8種の独立要求のすさまじい事!頑固者!捻じれ者!(笑)と思いながらもその自立心があるから子育ても大丈夫だと思えました。娘夫婦は本当に一生懸命、等身大の感覚で子育てしはじめました。結局、私はただそれを見ているだけでした。
————————————————————————

親になるって、すごいこと
産後3日目。
目には見えませんが、すごいスピードで母体の変化が起こっています。
これは母乳分泌に象徴されるように母子相互作用です。今まで同じ体内にいたものが分離したわけですが、体の一体感は連動したままです。赤ちゃんの方は敏感に反応しているかもしれませんが、ママは目に見えるものに支配されているから全く気が付いていません。でも子育てをすることであらためて相手のことを感じていく作業が始まるのだと思います。
平たく言えば観察と直感の世界で体と心の声を聞く作業です。
正直、親は自分の事もよくわかっていないのが現状ですが、潜在意識に繋がる訓練になるかもしれません。

pixabay[CC0]
それにしても、親になるってすごいことです。妊娠中の劇的な心身の変化もそうですが予測不可能なお産のあと、生身の赤ちゃんを全託されるのです。これは今までの知識、学習、体験などを総動員してもわからないことだらけで、自分の世界がひっくり返ってしまうほどの大事件です。
でも、不思議な事にスイッチが「バチン!」と入るのです。娘夫婦も強力な子育てスイッチが入ったようです。「わからないけど自分でやる!」という気持ちが強くてびっくりします。まさに親になりたいという独立要求です。この事でも感じるのですが、押しなべて日本人の親は大人しくて従順です。「わからない!誰か助けて!教えて!」という意識の方が強くて自分で切り開く力が弱いような気がします。自分の気持ちを抑えて、自立は反抗と思うお国柄なのでしょうか?
娘はその枠にハマらず、8種体癖で強い自立心の持ち主です。私は横で「まあまあそんなに気を張らなくても・・」とか「そんなものよ」と小さな声で囁くのですが睨まれます(笑)。
まずは自分で考えようとするので、自分が生きている世界の情報を信じます。これは担当してくれた助産師や先生の意見が一番のようです。そして、パートナーと一緒に何でも真剣に考えます。そして一息ついたら二人でいたわりあっています。私は目のやり場がなく、静かに息をひそめています(笑)

pixabay[CC0]
子育てアドバイザーでもある私は限られた時間のうちに「私が学んだことを全て伝授します!」と言いたいところですが素直に聞くとは思えません。どうしたら伝わるか?と考えて、赤ちゃんを見て感じたことを赤ちゃんのお世話をしながらさりげなく「ただ眠たかっただけよねー」「びっくりしたのよねー」「うんちの前でお腹痛かったのよね~。ほら出たらご機嫌になった!」と赤ちゃんに話しかけることにしました。もともと子育ては見よう見まねの学習です。観察力の強い娘はさっと自分のものにしていきました。
自分で感じて自分で判断して経験するしかない
でも、4日経ってもおっぱいが張って来ません。赤ちゃんは悲痛な声で泣いています。便もおしっこも出なくなりました。代わりに赤い岩塩みたいなものがおむつに付着してびっくりしました。尿酸塩です。唇はカサカサ。声も枯れて悲痛な声で泣きます。実家の父、兄、姉もそろって小児科医なので「もうちょっとの辛抱だし、そんな時はお白湯をあげていいのよ」とアドバイスしましたが拒否。
» 続きはこちらから