぐにわかりました。なので、以前の記事で、氏は覚醒者だとコメントしたのです。
記事を見ると、現在の通貨システムが諸悪の根源であり、それをどうすれば良いかがよくわかります。通貨のことを十分に吟味し、調べれば、誰もが同じ結論に辿り着きます。
私は、通貨の仕組みの根本を、リチャード・ヴェルナー氏の「円の支配者」で教えてもらいました。たった1人の天才が通貨の本質を理解すると、次々と世界中の人々が、その本質を理解するようになります。
今回の記事は少々長いのですが、ぜひ赤字部分だけでもざっと目で追ってください。記事では、税制の部分など、重要な内容を省いています。あくまでも、“現代のお金の発行の仕組み”がよくわかるように編集しました。なので、この記事を読んで、興味を持たれた方は、ぜひ転載元の長周新聞の全文をご覧ください。
1人でも多くの人が通貨の発行の仕組みを理解すると、世界に大きな影響を与えます。仕組み自体は大変簡単なものなのですが、この仕組みによって銀行がボロ儲けをしていることを、ほとんどの人は理解していません。
国の財布と個人の財布は、全く別です。もしあなただけにコピー機でいくらでもお札を印刷する権利が与えられたなら、皆さんは働いてお金を稼ぐとか、誰かから借金をするとか、懸命に節約するとかするでしょうか。欲しいものがあれば、必要なだけ1万円札をコピーして、そのお金を使って物を買うでしょう。もし、あなたがこのような身分なら、世の中で成功することは保障されており、貧乏とは無縁で、人々を買収することも容易でしょう。
国はお金を自由に刷る権利を持っているのに、なぜ国債を発行してお金を借りる必要があるのでしょう。また、税金を絞り取る必要があるのでしょう。また、緊縮財政で節約をする必要があるのでしょう。
通貨を発行して、通貨発行益を得るということは国の経営の基本だと思うのですが、これをわざわざ放棄して、どうして、国債を発行してお金を借りる必要があるのでしょう。利息の利払いが馬鹿らしいわけですが、その利息は銀行家の懐に入るのです。国債発行がいかに馬鹿げているかがわかるはずです。
世界を銀行家の好きなようにさせるのは、もうやめましょう。
私は、大西つねき氏が「信用創造の仕組み」を多くの人々に説明している人物だということくらいしか、氏のことを知りません。動画も見たことがありません。しかし、顔を見ただけで、氏が、通貨の発行の仕組みを知っており、その対策も知っていることはすぐにわかりました。なので、以前の記事で、氏は覚醒者だとコメントしたのです。
記事を見ると、現在の通貨システムが諸悪の根源であり、それをどうすれば良いかがよくわかります。通貨のことを十分に吟味し、調べれば、誰もが同じ結論に辿り着きます。
私は、通貨の仕組みの根本を、リチャード・ヴェルナー氏の「円の支配者」で教えてもらいました。たった1人の天才が通貨の本質を理解すると、次々と世界中の人々が、その本質を理解するようになります。
今回の記事は少々長いのですが、ぜひ赤字部分だけでもざっと目で追ってください。記事では、税制の部分など、重要な内容を省いています。あくまでも、“現代のお金の発行の仕組み”がよくわかるように編集しました。なので、この記事を読んで、興味を持たれた方は、ぜひ転載元の長周新聞の全文をご覧ください。
1人でも多くの人が通貨の発行の仕組みを理解すると、世界に大きな影響を与えます。仕組み自体は大変簡単なものなのですが、この仕組みによって銀行がボロ儲けをしていることを、ほとんどの人は理解していません。
国の財布と個人の財布は、全く別です。もしあなただけにコピー機でいくらでもお札を印刷する権利が与えられたなら、皆さんは働いてお金を稼ぐとか、誰かから借金をするとか、懸命に節約するとかするでしょうか。欲しいものがあれば、必要なだけ1万円札をコピーして、そのお金を使って物を買うでしょう。もし、あなたがこのような身分なら、世の中で成功することは保障されており、貧乏とは無縁で、人々を買収することも容易でしょう。
