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地球ニュース:シリア&イラン 〜英雄の死 / 商売繁盛でっせ〜

 今週の地球ニュース第一弾目は、シリアの訃報から。アサド大統領も信頼するデリゾール解放の英雄が死亡しました。普段はチェックしないような時間帯に偶然ツイッターを開けて、「なんじゃこの人、カッコいい!」と思ったので、ついトップニュースに。別にマッチョが好みという訣ではないのですが何故ですかね、不思議です。
 二つ目はイランのお話。アメリカを尻目に、さくさく経済発展遂げております(笑)。このまま行くと、アメリカよりも確実に豊かになりそう。そのせいでトランプ大統領が苛々しているのなら激しく納得です。
(Yutika)
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地球ニュース:シリア&イラン

シリア:英雄の死


このツイートを見て、何故かとても気になったので上げておきます。
「伝説の少将イサーム・ザーレディンの死はシリアに深い悲しみをもたらしました。彼は祖国と同胞のために亡くなったのです」


シリアのデリゾールをダーイッシュ(ISIS)から奪還した英雄、イサーム・ザーレディン司令官が今月18日、作戦遂行中に地雷の爆発によって死亡しました。ウィキペディアを確かめると1961年生まれ。2014年からはシリア軍が壊滅しかけたデリゾールに赴き、ずっと敵に囲まれながら戦っていました。

デリゾール解放後に故郷に凱旋したときの映像を見ると、彼が大変慕われているのが伝わってきます。5:15辺りからは肩車されています。戦場では前線に頻繁に足を運び、一般兵と語らい合う気さくな方でした。


先月デリゾール奪還直後のRTの報道によると、「シリア共和国防衛軍の獅子」と呼ばれ、敵からは大変恐れられていた様子。ちなみに共和国防衛軍の別名は「大統領の警備隊」、本来は首都ダマスカス防衛を任されたエリート部隊なのです。ザーレディン少将は第104空挺旅団を率いていました。

シリアAMNの記事によると、2012年の時点で反政府勢力から20万ドルの賞金が懸けられていました。アサド大統領に次ぐ国内二番目の賞金首だったそうです。それだけ人気があったのですね。

こちらとか、こちらとか、どの写真もカッコいい! こういう人を「漢(おとこ)」と言うのだな、とトリップしかけましてよ。御冥福をお祈り致します。


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地球ニュース:マダガスカル、イエメン&日本 〜黒死病の再来 / 政治的圧力で事実が消される国連 / 板垣氏×フルフォード氏講演会のお知らせ〜

 今回はアフリカの大きな島マダガスカルと、アラビア半島南端のイエメン、そして日本での講演会のお知らせです。
 動画を見ると、マダガスカルは鼠が走り回りつつも文化的な生活水準を保っております。イエメンは……国としての体裁すら怪しい状態。全てが崩壊しています。こういう記事(※日本語)を見ると、近隣諸国よりは少ないものの、石油も産出可能。だのに紛争続きでインフラが機能しておりません。
 米国や英国がサウジアラビアに与えた武器の金額分を、直接イエメン復興に廻しておけば、とっくの昔に平和な国になったものを。飲み水も枯渇しており、9割を輸入に頼っていた食糧も紛争で港を破壊され、大規模な飢饉が進行しています。
 本文では破壊された学校は28、と元記事通り書きましたが、BBCの昨年の動画では学校は千以上破壊され、病院は六百以上が閉鎖に追い込まれたと報道していました。
 早く光が射すといいのですが……まずは意識を向けることから始めてみませんか。
(Yutika)
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地球ニュース:マダガスカル、イエメン&日本

マダガスカル:黒死病の再来


 

 マダガスカルというとライオンキング的な動物の楽園のイメージでしたが、2009年の政変以降経済的にも混乱し、環境が悪化しているようです。

これまでも毎年この国では400~500件ほどのペスト感染が報告され、2012年にはWHOによると256件の感染と60名の死亡を出し、最もペスト症例の多い国として認識されるに至っています。

今回は特に酷いらしく、BBCの7日の報道によると、二箇月で33名が死亡、其の他230名が感染しています。9日のサイエンスマグの報道によると343名感染、42名死亡(こちらは感染者数に死者数が合算されているか不明)。

何故深刻なのかというと、今回は肺ペストで、人から人に容易に空気感染するからです。しかも感染24時間で死の危険に至ります。中世ヨーロッパで人口の6割を死なせた腺ペストは、同じくネズミが運ぶノミを発生源としますが、肺ペストよりも危険は低いとか(※上の記事によると、腺ペストが悪化すると肺ペストに発展する)。

複数のエリアで広がっており、現在は人々が外で集まることを禁止しています。学校やスポーツの試合もキャンセルされているようです。


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[情報速報ドットコム]【暴落】データ改ざんの神戸製鋼所、株に売り殺到!取り引きストップ状態に!三菱も前日に売り逃げ