国はお金を自由に刷る権利を持っているのに、なぜ国債を発行してお金を借りる必要があるのでしょう。また、税金を絞り取る必要があるのでしょう。また、緊縮財政で節約をする必要があるのでしょう。
通貨を発行して、通貨発行益を得るということは国の経営の基本だと思うのですが、これをわざわざ放棄して、どうして、国債を発行してお金を借りる必要があるのでしょう。利息の利払いが馬鹿らしいわけですが、その利息は銀行家の懐に入るのです。国債発行がいかに馬鹿げているかがわかるはずです。
世界を銀行家の好きなようにさせるのは、もうやめましょう。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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大西つねき氏(れいわ新選組)の演説を文字で読む 現代社会が抱える金融システムの不条理
転載元)
長周新聞 19/7/12
(前略)
冒頭にいった「日本は世界一のお金持ち国」であるという事実はあまり知られていない。だがこれは紛れもない事実だ。主要国の対外純資産【表参照】を調べると、日本はプラスの341兆円で1位。ドイツが2位、中国が3位。
(中略)
黒字341兆円は、実際には3兆㌦の外貨で円ではない。国際決済はドルでやってきた。原油もドルで買うし、輸出の代金もドルで受けとる。だから黒字もドルで貯まる。(中略)… では、なぜ世界一の黒字を稼いでいるのにみなさんにその実感がないのか。それはこの稼いだ3兆㌦がみなさんのために使われないからだ。この黒字は使わなければただの紙切れだから当然投資する。ドルならドルを使うアメリカに投資する。(中略)… 黒字が増え続けたとしても海外投資になるため日本のみなさんは受けとれない。だからまったく実感がない。
(中略)
それどころか、この30年間みなさんはとんでもない働き方をさせられてきた。1971年から2016年までの為替レート【グラフ参照】を見るとそれがよくわかる。1971年には1㌦=360円だった。これが今は110円くらいになっている。円の価値が3倍になり、ドルが3分の1に下がっている。その契機が1985年のプラザ合意だ。
(中略)
プラザ合意前夜に1㌦=230円だった為替レートが、2年以内で一気に1㌦=120円にまで真っ逆さまに落ちた。ほぼ半額のドル安、2倍の円高だ。(中略)… 日本の輸出企業にはたいへんな事態で、今まで200円のコストで作っていたものが1㌦で売れていたのに、2㌦で売らなければならない。海外からすればまったく同じ製品が値段が2倍になるため、日本製品は高すぎて買えないということになる。逆に、海外からの輸入では2㌦(200円)していたものが1㌦(100円)で買えるようになる。輸出がしにくく輸入がしやすいので赤字になる可能性がある。つまりアメリカに「日本の貿易収支を赤字にしろ」と要求されたのがプラザ合意だった。
(中略)
日本の経済構造は輸出企業が中心だ。彼らはコストカットを始めた。(中略)… 今まで200円でつくっていたものを100円のコストでつくれば、これまで通り1㌦で売れるという話だ。(中略)… だが、コストとは、そのまま誰かの売上であり給料だ。それを30年もずっと削り続けて3兆㌦も稼いだわけだ。半分のコストでつくるといっても人間が2倍の速度で働けるわけもなく、要するにコストカットの名の下に、みなさんが受けとるべき給料や代金がちゃんと支払われなかったということだ。
(中略)
いかにみなさんが受けとるべき給料が受けとれていなかったかは、もっと大きなデータを俯瞰して見ると一目瞭然だ。
お金の量は5倍に増えたのに給料は削減
ここに1980年から2018年までの4つのデータ【グラフ参照】がある。すべて日銀からとってきたデータだ。4本の線のうち、マネーストックM2というのは、日本中の現金・預貯金(ゆうちょ銀行や農協に預けたお金を除く)をすべて足した額だ。つまり、日本には今お金がいくらあるのかという数値だ。
(中略)