 10月8日に、大手鉄鋼メーカー神戸製鋼所が、自動車や航空機などに広く使われるアルミ製品や銅製品について、強度データを改ざんしていたことが明らかになりました。その後、この改ざんが10年も前から組織ぐるみで行われてきたことも発覚し、安全面、信頼性など影響の大きさから、日本の品質神話を疑う意見も見られました。
 そしてまた、新たな問題が浮上しました。
 9月21日、神戸製鋼所は、今回の不正を発表することをトヨタやJR、三菱グループに、事前に報告していたようです。すると、22日から神戸製鋼株価はナゾの暴落。三菱グループは、神戸製鋼株保有数を大量に減らしています。その後8日に発表するや、売り注文の殺到で取引が停止しました。つまりこれは、株価暴落を事前に知っていた者が売り抜けたインサイダー取引の可能性があります。
 不正をした神戸製鋼所は、今注目の山口4区にも製造所があり、安倍総理とは浅からぬ縁があります。大票田下関の地盤に食い込むために、強力なコネで若かりし安倍氏を神戸製鋼所に入社させたという話もあります。
 今この時期に、神戸製鋼所の不正が発覚したこと、関連して安倍総理のバックである三菱グループに新たな疑惑が生じたことは、なんだか偶然ではないような?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【暴落】データ改ざんの神戸製鋼所、株に売り殺到!取り引きストップ状態に!三菱も前日に売り逃げ
転載元)


データ改ざんが発覚した神戸製鋼所の株価が大暴落状態になっています。連休明けの10月10日は市場がオープンすると同時に売り注文が殺到し、取り引きが停止状態になりました。買い注文は170万株程度に対し、売り注文が約2700万株。
神戸製鋼所は鉄鋼や製造業関連の優良株とされていただけに、今回の騒動はかなり衝撃が大きかったようです。

また、記者会見で発表する数日前に三菱グループが神戸製鋼所の株をまとめて売却していた事も発覚。ネット上では「インサイダーでは?」と話題になっており、神戸製鋼所とは別件で物議を醸しています。

神戸製鋼所はこれから具体的な調査をするとしていますが、追加で新たな不正行為が発覚すれば、更に株価は暴落することになりそうです。
(中略)

神戸製鋼株、売りが殺到、データ改竄を嫌気、取引成立せず、H2Aロケット、日産なども使用

10日の東京株式市場で、神戸製鋼所株に売り注文が殺到し、取引が成立しない状況が続いている。同社はアルミ製品の強度などで、性能データを改竄していたと8日に発表しており、業績への悪影響は必至とみて、売りが大きく先行した。(産経ニュース)

(中略)
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地球ニュース:ブラジル&中央アフリカ 〜国の資源を外資に切り売りする政府 / 無視された惨状〜

 今回はあまりニュースで取り上げられない国の情報を探してみました。一時に比べて保護熱が冷めてきてしまったアマゾンの熱帯雨林の話と、一時どころかついぞ注目されることのないアフリカのど真ん中の国のお話。
「権力者って、監視の目がないとここまで好き放題をしますか」とびっくりすること請け合いです。もうね、人に対しても自然に対しても悪魔に魂売っているとしか思えない所業です。
 中央アフリカに関しては、国としての体裁すら失いかけています。子どもたちが少年兵や少女兵にされ、国連平和維持軍や仏軍の性的暴行が問題になっている場所です。
まとめ動画を見ると、宗教対立というのはとってつけた口実で根は単なる政治経済の諍いです。長らく奴隷貿易や植民地政策で搾取され、貧困が更なる貧困を呼ぶという悪循環に陥っています。
 今週頭のルーマニアの写真集、画像が上手く表示されていなかったのを早速調整して頂きましたので、気分転換はそちらでどうぞ(※記事冒頭の悪魔崇拝ファッションショーは無視してください)。
(Yutika)
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地球ニュース:ブラジル&中央アフリカ

ブラジル:国の資源を外資に切り売りする政府



「アマゾンは地球の肺」

 先月末、ブラジル政府が原住民の先祖伝来の土地をオークションにかけました。

更に売り出された土地での石油やガス開発においては、水圧破砕法などの新しい手法を使っていいと謳ってやがります。水圧破砕法、アメリカ等で「フラッキング」と呼ばれ、健康面でも環境面でも大問題になっているやつですよ。何考えているんですか。

政府主催のオークション自体は初ではなく、行き詰った経済を立て直すためにこれまでも何回か開催されておりましたが、もっと小規模で範囲も狭かったのです。今回著しく低くしたのは参加費と売買価格だけ。

まず参加費は2013年にビジネス主体あたり280万レアルだったのが、今回はたったの500,000レアル。

参加した32の企業の中には、(ロイヤル・ダッチ・)シェルだのエクソンモービルだのBPだのトタルだの……超有名な国際石油資本が名を連ねています。もっと金とれるやん。