私が就職した1986年のマネーストックは340兆円だった。このとき私が会社から受けとった初任給は20万円だった。そして、私の息子が就職した2017年のマネーストックは990兆円。息子の初任給はまったく同じ20万円だった。31年たってお金が3倍に増えているにもかかわらず、大学生の初任給は変わっていない。(中略)… 600兆円のお金が増えながら、この30年間ほとんど給料は上がっていないという話だ。ではその600兆円はどこにいったのか? みなさん薄々気づいているだろう。日本の大企業の内部留保は600兆円とか、500兆円といわれる。
(中略)
この30年で日本の企業というのは給料を払うのをやめたということだ。(中略)… 小泉・竹中改革あたりから政財界は「会社は株主のもの」という明確な答えを出した。利益を上げるのがよい経営者で、利益を上げないものはクビになる。ひたすら株主のために利益を上げ続けるし、そのために従業員の給料はひたすら削り続ける。(中略)… そういう仕組みの中で、法人税を下げたり、株式売買益に対する課税が極端に低かったりする。すべて一部の株主のためだとしか思えないような国家経営をずっとやっている。
(中略)
彼らには、国家経営という概念すらない。強いていえば、「GDPを上げる」「株価を上げる」という浅はかな答えが返ってくるだろう。(中略)… 経済成長の目安にされているGDP(国民総生産)とは、1年間にどれだけのお金が動いたかというだけの指標だ。今までお金の交換でなかったものをお金の交換にすれば上がる。例えば、子育てを保育サービスにするとGDPが上がる。母親が保育料を稼ぐために外に働きに出るとGDPが上がる。それで時間がなくなったから、自分でつくっていたご飯を外で買ってくるようになればGDPが上がる。
(中略)
GDPとは、消費+政府支出+投資+純輸出だ。純輸出とは、輸出から輸入を引いた差であり、黒字になればプラスで、赤字になればマイナスだ。日本の戦後復興はこの純輸出をプラスにするところからはじまった。(中略)… 戦後復興はそれでよかったが、1985年のプラザ合意でアメリカから円高にされても基本的にやっていることは変わらない。そして、純輸出を上げるためにみなさんの給料を削った。それで売って稼いだ3兆㌦の黒字は海外に貸しっぱなしで、みなさんの幸せは置いてけぼりになっている。
(中略)
TPP(環太平洋経済連携協定)でも「これで日本の輸出が伸びる」という。そんなことをやってもみなさん幸せになれないことは30年間で証明されているにもかかわらず、いまだにそんなことを言っている。それに対して新しい提言をすべき野党が同じかそれ以下のレベルだからずっとこれが続いている。
(中略)
黒字を稼いでも使わなければ意味がない。(中略)… 政府が国家経営を誤ったために支払われなかった30兆㌦を「黒字還付金」として国民に配る。1人100万円を1億3000万人に配っても130兆円。タダ働き分の3分の1に過ぎない。
(中略)
借金でお金をつくってきた現代の経済システム
もう一つは、財政金融の考え方を根本的に間違え続けてきた。政府の借金が大変だから税金でそれを返し続けなければならないとか、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の達成、つまり税収の範囲内で支出を抑えなければならないという発想だ。
(中略)
実は政府の借金とは、政府の無駄遣いのせいでも、税収が足りないせいでもない。もっと根本的な原因はいまのお金の発行の仕組みにある。(中略)… 「お金の発行の仕組み」とはなにか。日銀券だから日銀が発行していると思っているだろうが、それではつじつまが合わない。お金がどれだけあるのかは、さきほど見たとおり1980年に200兆円だったものが現在1000兆円を超えている。(中略)… では、どうやって800兆円も増えたのだろうか。(中略)… 1000兆円あるうち100兆円しか紙幣がないということは、ほとんどが預金でしかないということだ。
(中略)
現代のお金の増やし方=信用創造の仕組みを説明する。
例えば、Aさんが100万円をA銀行に預けに行ったとする。するとA銀行は金庫に入れ、運用もする。銀行には預金準備制度というのがあり、預かった預金のごく一部を日銀に預けなければいけない仕組みになっている。仮に預金準備率が1%とすると、100万円の預金を預かったA銀行は100万円の1%(1万円)を日銀に預けて、残りの99万円を貸すことができる。私がA銀行にお金を借りに行くと、銀行は必ず口座を持たせる。なぜかといえば私が99万円を借りると私の預金通帳に99万円と書き込むだけだからだ。これで私は自分が99万円を持っていると思う。Aさんも口座に100万円持っていると思っている。その時点でお金は199万円に増えている。ただ私は借金だからあまり自分のお金とは思えない。
だが私がB銀行の誰かに99万円を送金してしまえば、それを受けとった誰かはその99万円を純粋に売上か給料かわからないが自分の預金として認識する。これがもともと私の借金であるかなど知らないし、気にもしない。晴れてめでたく、Aさんの100万円の預金は99万円の預金とあわせて、もともと100万円だったお金が199万円に増えることになる。新たに99万円を預かったB銀行は、そのうち1%の9900円を日銀に預け、98万100円をまた誰かに貸すことができる。また同じことが起きる。これをC銀行の誰かに送金すれば、その誰かは98万100円を純粋に自分の預金と認識し、これを預かったC銀行はまた1%(9801円)を日銀に預けて、残りの97万299円を誰かに貸すことができる。もうこの時点で、私の99万円を受けとった人は99万円を持っているし、これを借りて送金した相手は99万100円を持っていることになる。もともとお金を預けたAさんはお金を1円も動かしていない。預金通帳に100万円と書かれたまま。だがお金は300万円に増えている。
これをぐるぐるとやっているうちに、貸せる金額は1%ずつ減っていくが、100万円の元預金÷預金準備率1%=1億円までお金を作り出すことができる。これが信用創造という現代のお金の発行の仕組みだ。
(中略)
実際に存在しているのではなく、銀行が誰かに借金を貸すことによって作り出した数字が電子的に回ってきて、それをみんながお金と認識し、自分のものだと思っている。みんなが一斉に銀行にお札を取りに行っても金庫にお金があるわけではない。
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冒頭にいった「日本は世界一のお金持ち国」であるという事実はあまり知られていない。だがこれは紛れもない事実だ。主要国の対外純資産【表参照】を調べると、日本はプラスの341兆円で1位。ドイツが2位、中国が3位。
(中略)
黒字341兆円は、実際には3兆㌦の外貨で円ではない。国際決済はドルでやってきた。原油もドルで買うし、輸出の代金もドルで受けとる。だから黒字もドルで貯まる。(中略)… では、なぜ世界一の黒字を稼いでいるのにみなさんにその実感がないのか。それはこの稼いだ3兆㌦がみなさんのために使われないからだ。この黒字は使わなければただの紙切れだから当然投資する。ドルならドルを使うアメリカに投資する。(中略)… 黒字が増え続けたとしても海外投資になるため日本のみなさんは受けとれない。だからまったく実感がない。
(中略)

それどころか、この30年間みなさんはとんでもない働き方をさせられてきた。1971年から2016年までの為替レート【グラフ参照】を見るとそれがよくわかる。1971年には1㌦=360円だった。これが今は110円くらいになっている。円の価値が3倍になり、ドルが3分の1に下がっている。その契機が1985年のプラザ合意だ。
(中略)