そして売買価格は例えば1レアル(ドルでいうと30セント)。いくら負債を抱えていたからって、ブラジル電気(国営)の子会社(電力供給)をそんな値段で売りますか。来年には本体のブラジル電気を民営化する気のようです。

一部で米国と金持ちのクーデターによって大統領にしてもらったと噂され、ブラジル史上最も国民から嫌われている(※そもそも選挙で大統領に選ばれてない)ミシェル・テメルは、国そのものを外資に売り捌こうとしているとしか思えません。


※関連動画探していたら、昨年アマゾンの川(上記の動画の)に43のダムのネットワークを作るとか言い出しているって情報まで見つけてしまいましたorz 
やだもうこの腐敗政府。

先月には違法鉱山作業員どもが酔っぱらった勢いで、原住民を次々殺害して切り刻んだことを暴露。国際的なニュースになりましたが、どうやらこちらも大して目新しい話ではなく、テメル政権下では原住民や環境活動家の殺害事件が増加しています。

おまけにアマゾンの熱帯雨林を保護するための経費は今年度6,500万ドルも削減されてしまいました(そもそもブラジル政府が支出しているのではなく、ノルウェーに出してもらっていたが、管理がなってないと減らされた)。逆に森林破壊は、ほぼ倍の速さで広がるようになりました。

またアマゾンの保護区を一部解放すると宣言し、鉱山開発を許可しちゃいました。46,000平方キロメートルほどだそうです。鉱山活動はその3割程とか言っとるけど、招き入れた時点でこれまでみたいに違法な採掘だの、焼いて土地を売っぱらうだのが横行しますよね? 今のところ裁判所が止めているそうですが、いつまで持つやら。

詳しく調べたら、数日前に政府が撤回しとりましたが、こいつら放っておいたらまた言い出しそう。それか違法採掘を黙認する方向に転じるか。

だってね、撤回とか言いながらも「ブラジルは成長し、職を作出し、鉱山投資を呼び込み、さらには当該地域の経済的可能性を引き出す必要がある」って鉱山およびエネルギー省がコメント出しているんですよ。大人しく森林保護する気は全くなさそう。こちらのまとめ動画を見ると政権の面子も大企業と繋がっていて、ロクなのがいません。

2019年まであと8回もオークションを計画しているそうで、与党内からも国の資源を余りにも安く売り過ぎだと言う批判が出ているほど。このままだと、アマゾンの美しい大自然と原住民の貴重な文化があっという間に消えてなくなりそうです。

かつて世界的にアマゾンの保護が叫ばれていた頃、森林破壊は減っていたんです。世界の関心が薄れた2004年頃から再び増加傾向にあります。皆さま、今一度意識を向けて頂けないでしょうか。


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NFLの国旗掲揚は国防総省の宣伝費 〜愛国心は両刃の剣(マスコミに載らない海外記事])〜

 先日の地球ニュースで、アメリカの妙ちきりんな騒動が紹介されました。NFLで国歌斉唱の時に膝をつくという抗議のポーズに、トランプ大統領が難癖つけたことから、メディアでの大騒ぎとなった件です。人種差別や愛国心、反トランプの旗印など、それらしい題目はあるものの、論争の核心は見えないまま、不自然な対立が煽られました。そんな折、ポール・クレイグ・ロバーツ氏がこの話題について触れました。
氏は、膝をつく選手達に対する見当外れとも言える抗議行動の数々を例に挙げながら、これらを「過度の愛国心」だとして、理不尽だし、経済損失も大きい。そして何より、こうした愛国心がネオコンやイスラエル・ロビーのイラン戦争への野心に利用される恐れがある、という論を展開しました。地球ニュースでも「2009年までは夜間試合の場合なら選手達はロッカールームに引っ込んでいるのが普通だった」と解説されていましたが、どうやらその後、アメリカ政府は、国旗掲揚の儀式のために何百万ドルというお金を払うようになり、このことについて、ロン・ポール議員が「戦争支持の宣伝のために使われている!」と非難する経緯もあったようです。してみると、ロバーツ氏の愛国心への警戒感は、今回の騒動の、少なくとも一面は見せてくれたようです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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愛国心は両刃の剣
(前略) トランプは、こういう電子メールを送った。NFLの抗議行動参加者に反対して“国旗と、この偉大な国をトランプ大統領とともに支持するか?”

この幼稚さは、アメリカの恥だ。

(中略)軍安保複合体と、覇権主義的なネオコンと、イスラエル・ロビーが舌なめずりをして待ち構えている。連中は、この無知な愛国心の発露をどうすれば良いか知っている。連中は、これをイラン、北朝鮮、中国とロシアに向けるだろう。連中の利益は益々膨れ上がり、ネオコンの野望は実現し、イスラエルは、アメリカに、自分たちの拡張の邪魔になっているもう一つの国、イランを壊滅させるだろう。少なくとも、彼らはそう考えている。
(以下略)
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転載元)