プラザ合意前夜に1㌦=230円だった為替レートが、2年以内で一気に1㌦=120円にまで真っ逆さまに落ちた。ほぼ半額のドル安、2倍の円高だ。(中略)… 日本の輸出企業にはたいへんな事態で、今まで200円のコストで作っていたものが1㌦で売れていたのに、2㌦で売らなければならない。海外からすればまったく同じ製品が値段が2倍になるため、日本製品は高すぎて買えないということになる。逆に、海外からの輸入では2㌦(200円)していたものが1㌦(100円)で買えるようになる。輸出がしにくく輸入がしやすいので赤字になる可能性がある。つまりアメリカに「日本の貿易収支を赤字にしろ」と要求されたのがプラザ合意だった。
(中略)
日本の経済構造は輸出企業が中心だ。彼らはコストカットを始めた。(中略)… 今まで200円でつくっていたものを100円のコストでつくれば、これまで通り1㌦で売れるという話だ。(中略)… だが、コストとは、そのまま誰かの売上であり給料だ。それを30年もずっと削り続けて3兆㌦も稼いだわけだ。半分のコストでつくるといっても人間が2倍の速度で働けるわけもなく、要するにコストカットの名の下に、みなさんが受けとるべき給料や代金がちゃんと支払われなかったということだ。
(中略)
いかにみなさんが受けとるべき給料が受けとれていなかったかは、もっと大きなデータを俯瞰して見ると一目瞭然だ。
お金の量は5倍に増えたのに給料は削減

ここに1980年から2018年までの4つのデータ【グラフ参照】がある。すべて日銀からとってきたデータだ。4本の線のうち、マネーストックM2というのは、日本中の現金・預貯金(ゆうちょ銀行や農協に預けたお金を除く)をすべて足した額だ。つまり、日本には今お金がいくらあるのかという数値だ。
(中略)
私が就職した1986年のマネーストックは340兆円だった。このとき私が会社から受けとった初任給は20万円だった。そして、私の息子が就職した2017年のマネーストックは990兆円。息子の初任給はまったく同じ20万円だった。31年たってお金が3倍に増えているにもかかわらず、大学生の初任給は変わっていない。(中略)… 600兆円のお金が増えながら、この30年間ほとんど給料は上がっていないという話だ。ではその600兆円はどこにいったのか? みなさん薄々気づいているだろう。日本の大企業の内部留保は600兆円とか、500兆円といわれる。
(中略)
この30年で日本の企業というのは給料を払うのをやめたということだ。(中略)… 小泉・竹中改革あたりから政財界は「会社は株主のもの」という明確な答えを出した。利益を上げるのがよい経営者で、利益を上げないものはクビになる。ひたすら株主のために利益を上げ続けるし、そのために従業員の給料はひたすら削り続ける。(中略)… そういう仕組みの中で、法人税を下げたり、株式売買益に対する課税が極端に低かったりする。すべて一部の株主のためだとしか思えないような国家経営をずっとやっている。
(中略)
彼らには、国家経営という概念すらない。強いていえば、「GDPを上げる」「株価を上げる」という浅はかな答えが返ってくるだろう。(中略)… 経済成長の目安にされているGDP(国民総生産)とは、1年間にどれだけのお金が動いたかというだけの指標だ。今までお金の交換でなかったものをお金の交換にすれば上がる。例えば、子育てを保育サービスにするとGDPが上がる。母親が保育料を稼ぐために外に働きに出るとGDPが上がる。それで時間がなくなったから、自分でつくっていたご飯を外で買ってくるようになればGDPが上がる。
(中略)
GDPとは、消費+政府支出+投資+純輸出だ。純輸出とは、輸出から輸入を引いた差であり、黒字になればプラスで、赤字になればマイナスだ。日本の戦後復興はこの純輸出をプラスにするところからはじまった。(中略)… 戦後復興はそれでよかったが、1985年のプラザ合意でアメリカから円高にされても基本的にやっていることは変わらない。そして、純輸出を上げるためにみなさんの給料を削った。それで売って稼いだ3兆㌦の黒字は海外に貸しっぱなしで、みなさんの幸せは置いてけぼりになっている。
(中略)
TPP(環太平洋経済連携協定)でも「これで日本の輸出が伸びる」という。そんなことをやってもみなさん幸せになれないことは30年間で証明されているにもかかわらず、いまだにそんなことを言っている。それに対して新しい提言をすべき野党が同じかそれ以下のレベルだからずっとこれが続いている。
(中略)
黒字を稼いでも使わなければ意味がない。(中略)… 政府が国家経営を誤ったために支払われなかった30兆㌦を「黒字還付金」として国民に配る。1人100万円を1億3000万人に配っても130兆円。タダ働き分の3分の1に過ぎない。
(中略)
借金でお金をつくってきた現代の経済システム
もう一つは、財政金融の考え方を根本的に間違え続けてきた。政府の借金が大変だから税金でそれを返し続けなければならないとか、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の達成、つまり税収の範囲内で支出を抑えなければならないという発想だ。
(中略)
実は政府の借金とは、政府の無駄遣いのせいでも、税収が足りないせいでもない。もっと根本的な原因はいまのお金の発行の仕組みにある。(中略)… 「お金の発行の仕組み」とはなにか。日銀券だから日銀が発行していると思っているだろうが、それではつじつまが合わない。お金がどれだけあるのかは、さきほど見たとおり1980年に200兆円だったものが現在1000兆円を超えている。(中略)… では、どうやって800兆円も増えたのだろうか。(中略)… 1000兆円あるうち100兆円しか紙幣がないということは、ほとんどが預金でしかないということだ。
(中略)
現代のお金の増やし方=信用創造の仕組みを説明する。

例えば、Aさんが100万円をA銀行に預けに行ったとする。するとA銀行は金庫に入れ、運用もする。銀行には預金準備制度というのがあり、預かった預金のごく一部を日銀に預けなければいけない仕組みになっている。仮に預金準備率が1%とすると、100万円の預金を預かったA銀行は100万円の1%(1万円)を日銀に預けて、残りの99万円を貸すことができる。私がA銀行にお金を借りに行くと、銀行は必ず口座を持たせる。なぜかといえば私が99万円を借りると私の預金通帳に99万円と書き込むだけだからだ。これで私は自分が99万円を持っていると思う。Aさんも口座に100万円持っていると思っている。その時点でお金は199万円に増えている。ただ私は借金だからあまり自分のお金とは思えない。
だが私がB銀行の誰かに99万円を送金してしまえば、それを受けとった誰かはその99万円を純粋に売上か給料かわからないが自分の預金として認識する。これがもともと私の借金であるかなど知らないし、気にもしない。晴れてめでたく、Aさんの100万円の預金は99万円の預金とあわせて、もともと100万円だったお金が199万円に増えることになる。新たに99万円を預かったB銀行は、そのうち1%の9900円を日銀に預け、98万100円をまた誰かに貸すことができる。また同じことが起きる。これをC銀行の誰かに送金すれば、その誰かは98万100円を純粋に自分の預金と認識し、これを預かったC銀行はまた1%(9801円)を日銀に預けて、残りの97万299円を誰かに貸すことができる。もうこの時点で、私の99万円を受けとった人は99万円を持っているし、これを借りて送金した相手は99万100円を持っていることになる。もともとお金を預けたAさんはお金を1円も動かしていない。預金通帳に100万円と書かれたまま。だがお金は300万円に増えている。
これをぐるぐるとやっているうちに、貸せる金額は1%ずつ減っていくが、100万円の元預金÷預金準備率1%=1億円までお金を作り出すことができる。これが信用創造という現代のお金の発行の仕組みだ。
(中略)
実際に存在しているのではなく、銀行が誰かに借金を貸すことによって作り出した数字が電子的に回ってきて、それをみんながお金と認識し、自分のものだと思っている。みんなが一斉に銀行にお札を取りに行っても金庫にお金があるわけではない。
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